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第四章 尤雲殢雨
五
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ヒーターの前に出された座布団に正座し、待つこと十数分。廊下側の襖がひらき、精悍な顔が覗いた。微笑をたたえて頷いた彼に従い、潤はぎこちない動作で立ち上がった。
冷気が漂う薄暗い廊下。右方に玄関が見えるところまで戻ると、藤田は左方に足を向けた。
その背中を追って狭く長い廊下を奥に進む。突き当たりには簡易な洗面台、その右側に見える型板ガラスの引き戸から灯りが漏れている。
戸を開けた藤田に招かれて入ると、そこは脱衣所だった。浴室に繋がるであろうすりガラス戸が目の前にあり、左に位置する目隠し加工のない幅狭なガラス戸の向こうは土間になっているようで、洗濯機が見える。
藤田が作務衣の上衣を脱いだ。怯懦な目を向ける潤に、彼は苦笑を返す。
「脱ぐのはこれと靴下だけです」
その言葉どおり足袋の形をした靴下を脱ぎ捨てた彼は、黒い長袖のインナーの袖と紺鼠色の下衣の裾をまくり上げた。
有無を言わさぬような行動に圧倒され、潤は胸を両腕で隠したまま立ち尽くす。寒さか、それともほかのなにかのせいか、透けた薄布にかろうじて隠されている素肌が粟立つのを覚える。
言葉なく、無骨な手が襦袢の腰の結び目に触れた。紐をほどく藤田は無表情で、なにを思っているのかわからない。
目が合った。一度だけゆっくりとまばたきをした彼は、目元に薄い笑みを滲ませ、腕を優しく掴んでくる。
「嫌ですか」
静かに問われた。その低い声は深い色を纏い、じっとりとした甘い空気を含んで、腰の奥を揺さぶる。
潤はひかえめに首を横にひねり、掴まれている腕を自らの意思で下げて胸元を晒した。
降ってくる視線の質が変わった気がしたとき、肌と布のあいだに差し込まれた手が襦袢を肩からするりと下ろした。潤は腕を上げることなく、薄生地が素肌を滑り落ちる感触を受け入れた。
腰から膝までは白の湯文字で隠されている。巻きスカートのように腰に巻きつける下着であり、その中にショーツは履いていない。
うむ、と短い唸り声を発した藤田が背後に回り込んだ。
腰のくぼみに指を添えられて潤がぴくりと反応すると、彼は吐息のような笑い声をこぼし、内側に入れ込んである力布の端を引き出した。
下腹部への締めつけがなくなると同時に布が落ちて下半身が晒され、潤はひそかに身震いした。腰のくびれから尻のふくらみまで、熱い視線になぞられる気配を過敏な神経が伝えてくる。耐えられず、藤田に背を向けたままその場にしゃがんで足袋を脱いだ。
からからと浴室の戸がひらかれた。吐き出された熱気が裸体に貼りつき、冷えた湿り気に変わる。
こちらを見ない横顔を窺いながらそろりと立ち上がり、濃灰色のバスマットを踏んで中に入る。昔ながらの冷たいタイル張りの床に足裏がひやりとし、肩をすくませた。
石鹸、シャンプーのボトル……一目で男性に使われている洗い場だとわかる。綺麗に磨かれたステンレス製の浴槽にはたっぷりと湯が張られ、立ちのぼる湯気が視界を鈍らせる。
ふと一抹の不安を覚え、潤はわずかに振り返った。後ろ手でガラス戸を閉めた藤田が一歩近づくのが見え、とっさに腰を落とし湯桶を手に取った。髪を片側に寄せて撫でつけると、浴槽からすくった湯を他方の肩からそっとかけた。
熱い液体が冷え切った肌を痛いくらいに火照らせ、股のあいだを流れていく。もし、太ももの内側についた墨の痕がまだ残っていたら、彼は泡を纏ったその手をそこに忍ばせるのだろうか。
「あの……私、自分で洗えます、だから」
大丈夫です、と言おうとしたが最後まで声は続かなかった。藤田の顔を見たとき、彼はとても寂しげな笑みを浮かべていたから。
「ひとりにしたくない」
ぽつりと彼は言った。
独りになりたくない――そう聞こえた気がした。そうに違いないと錯覚させるほどの孤独な笑顔だった。
まっすぐに放たれる視線に促され、黙って風呂椅子に湯をかけ、藤田に背を向けて腰かける。
彼に触れられることを待つ背中は、彼の目にはどのように映っているだろう。惨めで憐れだろうか。それとも嬉々として見えるだろうか。
自分はどのような顔をしているだろう。鏡のない浴室でよかった、と潤は俯きながら思った。そうでなければ、恍惚と頬を染めるみっともない女と目を合わせなければならなかったかもしれない。
かすかに水音がして、背後に彼の気配が降りた。その息遣いをすぐそばに感じ、きつく閉じた膝をこすり合わせる。
ふいに後ろから差し出された、麻のボディタオル。これで洗ってくれるということだろうか。「洗濯済みです」と言った彼の気遣いに無言で頷いた。
大きな手が湯桶に浸したタオルを石鹸で泡立てる。しゃくしゃくという摩擦音、さわやかな香りに包まれる靄の中、潤は自身の視線が熱を帯びていくのを自覚しながら視界の端に映る光景をひそかに見つめた。
ごつごつした指に白い泡がまとわりつきはじめたころ、彼はタオルをこすり合せる手を止めた。
「では腕から」
そのひとことに返事をすることも頷くこともできずにいると、右肩にそっとタオルが押し当てられた。そこをくるりとひと回りした麻のしゃりとした肌触りは、二の腕を滑り、肘の曲がりまで下りて、腕の裏側に移る。
脇腹に硬い指の関節が当たり、潤は小さく肩を震わせた。撫でられたわけでもないのに敏感に反応してしまう自分を恥じて、きつくまぶたを閉じる。
そんな女の後ろ姿を目にしてどのように感じているのか、無言の藤田は左腕を同じように洗うと、「次は背中を」とだけ言った。
左腕を掴まれ、背を優しくこすられる。ここちよい摩擦感と、腕を支える手のひらの熱さ、ときおり聞こえてくる吐息。じわじわとした痺れが頭の中に広がる。
瞬間、腰のくびれに彼の指が直接触れ、潤はふたたび震えた。親指だろうか。タオルが動くたびに、それも皮膚を圧しながら這う。
柔い快感が背筋を駆け上がる。身震いを抑えようとこぶしを握りしめれば、腰を洗う彼の手も止まった。
「そんなに怯えないで」
優しく諭すような声だった。
突然の言葉にとっさに答えられず、しかしなにか返さねばと口をひらいて考えているうちに、左腕を掴む手が離れてしまった。
「あ……」
違う。怯えてなどいない。怯えるわけがない。そう否定しようと潤は身体を後ろにひねった。
そこには、慈悲深さと秘めた欲望を共存させる男の瞳があった。だが彼はそれをまばたきの中に隠し、目を細め、困ったような笑みを浮かべる。
その表情にどうしようもなく心をくすぐられ、思わず身体の向きを戻す。背後には容赦なく情欲を煽り立てる雄の気配が迫る。抱かれそうになったあの夜のように。
「……違う。怖いんじゃないの」
自身の声が甘く湿っているのを認識しながら、潤はひとりごとを吐くようにタイル張りの壁に向かって呟いた。
「感じて……しまうから」
浴室に流れる静寂。自分の呼吸の音が妙にはっきりと聞こえる。
背後で、はあ、と深いため息が響いた。
それを悲観的に捉えて心が沈みそうになったとき、左腰をぐっと掴まれて潤は縮み上がった。
「ひゃっ」
「あ、ごめん」
「…………」
「こちらを向いて」
かすれた声。
右肩に置かれた手が後ろに引く力を強める。抗いきれない。潤は椅子からわずかに腰を上げると、完全には隠せないとは知りつつも胸元と下腹部に手を添えて少しずつ反転し、座り直した。
ボディタオルを手にしゃがんでいる男と向き合った。目が合うと、彼は切なげに微笑む。感情を抑えながらもなにかを訴えかけるようなその瞳から逃れようと、潤は目を伏せる。
左肩から胸に垂れる髪の束が、太い指に払われて背に流れた。泡に濡れたそれが肌に張りついたのがわかる。
「少し、強くします。痛ければ言ってください」
静かな声のあと、露わになった首にタオルが押し当てられた。
冷気が漂う薄暗い廊下。右方に玄関が見えるところまで戻ると、藤田は左方に足を向けた。
その背中を追って狭く長い廊下を奥に進む。突き当たりには簡易な洗面台、その右側に見える型板ガラスの引き戸から灯りが漏れている。
戸を開けた藤田に招かれて入ると、そこは脱衣所だった。浴室に繋がるであろうすりガラス戸が目の前にあり、左に位置する目隠し加工のない幅狭なガラス戸の向こうは土間になっているようで、洗濯機が見える。
藤田が作務衣の上衣を脱いだ。怯懦な目を向ける潤に、彼は苦笑を返す。
「脱ぐのはこれと靴下だけです」
その言葉どおり足袋の形をした靴下を脱ぎ捨てた彼は、黒い長袖のインナーの袖と紺鼠色の下衣の裾をまくり上げた。
有無を言わさぬような行動に圧倒され、潤は胸を両腕で隠したまま立ち尽くす。寒さか、それともほかのなにかのせいか、透けた薄布にかろうじて隠されている素肌が粟立つのを覚える。
言葉なく、無骨な手が襦袢の腰の結び目に触れた。紐をほどく藤田は無表情で、なにを思っているのかわからない。
目が合った。一度だけゆっくりとまばたきをした彼は、目元に薄い笑みを滲ませ、腕を優しく掴んでくる。
「嫌ですか」
静かに問われた。その低い声は深い色を纏い、じっとりとした甘い空気を含んで、腰の奥を揺さぶる。
潤はひかえめに首を横にひねり、掴まれている腕を自らの意思で下げて胸元を晒した。
降ってくる視線の質が変わった気がしたとき、肌と布のあいだに差し込まれた手が襦袢を肩からするりと下ろした。潤は腕を上げることなく、薄生地が素肌を滑り落ちる感触を受け入れた。
腰から膝までは白の湯文字で隠されている。巻きスカートのように腰に巻きつける下着であり、その中にショーツは履いていない。
うむ、と短い唸り声を発した藤田が背後に回り込んだ。
腰のくぼみに指を添えられて潤がぴくりと反応すると、彼は吐息のような笑い声をこぼし、内側に入れ込んである力布の端を引き出した。
下腹部への締めつけがなくなると同時に布が落ちて下半身が晒され、潤はひそかに身震いした。腰のくびれから尻のふくらみまで、熱い視線になぞられる気配を過敏な神経が伝えてくる。耐えられず、藤田に背を向けたままその場にしゃがんで足袋を脱いだ。
からからと浴室の戸がひらかれた。吐き出された熱気が裸体に貼りつき、冷えた湿り気に変わる。
こちらを見ない横顔を窺いながらそろりと立ち上がり、濃灰色のバスマットを踏んで中に入る。昔ながらの冷たいタイル張りの床に足裏がひやりとし、肩をすくませた。
石鹸、シャンプーのボトル……一目で男性に使われている洗い場だとわかる。綺麗に磨かれたステンレス製の浴槽にはたっぷりと湯が張られ、立ちのぼる湯気が視界を鈍らせる。
ふと一抹の不安を覚え、潤はわずかに振り返った。後ろ手でガラス戸を閉めた藤田が一歩近づくのが見え、とっさに腰を落とし湯桶を手に取った。髪を片側に寄せて撫でつけると、浴槽からすくった湯を他方の肩からそっとかけた。
熱い液体が冷え切った肌を痛いくらいに火照らせ、股のあいだを流れていく。もし、太ももの内側についた墨の痕がまだ残っていたら、彼は泡を纏ったその手をそこに忍ばせるのだろうか。
「あの……私、自分で洗えます、だから」
大丈夫です、と言おうとしたが最後まで声は続かなかった。藤田の顔を見たとき、彼はとても寂しげな笑みを浮かべていたから。
「ひとりにしたくない」
ぽつりと彼は言った。
独りになりたくない――そう聞こえた気がした。そうに違いないと錯覚させるほどの孤独な笑顔だった。
まっすぐに放たれる視線に促され、黙って風呂椅子に湯をかけ、藤田に背を向けて腰かける。
彼に触れられることを待つ背中は、彼の目にはどのように映っているだろう。惨めで憐れだろうか。それとも嬉々として見えるだろうか。
自分はどのような顔をしているだろう。鏡のない浴室でよかった、と潤は俯きながら思った。そうでなければ、恍惚と頬を染めるみっともない女と目を合わせなければならなかったかもしれない。
かすかに水音がして、背後に彼の気配が降りた。その息遣いをすぐそばに感じ、きつく閉じた膝をこすり合わせる。
ふいに後ろから差し出された、麻のボディタオル。これで洗ってくれるということだろうか。「洗濯済みです」と言った彼の気遣いに無言で頷いた。
大きな手が湯桶に浸したタオルを石鹸で泡立てる。しゃくしゃくという摩擦音、さわやかな香りに包まれる靄の中、潤は自身の視線が熱を帯びていくのを自覚しながら視界の端に映る光景をひそかに見つめた。
ごつごつした指に白い泡がまとわりつきはじめたころ、彼はタオルをこすり合せる手を止めた。
「では腕から」
そのひとことに返事をすることも頷くこともできずにいると、右肩にそっとタオルが押し当てられた。そこをくるりとひと回りした麻のしゃりとした肌触りは、二の腕を滑り、肘の曲がりまで下りて、腕の裏側に移る。
脇腹に硬い指の関節が当たり、潤は小さく肩を震わせた。撫でられたわけでもないのに敏感に反応してしまう自分を恥じて、きつくまぶたを閉じる。
そんな女の後ろ姿を目にしてどのように感じているのか、無言の藤田は左腕を同じように洗うと、「次は背中を」とだけ言った。
左腕を掴まれ、背を優しくこすられる。ここちよい摩擦感と、腕を支える手のひらの熱さ、ときおり聞こえてくる吐息。じわじわとした痺れが頭の中に広がる。
瞬間、腰のくびれに彼の指が直接触れ、潤はふたたび震えた。親指だろうか。タオルが動くたびに、それも皮膚を圧しながら這う。
柔い快感が背筋を駆け上がる。身震いを抑えようとこぶしを握りしめれば、腰を洗う彼の手も止まった。
「そんなに怯えないで」
優しく諭すような声だった。
突然の言葉にとっさに答えられず、しかしなにか返さねばと口をひらいて考えているうちに、左腕を掴む手が離れてしまった。
「あ……」
違う。怯えてなどいない。怯えるわけがない。そう否定しようと潤は身体を後ろにひねった。
そこには、慈悲深さと秘めた欲望を共存させる男の瞳があった。だが彼はそれをまばたきの中に隠し、目を細め、困ったような笑みを浮かべる。
その表情にどうしようもなく心をくすぐられ、思わず身体の向きを戻す。背後には容赦なく情欲を煽り立てる雄の気配が迫る。抱かれそうになったあの夜のように。
「……違う。怖いんじゃないの」
自身の声が甘く湿っているのを認識しながら、潤はひとりごとを吐くようにタイル張りの壁に向かって呟いた。
「感じて……しまうから」
浴室に流れる静寂。自分の呼吸の音が妙にはっきりと聞こえる。
背後で、はあ、と深いため息が響いた。
それを悲観的に捉えて心が沈みそうになったとき、左腰をぐっと掴まれて潤は縮み上がった。
「ひゃっ」
「あ、ごめん」
「…………」
「こちらを向いて」
かすれた声。
右肩に置かれた手が後ろに引く力を強める。抗いきれない。潤は椅子からわずかに腰を上げると、完全には隠せないとは知りつつも胸元と下腹部に手を添えて少しずつ反転し、座り直した。
ボディタオルを手にしゃがんでいる男と向き合った。目が合うと、彼は切なげに微笑む。感情を抑えながらもなにかを訴えかけるようなその瞳から逃れようと、潤は目を伏せる。
左肩から胸に垂れる髪の束が、太い指に払われて背に流れた。泡に濡れたそれが肌に張りついたのがわかる。
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