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第一章 顔筋柳骨
五
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「……ううん」
その悩ましげな唸り声に、潤はひっそりと落胆した。
だが直後に発されたのは意外な言葉だった。
「野島さんは、なんというか、色気のある字を書きますね」
「い、色気」
「ふむ」
「あの……」
「顔筋柳骨」
「え?」
聞き取れずに身を乗り出すと、気づいた藤田がすまなそうに笑った。
「いい字です、とても」
易しい言葉で言い直した彼は、こう続けた。
「書写……習字とも言うし、最近では美文字なんて言葉もありますが、学校の教科書に載っている手本のように普遍的な上手さの習得を目的としたものをそう呼びます。一方、文字を通じて自己表現することを目的とするのが書道。どちらに重きを置くかで作品との向き合い方は変わってきます。書道における美しさというのはより芸術性を重視されるので、書写と違って文字の美しさは十人十色です。普遍的な技術ばかりに気を取られずに、その作品が自分にとって魅力的かどうかを考えることが大切です」
その話に聞き入りながらも、潤は思った。この人は“下手”を“個性”だと褒めてフォローしてくれているに過ぎない。きっとそうに違いないと。
しかし、藤田はこうも言った。
「とはいえ、書写の基礎を身につけてこその書道ともいえます。それを踏まえたうえで、とてもよい作品です」
潤は納得した表情を繕ってみせたが、一方の藤田は困ったような笑みを浮かべた。
「つまり、僕はあなたの書を美しいと思ったということです」
「……っ」
「もっと専門的に説明することもできますが、それだと遠回しになってしまう気がして」
息を呑んだ潤に、藤田は優しいまなざしを送る。
「わかってくれましたか。僕の評価を」
「あ、ありがとうございます。でも、ここが少し滲んでしまいました」
指差した『初』の三画目に視線が注がれる。
「先生の作品のように力強く書きたかったのですが、なかなか……」
言葉の途中で、藤田がわずかに片眉を上げた。
それを目にした潤は、なんて失礼なことを言ってしまったのだ、と激しく自分を責めた。「あなたの真似をしようとして失敗しました」と言ったようなものだ。どれほど練習しても、たとえ逆立ちしたって、プロの書家である彼のように書けるわけがないのに。
美代子によく言われるのだ。「過度の謙遜はかえって相手に失礼よ」と。女将にも「言葉の選び方を間違えないように」と言われたことがある。
弁解しようと潤が唇をひらくのと同時に、藤田が言った。
「僕の書をご覧になったことが?」
その表情と声は怒りを示してはいないものの、そこには鋭い威厳が鎮座しており、じりじりと迫ってくる。
「八月に、先生の個展で……」
おずおずと答えると、意外にも藤田は目を見ひらいて口角を上げた。
「ありがとう」
「えっ」
「そうかあ、見てくれたのか」
その満面の笑みは、あのときの激しい高揚感を潤の中に甦らせた。膝の上で組んだ両手をきつく握り、滲み出してくる想いを声に乗せる。
「私、そこで自分の名前を見つけて……もちろん私のことではないとわかっているのですが、とても感動しました。本当の自分が、そこにいる気がして」
「自分の名前……」
呟いた藤田は睫毛を伏せて数回まばたきしたあと、ふたたび視線を戻してこう言った。
「潤、ですか」
それが作品の名だとわかっていても、まるで自分が呼ばれたように錯覚してしまう。反応の仕方に一瞬迷い、潤はぎこちなく首を縦に動かした。
藤田が眉を下げた。「そうかあ」と深いため息のような声を発すると、突然その両手で潤の手を包んだ。
「……っ」
「ありがとう。潤さん」
分厚くてごつごつした大きな手。あの個展で感じた書家の力強いイメージが、まさにこの手の中にあった。
やはりあれを書いたのはこの人なのだ。潤は改めて本能的にそう感じ取った。
「藤田先生……」
「はい」
「私、先生の書に一目惚れしたんです」
思わず口走ったあと、自分の声が妙に色づいていることに気づく。
藤田は茫然自失した様子で黙り込んでいる。
決して愛の告白ではない。だが彼の作品にどうしようもなく惹かれたのは、それを創り上げた藤田本人の人間性に無意識の領域で共感していたからだ。それはときに純粋な愛の言葉よりも大きな好意を伝えてしまうのかもしれない。
ふと、包まれている手を心持ち引き寄せられた気がした。
「……また来てくれますか」
その低音は、まるで想い人への愛の囁きのように甘やかに漂った。
「は、はい。月謝はおいくらでしょうか」
無理にでも冷静さを取り戻そうと現実的な話に切り替えてみたが、すぐに夫と女将の顔が浮かび、潤は藤田の手を振りほどいた。
「あっ、そうだ、今ちょっと家が忙しくて……やっぱり通うのは難しいと思います」
支離滅裂な自分を呪いながら「すみません」と小さく呟くと、藤田がおかしそうに顔を緩め、肩を揺らしてくすくす笑いだした。
「時間があるときで構いません。だから授業料はいりません。気軽に学びにきてください」
「……でも、本当にいつになるかわかりませんし」
「いいですよ。月に一度でも、三ヶ月に一度でも」
その厚意がなにを意味するのかわからない。しかし、潤はそれに甘えたいと無性に思った。ほんの少しだけ、願望を言葉にしてみたくなった。
「もしできるなら、自分らしい字を追求してみたいと思っていました」
「それなら次からは臨書の学習をしてみましょうか」
「りんしょ?」
「はい。古典を手本として技法や筆遣いを学びます。自身の書風を身につけるためには必要不可欠な練習方法です」
「そうなんですか……」
言うだけならきっと許される。潤は心の中でそう自分に言い聞かせ、唇をひらいた。
「やってみたいです」
「うん」
藤田が満足げに頷いた。だがすぐに苦笑を浮かべ、無精髭に覆われた顎をさする。
「次はもう少し清潔にしておきますね」
自虐めいた言葉に笑みを返しながら、反射的に潤はその口元に注目した。
髭に囲われた唇。適度に厚みがあり引き締まっていて、健康的な色をしている。
魅力的なそれが、もの言いたげに薄くひらいた。その奥で綺麗に揃う白い歯がわずかに見えたとき、大きな身体が近づいた。
にじり寄るなにかから逃れるため、潤はとっさに俯いた。
「あの……潤さん」
その低い声が耳のすぐ上で響いた瞬間、背筋を甘美な疼きが駆け上がり、秘密の濡れ襞がひそかに収縮した。
藤田の書を目にしたときに想像した息遣いが今、直接鼓膜を震わせている。耳が熱い。きっと真っ赤に染まっている。
さきほど手を握ってきたとき、左手薬指に指輪があることに彼は気づかなかったのだろうか。そう不安を覚えた直後、それは杞憂に過ぎなかったと次に落とされた言葉が証明した。
「あなた、野島屋の……」
その名を耳にして我に返り、弾かれたように顔を上げると、こちらをまっすぐに見つめる黒い瞳が迷いを抱えているかのように揺れた。それを目の当たりにした瞬間なぜか、知られたくない、と思った。
「違います。関係ないです」
見え透いた嘘をつき、潤はそっと目を背けた。
「私はただの、野島潤です」
なぜそう答えたのか自分でもわからなかった。
藤田はそれ以上なにも訊かず、「僕は」と静かに言った。
「藤田昭俊です」
潤は思わず視線を上げた。
「あきとし?」
「千秋は雅号です。ペンネームみたいなものですよ。本名は昭俊」
「……昭俊さん」
「はい」
穏やかに返事をして、彼は口角を上げた。
男らしさの中にある優しさ。それをそのまま形にしたような凛々しい笑顔。太い首、作務衣に覆われた広い肩、熱意の塊のような硬い手。
――すべてが違っている。あの人と。
無意識のうちに浮かび上がったその想いは、丹精を込めて書いた『初志貫徹』を無意味なものにする気がした。互いを愛し抜くと誓ったあの日、こんなふうに別の男と比較される日が来ると夫は予想していただろうか。
潤は、自身が潤筆したそれを横目でそっと見下ろした。
この黒々とした文字が、自分の中に蠢きはじめた真情によって透明な水に沈められる。溶け出した墨が滲んで分解され、まるで闇に堕とされた天女の羽衣のごとく妖しく揺れ、そのまま消えていくさまが頭に浮かんだ。
その悩ましげな唸り声に、潤はひっそりと落胆した。
だが直後に発されたのは意外な言葉だった。
「野島さんは、なんというか、色気のある字を書きますね」
「い、色気」
「ふむ」
「あの……」
「顔筋柳骨」
「え?」
聞き取れずに身を乗り出すと、気づいた藤田がすまなそうに笑った。
「いい字です、とても」
易しい言葉で言い直した彼は、こう続けた。
「書写……習字とも言うし、最近では美文字なんて言葉もありますが、学校の教科書に載っている手本のように普遍的な上手さの習得を目的としたものをそう呼びます。一方、文字を通じて自己表現することを目的とするのが書道。どちらに重きを置くかで作品との向き合い方は変わってきます。書道における美しさというのはより芸術性を重視されるので、書写と違って文字の美しさは十人十色です。普遍的な技術ばかりに気を取られずに、その作品が自分にとって魅力的かどうかを考えることが大切です」
その話に聞き入りながらも、潤は思った。この人は“下手”を“個性”だと褒めてフォローしてくれているに過ぎない。きっとそうに違いないと。
しかし、藤田はこうも言った。
「とはいえ、書写の基礎を身につけてこその書道ともいえます。それを踏まえたうえで、とてもよい作品です」
潤は納得した表情を繕ってみせたが、一方の藤田は困ったような笑みを浮かべた。
「つまり、僕はあなたの書を美しいと思ったということです」
「……っ」
「もっと専門的に説明することもできますが、それだと遠回しになってしまう気がして」
息を呑んだ潤に、藤田は優しいまなざしを送る。
「わかってくれましたか。僕の評価を」
「あ、ありがとうございます。でも、ここが少し滲んでしまいました」
指差した『初』の三画目に視線が注がれる。
「先生の作品のように力強く書きたかったのですが、なかなか……」
言葉の途中で、藤田がわずかに片眉を上げた。
それを目にした潤は、なんて失礼なことを言ってしまったのだ、と激しく自分を責めた。「あなたの真似をしようとして失敗しました」と言ったようなものだ。どれほど練習しても、たとえ逆立ちしたって、プロの書家である彼のように書けるわけがないのに。
美代子によく言われるのだ。「過度の謙遜はかえって相手に失礼よ」と。女将にも「言葉の選び方を間違えないように」と言われたことがある。
弁解しようと潤が唇をひらくのと同時に、藤田が言った。
「僕の書をご覧になったことが?」
その表情と声は怒りを示してはいないものの、そこには鋭い威厳が鎮座しており、じりじりと迫ってくる。
「八月に、先生の個展で……」
おずおずと答えると、意外にも藤田は目を見ひらいて口角を上げた。
「ありがとう」
「えっ」
「そうかあ、見てくれたのか」
その満面の笑みは、あのときの激しい高揚感を潤の中に甦らせた。膝の上で組んだ両手をきつく握り、滲み出してくる想いを声に乗せる。
「私、そこで自分の名前を見つけて……もちろん私のことではないとわかっているのですが、とても感動しました。本当の自分が、そこにいる気がして」
「自分の名前……」
呟いた藤田は睫毛を伏せて数回まばたきしたあと、ふたたび視線を戻してこう言った。
「潤、ですか」
それが作品の名だとわかっていても、まるで自分が呼ばれたように錯覚してしまう。反応の仕方に一瞬迷い、潤はぎこちなく首を縦に動かした。
藤田が眉を下げた。「そうかあ」と深いため息のような声を発すると、突然その両手で潤の手を包んだ。
「……っ」
「ありがとう。潤さん」
分厚くてごつごつした大きな手。あの個展で感じた書家の力強いイメージが、まさにこの手の中にあった。
やはりあれを書いたのはこの人なのだ。潤は改めて本能的にそう感じ取った。
「藤田先生……」
「はい」
「私、先生の書に一目惚れしたんです」
思わず口走ったあと、自分の声が妙に色づいていることに気づく。
藤田は茫然自失した様子で黙り込んでいる。
決して愛の告白ではない。だが彼の作品にどうしようもなく惹かれたのは、それを創り上げた藤田本人の人間性に無意識の領域で共感していたからだ。それはときに純粋な愛の言葉よりも大きな好意を伝えてしまうのかもしれない。
ふと、包まれている手を心持ち引き寄せられた気がした。
「……また来てくれますか」
その低音は、まるで想い人への愛の囁きのように甘やかに漂った。
「は、はい。月謝はおいくらでしょうか」
無理にでも冷静さを取り戻そうと現実的な話に切り替えてみたが、すぐに夫と女将の顔が浮かび、潤は藤田の手を振りほどいた。
「あっ、そうだ、今ちょっと家が忙しくて……やっぱり通うのは難しいと思います」
支離滅裂な自分を呪いながら「すみません」と小さく呟くと、藤田がおかしそうに顔を緩め、肩を揺らしてくすくす笑いだした。
「時間があるときで構いません。だから授業料はいりません。気軽に学びにきてください」
「……でも、本当にいつになるかわかりませんし」
「いいですよ。月に一度でも、三ヶ月に一度でも」
その厚意がなにを意味するのかわからない。しかし、潤はそれに甘えたいと無性に思った。ほんの少しだけ、願望を言葉にしてみたくなった。
「もしできるなら、自分らしい字を追求してみたいと思っていました」
「それなら次からは臨書の学習をしてみましょうか」
「りんしょ?」
「はい。古典を手本として技法や筆遣いを学びます。自身の書風を身につけるためには必要不可欠な練習方法です」
「そうなんですか……」
言うだけならきっと許される。潤は心の中でそう自分に言い聞かせ、唇をひらいた。
「やってみたいです」
「うん」
藤田が満足げに頷いた。だがすぐに苦笑を浮かべ、無精髭に覆われた顎をさする。
「次はもう少し清潔にしておきますね」
自虐めいた言葉に笑みを返しながら、反射的に潤はその口元に注目した。
髭に囲われた唇。適度に厚みがあり引き締まっていて、健康的な色をしている。
魅力的なそれが、もの言いたげに薄くひらいた。その奥で綺麗に揃う白い歯がわずかに見えたとき、大きな身体が近づいた。
にじり寄るなにかから逃れるため、潤はとっさに俯いた。
「あの……潤さん」
その低い声が耳のすぐ上で響いた瞬間、背筋を甘美な疼きが駆け上がり、秘密の濡れ襞がひそかに収縮した。
藤田の書を目にしたときに想像した息遣いが今、直接鼓膜を震わせている。耳が熱い。きっと真っ赤に染まっている。
さきほど手を握ってきたとき、左手薬指に指輪があることに彼は気づかなかったのだろうか。そう不安を覚えた直後、それは杞憂に過ぎなかったと次に落とされた言葉が証明した。
「あなた、野島屋の……」
その名を耳にして我に返り、弾かれたように顔を上げると、こちらをまっすぐに見つめる黒い瞳が迷いを抱えているかのように揺れた。それを目の当たりにした瞬間なぜか、知られたくない、と思った。
「違います。関係ないです」
見え透いた嘘をつき、潤はそっと目を背けた。
「私はただの、野島潤です」
なぜそう答えたのか自分でもわからなかった。
藤田はそれ以上なにも訊かず、「僕は」と静かに言った。
「藤田昭俊です」
潤は思わず視線を上げた。
「あきとし?」
「千秋は雅号です。ペンネームみたいなものですよ。本名は昭俊」
「……昭俊さん」
「はい」
穏やかに返事をして、彼は口角を上げた。
男らしさの中にある優しさ。それをそのまま形にしたような凛々しい笑顔。太い首、作務衣に覆われた広い肩、熱意の塊のような硬い手。
――すべてが違っている。あの人と。
無意識のうちに浮かび上がったその想いは、丹精を込めて書いた『初志貫徹』を無意味なものにする気がした。互いを愛し抜くと誓ったあの日、こんなふうに別の男と比較される日が来ると夫は予想していただろうか。
潤は、自身が潤筆したそれを横目でそっと見下ろした。
この黒々とした文字が、自分の中に蠢きはじめた真情によって透明な水に沈められる。溶け出した墨が滲んで分解され、まるで闇に堕とされた天女の羽衣のごとく妖しく揺れ、そのまま消えていくさまが頭に浮かんだ。
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