花は枯れて消えていく

出会い（過去 遥香編）

朝、目覚まし時計がいつも通りに
なる
けど今日はちょと違う日
入学式
新しい制服に新しいカバン
春、何もかもが新しい世界に飛び立つ
今、楽しい扉が開こうとしている
「おっとこんなゆっくりしてる暇がない」
俺は急いで朝食を食べ
家を出た
「急げ」
学校に着くと新しい教室見た
そして黒板に貼られた席を見た
よっしゃ一番端っこだ
席に座ると女の子が俺に話しかけてきた
「私、北村千て言うの一年間よろしくね」
まるで花の様に優しい笑顔
「おっ俺は猪坂遥香よろしく」
と軽く挨拶した
担任なる先生が教室に入ってくる
年齢は二十代後半、背丈が170センチ
の男性
「えーじゃあ入学式出るので一番から順番に並んでください」
めっちゃ校長話しが長い
のを終えて新入生代表が呼ばれる
「猪坂遥香くん」
もう何が何だか恥ずかしさの余り覚えないけど
入学式が終わり親といっしょに帰って
夜、お風呂であの女の子を思いだした。