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やはり最初は同情だったようだ。
無論分かってはいたのだが、敬吾の口から聞くとやはりショックではある。
そして、なんという情けない落とし方だろうーーー
自分の滑稽さに、それでも余裕を持って逸は笑ってしまう。
「じゃあ、今は?」
「んー……?」
「しょうがねえなー以外の感情、あります?」
「そりゃまあ…………」
逸の胸の奥がどくりと震えた。
「……例えば?」
「あー?なんだよもー……例えばぁ……?」
やはり、鈍いながらも律儀に考え込む敬吾の肩に湯を掛けながら、逸は疾る気持ちで続きを待った。
どうかこの酒気と湯気にまかれてあることないこと言ってくれはしないかと願ったがーーーー、
敬吾が考えるうち感じてしまった照れが、僅かに理性の手綱を引き締めてしまった。
「んー……、お前といると楽かな……」
「楽?」
「んん」
こうして世話を焼くからだろうか。
やや落胆しながらもとりあえずは話してくれることを意識して喜ぶことにする。
「なんかー……頑張ってなくてもいいかなーみたいな……?」
「ーーーーーー、」
「俺基本どこ行っても面倒ごと押し付けられんだよな……」
「あーーー、分かるかも……敬吾さん意外とお人好しだからなあー……」
なんだかんだと頭に立たされたり頼られやすいしっかり者然とした敬吾の顔を思い返し、逸は少し笑った。
「なんでかは知らねーけど……。お前はそーゆーのしないし、そーゆーの俺に期待もしてない」
「ーーーーーー」
「から、楽…………」
敬吾の声音が間延びしてきた。
それと反比例するように、逸の胸はきりきりと詰まる。
つい数分前までは例えば「こんな時はときめく」だの「あんな時は格好いいと思う」だのと言ってもらえるかもと期待し、願ってもいたのだが。
今はもう、そんな欲求は些末で塵芥ですらあると思うほどーーー
敬吾の言葉が嬉しかった。
敬吾自身がどう思っているかは分からないが、逸にはまるで、敬吾が一番弱いところを晒しているように感じられた。
薄い肌のすぐ向こうに脈が走っているような、爪先で撫でただけで破けてしまいそうなほど、瑞々しくてやわらかなところを。
逸が何も言わないのを、敬吾は不審がらなかった。
あたたかな湯も背中の逸の肌も気持ちが良くて、力が抜ける。
ただぼんやりと、その心地よさに浸っていた。
「敬吾さん、髪洗いましょうか」
「んー、もうちょっと…………」
敬吾の言葉を反芻すればするほど、これ以上締め付けてくれるなと胸が抗議するので逸は斜め向こうに話を変えた。
それでもやはり訝しむでもなく、あまつさえまだ弛緩しようとする敬吾にまた呼吸が詰まる。
相当に努力をして胸を押し開き、悲しげに見えるほどに微笑む。
「浸かってていいですよ、俺洗います」
「…………え」
「一回でいいから敬吾さんの髪好き放題手入れしたかったんですよね~~」
さすがに不可解そうに振り返った敬吾に逸がふにゃりと笑いかけると、敬吾がそれを天秤にかけた。
そしてそれはやはり楽な方へ楽な方へと傾いでいく。
ーーやりたいと言うなら、いいか。
「……面倒じゃないならいーけど………」
「よっしゃ」
言うなり敬吾に自力で座らせて、逸は浴槽を出る。
そしてなぜか浴室の戸まで開けた。
「えぇ?」
「これをね!」
脱衣所から持ってきた小さいチューブのセットを敬吾に見せる逸の笑顔はやたら輝いている。
「……なに?」
「なんかすげー良いトリートメントらしいですよ!お姉さんのオススメなんでまず間違いないっす」
「え?お姉さん?誰の俺の?」
「もちろん」
平和に間延びしていた敬吾の顔が、俄然がっくりとしかめられる。
「いつの間になかよしになってんのよ……」
面倒なコンビが誕生したものだ、と敬吾は浴槽の縁に突っ伏した。
逸は気にする様子もなく、そのままでなどと言いながら丁寧に敬吾の髪を濡らしていく。
細い髪の毛が濡れて流れると美しいものだった。
「トリートメントって。そんなんいらねーよ……なんなら俺リンスもあんまりしないぞ」
「えっ嘘、リンスって……コンディショナーでしょ」
「リンスだんなもん」
「なんかもう男は黙ってみたいに……つーか、ほんとにシャンプーだけなんですか?それであの髪なの?」
シャンプーを泡立てながら心底不思議そうに逸が訊ねる。
逸は本当に敬吾の髪が好きだ。
柔らかいがコシがあって、真っ直ぐで抵抗がない。
この通り周囲が思うよりは大雑把な御仁だが、そんな扱いをされても寝癖ひとつ見たことがない。
敬吾は自分の腕に向かって頷いた。
「だよ。ヌルヌルしてなんかやだ」
「へー………まあそれで綺麗な髪なんだからまあいいっちゃいいのか……」
世の女性が聞いたら憤慨ものだろう。
不思議そうな顔のまま逸が敬吾の髪に泡を乗せ、優しく頭皮をこする。
敬吾の肩がぴくりと震えた。
「ふ……っくすぐってーよ、弱すぎ」
「敬吾さんの髪傷ませたくないっすもんー」
「お前が今日丁寧にやったって俺明日からガッシガッシ洗うんだぞ。意味ねえから」
「えー、もうー」
仕方なく敬吾が納得する程度で逸も許容した。
こういう奉仕も非常に楽しい。
丁寧に頭を洗われ、雪がれるのは敬吾としても気持ちが良かったーー
ーーが。
「なあ……」
「はい?」
「まだか」
「えっ」
いかんせん手順が多い。
一体何をそんなにすることがあるというのだ。
「この体勢疲れんだけど……」
「あっすみません!じゃあ、ちょっと待って……」
敬吾の頭の上でまたがらがらと戸の音がする。
そして。
ーー頭にタオルを巻かれた。
「はいっ、起きて大丈夫ですよ!」
「……………マジかよこれ………」
「ちょっと蒸します」
「蒸すってか……………」
横着せずに、さっさと自分で洗ってしまえば良かった。
敬吾は、心の奥底から後悔していた。
ーードライヤーの風に、絹糸もかくやという仕上がりになった敬吾の髪がこれでもかと揺れている。
乾かし終えて風が止むと、櫛も通さないのに一本残らずすとんと落ちた。
「うーわあ、さらっさらーー」
「……さらさら過ぎて痒いんだけど……」
背後にいた逸が敬吾の正面に回り込み、満足げに髪を撫でまくる。
その度しゃらしゃらと軽い音を立てながら髪が揺れて、普段とは違いすぎる感覚に敬吾は目を顰めていた。
「すげー、鏡みたいですよ、天使の輪が」
「って言うか髪伸びたよな、絶対」
うっとおしそうに敬吾が頭を振ると、それを抱き寄せ逸が頬をつける。
敬吾はぐっと息を呑んだ。
「良いにおい」
「………………」
「……でもこれはもはや敬吾さんの髪ではない……」
「お前ぶち殺すぞ」
「あはは、すみません。やっぱいつもの敬吾さんのが好きみたいです」
「てめーー……」
困ったように笑う逸の額をぺんと張ってやってから、敬吾は立ち上がりベッドの布団を剥いで腰掛ける。
やはりうっとうしくて何度も掻き上げいたちごっこを続けるが、それよりも僅かに残っている酔いが容赦なく眠気を呼んでいる。
明日の朝もう一度洗うことにしよう。
「寝るっ」
「はーい」
敬吾がベッドサイドの照明を点けると、逸がシーリングライトを消す。
逸が敬吾を抱き込みながら布団にもぐり込み、照明を絞った。
それはもう流れるほど自然な当然のやり取りで、体が勝手に動くようになっている。
これもまたいつも通り逸の肩に頭を預けて抱きしめられながら、敬吾は小さく呼吸を逃した。
本当に、楽だ。
全てが自分のために誂えられたように、心と体もしっくりと収まってしまう。
どこにも力が入らなくて、温かい。
しかしそちらは男の頭が乗っていて重くはないのかーーと見上げてみると、逸の呼吸は既に半ば寝息になっていた。
敬吾の髪に顔をすり寄せながら、それが更にゆっくりと落ち着いていく。
ふと笑ってしまって、敬吾も目を閉じた。
無論分かってはいたのだが、敬吾の口から聞くとやはりショックではある。
そして、なんという情けない落とし方だろうーーー
自分の滑稽さに、それでも余裕を持って逸は笑ってしまう。
「じゃあ、今は?」
「んー……?」
「しょうがねえなー以外の感情、あります?」
「そりゃまあ…………」
逸の胸の奥がどくりと震えた。
「……例えば?」
「あー?なんだよもー……例えばぁ……?」
やはり、鈍いながらも律儀に考え込む敬吾の肩に湯を掛けながら、逸は疾る気持ちで続きを待った。
どうかこの酒気と湯気にまかれてあることないこと言ってくれはしないかと願ったがーーーー、
敬吾が考えるうち感じてしまった照れが、僅かに理性の手綱を引き締めてしまった。
「んー……、お前といると楽かな……」
「楽?」
「んん」
こうして世話を焼くからだろうか。
やや落胆しながらもとりあえずは話してくれることを意識して喜ぶことにする。
「なんかー……頑張ってなくてもいいかなーみたいな……?」
「ーーーーーー、」
「俺基本どこ行っても面倒ごと押し付けられんだよな……」
「あーーー、分かるかも……敬吾さん意外とお人好しだからなあー……」
なんだかんだと頭に立たされたり頼られやすいしっかり者然とした敬吾の顔を思い返し、逸は少し笑った。
「なんでかは知らねーけど……。お前はそーゆーのしないし、そーゆーの俺に期待もしてない」
「ーーーーーー」
「から、楽…………」
敬吾の声音が間延びしてきた。
それと反比例するように、逸の胸はきりきりと詰まる。
つい数分前までは例えば「こんな時はときめく」だの「あんな時は格好いいと思う」だのと言ってもらえるかもと期待し、願ってもいたのだが。
今はもう、そんな欲求は些末で塵芥ですらあると思うほどーーー
敬吾の言葉が嬉しかった。
敬吾自身がどう思っているかは分からないが、逸にはまるで、敬吾が一番弱いところを晒しているように感じられた。
薄い肌のすぐ向こうに脈が走っているような、爪先で撫でただけで破けてしまいそうなほど、瑞々しくてやわらかなところを。
逸が何も言わないのを、敬吾は不審がらなかった。
あたたかな湯も背中の逸の肌も気持ちが良くて、力が抜ける。
ただぼんやりと、その心地よさに浸っていた。
「敬吾さん、髪洗いましょうか」
「んー、もうちょっと…………」
敬吾の言葉を反芻すればするほど、これ以上締め付けてくれるなと胸が抗議するので逸は斜め向こうに話を変えた。
それでもやはり訝しむでもなく、あまつさえまだ弛緩しようとする敬吾にまた呼吸が詰まる。
相当に努力をして胸を押し開き、悲しげに見えるほどに微笑む。
「浸かってていいですよ、俺洗います」
「…………え」
「一回でいいから敬吾さんの髪好き放題手入れしたかったんですよね~~」
さすがに不可解そうに振り返った敬吾に逸がふにゃりと笑いかけると、敬吾がそれを天秤にかけた。
そしてそれはやはり楽な方へ楽な方へと傾いでいく。
ーーやりたいと言うなら、いいか。
「……面倒じゃないならいーけど………」
「よっしゃ」
言うなり敬吾に自力で座らせて、逸は浴槽を出る。
そしてなぜか浴室の戸まで開けた。
「えぇ?」
「これをね!」
脱衣所から持ってきた小さいチューブのセットを敬吾に見せる逸の笑顔はやたら輝いている。
「……なに?」
「なんかすげー良いトリートメントらしいですよ!お姉さんのオススメなんでまず間違いないっす」
「え?お姉さん?誰の俺の?」
「もちろん」
平和に間延びしていた敬吾の顔が、俄然がっくりとしかめられる。
「いつの間になかよしになってんのよ……」
面倒なコンビが誕生したものだ、と敬吾は浴槽の縁に突っ伏した。
逸は気にする様子もなく、そのままでなどと言いながら丁寧に敬吾の髪を濡らしていく。
細い髪の毛が濡れて流れると美しいものだった。
「トリートメントって。そんなんいらねーよ……なんなら俺リンスもあんまりしないぞ」
「えっ嘘、リンスって……コンディショナーでしょ」
「リンスだんなもん」
「なんかもう男は黙ってみたいに……つーか、ほんとにシャンプーだけなんですか?それであの髪なの?」
シャンプーを泡立てながら心底不思議そうに逸が訊ねる。
逸は本当に敬吾の髪が好きだ。
柔らかいがコシがあって、真っ直ぐで抵抗がない。
この通り周囲が思うよりは大雑把な御仁だが、そんな扱いをされても寝癖ひとつ見たことがない。
敬吾は自分の腕に向かって頷いた。
「だよ。ヌルヌルしてなんかやだ」
「へー………まあそれで綺麗な髪なんだからまあいいっちゃいいのか……」
世の女性が聞いたら憤慨ものだろう。
不思議そうな顔のまま逸が敬吾の髪に泡を乗せ、優しく頭皮をこする。
敬吾の肩がぴくりと震えた。
「ふ……っくすぐってーよ、弱すぎ」
「敬吾さんの髪傷ませたくないっすもんー」
「お前が今日丁寧にやったって俺明日からガッシガッシ洗うんだぞ。意味ねえから」
「えー、もうー」
仕方なく敬吾が納得する程度で逸も許容した。
こういう奉仕も非常に楽しい。
丁寧に頭を洗われ、雪がれるのは敬吾としても気持ちが良かったーー
ーーが。
「なあ……」
「はい?」
「まだか」
「えっ」
いかんせん手順が多い。
一体何をそんなにすることがあるというのだ。
「この体勢疲れんだけど……」
「あっすみません!じゃあ、ちょっと待って……」
敬吾の頭の上でまたがらがらと戸の音がする。
そして。
ーー頭にタオルを巻かれた。
「はいっ、起きて大丈夫ですよ!」
「……………マジかよこれ………」
「ちょっと蒸します」
「蒸すってか……………」
横着せずに、さっさと自分で洗ってしまえば良かった。
敬吾は、心の奥底から後悔していた。
ーードライヤーの風に、絹糸もかくやという仕上がりになった敬吾の髪がこれでもかと揺れている。
乾かし終えて風が止むと、櫛も通さないのに一本残らずすとんと落ちた。
「うーわあ、さらっさらーー」
「……さらさら過ぎて痒いんだけど……」
背後にいた逸が敬吾の正面に回り込み、満足げに髪を撫でまくる。
その度しゃらしゃらと軽い音を立てながら髪が揺れて、普段とは違いすぎる感覚に敬吾は目を顰めていた。
「すげー、鏡みたいですよ、天使の輪が」
「って言うか髪伸びたよな、絶対」
うっとおしそうに敬吾が頭を振ると、それを抱き寄せ逸が頬をつける。
敬吾はぐっと息を呑んだ。
「良いにおい」
「………………」
「……でもこれはもはや敬吾さんの髪ではない……」
「お前ぶち殺すぞ」
「あはは、すみません。やっぱいつもの敬吾さんのが好きみたいです」
「てめーー……」
困ったように笑う逸の額をぺんと張ってやってから、敬吾は立ち上がりベッドの布団を剥いで腰掛ける。
やはりうっとうしくて何度も掻き上げいたちごっこを続けるが、それよりも僅かに残っている酔いが容赦なく眠気を呼んでいる。
明日の朝もう一度洗うことにしよう。
「寝るっ」
「はーい」
敬吾がベッドサイドの照明を点けると、逸がシーリングライトを消す。
逸が敬吾を抱き込みながら布団にもぐり込み、照明を絞った。
それはもう流れるほど自然な当然のやり取りで、体が勝手に動くようになっている。
これもまたいつも通り逸の肩に頭を預けて抱きしめられながら、敬吾は小さく呼吸を逃した。
本当に、楽だ。
全てが自分のために誂えられたように、心と体もしっくりと収まってしまう。
どこにも力が入らなくて、温かい。
しかしそちらは男の頭が乗っていて重くはないのかーーと見上げてみると、逸の呼吸は既に半ば寝息になっていた。
敬吾の髪に顔をすり寄せながら、それが更にゆっくりと落ち着いていく。
ふと笑ってしまって、敬吾も目を閉じた。
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