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海の世界で呪い解き
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俺たちは順調に国造りを勧めていた。
まず、メガネの知人が50人ほどやってきた。
国は騒がしくなってきた。
「こんだけ人数がいるなら村作りません?」
「そうだねぇ。僕もそう思っていた。作ろう、村。」
ということでむらづくりの始まりだ。
まず一本の道を敷き、そこから枝分かれさせ、道を作り、道のそばに家を立てる。
とりあえず家を立てたい場所の希望を取ると、大喧嘩になった。
結果、こんなふうに決まった。
「じゃっんけっん!うおらぁあああああ!!」
といった感じだ。
なんとか家を立てる位置が決まると、次は皆それぞれの仕事場と、仕事帰りの飲み屋らしきものを求めた。
俺も仕事が欲しかったため、何でも屋をやってみることにした。
自分の家(あの10階分削ぎ落とした家)の玄関に掲示板を貼り、そこに以来を書いて貼ってもらう。
そんなプランを立て、俺は木材を削り始めた。
「案外疲れるなこれ。」と言いつつもスピードバフがついている俺は十分ちょっとほどで削り終えてしまった。
その掲示板を外に置き、何でも屋を始めたぞ、と皆に言って回る。
そうこうしているうちに、村は完成し、村の外壁として柵を置いたいい感じの村が出来上がった。
イヴァンの二回目の能力で作った噴水が村中心に立つ、そしてその周りにたくさんの家。
そして俺はイヴァンとユリさんとアマテと座り込んで雑談をしていた。
俺の手伝いで何でも屋をしている三人と俺は依頼がないと暇なのだ。
「私達の家はこの村の中心地みたいね。」
「そうですね、ちょうどいかだのど真ん中に建ってますし」
「僕の村が。大きくなってゆく。」
「イヴァン、私が長の契約のはずでしょ?」というアマテのツッコミにイヴァンは小さく「うっ」といってから続けた。
「なら君たちはこの国を世界一大きくしてくれよ。そうすれば僕は世界一大きい国の大工の長だ。そのくらいで我慢しておくよ。」
「いきなり謙虚になったわねぇ。昔っから一番じゃなきゃ気がすまなかったイヴァンが。」
「大工の中では一番になるってことだよ!」
「あらそう」
「自分から驚いといて反応薄!」
と、その時、何でも屋に依頼の紙を貼っていく人の姿が見えた。
「お、ようやく依頼が来た。行きますか」
「そうね」
俺たちは掲示板に近づく。
依頼を読み、達成するため出かける。
ここまで平和になるまでに二ヶ月。長いようで短かった。
* * *
「イシリオン!」
「どうした?」
「紅葉が、紅葉がいない!」
「なっ!」
「次の任務がまたあの出来立ての国のことだってわかった途端なにか顔色が変わって。少し目を話した隙に。」
「先走ったのか?何にせよ目的地はあのいかだだろう。急ぐぞ。皆にも声をかけろ。」
「うん!」
イシリオンはフードを深く被り、他のエルフよりも一足先にいかだに向かった。
まず、メガネの知人が50人ほどやってきた。
国は騒がしくなってきた。
「こんだけ人数がいるなら村作りません?」
「そうだねぇ。僕もそう思っていた。作ろう、村。」
ということでむらづくりの始まりだ。
まず一本の道を敷き、そこから枝分かれさせ、道を作り、道のそばに家を立てる。
とりあえず家を立てたい場所の希望を取ると、大喧嘩になった。
結果、こんなふうに決まった。
「じゃっんけっん!うおらぁあああああ!!」
といった感じだ。
なんとか家を立てる位置が決まると、次は皆それぞれの仕事場と、仕事帰りの飲み屋らしきものを求めた。
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そんなプランを立て、俺は木材を削り始めた。
「案外疲れるなこれ。」と言いつつもスピードバフがついている俺は十分ちょっとほどで削り終えてしまった。
その掲示板を外に置き、何でも屋を始めたぞ、と皆に言って回る。
そうこうしているうちに、村は完成し、村の外壁として柵を置いたいい感じの村が出来上がった。
イヴァンの二回目の能力で作った噴水が村中心に立つ、そしてその周りにたくさんの家。
そして俺はイヴァンとユリさんとアマテと座り込んで雑談をしていた。
俺の手伝いで何でも屋をしている三人と俺は依頼がないと暇なのだ。
「私達の家はこの村の中心地みたいね。」
「そうですね、ちょうどいかだのど真ん中に建ってますし」
「僕の村が。大きくなってゆく。」
「イヴァン、私が長の契約のはずでしょ?」というアマテのツッコミにイヴァンは小さく「うっ」といってから続けた。
「なら君たちはこの国を世界一大きくしてくれよ。そうすれば僕は世界一大きい国の大工の長だ。そのくらいで我慢しておくよ。」
「いきなり謙虚になったわねぇ。昔っから一番じゃなきゃ気がすまなかったイヴァンが。」
「大工の中では一番になるってことだよ!」
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「次の任務がまたあの出来立ての国のことだってわかった途端なにか顔色が変わって。少し目を話した隙に。」
「先走ったのか?何にせよ目的地はあのいかだだろう。急ぐぞ。皆にも声をかけろ。」
「うん!」
イシリオンはフードを深く被り、他のエルフよりも一足先にいかだに向かった。
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