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憎悪と嫉妬の武闘祭(予選)
58話 成長
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「全員、ステータスの確認をするぞ」
異世界でのカレーを楽しんだ後、クウに貰った果物を食べながら、俺は全員に切り出した。
最近は、昼食後にステータスの確認と訓練をしている。成長具合も分かるし、俺の【鑑定】のスキルレベル上げにもなるからな。
「まずはクウから」
「はーい!」
クウに【隠蔽】を解いてもらってから、俺は【鑑定】をかける。
----------------------------------------------------------
名前:クウ
種族:イノセンススライム
Lv:120
称号:SSSランク魔物 羽吹真夜の従魔
禁忌を喰らいし者
<パッシブスキル>
物理耐性(8) 全属性吸収 状態異常無効
並列思考(8) 統率 危機察知
<アクティブスキル>
高速再生(4) 隠蔽(9) 吸収 突進 形状変化
指揮
<ユニークスキル>
無限分裂 万物融解
----------------------------------------------------------
レベルの急激な上昇は無いが、順調に強くなっている。いや、この世界の住人からすればこの成長速度は異常だったな。本来であれば、このレベルに達するのには何十年とかかるのだ。[転移者]がいかに強力なのかが分かる。
新しく増えたスキルは【指揮】。
【統率】と似たような効果だが、こちらはアクティブスキルだ。
今後は更に、分体のコントロールがやりやすくなるだろう。
「次は真白だな」
「かしこまりました」
いつものように綺麗なお辞儀をした真白に、【鑑定】を発動。
----------------------------------------------------------
名前:真白
種族:ドールクイーン
Lv:64
称号:最高傑作 人形ヲ統ベシ者
<パッシブスキル>
物理耐性(5) 全属性耐性(5) 状態異常無効
精神耐性(10) 怪力 詠唱破棄 高速思考
忠誠心
<アクティブスキル>
空間魔法(8) 鑑定(7) 再生(4) 房中術(6)
隠蔽(7) 暗視
<ユニークスキル>
最高位命令権 魔力変換 無欠家政 ■■■■■
----------------------------------------------------------
レベルが低かった真白だが、凄まじい速度で追いついてきている。森での戦闘を一番こなしていたのも真白だったので、当然かもしれないが。
ここ数日で、真白にも【隠蔽】を覚えてもらった。
あまり手の内を晒すのも良くないし、できれば人形だと知られない方が楽だからだ。
他に増えたのは【暗視】と【忠誠心】。
【暗視】は有ると便利なので俺も是非とも欲しいスキルなのだが、種族も関係しているのか中々得ることができない。性能が下の【夜目】でもいいんだが。
【忠誠心】は、自分の主のために行動する時、様々な行動に補正がかかるらしい。そういったスキルがどうやって条件を判定しているのかは気にはなったが、真白がスキルを得るほどの忠誠心を持ってくれているようで少し嬉しくなった。
後は【空間魔法】のスキルレベルが上がったことか。
ユニークではないものの、それに匹敵するほどの力を持った、真白の主力である。
まあ、普通は魔力消費が大きすぎてそこまで使いまくることはできないらしいが、真白には無限に魔力を蓄えることができる【魔力変換】があるからな。お陰で【房中術】のスキルレベルも上がって最近は……いや、まだ昼間だし考えるのはやめておこう。
「マスター……」
「こ、今夜な」
「はい、楽しみにしております」
勘が鋭すぎる。
最近はリリーがメンバーに加わったお陰で、クウを安心して任せることができるようになった。
自然と頻度も増えたため、【魔力変換】で溜まった魔力は、膨大なものになっているだろう。
これでも未だ解禁されない謎のユニークスキルへの期待も、否が応でも高まってしまう。
「…………」
「……じゃあ次はリリーな 」
「はい、です」
俺と真白のやり取りを凄い顔で見つめていたリリーの視線に気付き、俺は話を進める。
意味は分かって……ない、よな?
射殺さんばかりの視線を真白に向けるリリーに、【鑑定】をかけた。
----------------------------------------------------------
名前:リリー
種族:狼人族
Lv:79
称号:加虐者 半魔 復讐者 同族殺し
<パッシブスキル>
身体強化(5) 精神耐性(8) 打撃耐性(5)
突撃耐性(5) 斬撃耐性(4) 火耐性(3)
痛覚耐性(5) 状態異常耐性(4) 忍耐
<アクティブスキル>
短剣術(4) 採取(5) 調合(2) 薬学(2)
隠密(3) 威圧(3) 直感 狂化
<ユニークスキル>
銀雷(5) 魔獣化
----------------------------------------------------------
相変わらず耐性系は全体的に高い。村を出てからまだそんなに経っていないので、レベルはあれから僅かに上昇しただけのようだ。
「シン様と同じ称号です! ですっ!」
「ああ、分かってるよ……」
真白から目線を外し、俺を見ながら一転して笑顔でアピールするリリー。
リリーは今まで孤独だった反動なのか、俺と何でもお揃いにしたがる傾向がある。
[同族殺し]なんて見られたら忌避されること間違いなしのイカれた称号なのだが、それでも嬉しいのだろうか。
街に着いたら、服も俺と同じ黒のコートにすると言っていた。
「最後は俺だな。――ステータスオープンっ!」
分かってはいるが、言う必要はない。
完全にノリだ。
----------------------------------------------------------
名前:シン
種族:人族
Lv:101
称号:人間不信 同族殺し 転移者 呪剣士
<パッシブスキル>
身体強化(6) 精神耐性(9) 並列思考(6)
痛覚耐性(2) 詠唱短縮 魔力感知
<アクティブスキル>
双剣術(6) 風魔法(5) 土魔法(3) 気配察知(6)
家事(3) 鑑定(9) 隠密(5) 威圧(3) 演技(1)
回避(4) 隠蔽(2) 拷問 直感 調教 見切り
<ユニークスキル>
武器支配(5) 偽装
----------------------------------------------------------
器用貧乏と言えばそれまでだが、スキル数はこのメンバーの中で一番多い。
森で魔物を倒しまくった成果が出て、レベルも百の大台を超えた。冒険者で言えばBランクに相当するだろう。武器とスキルを含めれば、もしかするとSランクにも届くかもしれない。
この前、ディルクとの戦闘で手に入れたスキルは【痛覚耐性】と【見切り】。どちらも使い勝手の良いスキルだ。
あの時、攻撃がスローモーションに見えたのは【見切り】スキルをあの場で習得したからだろう。
全体的にスキルレベルも上がり、まだまだ止まることなく俺も成長を続けている。
なのだが――
「地味だ」
なんかこう、もっと分かりやすいチートとか、リリーの【銀雷】のような派手さはないものか。
この世界に来て得た【武器支配】のスキルレベルも上がり、武器が一度に五本も操れるようになっている。
……だからなんだよ、と叫びたい。
欲しいなぁ、必殺技的なやつが。
異世界に来て中二病が発病したのか、戦いやスキルにロマンを求めている自分がいる。
そう言えば、クラスメイトには魔眼とかそんな感じのスキルを得たやつもいたな。寝ている隙を何者かに狙われて死んだらしいけど。
勿体無い、俺にくれればよかったのに。
異世界でのカレーを楽しんだ後、クウに貰った果物を食べながら、俺は全員に切り出した。
最近は、昼食後にステータスの確認と訓練をしている。成長具合も分かるし、俺の【鑑定】のスキルレベル上げにもなるからな。
「まずはクウから」
「はーい!」
クウに【隠蔽】を解いてもらってから、俺は【鑑定】をかける。
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名前:クウ
種族:イノセンススライム
Lv:120
称号:SSSランク魔物 羽吹真夜の従魔
禁忌を喰らいし者
<パッシブスキル>
物理耐性(8) 全属性吸収 状態異常無効
並列思考(8) 統率 危機察知
<アクティブスキル>
高速再生(4) 隠蔽(9) 吸収 突進 形状変化
指揮
<ユニークスキル>
無限分裂 万物融解
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レベルの急激な上昇は無いが、順調に強くなっている。いや、この世界の住人からすればこの成長速度は異常だったな。本来であれば、このレベルに達するのには何十年とかかるのだ。[転移者]がいかに強力なのかが分かる。
新しく増えたスキルは【指揮】。
【統率】と似たような効果だが、こちらはアクティブスキルだ。
今後は更に、分体のコントロールがやりやすくなるだろう。
「次は真白だな」
「かしこまりました」
いつものように綺麗なお辞儀をした真白に、【鑑定】を発動。
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名前:真白
種族:ドールクイーン
Lv:64
称号:最高傑作 人形ヲ統ベシ者
<パッシブスキル>
物理耐性(5) 全属性耐性(5) 状態異常無効
精神耐性(10) 怪力 詠唱破棄 高速思考
忠誠心
<アクティブスキル>
空間魔法(8) 鑑定(7) 再生(4) 房中術(6)
隠蔽(7) 暗視
<ユニークスキル>
最高位命令権 魔力変換 無欠家政 ■■■■■
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レベルが低かった真白だが、凄まじい速度で追いついてきている。森での戦闘を一番こなしていたのも真白だったので、当然かもしれないが。
ここ数日で、真白にも【隠蔽】を覚えてもらった。
あまり手の内を晒すのも良くないし、できれば人形だと知られない方が楽だからだ。
他に増えたのは【暗視】と【忠誠心】。
【暗視】は有ると便利なので俺も是非とも欲しいスキルなのだが、種族も関係しているのか中々得ることができない。性能が下の【夜目】でもいいんだが。
【忠誠心】は、自分の主のために行動する時、様々な行動に補正がかかるらしい。そういったスキルがどうやって条件を判定しているのかは気にはなったが、真白がスキルを得るほどの忠誠心を持ってくれているようで少し嬉しくなった。
後は【空間魔法】のスキルレベルが上がったことか。
ユニークではないものの、それに匹敵するほどの力を持った、真白の主力である。
まあ、普通は魔力消費が大きすぎてそこまで使いまくることはできないらしいが、真白には無限に魔力を蓄えることができる【魔力変換】があるからな。お陰で【房中術】のスキルレベルも上がって最近は……いや、まだ昼間だし考えるのはやめておこう。
「マスター……」
「こ、今夜な」
「はい、楽しみにしております」
勘が鋭すぎる。
最近はリリーがメンバーに加わったお陰で、クウを安心して任せることができるようになった。
自然と頻度も増えたため、【魔力変換】で溜まった魔力は、膨大なものになっているだろう。
これでも未だ解禁されない謎のユニークスキルへの期待も、否が応でも高まってしまう。
「…………」
「……じゃあ次はリリーな 」
「はい、です」
俺と真白のやり取りを凄い顔で見つめていたリリーの視線に気付き、俺は話を進める。
意味は分かって……ない、よな?
射殺さんばかりの視線を真白に向けるリリーに、【鑑定】をかけた。
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名前:リリー
種族:狼人族
Lv:79
称号:加虐者 半魔 復讐者 同族殺し
<パッシブスキル>
身体強化(5) 精神耐性(8) 打撃耐性(5)
突撃耐性(5) 斬撃耐性(4) 火耐性(3)
痛覚耐性(5) 状態異常耐性(4) 忍耐
<アクティブスキル>
短剣術(4) 採取(5) 調合(2) 薬学(2)
隠密(3) 威圧(3) 直感 狂化
<ユニークスキル>
銀雷(5) 魔獣化
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相変わらず耐性系は全体的に高い。村を出てからまだそんなに経っていないので、レベルはあれから僅かに上昇しただけのようだ。
「シン様と同じ称号です! ですっ!」
「ああ、分かってるよ……」
真白から目線を外し、俺を見ながら一転して笑顔でアピールするリリー。
リリーは今まで孤独だった反動なのか、俺と何でもお揃いにしたがる傾向がある。
[同族殺し]なんて見られたら忌避されること間違いなしのイカれた称号なのだが、それでも嬉しいのだろうか。
街に着いたら、服も俺と同じ黒のコートにすると言っていた。
「最後は俺だな。――ステータスオープンっ!」
分かってはいるが、言う必要はない。
完全にノリだ。
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名前:シン
種族:人族
Lv:101
称号:人間不信 同族殺し 転移者 呪剣士
<パッシブスキル>
身体強化(6) 精神耐性(9) 並列思考(6)
痛覚耐性(2) 詠唱短縮 魔力感知
<アクティブスキル>
双剣術(6) 風魔法(5) 土魔法(3) 気配察知(6)
家事(3) 鑑定(9) 隠密(5) 威圧(3) 演技(1)
回避(4) 隠蔽(2) 拷問 直感 調教 見切り
<ユニークスキル>
武器支配(5) 偽装
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器用貧乏と言えばそれまでだが、スキル数はこのメンバーの中で一番多い。
森で魔物を倒しまくった成果が出て、レベルも百の大台を超えた。冒険者で言えばBランクに相当するだろう。武器とスキルを含めれば、もしかするとSランクにも届くかもしれない。
この前、ディルクとの戦闘で手に入れたスキルは【痛覚耐性】と【見切り】。どちらも使い勝手の良いスキルだ。
あの時、攻撃がスローモーションに見えたのは【見切り】スキルをあの場で習得したからだろう。
全体的にスキルレベルも上がり、まだまだ止まることなく俺も成長を続けている。
なのだが――
「地味だ」
なんかこう、もっと分かりやすいチートとか、リリーの【銀雷】のような派手さはないものか。
この世界に来て得た【武器支配】のスキルレベルも上がり、武器が一度に五本も操れるようになっている。
……だからなんだよ、と叫びたい。
欲しいなぁ、必殺技的なやつが。
異世界に来て中二病が発病したのか、戦いやスキルにロマンを求めている自分がいる。
そう言えば、クラスメイトには魔眼とかそんな感じのスキルを得たやつもいたな。寝ている隙を何者かに狙われて死んだらしいけど。
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