43 / 95
二代目転移者と白亜の遺産
34話 街への帰還
しおりを挟む
ダンジョンの崩落に巻き込まれ、暗闇へと投げ出される。一瞬の浮遊感を感じた後、気が付けば俺達はダンジョンの入口のあった場所に立ち尽くしていた。
「二人とも大丈夫か?」
「はい、マスター」
「……うん」
辺りを見渡せば、来た時と同じように、重厚な扉が洞窟を塞ぐ形で設置してあるのが見える。
だが入る前と違い、その扉は開け放たれ、中にはただの薄暗い洞窟が続いていた。
今はもう、あの異様な雰囲気は消えている。
「じゃあ、街に戻るか」
こうして、俺の初めてのダンジョン探索は終了したのだった。
ここでの出会いや出来事が、これから先の異世界生活にどう影響していくのか、それはまだ誰にも分からない。
街に戻るにあたって、ここで一つの大きな問題が生じた。
来た時と同様、移動は馬車に乗って行われる。
当然、馬車を動かすには御者が必要であり、俺やクウは馬を操ることはできないので、自然と御者として人を雇うことになる。
今回の依頼に限って言えば、依頼主であるダーフィトさんが、それなりに地位のある人間であり、依頼料も相当の額を支払っている。
そのため、ギルドから御者として人が用意されていたのだが……。
「――ああ、おかえり。……あれ? 依頼人の爺さんは? それとそちらのえらく綺麗なお嬢さんは一体……?」
俺達が馬車に戻ってきたのを見て、馬の世話をしていた男が顔を上げる。
彼はすぐに、ダーフィトさんが居ないことと、真白の存在に気付いたようだ。
「あっ……」
そう、俺はそれらのことをすっかり失念していた。
本当に今更だが、どうやってギルドに説明したらいいんだ?
俺が答えるのを躊躇っていると、御者の男が何かを察したような表情で、口を開いた。
「もしかして依頼、失敗したのか。……アンタ新人だろ? 人一人守れないようじゃこれから先が――」
俺のことをどう聞いていたのかは知らないが、依頼を失敗したと理解して皮肉を言おうとしていた男の言葉が途切れる。
見れば口を必死にパクパクと動かしてはいるが、声が出ないようで焦りと恐怖を顔に浮かんでいる。
「マスターへの無礼は許しません。……マスター、馬を操るのは私にもできます。殺してもよろしいですか?」
どうやら真白の仕業だったようだ。
出会って間もないのに行き過ぎにも思えるこの忠誠心。
普通なら悩むべき所なのかもしれないが、人間不信の俺にはこのくらいが丁度いいのかもしれない。そう思える安心感があった。
まあ、だからと言って許可は出したりしないけど。
「いや、殺さなくていいよ。馬車の中で話の続きもしたいから」
別にそのくらいで殺したりはしない。
殺したい時は何もなくても殺すし、今は疲れたからゆっくりしたいのだ。気まぐれともいうが。
「……畏まりました。そこの人間、マスターの慈悲に感謝してください。さあ、早く馬車の用意を」
大袈裟な物言いの真白に苦笑いしながら、今度こそ街に戻るため、馬車に乗り込んだ。
どうやら俺以外の人間に対しては、あまり興味が無いようで、御者の男に指示を出した後は、俺の斜め後ろで控えている。その表情は相変わらずの無表情だ。
少しの間とは言え死を感じた男は、青い顔で慌てて御者席に座り、震える手で手網を握って街へと出発した。
街に着くまでの間、馬車の中で真白に、俺とクウについて詳しく話をした。
クウも次第に慣れてきたのか、俺の膝に乗って抱き抱えられながらおずおずと自己紹介を済ませる。
真白は【鑑定】を持っていたので、クウの正体はステータスを見て確認してもらった。
幼女の見た目からは想像もつかないクウの強さを見た真白は、表情は変わらずとも少なからず驚いたようだった。
彼女と話せば話す程、真白という人形が人間と同じように感情を持っていることが分かる。
無表情がデフォルトになってはいるが、顔を見れば何となく感情が読めるようになってきた。
はっきり分からないのに俺が気持ち悪くなったりしないのは、やはり人形という点と、決して裏切らないと分かっているからだろう。
次に、俺についても包み隠さず教えた。
俺が異世界から召喚された転移者であること、戦争に利用されそうだったので同級生を殺し、宝物庫から財宝を盗み出して逃げ出したこと。俺のステータスやスキルについて。
そして、基本的に人間を信じていないこの歪な考え方も。
途中から罪を自白させられている犯罪者のような気分にもなったが、真剣に真白は話を聞いてくれた。
適度に相槌を打ち、俺が両親や同級生を殺害したと聞いても、全く気にした様子はなかった。
むしろ城の兵士を殺して宝物庫から魔石を盗んだくだりでは、「マスターを利用しようとした当然の報いです。それに、その魔石があったから私は生まれることができたのですね」と、少し嬉しそうでもあった。
本当に俺以外はどうでもいいらしい。
ちなみに、一応御者席からは話が聞こえないように真白の【空間魔法】で俺達がいる所を、囲むようにして空間を切り離している。
こうすることで、外からは何も無いように見えるが、実際は全く別の異空間のようになっており、内外からの干渉は不可能になるらしい。
この程度なら、それ程魔力も使わないらしく、便利なスキルだと感じる。
話を終えて、俺は真白の様子を伺う。
クウは既に、ダンジョンでの疲労が出たのか俺が話しているうちに寝てしまった。
胸に預けられた体温と静かな寝息が、俺の疲れを癒してくれる。
話を聞き終えた真白は、何かを言う訳でも無くただひたすらに俺を見つめていた。
その目に映るのは、揺らぐことのない忠誠心。
いや、ここまでのものならば、崇拝とも言えるかもしれない。
俺がどんな人間だろうと、彼女がやることは変わらない。役に立つ、たったそれだけだ。
たったそれだけが、彼女の存在意義。
たとえ俺が今すぐに彼女を殺そうとしたとしても、きっと顔色一つ変えず受け入れるだろう。
そんな彼女が、俺にはたまらなく愛おしく感じた。
絶対不変の忠誠心を持つ白亜の人形。
彼女の全ては俺の物。
嗚呼、なんて素晴らしいんだろう。
彼女を作った二代目には感謝しよう。
俺はクウを抱き締めていた腕の片方を、対面に座った真白へと伸ばす。
右手でサラリと白い髪の頭を撫でた後、その端正な顔へと、ゆっくり指を滑らせる。
人形でありながら、触っても人間と全く遜色のない手触り。だが、整い過ぎにも感じるその顔は、やはりどこか人間離れしている。
手を添えられた頬は、僅かに上気している様にも見えた。
真白はその手を上から自分の手で包み込むと、声は発さずに口だけを動かした。
――私の全ては主のために。
街に着くまで、馬車の中では心地よい静けさが続いていた。
「二人とも大丈夫か?」
「はい、マスター」
「……うん」
辺りを見渡せば、来た時と同じように、重厚な扉が洞窟を塞ぐ形で設置してあるのが見える。
だが入る前と違い、その扉は開け放たれ、中にはただの薄暗い洞窟が続いていた。
今はもう、あの異様な雰囲気は消えている。
「じゃあ、街に戻るか」
こうして、俺の初めてのダンジョン探索は終了したのだった。
ここでの出会いや出来事が、これから先の異世界生活にどう影響していくのか、それはまだ誰にも分からない。
街に戻るにあたって、ここで一つの大きな問題が生じた。
来た時と同様、移動は馬車に乗って行われる。
当然、馬車を動かすには御者が必要であり、俺やクウは馬を操ることはできないので、自然と御者として人を雇うことになる。
今回の依頼に限って言えば、依頼主であるダーフィトさんが、それなりに地位のある人間であり、依頼料も相当の額を支払っている。
そのため、ギルドから御者として人が用意されていたのだが……。
「――ああ、おかえり。……あれ? 依頼人の爺さんは? それとそちらのえらく綺麗なお嬢さんは一体……?」
俺達が馬車に戻ってきたのを見て、馬の世話をしていた男が顔を上げる。
彼はすぐに、ダーフィトさんが居ないことと、真白の存在に気付いたようだ。
「あっ……」
そう、俺はそれらのことをすっかり失念していた。
本当に今更だが、どうやってギルドに説明したらいいんだ?
俺が答えるのを躊躇っていると、御者の男が何かを察したような表情で、口を開いた。
「もしかして依頼、失敗したのか。……アンタ新人だろ? 人一人守れないようじゃこれから先が――」
俺のことをどう聞いていたのかは知らないが、依頼を失敗したと理解して皮肉を言おうとしていた男の言葉が途切れる。
見れば口を必死にパクパクと動かしてはいるが、声が出ないようで焦りと恐怖を顔に浮かんでいる。
「マスターへの無礼は許しません。……マスター、馬を操るのは私にもできます。殺してもよろしいですか?」
どうやら真白の仕業だったようだ。
出会って間もないのに行き過ぎにも思えるこの忠誠心。
普通なら悩むべき所なのかもしれないが、人間不信の俺にはこのくらいが丁度いいのかもしれない。そう思える安心感があった。
まあ、だからと言って許可は出したりしないけど。
「いや、殺さなくていいよ。馬車の中で話の続きもしたいから」
別にそのくらいで殺したりはしない。
殺したい時は何もなくても殺すし、今は疲れたからゆっくりしたいのだ。気まぐれともいうが。
「……畏まりました。そこの人間、マスターの慈悲に感謝してください。さあ、早く馬車の用意を」
大袈裟な物言いの真白に苦笑いしながら、今度こそ街に戻るため、馬車に乗り込んだ。
どうやら俺以外の人間に対しては、あまり興味が無いようで、御者の男に指示を出した後は、俺の斜め後ろで控えている。その表情は相変わらずの無表情だ。
少しの間とは言え死を感じた男は、青い顔で慌てて御者席に座り、震える手で手網を握って街へと出発した。
街に着くまでの間、馬車の中で真白に、俺とクウについて詳しく話をした。
クウも次第に慣れてきたのか、俺の膝に乗って抱き抱えられながらおずおずと自己紹介を済ませる。
真白は【鑑定】を持っていたので、クウの正体はステータスを見て確認してもらった。
幼女の見た目からは想像もつかないクウの強さを見た真白は、表情は変わらずとも少なからず驚いたようだった。
彼女と話せば話す程、真白という人形が人間と同じように感情を持っていることが分かる。
無表情がデフォルトになってはいるが、顔を見れば何となく感情が読めるようになってきた。
はっきり分からないのに俺が気持ち悪くなったりしないのは、やはり人形という点と、決して裏切らないと分かっているからだろう。
次に、俺についても包み隠さず教えた。
俺が異世界から召喚された転移者であること、戦争に利用されそうだったので同級生を殺し、宝物庫から財宝を盗み出して逃げ出したこと。俺のステータスやスキルについて。
そして、基本的に人間を信じていないこの歪な考え方も。
途中から罪を自白させられている犯罪者のような気分にもなったが、真剣に真白は話を聞いてくれた。
適度に相槌を打ち、俺が両親や同級生を殺害したと聞いても、全く気にした様子はなかった。
むしろ城の兵士を殺して宝物庫から魔石を盗んだくだりでは、「マスターを利用しようとした当然の報いです。それに、その魔石があったから私は生まれることができたのですね」と、少し嬉しそうでもあった。
本当に俺以外はどうでもいいらしい。
ちなみに、一応御者席からは話が聞こえないように真白の【空間魔法】で俺達がいる所を、囲むようにして空間を切り離している。
こうすることで、外からは何も無いように見えるが、実際は全く別の異空間のようになっており、内外からの干渉は不可能になるらしい。
この程度なら、それ程魔力も使わないらしく、便利なスキルだと感じる。
話を終えて、俺は真白の様子を伺う。
クウは既に、ダンジョンでの疲労が出たのか俺が話しているうちに寝てしまった。
胸に預けられた体温と静かな寝息が、俺の疲れを癒してくれる。
話を聞き終えた真白は、何かを言う訳でも無くただひたすらに俺を見つめていた。
その目に映るのは、揺らぐことのない忠誠心。
いや、ここまでのものならば、崇拝とも言えるかもしれない。
俺がどんな人間だろうと、彼女がやることは変わらない。役に立つ、たったそれだけだ。
たったそれだけが、彼女の存在意義。
たとえ俺が今すぐに彼女を殺そうとしたとしても、きっと顔色一つ変えず受け入れるだろう。
そんな彼女が、俺にはたまらなく愛おしく感じた。
絶対不変の忠誠心を持つ白亜の人形。
彼女の全ては俺の物。
嗚呼、なんて素晴らしいんだろう。
彼女を作った二代目には感謝しよう。
俺はクウを抱き締めていた腕の片方を、対面に座った真白へと伸ばす。
右手でサラリと白い髪の頭を撫でた後、その端正な顔へと、ゆっくり指を滑らせる。
人形でありながら、触っても人間と全く遜色のない手触り。だが、整い過ぎにも感じるその顔は、やはりどこか人間離れしている。
手を添えられた頬は、僅かに上気している様にも見えた。
真白はその手を上から自分の手で包み込むと、声は発さずに口だけを動かした。
――私の全ては主のために。
街に着くまで、馬車の中では心地よい静けさが続いていた。
0
お気に入りに追加
1,355
あなたにおすすめの小説
婚約者から婚約破棄をされて喜んだのに、どうも様子がおかしい
棗
恋愛
婚約者には初恋の人がいる。
王太子リエトの婚約者ベルティーナ=アンナローロ公爵令嬢は、呼び出された先で婚約破棄を告げられた。婚約者の隣には、家族や婚約者が常に可愛いと口にする従妹がいて。次の婚約者は従妹になると。
待ちに待った婚約破棄を喜んでいると思われる訳にもいかず、冷静に、でも笑顔は忘れずに二人の幸せを願ってあっさりと従者と部屋を出た。
婚約破棄をされた件で父に勘当されるか、何処かの貴族の後妻にされるか待っていても一向に婚約破棄の話をされない。また、婚約破棄をしたのに何故か王太子から呼び出しの声が掛かる。
従者を連れてさっさと家を出たいべルティーナと従者のせいで拗らせまくったリエトの話。
※なろうさんにも公開しています。
※短編→長編に変更しました(2023.7.19)
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
婚約者の側室に嫌がらせされたので逃げてみました。
アトラス
恋愛
公爵令嬢のリリア・カーテノイドは婚約者である王太子殿下が側室を持ったことを知らされる。側室となったガーネット子爵令嬢は殿下の寵愛を盾にリリアに度重なる嫌がらせをしていた。
いやになったリリアは王城からの逃亡を決意する。
だがその途端に、王太子殿下の態度が豹変して・・・
「いつわたしが婚約破棄すると言った?」
私に飽きたんじゃなかったんですか!?
……………………………
6月8日、HOTランキング1位にランクインしました。たくさんの方々に読んで頂き、大変嬉しく思っています。お気に入り、しおりありがとうございます。とても励みになっています。今後ともどうぞよろしくお願いします!
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
神様との賭けに勝ったので、スキルを沢山貰えた件。
猫丸
ファンタジー
ある日の放課後。突然足元に魔法陣が現れると、気付けば目の前には神を名乗る存在が居た。
そこで神は異世界に送るからスキルを1つ選べと言ってくる。
あれ?これもしかして頑張ったらもっと貰えるパターンでは?
そこで彼は思った――もっと欲しい!
欲をかいた少年は神様に賭けをしないかと提案した。
神様とゲームをすることになった悠斗はその結果――
※過去に投稿していたものを大きく加筆修正したものになります。
神様との賭けに勝ったので異世界で無双したいと思います。
猫丸
ファンタジー
ある日の放課後。
突然足元に魔法陣が現れる。
そして、気付けば神様が異世界に送るからスキルを1つ選べと言ってくる。
もっとスキルが欲しいと欲をかいた悠斗は神様に賭けをしないかと提案した。
神様とゲームをすることになった悠斗はその結果―――
※チートな主人公が異世界無双する話です。小説家になろう、ノベルバの方にも投稿しています。
「お前のような奴はパーティーに必要ない」と追放された錬金術師は自由に生きる~ポーション作ってたらいつの間にか最強になってました~
平山和人
ファンタジー
錬金術師のカイトは役立たずを理由にパーティーから追放されてしまう。自由を手に入れたカイトは世界中を気ままに旅することにした。
しかし、カイトは気づいていなかった。彼の作るポーションはどんな病気をも治す万能薬であることを。
カイトは旅をしていくうちに、薬神として崇められることになるのだが、彼は今日も無自覚に人々を救うのであった。
一方、カイトを追放したパーティーはカイトを失ったことで没落の道を歩むことになるのであった。
14歳までレベル1..なので1ルークなんて言われていました。だけど何でかスキルが自由に得られるので製作系スキルで楽して暮らしたいと思います
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕はルーク
普通の人は15歳までに3~5レベルになるはずなのに僕は14歳で1のまま、なので村の同い年のジグとザグにはいじめられてました。
だけど15歳の恩恵の儀で自分のスキルカードを得て人生が一転していきました。
洗濯しか取り柄のなかった僕が何とか楽して暮らしていきます。
------
この子のおかげで作家デビューできました
ありがとうルーク、いつか日の目を見れればいいのですが
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる