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二代目転移者と白亜の遺産
32話 真実と出会い
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俺は祭壇に置かれた人形を【鑑定】した後、とりあえず安壮昭二の日記を読んでみることにした。
六月七日
道を歩いていたら、突然魔法陣が現れてファルシアっていう異世界に召喚されちまったようだ。何がなんだか分からないが、これから日記を付けていこうと思う。
最初のページはこんな感じで綴られている。どうやら安壮昭二という男は、かなり冷静に物事を考えられる奴だったようだ。いきなり召喚されたのにも関わらず、落ち着いた様子が伺える。
それからは俺達の時と同じように、城での特訓の日々が淡々と書かれていた。期待の目で見てきて鬱陶しいだの、愚痴が大半だ。
だが一週間経った所で、内容に変化が出てきた。
六月十四日
おかしい。一緒に召喚された女を見る度、胸がどうしようもなく高鳴ってしまう。確かに綺麗な顔立ちだが、そうではない何かを感じる。他の二人もどこか様子に違和感を感じる。
他に召喚された三人の名前は、深海一、鎌田昌宏、月城未来と言うらしく、訓練は別だった為、お互いの能力などは分からなかったらしい。
そしてこの日付から、二ヶ月近く後に日付がとんでいた。
八月二十五日
もう誰も信じられない。城の奴も、同郷のやつも、全部が全部おかしくなった。俺はもう、この世界で一人生きていくことにした。
ここから先は、彼が冒険者になって生きていく様子が書かれていた。
その強力なユニークスキルで瞬く間にBランクまで上がったこと、依頼報酬の殆どを酒代にしてしまったことなど、どうしようもなく酒に溺れる毎日を送っていたらしい。
この生活を続け、召喚から一年程経った所から、また様子が変わった。
六月二十日
偶人の洞窟に潜っていると、細長い棺のような宝箱を見つけた。開けると中には人形があって、魔石を胸に置いたら女の子に変わっていた。そして、何故か気付くと従者になってた。
いや、何でだよ!
唐突に始まった急展開に、思わず心の中でツッコミを入れる。
どうやらダンジョンの宝箱から、人間そっくりの自動人形が稀に発見されるらしく、安壮昭二はこの少女にエリカと名付け、一緒に暮らし始めたらしい。
人形には感情も心も存在し、主人には絶対の忠誠を誓っているものの、人間と全く変わらないという。
そしてこの日から彼は変わった。
人間と関わるのを避けていた彼は、エリカの献身によって以前のように普通に人間と話すようになり、新しく冒険者パーティも結成した。
エリカは戦うことはあまり得意では無かったが、家事を卒無くこなし、彼を支え続けた。そんな二人だ、自然と関係は深くなっていった。
二人が出会って一年、冒険者仲間からも祝福されて、人間と人形の夫婦ができた。
冒険者活動で稼ぎ、家に帰れば変わらぬ美しさを保つ素敵な妻が出迎えてくれる。
Bランクともなれば稼ぎも相当なもので、しかももう時期Aランクに上がる予定もあった。
間違いなく幸せの絶頂。日記からもそのラブラブな様子が長々と書かれていた。
だが、すぐにその生活は終わりを迎えた。
結婚して三ヶ月後、日記に不穏な様子が記述されている。
九月二十日
家に帰るとエリカが忽然と消えていた。家には荒らされた跡がある。ギルドに依頼を出して一帯を探したが、どこにも見つからなかった。知り合いの何人かも見当たらない。そいつらとエリカが一緒にいるのを見かけたと情報は得たが、それだけだ。一体どこにいるんだ、エリカ……。
次のページを捲ると、ページ全体に大きく強い筆圧で「殺す」の文字が。
大体こういうパターンの予想は付く。大方、知り合いの冒険者に連れ去られて殺されたのだろう。
「事件が起きたのはこれの為だったのか」
日記の後に書かれた設計図やよく分からない魔法陣。推察するに、彼は死んでしまったエリカを蘇らせようとしたようだ。それも次はこんなことが起きないようにと強い体を与えて。
その為には多くの人間の魂や、貴重な素材等が必要だった。だから彼は今回の事件を聖国の責任にして、復讐も兼ねて人攫いを行い、儀式の生贄とした。
まあ結局バレて殺されてしまった訳だが。
それでもアンデッドになってまでこの人形を守っていたのだからその執念には恐れ入る。
人形を改めてよく見れば、顔の横にミスリルの指輪と共にビー玉くらいのサイズの赤い玉が置いてある。
白いハンカチの上に大切そうに置いてあるそれは、日記と照らし合わせて見るにエリカの人格や記憶が入った核のようなものだろう。
これをもし魔石と同時に捧げれば、エリカが復活するようだ。
必要な生贄の数は最低でも五千人。難易度はかなりのものだが、既に一万人もの魂が捧げられている。
壊呪魂に吸わせることを考える。だが、今の俺に必要なのは純粋な人数による戦力だと思い直した。
エリカの核を一緒に捧げなければ、完全に新たな人格が生まれる。この人形は元々、ダンジョンで発見されたエリカと同じ物を安壮昭二がその力を使って強化した物だかららしい。
「……よし」
俺はポケットからさっき回収したミスリルの結婚指輪を取り出し、もう一つの結婚指輪と一緒に置く。
これは気紛れだ。別に安壮昭二の作ったものを横取りするから後ろめたい気持ちとかそういうものではなく、人間を一度は信じなくなり、再び信用して裏切られた彼に対して、ちょっとした同情心が湧いただけのこと。
俺は人間を信じない。何を考えているのか分からないのが気持ち悪いし、あの表情の裏に隠れた感情を想像するだけで吐き気がする。
平気な顔で友達だの恋人だの宣うあいつらのことは、心底理解ができなかった。
だが、一度死に掛けて、この日記を読んで分かったことがある。
俺は、裏切られることを恐れている。
別に裏切られた所で、それが俺に直接どんな影響をもたらすのかは分からない。
死ぬかもしれないし、全く傷を負うことも無いことかもしれない。
それでも、裏切られたという事実は俺に深く突き刺さり、俺は人を信じたことを後悔するだろう。妻を知り合いに殺された安壮昭二のように。
そうなれば、きっと俺は二度と人を信じることは無くなる。
人の心は未知だ。俺のように平気で人を騙し、殺す人間もいるだろう。
だから俺には、絶対に裏切らないと言えるクウのような存在しか信じることができない。
そして今、俺の前には絶対に主を裏切ることのない、俺の考えうる条件にピッタリ当てはまる存在があった。
「クウ、俺の荷物を」
「うん」
神妙な俺の様子を不思議そうに見つめていたクウは、俺の決意を察してか急いでバッグを渡してくれる。
中から取り出すのは、Aランクのマッドレブナントの魔石――ではなく、白く透き通った内部に真紅の珠が入った魔石。
----------------------------------------------------------
[魔石]
等級:幻想級
アラネア=ノニルの魔石。
----------------------------------------------------------
最高ランク、世界で数える程しか存在しない幻想級アイテムであるこれを、完成への最後の贄として捧げる。
俺は魔石を両手で掬うようにして持ち、顔の無い人形の頭に向かって落とす。
すると、魔石は波紋を立てて頭部へと吸い込まれていった。
その瞬間、湧き出すようにして人形の体から白い糸が吐き出され、全身を覆っていく。
「――っ!」
クウの手を引き一歩下がった俺は、その光景をじっと見続ける。
やがて繭のように白い球体が出来上がり、壁のあちらこちらに伸ばした糸によって、空中に吊り下げられた。
――そして、すぐに羽化の時は訪れる。
粘度のあるように見えた白の繭に、空間ごと亀裂が入ったように錯覚、ガラスの割れるような音と共に繭が砕け散った。
現れたのは一人の少女。
キラキラと砕けた繭が部屋の明かりを反射し、そこだけが切り取られた美しい絵画の一部のようにも見える。
背丈は俺とあまり変わらないか、少し低いくらい。陶磁器のように白くキメの細かい肌、ロングスカートの黒いワンピースの上には白く柔らかそうなエプロンを着ており、ヴィクトリアンメイドと呼ばれるその服装は、彼女の気品と優雅さを一層際立たせる。
腰を超え膝裏辺りまで伸びたその白くサラサラの髪は先の方で二つに束ねられ、ゆっくりと開いたその瞳には、捧げた魔石と同じ、真紅の色を宿していた。
「……」
あまりの美しさに言葉を失う俺を、彼女は無表情で見遣る。
目が合い我に返った俺に、彼女はゆっくりと両手でスカートの端をつまみ、深く頭を下げる見事なカーテシーを披露した。
「……これから宜しくお願いします、マスター」
眠気を誘うゆったりとした心地の良い声。
思わず聞き惚れそうになったが、堪えた俺は言葉を返す。
「ああ、よろしく頼むよ。――真白」
名前は一目見た時に決めた。彼女にはこの名前以外考えられなかった。
……早速だが、一つ気になることがある。
「ところで質問なんだけど」
「はい、マスター」
「何で……メイド服?」
「……マスターの趣味では?」
いや違うからっ!!
六月七日
道を歩いていたら、突然魔法陣が現れてファルシアっていう異世界に召喚されちまったようだ。何がなんだか分からないが、これから日記を付けていこうと思う。
最初のページはこんな感じで綴られている。どうやら安壮昭二という男は、かなり冷静に物事を考えられる奴だったようだ。いきなり召喚されたのにも関わらず、落ち着いた様子が伺える。
それからは俺達の時と同じように、城での特訓の日々が淡々と書かれていた。期待の目で見てきて鬱陶しいだの、愚痴が大半だ。
だが一週間経った所で、内容に変化が出てきた。
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そしてこの日付から、二ヶ月近く後に日付がとんでいた。
八月二十五日
もう誰も信じられない。城の奴も、同郷のやつも、全部が全部おかしくなった。俺はもう、この世界で一人生きていくことにした。
ここから先は、彼が冒険者になって生きていく様子が書かれていた。
その強力なユニークスキルで瞬く間にBランクまで上がったこと、依頼報酬の殆どを酒代にしてしまったことなど、どうしようもなく酒に溺れる毎日を送っていたらしい。
この生活を続け、召喚から一年程経った所から、また様子が変わった。
六月二十日
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いや、何でだよ!
唐突に始まった急展開に、思わず心の中でツッコミを入れる。
どうやらダンジョンの宝箱から、人間そっくりの自動人形が稀に発見されるらしく、安壮昭二はこの少女にエリカと名付け、一緒に暮らし始めたらしい。
人形には感情も心も存在し、主人には絶対の忠誠を誓っているものの、人間と全く変わらないという。
そしてこの日から彼は変わった。
人間と関わるのを避けていた彼は、エリカの献身によって以前のように普通に人間と話すようになり、新しく冒険者パーティも結成した。
エリカは戦うことはあまり得意では無かったが、家事を卒無くこなし、彼を支え続けた。そんな二人だ、自然と関係は深くなっていった。
二人が出会って一年、冒険者仲間からも祝福されて、人間と人形の夫婦ができた。
冒険者活動で稼ぎ、家に帰れば変わらぬ美しさを保つ素敵な妻が出迎えてくれる。
Bランクともなれば稼ぎも相当なもので、しかももう時期Aランクに上がる予定もあった。
間違いなく幸せの絶頂。日記からもそのラブラブな様子が長々と書かれていた。
だが、すぐにその生活は終わりを迎えた。
結婚して三ヶ月後、日記に不穏な様子が記述されている。
九月二十日
家に帰るとエリカが忽然と消えていた。家には荒らされた跡がある。ギルドに依頼を出して一帯を探したが、どこにも見つからなかった。知り合いの何人かも見当たらない。そいつらとエリカが一緒にいるのを見かけたと情報は得たが、それだけだ。一体どこにいるんだ、エリカ……。
次のページを捲ると、ページ全体に大きく強い筆圧で「殺す」の文字が。
大体こういうパターンの予想は付く。大方、知り合いの冒険者に連れ去られて殺されたのだろう。
「事件が起きたのはこれの為だったのか」
日記の後に書かれた設計図やよく分からない魔法陣。推察するに、彼は死んでしまったエリカを蘇らせようとしたようだ。それも次はこんなことが起きないようにと強い体を与えて。
その為には多くの人間の魂や、貴重な素材等が必要だった。だから彼は今回の事件を聖国の責任にして、復讐も兼ねて人攫いを行い、儀式の生贄とした。
まあ結局バレて殺されてしまった訳だが。
それでもアンデッドになってまでこの人形を守っていたのだからその執念には恐れ入る。
人形を改めてよく見れば、顔の横にミスリルの指輪と共にビー玉くらいのサイズの赤い玉が置いてある。
白いハンカチの上に大切そうに置いてあるそれは、日記と照らし合わせて見るにエリカの人格や記憶が入った核のようなものだろう。
これをもし魔石と同時に捧げれば、エリカが復活するようだ。
必要な生贄の数は最低でも五千人。難易度はかなりのものだが、既に一万人もの魂が捧げられている。
壊呪魂に吸わせることを考える。だが、今の俺に必要なのは純粋な人数による戦力だと思い直した。
エリカの核を一緒に捧げなければ、完全に新たな人格が生まれる。この人形は元々、ダンジョンで発見されたエリカと同じ物を安壮昭二がその力を使って強化した物だかららしい。
「……よし」
俺はポケットからさっき回収したミスリルの結婚指輪を取り出し、もう一つの結婚指輪と一緒に置く。
これは気紛れだ。別に安壮昭二の作ったものを横取りするから後ろめたい気持ちとかそういうものではなく、人間を一度は信じなくなり、再び信用して裏切られた彼に対して、ちょっとした同情心が湧いただけのこと。
俺は人間を信じない。何を考えているのか分からないのが気持ち悪いし、あの表情の裏に隠れた感情を想像するだけで吐き気がする。
平気な顔で友達だの恋人だの宣うあいつらのことは、心底理解ができなかった。
だが、一度死に掛けて、この日記を読んで分かったことがある。
俺は、裏切られることを恐れている。
別に裏切られた所で、それが俺に直接どんな影響をもたらすのかは分からない。
死ぬかもしれないし、全く傷を負うことも無いことかもしれない。
それでも、裏切られたという事実は俺に深く突き刺さり、俺は人を信じたことを後悔するだろう。妻を知り合いに殺された安壮昭二のように。
そうなれば、きっと俺は二度と人を信じることは無くなる。
人の心は未知だ。俺のように平気で人を騙し、殺す人間もいるだろう。
だから俺には、絶対に裏切らないと言えるクウのような存在しか信じることができない。
そして今、俺の前には絶対に主を裏切ることのない、俺の考えうる条件にピッタリ当てはまる存在があった。
「クウ、俺の荷物を」
「うん」
神妙な俺の様子を不思議そうに見つめていたクウは、俺の決意を察してか急いでバッグを渡してくれる。
中から取り出すのは、Aランクのマッドレブナントの魔石――ではなく、白く透き通った内部に真紅の珠が入った魔石。
----------------------------------------------------------
[魔石]
等級:幻想級
アラネア=ノニルの魔石。
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最高ランク、世界で数える程しか存在しない幻想級アイテムであるこれを、完成への最後の贄として捧げる。
俺は魔石を両手で掬うようにして持ち、顔の無い人形の頭に向かって落とす。
すると、魔石は波紋を立てて頭部へと吸い込まれていった。
その瞬間、湧き出すようにして人形の体から白い糸が吐き出され、全身を覆っていく。
「――っ!」
クウの手を引き一歩下がった俺は、その光景をじっと見続ける。
やがて繭のように白い球体が出来上がり、壁のあちらこちらに伸ばした糸によって、空中に吊り下げられた。
――そして、すぐに羽化の時は訪れる。
粘度のあるように見えた白の繭に、空間ごと亀裂が入ったように錯覚、ガラスの割れるような音と共に繭が砕け散った。
現れたのは一人の少女。
キラキラと砕けた繭が部屋の明かりを反射し、そこだけが切り取られた美しい絵画の一部のようにも見える。
背丈は俺とあまり変わらないか、少し低いくらい。陶磁器のように白くキメの細かい肌、ロングスカートの黒いワンピースの上には白く柔らかそうなエプロンを着ており、ヴィクトリアンメイドと呼ばれるその服装は、彼女の気品と優雅さを一層際立たせる。
腰を超え膝裏辺りまで伸びたその白くサラサラの髪は先の方で二つに束ねられ、ゆっくりと開いたその瞳には、捧げた魔石と同じ、真紅の色を宿していた。
「……」
あまりの美しさに言葉を失う俺を、彼女は無表情で見遣る。
目が合い我に返った俺に、彼女はゆっくりと両手でスカートの端をつまみ、深く頭を下げる見事なカーテシーを披露した。
「……これから宜しくお願いします、マスター」
眠気を誘うゆったりとした心地の良い声。
思わず聞き惚れそうになったが、堪えた俺は言葉を返す。
「ああ、よろしく頼むよ。――真白」
名前は一目見た時に決めた。彼女にはこの名前以外考えられなかった。
……早速だが、一つ気になることがある。
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「はい、マスター」
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