36 / 95
二代目転移者と白亜の遺産
27話 ダンジョン探索
しおりを挟む
白骨宮殿は、四十七年前の白の虐殺で死んだ者達がアンデッドに変化し、蔓延っているDランクのダンジョンだ。
ダンジョンにも冒険者や魔物と同じくランクが付けられ、基準はそのランクの冒険者パーティが潜るのに適している、と判断されたものと同じランクになる。
死んだ者の魂が怨念を持ったまま残り、生者を疎む亡者として蘇った魔物であるアンデッドは、総じて物理攻撃に対する耐性が高い。
しかし、倒しても他の魔物と違って魔石以外に得るものが少ないので、冒険者達からは敬遠されがちだ。
ブルクサックから馬車で三時間程揺られ、小さな山の麓にある白骨宮殿の入口へと辿り着いた俺達は、そこで異様な雰囲気を放つ扉を前にしていた。
どうやら発見されたダンジョンは国によって管理されているらしく、歪んで渦のようになったダンジョンの入口に間違って迷い込むことのないようにと、山肌に空いた穴を塞ぐ形で扉が備え付けられていた。
一度深呼吸した俺は、少し緊張した面持ちのクウと手を繋いだ手を確認。
意を決して扉を開き、俺達は現れた渦を巻いた空間へと吸い込まれていった――。
一瞬視界が黒く染まったかと思うと、目の前に突然、今まで見たことも無いくらい大きく真っ白な宮殿が現れた。
「すごーい! きれー!」
「これは……凄いな……」
左右には塔がそびえ立ち、柱や床、壁も全てが純白で光を反射して輝いている。
今俺達が立っている白い門から続く庭には、宮殿へと導く様に道の両側に幾つもの彫像が飾られていた。
だが、よく見るとこの美しい庭の異様さに気が付く。全ての彫像は同じ女性の顔をしており、その表情は無表情の筈なのにどこか歪んだ印象を受ける。
彫像が置かれていない庭の地面には、白い棒のようなものが重なり合い、元の地面の色が判別できなかった。
「あれは……、――骨なのか?!」
「そうじゃ。これが白骨宮殿と呼ばれる由縁。白の虐殺によって死んだ者の骨で埋め尽くされ、アンデッドが彷徨うダンジョンじゃ」
「うわーい! むふふふー」
俺達に続いてダンジョンに入ってきたダーフィトさんがどこか得意気に説明してくるが、俺の方を見て頬を引き攣らせた。
いや、正確には俺の後ろではしゃいでいるクウの方か。
俺は何となく見たくないな、と思いながらも、放置する訳にはいかないのでゆっくりと後ろを振り返る。
するとそこには口を大きく開けて落ちている骨を食べようとしているクウの姿が――。
「って、ストーップ! それは食べちゃダメだって! お腹壊すから!」
「んむむむ……、わかったごしゅじんさまー」
落ちている誰のものとも知れぬ骨を食べるのは良くないだろう。
SSSランクのスライムがそれぐらいでお腹を壊すとは思えないが、絵面的にもやめて欲しい。
クウに街に帰ったらもう少し食べ物を食べさせてあげようと決意した後、俺達は庭を通って宮殿の中へと足を踏み入れた。
宮殿内部は天井が高く、内装は相変わらず白で統一されていて、一つの芸術品の様だった。
だが、ここはれっきとしたダンジョンだ。【気配察知】にもあちこちから反応がある。俺はデュランダルと呪壊魂を抜き、警戒を強める。
「クウはダーフィトさんを守ってくれ。俺が先行して進む」
本当ならクウを前に出した方がいいのだが、クウの能力をあまり人には見せたくないのと、幼女を囮にするようで嫌なので俺が前に出る。
剣を人前に見せるのは初めてだが、俺が持っている限り【鑑定】されれば分かるのであまり心配はしていない。【直感】は手に持った武器に対しても効果を及ぼすのだ。
暫くダーフィトさんの持つ地図に従い歩いていくと、前方から歩いてくる三つの気配を感じ取った。
手で合図をして二人は後ろに下がらせ、俺は前を見据える。
「――ふっ!」
角から現れたのは、長剣を装備した骸骨達だった。
敵を認識すると同時に、俺は距離を詰めながら【鑑定】を使う。
----------------------------------------------------------
種族:スケルトン
Lv:35
称号:Eランク魔物 元聖国兵士
<パッシブスキル>
斬撃耐性(6) 刺突耐性(4) 闇耐性(3)
暗視
<アクティブスキル>
剣術(3) 再生(2)
----------------------------------------------------------
生前のスキルは殆ど失っているようだ。
耐性系が突出してスキルレベルが高い。これは冒険者に嫌がられるのも分かるな。
俺は三体のスケルトンの内、いち早く反応した先頭の奴の首をデュランダルで斬り飛ばす。
アンデッドは基本頭が弱点だ。本来なら効果が高いハンマーなどの打撃系の攻撃か魔法で頭を潰すのだが、デュランダルの持つ【絶対切断】の前では高い【斬撃耐性】も関係無い。
残りの二体の反応は早かった。左側から来た斬撃を右に移動して躱し、挟むようにして右側から振るわれた剣を呪壊魂で受ける。
そのまま回転するように左足で剣を受け止められている方に回し蹴りを食らわせ、空いた呪壊魂をもう片方のスケルトンの眼窩へと突き入れる。
当然感触は無いが、そのまま両断するような形で下へと骨を切り裂く。
「――おっ!」
その時、何かを呪壊魂が吸い取ったような感覚がした。
もしやと思い、蹴り飛ばされたスケルトンをデュランダルで斬ろうとした所を剣だけを斬るのに留める。
武器を失ったスケルトンは、元兵士と言っても所詮死者なのか、残った剣の柄で殴ろうと突っ込んできた。
後の対処は簡単だ。攻撃をあっさりと避けた俺は、スケルトンの足を引っ掛けて転ばせる。そのまま起き上がれないように骨盤を踏みつけて後頭部から呪壊魂を突き刺した。
「やっぱりか」
すると予想通り、呪壊魂の黒い刀身に走る血管が脈動し、人の魂を喰らった時と同じ反応を示した。
今倒したアンデッド系の魔物であるスケルトンは、元々は人間だ。だからなのだろう。この剣の能力である【吸魂】の対象になったのは。
これは思わぬ収穫だ。アンデッドであれば、殺人によるリスクもなくこの剣を成長させることができる。
感覚的には魂の質の様なものがあるのか、生きている人間の方が剣の反応もいい気がするが、それでも俄然やる気が湧いてきた。
俺が剣を見てにやける顔を我慢していると、戦闘を見ていたクウとダーフィトさんが近づいて来た。
「ごしゅじんさまー!」
「流石ギルドが保証しただけあるのう。これなら安心して進めそうじゃ」
腰に抱き着いてきたクウの頭を優しく撫でる。
ふと気付くと、ダーフィトさんの目線が俺の持つ二振りの剣に注がれていた。
「どうかしましたか?」
「ふむ……、もしやそれは呪剣かの? 扱いにくい呪剣を二本も使うとは驚きじゃ。それもどちらもかなり強い力を感じるのう」
「……呪剣?」
「なんじゃ、知らずに使っておったのか? 呪剣というのは魔剣の中でも、怨念や呪術が込められた使用者に害のある魔剣のことじゃ。多くは使っていると精神を病んだりするらしいが、そなたの使っておるのもその類じゃろ?」
なるほど、俺の持つ水精の短剣が普通の魔剣で、殺した人間の魂を吸う霊刀呪壊魂や、二代目転移者の怨念が宿っていた魔剣デュランダルが呪剣と呼ばれているのか。
呪壊魂は【鑑定】をした限りデメリットは見当たらないが、こんないかにもな見た目の剣が無害の筈が無い。
今まで全く気にしていなかったが、その内検証してみる必要があるかもな。
もしくは――
「捨てるって手も……」
俺が冗談でそう呟くと、何故だか焦ったように赤黒い線が動いた気がした。
ダンジョンにも冒険者や魔物と同じくランクが付けられ、基準はそのランクの冒険者パーティが潜るのに適している、と判断されたものと同じランクになる。
死んだ者の魂が怨念を持ったまま残り、生者を疎む亡者として蘇った魔物であるアンデッドは、総じて物理攻撃に対する耐性が高い。
しかし、倒しても他の魔物と違って魔石以外に得るものが少ないので、冒険者達からは敬遠されがちだ。
ブルクサックから馬車で三時間程揺られ、小さな山の麓にある白骨宮殿の入口へと辿り着いた俺達は、そこで異様な雰囲気を放つ扉を前にしていた。
どうやら発見されたダンジョンは国によって管理されているらしく、歪んで渦のようになったダンジョンの入口に間違って迷い込むことのないようにと、山肌に空いた穴を塞ぐ形で扉が備え付けられていた。
一度深呼吸した俺は、少し緊張した面持ちのクウと手を繋いだ手を確認。
意を決して扉を開き、俺達は現れた渦を巻いた空間へと吸い込まれていった――。
一瞬視界が黒く染まったかと思うと、目の前に突然、今まで見たことも無いくらい大きく真っ白な宮殿が現れた。
「すごーい! きれー!」
「これは……凄いな……」
左右には塔がそびえ立ち、柱や床、壁も全てが純白で光を反射して輝いている。
今俺達が立っている白い門から続く庭には、宮殿へと導く様に道の両側に幾つもの彫像が飾られていた。
だが、よく見るとこの美しい庭の異様さに気が付く。全ての彫像は同じ女性の顔をしており、その表情は無表情の筈なのにどこか歪んだ印象を受ける。
彫像が置かれていない庭の地面には、白い棒のようなものが重なり合い、元の地面の色が判別できなかった。
「あれは……、――骨なのか?!」
「そうじゃ。これが白骨宮殿と呼ばれる由縁。白の虐殺によって死んだ者の骨で埋め尽くされ、アンデッドが彷徨うダンジョンじゃ」
「うわーい! むふふふー」
俺達に続いてダンジョンに入ってきたダーフィトさんがどこか得意気に説明してくるが、俺の方を見て頬を引き攣らせた。
いや、正確には俺の後ろではしゃいでいるクウの方か。
俺は何となく見たくないな、と思いながらも、放置する訳にはいかないのでゆっくりと後ろを振り返る。
するとそこには口を大きく開けて落ちている骨を食べようとしているクウの姿が――。
「って、ストーップ! それは食べちゃダメだって! お腹壊すから!」
「んむむむ……、わかったごしゅじんさまー」
落ちている誰のものとも知れぬ骨を食べるのは良くないだろう。
SSSランクのスライムがそれぐらいでお腹を壊すとは思えないが、絵面的にもやめて欲しい。
クウに街に帰ったらもう少し食べ物を食べさせてあげようと決意した後、俺達は庭を通って宮殿の中へと足を踏み入れた。
宮殿内部は天井が高く、内装は相変わらず白で統一されていて、一つの芸術品の様だった。
だが、ここはれっきとしたダンジョンだ。【気配察知】にもあちこちから反応がある。俺はデュランダルと呪壊魂を抜き、警戒を強める。
「クウはダーフィトさんを守ってくれ。俺が先行して進む」
本当ならクウを前に出した方がいいのだが、クウの能力をあまり人には見せたくないのと、幼女を囮にするようで嫌なので俺が前に出る。
剣を人前に見せるのは初めてだが、俺が持っている限り【鑑定】されれば分かるのであまり心配はしていない。【直感】は手に持った武器に対しても効果を及ぼすのだ。
暫くダーフィトさんの持つ地図に従い歩いていくと、前方から歩いてくる三つの気配を感じ取った。
手で合図をして二人は後ろに下がらせ、俺は前を見据える。
「――ふっ!」
角から現れたのは、長剣を装備した骸骨達だった。
敵を認識すると同時に、俺は距離を詰めながら【鑑定】を使う。
----------------------------------------------------------
種族:スケルトン
Lv:35
称号:Eランク魔物 元聖国兵士
<パッシブスキル>
斬撃耐性(6) 刺突耐性(4) 闇耐性(3)
暗視
<アクティブスキル>
剣術(3) 再生(2)
----------------------------------------------------------
生前のスキルは殆ど失っているようだ。
耐性系が突出してスキルレベルが高い。これは冒険者に嫌がられるのも分かるな。
俺は三体のスケルトンの内、いち早く反応した先頭の奴の首をデュランダルで斬り飛ばす。
アンデッドは基本頭が弱点だ。本来なら効果が高いハンマーなどの打撃系の攻撃か魔法で頭を潰すのだが、デュランダルの持つ【絶対切断】の前では高い【斬撃耐性】も関係無い。
残りの二体の反応は早かった。左側から来た斬撃を右に移動して躱し、挟むようにして右側から振るわれた剣を呪壊魂で受ける。
そのまま回転するように左足で剣を受け止められている方に回し蹴りを食らわせ、空いた呪壊魂をもう片方のスケルトンの眼窩へと突き入れる。
当然感触は無いが、そのまま両断するような形で下へと骨を切り裂く。
「――おっ!」
その時、何かを呪壊魂が吸い取ったような感覚がした。
もしやと思い、蹴り飛ばされたスケルトンをデュランダルで斬ろうとした所を剣だけを斬るのに留める。
武器を失ったスケルトンは、元兵士と言っても所詮死者なのか、残った剣の柄で殴ろうと突っ込んできた。
後の対処は簡単だ。攻撃をあっさりと避けた俺は、スケルトンの足を引っ掛けて転ばせる。そのまま起き上がれないように骨盤を踏みつけて後頭部から呪壊魂を突き刺した。
「やっぱりか」
すると予想通り、呪壊魂の黒い刀身に走る血管が脈動し、人の魂を喰らった時と同じ反応を示した。
今倒したアンデッド系の魔物であるスケルトンは、元々は人間だ。だからなのだろう。この剣の能力である【吸魂】の対象になったのは。
これは思わぬ収穫だ。アンデッドであれば、殺人によるリスクもなくこの剣を成長させることができる。
感覚的には魂の質の様なものがあるのか、生きている人間の方が剣の反応もいい気がするが、それでも俄然やる気が湧いてきた。
俺が剣を見てにやける顔を我慢していると、戦闘を見ていたクウとダーフィトさんが近づいて来た。
「ごしゅじんさまー!」
「流石ギルドが保証しただけあるのう。これなら安心して進めそうじゃ」
腰に抱き着いてきたクウの頭を優しく撫でる。
ふと気付くと、ダーフィトさんの目線が俺の持つ二振りの剣に注がれていた。
「どうかしましたか?」
「ふむ……、もしやそれは呪剣かの? 扱いにくい呪剣を二本も使うとは驚きじゃ。それもどちらもかなり強い力を感じるのう」
「……呪剣?」
「なんじゃ、知らずに使っておったのか? 呪剣というのは魔剣の中でも、怨念や呪術が込められた使用者に害のある魔剣のことじゃ。多くは使っていると精神を病んだりするらしいが、そなたの使っておるのもその類じゃろ?」
なるほど、俺の持つ水精の短剣が普通の魔剣で、殺した人間の魂を吸う霊刀呪壊魂や、二代目転移者の怨念が宿っていた魔剣デュランダルが呪剣と呼ばれているのか。
呪壊魂は【鑑定】をした限りデメリットは見当たらないが、こんないかにもな見た目の剣が無害の筈が無い。
今まで全く気にしていなかったが、その内検証してみる必要があるかもな。
もしくは――
「捨てるって手も……」
俺が冗談でそう呟くと、何故だか焦ったように赤黒い線が動いた気がした。
1
お気に入りに追加
1,356
あなたにおすすめの小説
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

【本編完結済み/後日譚連載中】巻き込まれた事なかれ主義のパシリくんは争いを避けて生きていく ~生産系加護で今度こそ楽しく生きるのさ~
みやま たつむ
ファンタジー
【本編完結しました(812話)/後日譚を書くために連載中にしています。ご承知おきください】
事故死したところを別の世界に連れてかれた陽キャグループと、巻き込まれて事故死した事なかれ主義の静人。
神様から強力な加護をもらって魔物をちぎっては投げ~、ちぎっては投げ~―――なんて事をせずに、勢いで作ってしまったホムンクルスにお店を開かせて面倒な事を押し付けて自由に生きる事にした。
作った魔道具はどんな使われ方をしているのか知らないまま「のんびり気ままに好きなように生きるんだ」と魔物なんてほっといて好き勝手生きていきたい静人の物語。
「まあ、そんな平穏な生活は転移した時点で無理じゃけどな」と最高神は思うのだが―――。
※「小説家になろう」と「カクヨム」で同時掲載しております。

クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。

異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。

タブレット片手に異世界転移!〜元社畜、ダウンロード→インストールでチート強化しつつ温泉巡り始めます〜
夢・風魔
ファンタジー
一か月の平均残業時間130時間。残業代ゼロ。そんなブラック企業で働いていた葉月悠斗は、巨漢上司が眩暈を起こし倒れた所に居たため圧死した。
不真面目な天使のせいでデスルーラを繰り返すハメになった彼は、輪廻の女神によって1001回目にようやくまともな異世界転移を果たす。
その際、便利アイテムとしてタブレットを貰った。検索機能、収納機能を持ったタブレットで『ダウンロード』『インストール』で徐々に強化されていく悠斗。
彼を「勇者殿」と呼び慕うどうみても美少女な男装エルフと共に、彼は社畜時代に夢見た「温泉巡り」を異世界ですることにした。
異世界の温泉事情もあり、温泉地でいろいろな事件に巻き込まれつつも、彼は社畜時代には無かったポジティブ思考で事件を解決していく!?
*小説家になろうでも公開しております。

クラス転移したからクラスの奴に復讐します
wrath
ファンタジー
俺こと灞熾蘑 煌羈はクラスでいじめられていた。
ある日、突然クラスが光輝き俺のいる3年1組は異世界へと召喚されることになった。
だが、俺はそこへ転移する前に神様にお呼ばれし……。
クラスの奴らよりも強くなった俺はクラスの奴らに復讐します。
まだまだ未熟者なので誤字脱字が多いと思いますが長〜い目で見守ってください。
閑話の時系列がおかしいんじゃない?やこの漢字間違ってるよね?など、ところどころにおかしい点がありましたら気軽にコメントで教えてください。
追伸、
雫ストーリーを別で作りました。雫が亡くなる瞬間の心情や死んだ後の天国でのお話を書いてます。
気になった方は是非読んでみてください。

俺は善人にはなれない
気衒い
ファンタジー
とある過去を持つ青年が異世界へ。しかし、神様が転生させてくれた訳でも誰かが王城に召喚した訳でもない。気が付いたら、森の中にいたという状況だった。その後、青年は優秀なステータスと珍しい固有スキルを武器に異世界を渡り歩いていく。そして、道中で沢山の者と出会い、様々な経験をした青年の周りにはいつしか多くの仲間達が集っていた。これはそんな青年が異世界で誰も成し得なかった偉業を達成する物語。

クラス転移で神様に?
空見 大
ファンタジー
空想の中で自由を謳歌していた少年、晴人は、ある日突然現実と夢の境界を越えたような事態に巻き込まれる。
目覚めると彼は真っ白な空間にいた。
動揺するクラスメイト達、状況を掴めない彼の前に現れたのは「神」を名乗る怪しげな存在。彼はいままさにこのクラス全員が異世界へと送り込まれていると告げる。
神は異世界で生き抜く力を身に付けるため、自分に合った能力を自らの手で選び取れと告げる。クラスメイトが興奮と恐怖の狭間で動き出す中、自分の能力欄に違和感を覚えた晴人は手が進むままに動かすと他の者にはない力が自分の能力獲得欄にある事に気がついた。
龍神、邪神、魔神、妖精神、鍛治神、盗神。
六つの神の称号を手に入れ有頂天になる晴人だったが、クラスメイト達が続々と異世界に向かう中ただ一人取り残される。
神と二人っきりでなんとも言えない感覚を味わっていると、突如として鳴り響いた警告音と共に異世界に転生するという不穏な言葉を耳にする。
気が付けばクラスメイト達が転移してくる10年前の世界に転生した彼は、名前をエルピスに変え異世界で生きていくことになる──これは、夢見る少年が家族と運命の為に戦う物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる