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◆◇虹色の卵孵化する◆◇
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◆◇虹色の卵孵化する◆◇
和樹達がアルデスに戻ってから1週間が過ぎた。
街のお祭り騒ぎも終わりいつもと変わらぬ活気に溢れた光景に戻った。
「マスター!マスター!起きてください!」
とチサは横で寝ている和樹の身体をゆさゆさと揺する。
「ぅ…なんだ?…チサ…ふぁああ~…」
と和樹は言い眠たい目を擦りながら起き上がる。
「卵が孵化しそうなんですよ!見てください!」
とチサは自分が寝ていたスペースに置いてある卵を指さして焦りながらも嬉しそうにそう言う。
すると卵に亀裂が入る。
パキパキパキ…ポンッ
「キュイ…キューイ~」
と卵の中から水晶の様に透明で角度に寄って虹色に見える身体をしている赤ちゃんドラゴンがコロンと転がって出てきた。
「これがアルカンシェルドラゴンなのか?」
「多分その子供だと思います…」
と和樹とチサはまじまじと子供ドラゴンを観察する。
「キュイ?キュイ~!」
とその子供ドラゴンは和樹とチサの方にとてとてと覚束無い足で歩いてくる。
「可愛いです!マスター!」
「可愛いな~」
と歩いて近づいてくる子供ドラゴンを見てほっこりする二人。
そして子供ドラゴンは二人の間の隙間に入り頰っぺをすりすりしたり尻尾をフリフリしたりしてきた。
「マスター今称号が増えましたよ!」
「どんなのだ?」
「アルカンシェルドラゴンの飼主と親です」
「確かなんかの動物は最初に見た者を親だと思うって聞いたことがあるな…だから親って付いたんだな」
と間にいる子供ドラゴンをそっと撫でる。
ドラゴンは気持ち良さそうに“キュウ~”と鳴く。
「そうだ名前も決めないとな…なにがいいかな…」
「そうですね♪何がいいでしょうか…」
と二人は名前を考え始める。
「水晶ぽいからクアルソってのはどうだ?ちなみにスペイン語だ」
「私は虹色からイリスと言うのはどうですか?フランス語です」
と二人は地球での言い方でそれぞれに名前を出し合う。
「そっちでも良いな…」
「マスターのでも良いですね…」
「じゃぁ…俺の方からクとア、チサの方からリとスを取ってクアリスってのでどうだ?」
「良いですね!マスター!それにしましょう」
とチサはポンと手を叩いて喜びそう言う。
「今からお前の名前はクアリスだ」
「キュウィ!」
と気に入ったのかクアリスは鳴き声を上げる。
それから騒ぎ声が聞こえたのか隣の部屋でにいたリリオネとラビが部屋に入ってきた。
コンコン…
「失礼します師匠、なにか楽しそうな声が聞こえた…ので…このドラゴンはなんですか!?凄く可愛いです!」
とリリオネは和樹とチサの間にいるクアリスが居るのに気づきキラキラした目で見ていってくる。
「可愛いぴょん!カズキこのドラゴンはどうしたぴょん?」
とラビも気づき質問をしてくる。
「前に虹色の卵を見つけただろそれから産まれたんだ。名前はクアリスだ」
「キュイ!」
とクアリスも“よろしく”見たいな感じで返事をする。
「師匠触ってもいいですか?」
「大丈夫だと思うぞ?なぁクアリス」
とクアリスの方を見て大丈夫かと聞いてみる。クアリスは立ち上がりリリオネの居る方へと歩いていく。リリオネもベットの上に乗り近づいてきたクアリスを抱っこをする。
「可愛いです~しかもこの鱗柔らかいです~」
とリリオネはクアリスを撫で撫でする。
「私も撫でたいぴょん!」
とその光景を見ていたラビもベットに上がりクアリスをリリオネから受け取り撫で撫でする。
クアリスも気持ち良さそうに目を細める。
「今日は仕事をしないでクアリスと遊ぶか!」
「「「はい、賛成です(だぴょん)!」」」
と和樹の提案に三人は賛成する。
こうして和樹達はクアリスと遊んで一日を過ごした。
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名前の決め方が雑です
◆◇虹色の卵孵化する◆◇
和樹達がアルデスに戻ってから1週間が過ぎた。
街のお祭り騒ぎも終わりいつもと変わらぬ活気に溢れた光景に戻った。
「マスター!マスター!起きてください!」
とチサは横で寝ている和樹の身体をゆさゆさと揺する。
「ぅ…なんだ?…チサ…ふぁああ~…」
と和樹は言い眠たい目を擦りながら起き上がる。
「卵が孵化しそうなんですよ!見てください!」
とチサは自分が寝ていたスペースに置いてある卵を指さして焦りながらも嬉しそうにそう言う。
すると卵に亀裂が入る。
パキパキパキ…ポンッ
「キュイ…キューイ~」
と卵の中から水晶の様に透明で角度に寄って虹色に見える身体をしている赤ちゃんドラゴンがコロンと転がって出てきた。
「これがアルカンシェルドラゴンなのか?」
「多分その子供だと思います…」
と和樹とチサはまじまじと子供ドラゴンを観察する。
「キュイ?キュイ~!」
とその子供ドラゴンは和樹とチサの方にとてとてと覚束無い足で歩いてくる。
「可愛いです!マスター!」
「可愛いな~」
と歩いて近づいてくる子供ドラゴンを見てほっこりする二人。
そして子供ドラゴンは二人の間の隙間に入り頰っぺをすりすりしたり尻尾をフリフリしたりしてきた。
「マスター今称号が増えましたよ!」
「どんなのだ?」
「アルカンシェルドラゴンの飼主と親です」
「確かなんかの動物は最初に見た者を親だと思うって聞いたことがあるな…だから親って付いたんだな」
と間にいる子供ドラゴンをそっと撫でる。
ドラゴンは気持ち良さそうに“キュウ~”と鳴く。
「そうだ名前も決めないとな…なにがいいかな…」
「そうですね♪何がいいでしょうか…」
と二人は名前を考え始める。
「水晶ぽいからクアルソってのはどうだ?ちなみにスペイン語だ」
「私は虹色からイリスと言うのはどうですか?フランス語です」
と二人は地球での言い方でそれぞれに名前を出し合う。
「そっちでも良いな…」
「マスターのでも良いですね…」
「じゃぁ…俺の方からクとア、チサの方からリとスを取ってクアリスってのでどうだ?」
「良いですね!マスター!それにしましょう」
とチサはポンと手を叩いて喜びそう言う。
「今からお前の名前はクアリスだ」
「キュウィ!」
と気に入ったのかクアリスは鳴き声を上げる。
それから騒ぎ声が聞こえたのか隣の部屋でにいたリリオネとラビが部屋に入ってきた。
コンコン…
「失礼します師匠、なにか楽しそうな声が聞こえた…ので…このドラゴンはなんですか!?凄く可愛いです!」
とリリオネは和樹とチサの間にいるクアリスが居るのに気づきキラキラした目で見ていってくる。
「可愛いぴょん!カズキこのドラゴンはどうしたぴょん?」
とラビも気づき質問をしてくる。
「前に虹色の卵を見つけただろそれから産まれたんだ。名前はクアリスだ」
「キュイ!」
とクアリスも“よろしく”見たいな感じで返事をする。
「師匠触ってもいいですか?」
「大丈夫だと思うぞ?なぁクアリス」
とクアリスの方を見て大丈夫かと聞いてみる。クアリスは立ち上がりリリオネの居る方へと歩いていく。リリオネもベットの上に乗り近づいてきたクアリスを抱っこをする。
「可愛いです~しかもこの鱗柔らかいです~」
とリリオネはクアリスを撫で撫でする。
「私も撫でたいぴょん!」
とその光景を見ていたラビもベットに上がりクアリスをリリオネから受け取り撫で撫でする。
クアリスも気持ち良さそうに目を細める。
「今日は仕事をしないでクアリスと遊ぶか!」
「「「はい、賛成です(だぴょん)!」」」
と和樹の提案に三人は賛成する。
こうして和樹達はクアリスと遊んで一日を過ごした。
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名前の決め方が雑です
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