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第6章 〜 重なり合う艶華(つやばな)たち 〜

※ 第6章 〜 重なり合う艶華たち 9 〜

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 ぱちゅんっ、ぱちゅんっ、ぱちゅん。

 隼人に跨っている佳苗が、腰の突き上げで跳ね上がる。
 彼女が跳ね上がるたび、強烈な締め付けで男根が引っこ抜かれるような感覚におちいる。

「あぐっ……うっ……うっ……九門っ! すごい締まってる……」

「は、隼人くんも……奥に……すごいっ……はぁんっ!! はっ……はぁっ……うにゃぁんっ!!」

 佳苗は快楽の頂きに抗うように清美と唇を重ねたが、下から貫かれるような快感に耐えきれず、え無くちゅぽんっと外れた。
 妖艶に悶える牝猫は、絶え間ない突き上げから逃れるように、イヤイヤするように首を振る。
 そして、唸るような嬌声をあげながら、しがみつくように親友を抱き寄せて、ロデオのように跳ね回った。
  肉棒が佳苗の子宮をえぐるように挿入されるたび、膣の媚肉が絡まってぎゅむぎゅむと包み込み、隼人の精を根こそぎ搾り取ろうと収縮する。
 あの営業車で隼人に打ち明けた佳苗の気持ちは本物だろう。
 そうでなければ、あんなに冷静で的確に仕事をこなす彼女が、自分に跨がって理性の欠片もなく快楽に溺れているわけがない。荒い息をつきながら、佳苗は卑猥なおねだりをする。
   
「にゃううっ!! ……あぅぅぅぅっ!! ……もっと、もっと来てぇっ……ああっ来るにゃっ……はうっ、隼人くん、もっと激しく突いてぇっ」
  
「そ、それ以上激しく突いたら……俺……ぐぅぅぅっ」
  
「ヤダぁっ!! やめないでっ!!  ……もう、真っ白にしてぇっ……もっと突いてよっ……もっと!!」
   
 子宮奥の壁に当たるたびに、嬌声を上げる佳苗が豊満な乳房が天井を向くように仰け反って、突き上げられるたびに、一段また一段と快楽の頂きに昇っていく。
 清美の背中越しに跳ね悶える佳苗のバスト。フェロモンが充満してはち切れそうなグラマラスな身体は、汗や粘液にまみれてテラテラと輝き、妖艶なグレージュヘアは乱れに乱れている。
 淫乱を絵に書いたような佳苗の姿を見て、隼人は身体の奥底から血が逆流するような興奮が湧き上がった。射精感とともに腰を激しく跳ね上げて佳苗の子宮を蹂躙すると、 肉袋の中で睾丸が精液を子宮に送り込もうとぐりぐりと蠢くのが分かる。 

 ぱちゅん、ぱちゅん、ぱちゅん、ぱん、ぱん、ぱん。
 ぱんぱんぱん、ぱちゅん、ぱちゅん、ぱちゅん、ぱちゅんっ。

「あにゃあっ!! すごい激しいっ!! 奥に当たって気持ちいいっ!! ……隼人くんっ隼人くんっ!! ……きゃうぅぅぅっ!! ……」

 小刻みな動きと高く深くめり込む上下の動きが、一突き一突きの快感が最大値に高まるかのように、佳苗の腰の動きと隼人のそれはぴったりとシンクロした。
 もう、射精感は制御できないくらいに昂っていて、佳苗の膣に思い切りぶちまけたい衝動が、より強く早く腰を突き上げさせる。

「九門っ!! うぐぅぅっ!! ……奥で肉が絡みつくぅっ……あぁぁっ」

「私もっ、お腹のっ、中にっ、めりっ、こんでるっ!!! ……いいのっ、すごくいいっ」
  
 牝猫が快感電流に感電して身悶えしながら、親友をグイグイと抱きしめて、隼人の突き上げに合わせて腰をゆさゆさと振る。

 ぱんぱんぱん、ぱんぱんぱんっ
 ぱちゅぱちゅぱちゅぱちゅっ。

 二人の粘液に濡れた肉体のぶつかる音に、清美も感じてきたのか、身を捩りながら佳苗の首筋や乳房を弄ぶと清美が跨っている部分からぬめぬめとした温かい粘液がにじみ出た。
 肩越しにうっとりした佳苗の顔が見え、しっとりと濡れた瞳と視線が絡まる。
 隼人の瞳を覗いたまま、こくりと牝猫が頷くと、唇が動いた。

(来て……)

 声に出さない卑猥すぎるおねだりであった。



 断る理由はない。隼人は猛然と突き上げてスパートをかけた。佳苗も清美の愛撫を受けながら激しく腰を動かして快感の頂きに駆け上がる。もう我慢も限界だ。身体の奥から射精感が膨張してこみ上げる。

 ぱちゅっぱちゅっ、ぱちゅぱちゅっ。
 ぱんぱんぱん、ぱんぱんぱんっ。
 ぱちゅぱちゅぱちゅぱちゅっ。

「うぐうっ!! 九門っ……九門っ……もう、イクぞっ!!! うくぅぅぅっ!!!」

「いいっ!! いいよっ!! ……来て来てっ!! いっぱいいっぱい中に出してぇっ!! ……あうあっ!! ……んんっんっ!!」

「ええっ!! カナっ……私、まだ、オチ○チン挿入てもらってないのにぃ……」

「よ、ヨミィも……いっぱい……いっぱい……あひぃっ!! ……出して……あんんんっ!! もらうにゃっ!! でも、今は……あぁぁぁぁっ!! ひゃうぅぅぅぅっ!!」
  
「清美っ……君も……いつもよりも……気持ちよくするから……うううっ!! ……俺、もう……うぐぅっっ……イキそうだっ……ああああっ!! ……おおおおっ」 

 ぱちゅぱちゅぱちゅぱちゅっ。
 ぱちゅぱちゅぱちゅぱちゅっ。
 ぱちゅぱちゅぱちゅぱちゅっ。

「ああっ!! 九門っ、清美ぃっ……イクイクっイクぞっ……ううううっ!!」

「にゃぁぁぁんっ!! 隼人くんっ!! 来て来てっ!! ……出してっ!! 出してっ!! 私も、もうダメぇっ!! ……ひにゃぁっ!! ……にゃうぁぁぁっ!! 私もイクっ!! イッちゃうよっ!! はぁぁぁぁっ!!」

 佳苗が天井に顔を向けて仰け反り、ガクガクと頭を揺らして悶え叫ぶ。
 身体中が膨張するような射精感が隼人を満たした。頭の奥で銀色のような光が点滅したような感覚のあと、尿道から熱いものがこみ上げる。もう、精液の噴出を止められなかった。

 ぱちゅぱちゅぱちゅぱちゅっ。

「で、出るっ……ううっ!!」

 ……ぱちゅんっ!!

 隼人が獣のような唸り声をあげて、佳苗の身体を貫くように男根を強く一突きすると、熱い男の精が牝猫の子宮に飛び散った。

 ぶびゅっ、びゅぐっ、びゅるるるるるっ、びゅるるるっ。
 どくっ、どくどく、びゅっ。

「あああっ!! お腹の中にっ……熱い……熱いのが……いっぱいあたるぅ……イクイクイクぅぅぅぅっ!! ……イッくうぅぅぅ!! ……ぐぅぅぅっ!! ……んんんんっ!!! ……はぅっ……」

 清美にしがみついたまま、佳苗は魚のように跳ね仰け反り、快感の雷に打たれた身体をギュッと硬直させた。
 しがみつかれた清美も、彼女が倒れてどこかにぶつけてしまわないよう、優しくもしっかりと抱きとめる。
 佳苗が達して、激しい嬌声が止んだ。ブルブルと硬直して息が詰まる。ものの数秒だろうが、隼人には何十分にも思えるほど、強烈なエクスタシーに見えた。

「カナ……すごい……こんなイキ顔、初めて見たよ……きゃあ!!」

 フッと息を取り戻した牝猫が、とろんとした虚ろな表情で清美にもたれかかってきた。女性と言えど、脱力しきった身体は重い。上半身の全体重が清美にのしかかってきたのである。
 牝猫を支えきれずに受け止めた恋人が、ちいさな悲鳴をあげて後ろに倒れる。
 射精して冷静さを取り戻した、いわゆる『賢者タイム』の隼人は慌てながらも反射的に手を伸ばして、清美を抱きとめるようにゆっくりと後ろに倒してあげた。

「きゃんっ、カナったら……隼人くん……ありがとう……」

「大丈夫だ……次は、清美もたくさん愛してあげる。……けど……ちょっと待っててな」

 自分の顔の隣に倒れてきた清美の耳元に囁くと、恋人はコクリとうなずいた。
 清美も少女ではない。毎週彼女の部屋で愛し合っている時のように、パートナーである自分が一度精液を放出すると、再び回復するまで少し間があるのは理解してくれている。
 そして、その『間』を短くする方法も、二人が何度も身体を重ねることでお互いが知っていた。寝転がりながらバックハグのような体制になったので、清美は首をひねって隼人にチュッとキスをした。
 お互いの頬をすり合わせて、キスを重ねる。乳房を手に収めている隼人の手を包むように握りながら、清美が溢れている愛液を尻を動かしてねちゃねちゃと彼の身体に刷り込んでいく。

「はぁぁぁっ……にゃあぁぁぁ……きもち……いい……はぁっ、はぁっ……」

 佳苗は絶頂の余韻が収まらないのか、清美を押し倒したまま、時折腰を弾ませてうっとりと喘ぎ声を上げていた。
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