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第5章 〜 絡(から)まる人妻 〜
※ 第5章 〜 絡まる人妻 5 〜
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(最後くらい……笑顔を見せてあげたいな)
あと、一時間。
目の前の隼人と別れて、一人のママに戻るまでの残り時間だ。
そして、彼とさよならするまでの残り時間でもある。
笑顔を作ってるのに、とめどなくあふれる涙。指でぬぐって、ニコニコと笑う。笑顔とうらはらに、こみ上げる涙が止まらない。
こじれる前に、まだ夫が気づかない今しかないと、別れを持ちかけたのは、かおり自身だ。
しかし、断ち切れない感情が胸の奥で疼き、涙をあふれさせるのはなぜだろう。
「ねぇ……しようよ……このままじゃ、私、ずっと泣いちゃいそう……」
沈んだ顔の隼人にしがみつくように抱き寄せる。そして、振り切るように唇を重ね、押し倒した。
呆気に取られる恋人の身体を夢中で貪る。唇、顎、首元、厚い胸板。じゅばじゅばと唾液たっぷりのキスを浴びせる。隼人の喘ぎ声を聞きながら、乳輪を舌先でなぞると、たちまち乳首が勃起する。
「あ……こっちも硬くなってきた……」
下腹部に肉棒があたり、隆起してきたことがわかった。
隼人が胸が敏感なのを知ったのは、初めての時か、それとも二度目か。コチコチの乳首を口に含んで舌で弄ぶ。
「ううっ……かおりちゃん……すげぇ感じる……」
口で右胸の乳首を吸い、左腕で乳首と乳輪をフェザータッチで攻めつつ、右手は肉棒つかんでしごき始めた。
すでに先走りまみれでヌメヌメとした肉竿であった。
じゅるるるっ、ちゅっ、ずりゅりゅりゅっ。
胸を攻めながら、ペニスをいじり始めたので、いつもと逆の握り方だ。
慣れない握り方なので、しごき方がぎこちない。しかし、隼人には新鮮な刺激だったようで、腰がビクビクと反応した。脈動しながら、彼の肉棒が剛棒へと硬化していく。
吸い上げていた乳首から口を離し、恋人の上を滑るように這って、耳たぶを甘噛みしながら囁く。
「隼人くん……熱くて……めちゃくちゃ硬くなってきたよ……」
舌先を耳の穴に差し込み、ひと舐めして息を吹きかけると、隼人の身体が波打った。
「うぐっ……かおりが……すげぇ上手いからだよ……」
嬉しさと愛おしさがごちゃまぜになった感情が、かおりを更に淫乱にさせる。
この身体を味わい尽くしたい。隼人にも、自分の身体をもっと味わってもらいたい。
あと、一時間で、二人の身体は二度と重なることがなくなるからだ。
耳から喉元、デコルテライン、乳輪、乳首。舌とキスで愛撫を重ねていく。
遠くに隼人の喘ぎ声を聞きながら、記憶に刻むように肌の感触を確かめていく。悶えて行き場のない彼の手が頭に触れ、かおりの髪の毛をくしゃくしゃにする。
ちゅっ、れろっ、じゅぷっ、ちゅぱっ、ちゅちゅっ。
脇、腹筋のくぼみ、太ももを経由し、口の愛撫は目的地にたどり着いた。
いきり立った隼人の男根をそっと握って改めて見つめる。たくましく、どくどくと熱い脈動が手のひらから充分すぎるほど伝わってくる。
(早く挿入てほしいけど、もう少し焦らしたいな……)
口いっぱいに唾液を含んで、充血した亀頭に垂らす。
てらてらと光る男根を見つめ、大きく息を吐くと、じゅぶりと一気に咥え込んだ。亀頭を舌で転がしながら、ゆっくりと口淫を深めていく。
じゅぼっ、じゅるるるっ、じゅぶっ、じゅっじゅっ、じゅぼぼっ、ちゅぱっ。
「おおぅ……かおりちゃんの舌が……絡みついて……」
「いっぱい……いっぱい気持ちよくなって……忘れてほしくないの……」
ちゅぽんと口から熱棒を外して、手でずりゅずりゅとしごく。
あっという間に手が唾液と先走り液にまみれ、しごく度にびちゃびちゃと太ももや下腹部に汁を撒き散らす。
亀頭にちゅっとキスをして、ぱくりと肉袋を口に含む。舌先が睾丸のゴロゴロとした蠢きを感じる。
口に含んだまま、唾液でグチュグチュになった肉ひだのシワを、舌先でなぞるように舐めあげていく。
「ううっ……そんな舐められ方……されたことない……」
(私だって、初めてだよ……あなただから、やるんだよ)
ずりゅりゅりゅっ、ぴちゃっ、ごぶっ、ぴちゅっ。
広く、静かなラブホの部屋に、かおりの愛撫の音と二人の動物じみた荒い息遣いが響く。
肉袋を舐め上げる彼女が薄く目開けると、鈴口が充血してはち切れんばかりにいきり立つ男根が見え、子宮がキュンと疼いた。
「し……シックスナイン……しよっか……」
攻めるのもいいが、最後のセックスだから、できるだけ長く二人で気持ちよくなりたかった。
隼人の返事を待たず、かおりは体勢を変えて、彼の顔にまたがって再びギンギンの肉塊をしごき始める。
女の蜜でまみれた秘所をさらけ出した途端、膣に相手の唇が触れ、身体の内側から快感の熱波が広がった。刺激に急かされるように、肉茎をじゅぼりと飲み込み、舌で亀頭を撫で回すと、腰がビクンビクンとバウンドして、かおりのフェラチオの快感度合いを示してくれる。
膣からの快感も、深く身体に広がっていく。舌や唇の刺激で燃えるように熱い。自分の意思と関係なく愛液があふれ出る。
牝の肉芽に彼の舌が触れ、円を描くように舐め上げられたあと、左右に早くスライドし始めると、快感に耐えるようにペニスを握りしめるだけになってしまった。
「あぁぁぁっ……あはぁぁぁぁっ……そ、それ、すごい……あぁぁん、いぃぃぃっ……ひゃぅぅぅっ!!!!!」
ねちっこい舌先の攻めを受け、かおりの腰は自分の意志と関係なく、ビクンビクンと跳ね回る。
隼人とシックスナインをする時は、いつもクリ○リスを舌先で左右に舐められて、悶え狂ってしまう。
この体勢になると、いくら彼の肉棒をしごいていても、子宮からの快感で途中から何もできず、握りしめるだけになるのが常であった。
目を閉じて、自分の肉芽からくる激しい愉悦の波に身体を任せる。ブルブルと小刻みに身体が震えてゾワゾワが止まらない。
じゅぷり、と膣の中に指が侵入したかと思うと、かおりのGスポットを瞬く間に探り当てた。
「んんんんっ!!!! んぁぁぁぁっ!! い、いきなりっ……あぁん……あんあんあん……」
じゅぶじゅぶじゅぶっ、じゅじゅじゅるっ、じゅぶちゅっ。
コリコリとした膣壁を、指の腹を使って掻き出すように押し撫でる。
ゴポゴポと指が出し入れされる度に、ぐじゅぐじゅと卑猥な音とともに蜜液があふれ出る。
「はぁっ!!!……うくぅっ!!!……そ、そこ……感じちゃ……ひぁぁぁっ!!!」
ゆっくりだった指ピストンのピッチと舌のスライドが早くなり、頭の奥と子宮で快感の小爆発が起こる。
意識の中で享楽の花火が弾けるたび、子宮の媚肉も指に絡まり付き、快楽に踊り回るのが自分でわかる。
にちゃちゃちゃっ、じゅぶじゅぶじゅぶっ、じゅるるるっ、ぴちゃぴちゃっ、くちゅくちゅくちゅっ。
女壺から快感電流が駆け巡るごとに、自分の意思と無関係に身体が仰け反り跳ね回る。
ぶるぶると身震いが始まり、腰回りが強張って、膣が隼人の指をグイグイと締め上げる。かおりは自分で絶頂が近づいていることを感じ、自ら腰をグラインドさせる。
「ひゃうぅぅぅぅっ!!!!……んっんっんっんっ!!!!……あはぁっ!!!!……すごい、すごい感じちゃう……あはぁっ……」
(挿入る前だけど、もう、イキたい……我慢できない……)
指と舌の強烈な刺激で、もはや女の昂りを止められるものではなかった。
仰け反りながら、身体が味わう牝の喜びと恋人との別れが近い悲しみが混ざりあった涙を流すかおりであった。
「あああっ!!!……あくぅっっっ!!!!……も、もう我慢できない、我慢できないよぅ!!!!……もっと、もっと、私のおま○こ掻き回してぇっっ!!!!」
じゅじゅじゅじゅじゅっ、くちゅくちゅくちゅっ、じゅるるるるるっ。
「はぁぁぁ!!!!……もうイクイクっ!!!……イッちゃう!!!……あぁぁぁぁっ!!!!……も、もうダメぇぇぇっ!!!……イクっ、イクぅぅぅぅぅっ!!!!……あはぁっ!!!!!!」
鏡張りの天井を見上げるように大きく仰け反ったかおりは、何度か大きく痙攣すると、隼人の股間にヘタリと倒れ込んで、愉悦の余韻で小刻みに身震いした。
「は、隼人くん……も、もう……あまり時間ないの……この硬くて熱いの、最後に入れて……」
硬くて熱い肉棒の持ち主は、うなずきながら起き上がる。
一方のかおりは、まだ余韻が残って息が荒いにも関わらず、ヨロヨロと四つん這いでベッド脇に進み、しつらえたガラスの小皿から『厚さ0.01ミリ』と書かれたコンドームの袋をつまんだ。
キョトンとする隼人に振り向き、すまなそうに首をすくめる。
「最後の最後でごめんなんだけど、私、今日は大丈夫じゃないんだ……だから、ゴム、つけて。私と隼人くん、お互いの生活を守りながら、さよならしましょ」
うつむきながら、自分に言い聞かせるように隼人はうなづいた。かおりににじり寄って、コンドームを受け取ろうと手を伸ばすと、彼女は小袋をつまんだ手を引いた。
「ゴム、自分でつけるよ。ちょっとだけ待っててよ、かおりちゃん」
かおりは隼人を押しとどめ、ゆっくり首を振ってエヘヘと笑った。涙と官能で潤んだ瞳が、まっすぐ隼人の瞳を捉える。
「私がお願いしたし、私がつけてあげる」
『厚さ0.01ミリ』と書かれている部分を横切るように、小袋を割いて、薄く透けている避妊具を取り出した。
「……隼人くんにあわててつけてほしくないし……付けてるのを待ってる間に、余計なこと考えちゃいそうだから……」
彼の股間に手を伸ばし、亀頭がお辞儀をし始めたペニスに唾液を垂らしてしごき始めた。
「ほら、少し柔らかくなっちゃったし、硬くしてつけてあげる」
ずりゅずりゅとしごき始めると、すぐカチカチに勃起する。剛棒に手早くコンドームを装着した彼女は、隼人にしがみつくように抱きつき、耳元で囁く。
「最後は……ぴったりくっついたまま、挿入てほしいの……」
うなずいた隼人は、かおりを支えながらゆっくりと押し倒した。
彼女がペニスを握り、自分の秘口に彼を導くと、じゅぶっと音を立てながら子宮内に侵入した。
二人が愉悦のため息をつき、唇を重ねると、隼人の腰がグラインドし始めた。
あと、一時間。
目の前の隼人と別れて、一人のママに戻るまでの残り時間だ。
そして、彼とさよならするまでの残り時間でもある。
笑顔を作ってるのに、とめどなくあふれる涙。指でぬぐって、ニコニコと笑う。笑顔とうらはらに、こみ上げる涙が止まらない。
こじれる前に、まだ夫が気づかない今しかないと、別れを持ちかけたのは、かおり自身だ。
しかし、断ち切れない感情が胸の奥で疼き、涙をあふれさせるのはなぜだろう。
「ねぇ……しようよ……このままじゃ、私、ずっと泣いちゃいそう……」
沈んだ顔の隼人にしがみつくように抱き寄せる。そして、振り切るように唇を重ね、押し倒した。
呆気に取られる恋人の身体を夢中で貪る。唇、顎、首元、厚い胸板。じゅばじゅばと唾液たっぷりのキスを浴びせる。隼人の喘ぎ声を聞きながら、乳輪を舌先でなぞると、たちまち乳首が勃起する。
「あ……こっちも硬くなってきた……」
下腹部に肉棒があたり、隆起してきたことがわかった。
隼人が胸が敏感なのを知ったのは、初めての時か、それとも二度目か。コチコチの乳首を口に含んで舌で弄ぶ。
「ううっ……かおりちゃん……すげぇ感じる……」
口で右胸の乳首を吸い、左腕で乳首と乳輪をフェザータッチで攻めつつ、右手は肉棒つかんでしごき始めた。
すでに先走りまみれでヌメヌメとした肉竿であった。
じゅるるるっ、ちゅっ、ずりゅりゅりゅっ。
胸を攻めながら、ペニスをいじり始めたので、いつもと逆の握り方だ。
慣れない握り方なので、しごき方がぎこちない。しかし、隼人には新鮮な刺激だったようで、腰がビクビクと反応した。脈動しながら、彼の肉棒が剛棒へと硬化していく。
吸い上げていた乳首から口を離し、恋人の上を滑るように這って、耳たぶを甘噛みしながら囁く。
「隼人くん……熱くて……めちゃくちゃ硬くなってきたよ……」
舌先を耳の穴に差し込み、ひと舐めして息を吹きかけると、隼人の身体が波打った。
「うぐっ……かおりが……すげぇ上手いからだよ……」
嬉しさと愛おしさがごちゃまぜになった感情が、かおりを更に淫乱にさせる。
この身体を味わい尽くしたい。隼人にも、自分の身体をもっと味わってもらいたい。
あと、一時間で、二人の身体は二度と重なることがなくなるからだ。
耳から喉元、デコルテライン、乳輪、乳首。舌とキスで愛撫を重ねていく。
遠くに隼人の喘ぎ声を聞きながら、記憶に刻むように肌の感触を確かめていく。悶えて行き場のない彼の手が頭に触れ、かおりの髪の毛をくしゃくしゃにする。
ちゅっ、れろっ、じゅぷっ、ちゅぱっ、ちゅちゅっ。
脇、腹筋のくぼみ、太ももを経由し、口の愛撫は目的地にたどり着いた。
いきり立った隼人の男根をそっと握って改めて見つめる。たくましく、どくどくと熱い脈動が手のひらから充分すぎるほど伝わってくる。
(早く挿入てほしいけど、もう少し焦らしたいな……)
口いっぱいに唾液を含んで、充血した亀頭に垂らす。
てらてらと光る男根を見つめ、大きく息を吐くと、じゅぶりと一気に咥え込んだ。亀頭を舌で転がしながら、ゆっくりと口淫を深めていく。
じゅぼっ、じゅるるるっ、じゅぶっ、じゅっじゅっ、じゅぼぼっ、ちゅぱっ。
「おおぅ……かおりちゃんの舌が……絡みついて……」
「いっぱい……いっぱい気持ちよくなって……忘れてほしくないの……」
ちゅぽんと口から熱棒を外して、手でずりゅずりゅとしごく。
あっという間に手が唾液と先走り液にまみれ、しごく度にびちゃびちゃと太ももや下腹部に汁を撒き散らす。
亀頭にちゅっとキスをして、ぱくりと肉袋を口に含む。舌先が睾丸のゴロゴロとした蠢きを感じる。
口に含んだまま、唾液でグチュグチュになった肉ひだのシワを、舌先でなぞるように舐めあげていく。
「ううっ……そんな舐められ方……されたことない……」
(私だって、初めてだよ……あなただから、やるんだよ)
ずりゅりゅりゅっ、ぴちゃっ、ごぶっ、ぴちゅっ。
広く、静かなラブホの部屋に、かおりの愛撫の音と二人の動物じみた荒い息遣いが響く。
肉袋を舐め上げる彼女が薄く目開けると、鈴口が充血してはち切れんばかりにいきり立つ男根が見え、子宮がキュンと疼いた。
「し……シックスナイン……しよっか……」
攻めるのもいいが、最後のセックスだから、できるだけ長く二人で気持ちよくなりたかった。
隼人の返事を待たず、かおりは体勢を変えて、彼の顔にまたがって再びギンギンの肉塊をしごき始める。
女の蜜でまみれた秘所をさらけ出した途端、膣に相手の唇が触れ、身体の内側から快感の熱波が広がった。刺激に急かされるように、肉茎をじゅぼりと飲み込み、舌で亀頭を撫で回すと、腰がビクンビクンとバウンドして、かおりのフェラチオの快感度合いを示してくれる。
膣からの快感も、深く身体に広がっていく。舌や唇の刺激で燃えるように熱い。自分の意思と関係なく愛液があふれ出る。
牝の肉芽に彼の舌が触れ、円を描くように舐め上げられたあと、左右に早くスライドし始めると、快感に耐えるようにペニスを握りしめるだけになってしまった。
「あぁぁぁっ……あはぁぁぁぁっ……そ、それ、すごい……あぁぁん、いぃぃぃっ……ひゃぅぅぅっ!!!!!」
ねちっこい舌先の攻めを受け、かおりの腰は自分の意志と関係なく、ビクンビクンと跳ね回る。
隼人とシックスナインをする時は、いつもクリ○リスを舌先で左右に舐められて、悶え狂ってしまう。
この体勢になると、いくら彼の肉棒をしごいていても、子宮からの快感で途中から何もできず、握りしめるだけになるのが常であった。
目を閉じて、自分の肉芽からくる激しい愉悦の波に身体を任せる。ブルブルと小刻みに身体が震えてゾワゾワが止まらない。
じゅぷり、と膣の中に指が侵入したかと思うと、かおりのGスポットを瞬く間に探り当てた。
「んんんんっ!!!! んぁぁぁぁっ!! い、いきなりっ……あぁん……あんあんあん……」
じゅぶじゅぶじゅぶっ、じゅじゅじゅるっ、じゅぶちゅっ。
コリコリとした膣壁を、指の腹を使って掻き出すように押し撫でる。
ゴポゴポと指が出し入れされる度に、ぐじゅぐじゅと卑猥な音とともに蜜液があふれ出る。
「はぁっ!!!……うくぅっ!!!……そ、そこ……感じちゃ……ひぁぁぁっ!!!」
ゆっくりだった指ピストンのピッチと舌のスライドが早くなり、頭の奥と子宮で快感の小爆発が起こる。
意識の中で享楽の花火が弾けるたび、子宮の媚肉も指に絡まり付き、快楽に踊り回るのが自分でわかる。
にちゃちゃちゃっ、じゅぶじゅぶじゅぶっ、じゅるるるっ、ぴちゃぴちゃっ、くちゅくちゅくちゅっ。
女壺から快感電流が駆け巡るごとに、自分の意思と無関係に身体が仰け反り跳ね回る。
ぶるぶると身震いが始まり、腰回りが強張って、膣が隼人の指をグイグイと締め上げる。かおりは自分で絶頂が近づいていることを感じ、自ら腰をグラインドさせる。
「ひゃうぅぅぅぅっ!!!!……んっんっんっんっ!!!!……あはぁっ!!!!……すごい、すごい感じちゃう……あはぁっ……」
(挿入る前だけど、もう、イキたい……我慢できない……)
指と舌の強烈な刺激で、もはや女の昂りを止められるものではなかった。
仰け反りながら、身体が味わう牝の喜びと恋人との別れが近い悲しみが混ざりあった涙を流すかおりであった。
「あああっ!!!……あくぅっっっ!!!!……も、もう我慢できない、我慢できないよぅ!!!!……もっと、もっと、私のおま○こ掻き回してぇっっ!!!!」
じゅじゅじゅじゅじゅっ、くちゅくちゅくちゅっ、じゅるるるるるっ。
「はぁぁぁ!!!!……もうイクイクっ!!!……イッちゃう!!!……あぁぁぁぁっ!!!!……も、もうダメぇぇぇっ!!!……イクっ、イクぅぅぅぅぅっ!!!!……あはぁっ!!!!!!」
鏡張りの天井を見上げるように大きく仰け反ったかおりは、何度か大きく痙攣すると、隼人の股間にヘタリと倒れ込んで、愉悦の余韻で小刻みに身震いした。
「は、隼人くん……も、もう……あまり時間ないの……この硬くて熱いの、最後に入れて……」
硬くて熱い肉棒の持ち主は、うなずきながら起き上がる。
一方のかおりは、まだ余韻が残って息が荒いにも関わらず、ヨロヨロと四つん這いでベッド脇に進み、しつらえたガラスの小皿から『厚さ0.01ミリ』と書かれたコンドームの袋をつまんだ。
キョトンとする隼人に振り向き、すまなそうに首をすくめる。
「最後の最後でごめんなんだけど、私、今日は大丈夫じゃないんだ……だから、ゴム、つけて。私と隼人くん、お互いの生活を守りながら、さよならしましょ」
うつむきながら、自分に言い聞かせるように隼人はうなづいた。かおりににじり寄って、コンドームを受け取ろうと手を伸ばすと、彼女は小袋をつまんだ手を引いた。
「ゴム、自分でつけるよ。ちょっとだけ待っててよ、かおりちゃん」
かおりは隼人を押しとどめ、ゆっくり首を振ってエヘヘと笑った。涙と官能で潤んだ瞳が、まっすぐ隼人の瞳を捉える。
「私がお願いしたし、私がつけてあげる」
『厚さ0.01ミリ』と書かれている部分を横切るように、小袋を割いて、薄く透けている避妊具を取り出した。
「……隼人くんにあわててつけてほしくないし……付けてるのを待ってる間に、余計なこと考えちゃいそうだから……」
彼の股間に手を伸ばし、亀頭がお辞儀をし始めたペニスに唾液を垂らしてしごき始めた。
「ほら、少し柔らかくなっちゃったし、硬くしてつけてあげる」
ずりゅずりゅとしごき始めると、すぐカチカチに勃起する。剛棒に手早くコンドームを装着した彼女は、隼人にしがみつくように抱きつき、耳元で囁く。
「最後は……ぴったりくっついたまま、挿入てほしいの……」
うなずいた隼人は、かおりを支えながらゆっくりと押し倒した。
彼女がペニスを握り、自分の秘口に彼を導くと、じゅぶっと音を立てながら子宮内に侵入した。
二人が愉悦のため息をつき、唇を重ねると、隼人の腰がグラインドし始めた。
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