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本編
美味しい料理を食べました
しおりを挟むレオンさんに部屋の案内をしてもらった後、僕たち支配人のルージュさんに連絡して夕飯を食べることにした。
「どんな料理が食べられるのか楽しみです」
「あぁ、俺も久しく食べてなかったから楽しみだ。この領は海が近いから新鮮な魚介類なんか食べられるはずだ」
「おさかな!久しぶりに食べたいです!」
レオンさんの『魚』という言葉に僕は歓喜してぴょんぴょんと飛び跳ねた。こっちの世界に来てから初めて魚を食べられるかもしれない事に僕は興奮してレオンさんの腕を引っ張りグイグイと宴会場へ向かう。
「ん?アサヒは魚を食べたことあるのか?」
「はい!向こうでは色んな魚料理がありますからね。焼いたり、煮たり、揚げたり…僕が1番好きなのはお刺身です」
「お刺身とはなんだ?」
分からないと言った顔で首を捻るレオンさんはちょっと可愛かった。
「新鮮なお魚に醤油…タレを付けて生で食べる料理です。」
「生!?…なるほど、新鮮な魚だからこそできる食べ方だな…ふむ、アサヒの話を聞いていたらそのお刺身というものを食べてみたくなった」
「じゃあ今度の旅行先は海の近くにしましょう!もしかしたら似たような料理があるかもしれませんね!」
「今度の旅行先…あぁそうだな。沢山2人でいろんな所へ出かけよう」
そんな僕のはしゃぎっぷりをレオンさんは嬉しそうに笑って僕にされるがまま引っ張られながら宴会場に向かった。
「ふぅ~…いっぱい食べたぁ…お腹ぽんぽんだ」
「ほんとだ、アサヒの可愛いお腹が少しぽっこりしているな」
旅館自慢の美味しい魚料理をお腹いっぱいに食べぽんぽんとお腹を軽く叩いているとレオンさんが優しくさすってくれる。
なんか僕、妊婦さんになった気分…
なんとなくその行為が恥ずかしくなり僕はお腹から手を外し食休みの紅茶を1口飲んだ。
「いつも少食なアサヒがあれほど食べると思わなかった。それ程ここの料理は美味しかったか?」
「はい!大満足です。明日の朝ごはんも楽しみですね」
「はははっそうだな」
そうしてしばらく僕たちは料理話に花を咲かせながらのんびりとくつろいだ。
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