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本編
【閑話1-4】マンネリ対策sideアリル※
しおりを挟むルイズ=ダルイズの愛称
はぁ…ドキドキする。
いつもルイズから誘われてあれよあれよという間に流されベットに縫い付けられ愛される。
なので夜の誘いを自分からするなんて初めての事でどう誘えばいいのかわからない。
ソファに座ったり立ったり、窓の外を見てソワソワと…ルイズが帰ってくるまで落ち着きなく過ごす。
いつも同じようにルイズに愛されているだけで自分から奉仕するなんてこともしたこと無かった。だからアサヒさんの教育係として閨事情を聞いた時これほどまで自分たちとの違いを聞き驚いたことを今でも覚えている。
それからだ、自分たちのマンネリを気にしだしたのは。ルイズはとくに不満などないと思うがもしかしたら心のどこかで私に対し、して欲しいことなどあるかもしれない。考え出すと止まらなくなり自己嫌悪に陥ることもあった。
そんな時アサヒさんから一緒に出かけないかと言われたのは僥倖だった。はじめて同じような境遇の友人ができたことにとても感謝し嬉しく思った。
そんなこんなで知り合いの店に行き服を注文し、そして履いたことも無い際どい下着を勇気をだし購入して帰ってきた。
恥ずかしくてクローゼットの奥深くに下着を隠し服が完成するまでルイズに見つからないように徹底的に管理した。
そして2週間後…服ができたと連絡が来てアサヒさんと2人で取りに行く。家で1人で着れるようにケビンに着方を教わりながらなんとか着れるようになった。
そしていざ実践当日。仕事から帰ってきたルイズを出迎え一緒に夕食を食べる。今日あった出来事や何をしたかなど他愛も無い話で盛り上がりいつも通り楽しい食卓だったが内心どう切り出そうか心臓がバクバクな自分もいる。
夕食後の2人だけのお茶の時間、すこし食休みをしながらまったり過ごす。
いつもお茶の後一緒に風呂に入るが今日は1人で入らなければならない。なぜなら一緒に入れば必ず風呂場で愛されとろとろ蕩けさせられるからだ。
なんとかお風呂に一緒に入れず不満そうなルイズを説得し1人で入る。もちろん夜の準備も1人でしなければならない。いつもはルイズが全部やってくれるので自分に出来るか不安だったが、この時のためにアサヒさんから教えて貰って買っておいた棒型の魔道具を取り出す。
ごくりと唾を飲み込み真っ赤な顔で魔道具を見つめる。意をけしておずおずとお尻に道具をあてがいゆっくりと挿入していく。震える手で取っ手部分にあるボタンを押しぬぷぬぷと前後に動かしていく。
「んっ…ふぁっ…これっ…すごい…んぁっ」
出し入れしているだけで緩く勃ちあがり先端から蜜を零す。風呂場に響く自分の鼻にかかった嬌声を聞き恥ずかしながらも手を動かし続け洗浄する。
アサヒさんもしている事だ…私だってできる。
なんとか自分に喝を入れ中の洗浄をやり終える。後はサッとシャワーで軽く流しフラフラのおぼつかない足で風呂場を出てケビンの店で購入したルイズ色の勝負下着を履き衣装に身を包む。
ドキドキしながらゆっくりと寝室に向かって歩く。思いのほか時間がかかってしまい先にお風呂に入ったルイズは寝室で待っているだろう。
寝室の扉前でふぅっと深呼吸をしてドアノブに手をかける。カチャリという音と共に扉が開き中で待っていたルイズと目が合う。
ソファで足を組みながら紅茶を飲んでいたルイズはぽかんと口と目を見開いた顔でこちらを凝視している。
なんて声をかければいいのか…恥ずかしくて心臓の鼓動が速まる。数分の間お互いに何も言葉を発せられずただ見つめ合い時間だけが過ぎていった。
そんな空間に痺れを切らし口火を切ったのはルイズだった。
「…なっ…なんだ…その格好は…」
「…メ、メイド服だよ…」
「いや、…それは分かってる…なんでそんな服を…着ているんだ」
「えっと…マ、マンネリ…防止対策で…」
「…マンネリ防止対策?」
何故着ているんだと聞かれれば答えるしかあるまい。羞恥心で顔を真っ赤に染めながら質問に答えていき、マンネリ対策だと伝えたら少しルイズの眉間にシワがよる。
「なんでそんなことを…」
「だって…いつもルイズにして貰ってばかりだろう?…私ばかり気持ちよくなってルイズには何もしてやれていないじゃないかって思って…」
「っ!?…アリルそんなこと思ってたのか?」
ルイズの言葉にこくんと頷くとソファに座っていたルイズが立ち上がり大股で私に近寄りぎゅっと力強く抱きしめてくれた。
突然の出来事できょとんとしてしまったのは仕方ないだろう。
「…ルイズ?」
「俺のために色々考えてくれたんだな…ありがとう」
「…うぅっ」
「おいおい、泣くなよ…可愛い顔が台無しだぞ?」
ルイズの言葉に感極まって涙を流してしまったら優しくちゅっと頬に伝う涙を舐め取られてしまった。
びっくりして見上げるとそこにはもう先程の優しさ溢れるルイズではなく獲物を目の前にした猛獣のようなギラギラした目で私を見つめているルイズがいる。
「アリル…この格好は俺のためにしてくれたんだよな?」
「…ル、ルイズ?…あのちょっと待っ…」
「なら俺の好きにしても構わないってことだよな?」
「いや、ちょっ…ちょっと待って…わぁっ!?」
鼻息の荒いルイズにガバッと抱き上げられ寝室の壁際に押し付けられる。
顔をくいっと持ち上げられ荒々しくキスされる。舌で唇をこじ開けられ口内に侵入して舐め回される。ルイズの肉厚な舌で舌を絡め取られじゅるじゅると吸われたり、唾液を流し込まれる。先程ルイズが飲んでいた紅茶の風味が口いっぱいに広がる。
唾液で溺れないようにこくこくと飲み込んでもとめどなく流し込まれる。
くちゅくちゅと部屋に響き渡る卑猥な水音をきかされると脚に力が入らなくなり、カクンッと脱力するが、ルイズの逞しい太い腕に腰を支えられている為崩れ落ちる心配はない。
ちゅぱっと音を立てて深く長いキスから開放されたと思ったら首元にある大きなリボンをしゅるしゅると抜き取られ服のボタンをぷちぷちと素早く外される。
何故ルイズは初めて見る服をこんなにも意図も容易く脱がせられるのか…濃厚なキスでトロトロにされた働かない頭で疑問に思っていると首筋に熱い舌を這わされた。
「ひゃっ…ルイズっ…んぅっあっ…あぁっ」
「相変わらず首が弱いな…跡つけていいか?」
「ふぁっ…んっやぁっあぁっ…ひんっ」
「アリル…いいか?」
「…うぅっ」
そんな顔されたら断れないだろうっ
照れ隠しで心の中で悪態をつきながらこくんと頷くとルイズの顔がぱぁああっと艶のある妖艶な笑顔が咲き自分の首筋に顔を埋めぢゅっと吸い付かれる。
チクッとしたがそれも快感に変わりどんどん下半身に熱が集まってきてもじもじしていると、それに気づいたルイズがニヤッと笑いスカートをまくる。
咄嗟のことで反応出来ずスカートの中を見られてしまった。そこには下着の中で窮屈そうに収まっている自分のペニスがあった。
先走りでシミを作り下着の色を変えていた。その下着を見てルイズが目を見開き驚いた。
「っ!?…こんな卑猥な下着を履いて…悪い子だ」
「ふぁっ…やっ…あぅっだめっ…弄ったらっ…んっああっ」
「ん?…弄って欲しかったんだろう?」
総レースの下着をずらされぷるんっとペニスが飛び出す。先端からはとめどなく先走りがこぼれ床に雫を落としている。そんな私のペニスをルイズが大きな剣だこのある手で容赦なく扱いてくる。
「あぁっ…あっひっ…でるっでちゃっ…あぁっ」
我慢できずぴゅっぴゅっと白濁液をルイズの手の中に吐き出すがルイズの手は止まらず扱きあげ敏感な先端をこねくり回す。
「やっ!?…あぁっいったぁ…いったばっかりっあっ…先っぽらめっ…あああぁぁっ」
「我慢するな、出せ」
耳元で甘い痺れるような声で囁かれ2度目の絶頂を迎えた。
しかし出したのは白濁液ではなく透明な汁だった。一瞬何が起こったのか分からず思考停止していたがおしっこを漏らしたと思い目に涙が溜まる。
それを見たルイズが「潮を吹いたんだ、泣かなくていい」と頭を優しく撫でてくれる。
この歳になって漏らしたと思った時は絶望だった、しかも愛する人の前で…。
連続で2度も絶頂したので私の足腰はもうガクガクで自力で立っていられなくなりルイズにしがみつくようにもたれ掛かる。
それを察知したルイズが際どい下着とガーターベルトを残し潮でびしゃびしゃに濡れたメイド服を手早く逃がしベットへ運んでくれた。
何故ガーターベルトと下着を残したのか…変に残されて全裸より恥ずかしい格好にされた。
そんな自分を見下ろしているルイズはベットサイドのチェストから小瓶を取りだし蓋を開け潤滑油を手に取り私の蕾を指で優しく撫で回す。
「んっ…ふぁっあっあぁっ…んぅっ」
中に入れずくりくりと蕾のシワを伸ばすように縁を弄る。むず痒いような、焦れったい刺激で勝手に腰が揺れてしまう。
「腰揺れてるぞ」
「んっみっ…みないでぇ…あっあぁ」
「ならどうして欲しいか言ってごらん」
「やっ…はずかしぃっああっんっ」
「ならずっとこのままだ」
自分の口から「入れて欲しい」なんて恥ずかしくて言えず躊躇っているとほんとに、ルイズは蕾を緩く撫で回すばかりで入れてくれない。
「やぁっ…んっルイズゥ…もぉ…あっ」
「ん?…ほら、どうして欲しいんだ」
「いっいれてぇ…もぅ奥まで…んっ気持ちよくしてぇ…んあっあああぁぁっ」
我慢できず身体をうつ伏せにしてお尻だけ高く上げ中に欲しいと懇願する。
背後からルイズの息を飲む音が聞こえたと思ったらぱちゅんっと腰とお尻がぶつかる音が部屋に響いた。
ぱちゅん…ぱちゅん…ぱちゅん…
一定のリズムで腰が打ち付けられ最奥にノックをしてくる。そして待ち望んでいた快感に頭が真っ白になる。
部屋には私の甘ったるい嬌声と腰がぶつかる音、そしてくちゅくちゅ…ぬちぬちといった卑猥な水音が響いた。
「くっ…なんて締めつけだ…だすぞっ」
「あっああっ…なかにっ…んぅっちょうだい…あっああんっ」
「っ…」
「あっ…でてるぅ…んっあついの…なかにぃ…んぁっ」
ドクンドクンと最奥に熱い欲をお腹いっぱいに注がれる。嬉しくて気持ちよくてキュンキュン締め付けてしまう。
その後も体位を変え場所を変え…何度も何度も愛し合った。途中で気を失うように眠りにつき最後の方はあまり覚えていない。
翌朝、程よい疲労感で目が覚め隣を見るとすやすやと愛しい人が気持ちよさそうに寝ている。そんな姿を見て自然と頬が緩み笑顔になり、何だか離れたくなくていそいそとルイズの厚い胸板にすり寄り再び目を閉じ夢の世界へ旅立った。
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