28 / 108
本編
可愛い嫉妬※
しおりを挟む「ひゃぁっあ…まって…あぁ…んっひっ」
今僕はレオンさんの上に乗り自分で腰を動かし快楽を貪っている。ぱんぱんと腰がぶつかる音と繋がっている部分からぬちぬち…ぷちゅぷちゅと卑猥な水音が部屋中に響き渡りる。
数時間前
「準備出来ております」とセバスさんは一言いって扉を閉め部屋を出ていく。
「レオンさん…?どうかしましたか?」
「…」
僕が問いかけても返事をしてくれない。怒っているのだろうか…いや違う、この顔はお茶会に行く寸前まで見た駄々を捏ねていた時の顔にそっくりだった。
眉間に皺を寄せ口をとがらせながらも僕を愛する手は止めない。キスをしながら器用に服を脱がえっちな紐パン1枚にさせられる。なぜパンツだけ残したのか分からない…これなら全裸の方がマシだと思うくらい恥ずかしい格好でもじもじしている僕をいまだ険しい顔で見下ろしながら視姦する。
流石にこのままでは埒が明かないから謝ってみる
「ごめんなさい…怒ってますか?」
「怒っている訳では無い…ただ殿下と仲良く手を握っているのを見て…嫉妬したんだ…」
「…ぐぅっ」
可愛い…可愛すぎるよレオンさん…!嫉妬して意地けているレオンさんは僕の肩にぐりぐりとおでこを擦り付ける。レオンさんには悪いけど可愛すぎて変な声が出た。それにちゃんと嫉妬しているという事を口にしてくれるのもなんか嬉しい。
もう胸がいっぱいになりぎゅっと覆いかぶさっているレオンさんに抱きついた。驚いて身体を強ばらせている耳元で囁く
「忘れたんですか?僕の1番はレオンさんだってこと…」
「忘れるわけないだろう…でも殿下と笑顔で手を握っていた…」
最後の殿下との握手を見ていたのか…なるほどそれで嫉妬したのか…
「あれはいきなり手を握られて僕はびっくりしてすこし固まっていただけというか…離そうとは思ったんですがレオンさんに後ろから抱きしめられてここまで連れ帰られた状況になったというか…」
「そ、そうだったのか…すまない」
「なんで謝るんです?僕は全然気にしてませんよ?むしろ紛らわしいことした僕の方が悪いんですから…それに抱きしめてもらえて嬉しかったです。やっぱり僕はレオンさんじゃないともうダメみたいです…」
「アサヒ…!!」
真っ赤になりながら胸の内を話したらレオンさんがぱぁあっと笑顔になり顔中にキスの雨を降らす。さっきまでの険悪な雰囲気なんてどっか行ってしまいちゅっちゅとキスをしながらパンイチの僕の身体をまさぐり始める。レオンさんのえっちなスイッチがまた入ったようだ。
キスで散々ぐずぐずにされた身体はもう受け入れ態勢万端で今か今かと期待している。それに気づいたレオンさんが僕の最後の砦の紐パンに手をかける。しゅるるるっと紐がほどけぷるんっと僕のおちんちんがパンツから顔を出す。
既に先端はてらてらと先走りで濡れふるふると震え蜜を零している。レオンさんにそこを見つめられ恥ずかしくなり脚を閉じようとしたが、既に脚の間にレオンさんの身体があり閉じようとしても閉じれずもぞもぞしていると膝に手を置かれガバッと開かれ恥ずかしい場所が晒される。
「やっ…みないでぇ…んっ恥ずかしぃ…」
「ふふっいつも俺に見られているだろう?」
「で、でも恥ずかしいんでっ…ひゃぁっ」
ほぼ毎日エッチなことされているが慣れるはずもなく毎回初心な反応をしてしまう。それを見てレオンさんはうっとり笑うとおもむろにベットサイドに置いてある薄紫色の小瓶を取りふたを開けトロトロした液体を手のひらで温め僕のおちんちんをぬちぬちとわざと音を立てて上下に扱く。
ふっくらと勃つ乳首に吸い付きながらびんびんに勃ちあがっているおちんちんの感じる場所を的確に責め立て、きゅんきゅんと収縮を繰り返すおしりの穴にも濡れた指をつぷりと差し込まれ解される。
「ひゃぁっあっあぁぅっんっ」
「あぁアサヒ…俺の可愛い半身…」
待ちわびていた快感に気持ちよすぎてぴくぴくと身体が震え喘ぎ声が止まらない。足をぴんと伸ばしぴゅっぴゅっと白濁液を飛ばす。
はぁはぁと肩で息をしながら涙目でレオンさんを見るとぺろりと妖艶に唇を舐める。まさに獲物を目の前にして舌なめずりする猛獣のようなギラギラした目のレオンさんが僕を見下ろしている。
見つめられただけでドキンと心臓が高鳴り再び僕のおちんちんが頭を上げる。
なんでぇ…さっき出したのに…
自問自答しても答えなんて分かりきっている。僕の身体はレオンさんに愛され作り替えられたのだ。
毎日のえっちな戯れでレオンさんに触れられるだけで身体が熱くなるよう知らず知らずに開発されていたのだ…
熱を帯びた視線を感じ全身に快感が走る。
「アサヒ…今日は最奥まで入れていいだろうか…」
「…っ!!」
今まで僕の身体を気遣って根元まで入れてもらえなかったのに…やっと、やっと深く繋がれる。嬉しくて嬉しくてレオンさんを抱きしめながら涙がぽろぽろほっぺたを伝い流れる。
「…嬉しい…奥まで愛して…」
耳元で囁き耳たぶをかぷっと食むとレオンさんが息を飲む音が聞こえた。
「煽ったのはアサヒだ…明日はベットから出られないと思え…」
レオンさんはガバッと起き上がり服を乱雑に脱ぎ捨て全裸になりお腹まで反り返るほどいきり勃ち先走りを零しているおちんちんを僕のお尻の穴に擦り付ける。
先程の愛撫でトロトロに解れている穴はすんなりと受け入れぬぷぬぷとおちんちんを飲み込んでいく。
「はんっあぁ…んっあっあぅ…」
「すっかり俺の形を覚えたな…腰が揺れているぞアサヒ」
「あぁ…あっきもちぃ…んあっあぁ」
レオンさんの張り出した亀頭が前立腺をごりごりと擦り上げ僕のおちんちんからぴゅっぴゅっとその刺激に合わせ白濁液が吹き出る。
「ふふっ少し中を擦っただけでイったのか?可愛い先っぽから溢れだしているぞ」
それに興奮したレオンさんがずんずんと腰を押し進め、僕の最奥におちんちんをねじ込んだ。
「ひゃぁあああああぁぁぁっ…」
「ぐぅ…っ締まる…」
ものすごい快感で目の前がチカチカしてレオンさんを締め付けてしまった。はふはふと息をつきながらレオンさんの手を絡めて握る。それに気づき目を細めふっと優しく微笑みおでこにキスをしてくれるレオンさん。
あぁ…この人に出会えてよかった…
最愛の人から愛される喜びを教えられもう僕はこの人なしに生きていけないだろう。
「…愛して…ます」
心からそう思った。
「俺も愛している」
お互いに愛を囁き笑い合う。
そこからは絡み合うように愛し合い…激しい夜は過ぎていった。
20
お気に入りに追加
3,580
あなたにおすすめの小説
推しの完璧超人お兄様になっちゃった
紫 もくれん
BL
『君の心臓にたどりつけたら』というゲーム。体が弱くて一生の大半をベットの上で過ごした僕が命を賭けてやり込んだゲーム。
そのクラウス・フォン・シルヴェスターという推しの大好きな完璧超人兄貴に成り代わってしまった。
ずっと好きで好きでたまらなかった推し。その推しに好かれるためならなんだってできるよ。
そんなBLゲーム世界で生きる僕のお話。
転生悪役令息、雌落ち回避で溺愛地獄!?義兄がラスボスです!
めがねあざらし
BL
人気BLゲーム『ノエル』の悪役令息リアムに転生した俺。
ゲームの中では「雌落ちエンド」しか用意されていない絶望的な未来が待っている。
兄の過剰な溺愛をかわしながらフラグを回避しようと奮闘する俺だが、いつしか兄の目に奇妙な影が──。
義兄の溺愛が執着へと変わり、ついには「ラスボス化」!?
このままじゃゲームオーバー確定!?俺は義兄を救い、ハッピーエンドを迎えられるのか……。
※タイトル変更(2024/11/27)
ちっちゃくなった俺の異世界攻略
鮨海
ファンタジー
あるとき神の采配により異世界へ行くことを決意した高校生の大輝は……ちっちゃくなってしまっていた!
精霊と神様からの贈り物、そして大輝の力が試される異世界の大冒険?が幕を開ける!
とある金持ち学園に通う脇役の日常~フラグより飯をくれ~
無月陸兎
BL
山奥にある全寮制男子校、桜白峰学園。食べ物目当てで入学した主人公は、学園の権力者『REGAL4』の一人、一条貴春の不興を買い、学園中からハブられることに。美味しい食事さえ楽しめれば問題ないと気にせず過ごしてたが、転入生の扇谷時雨がやってきたことで、彼の日常は波乱に満ちたものとなる──。
自分の親友となった時雨が学園の人気者たちに迫られるのを横目で見つつ、主人公は巻き込まれて恋人のフリをしたり、ゆるく立ちそうな恋愛フラグを避けようと奮闘する物語です。
異世界転生してハーレム作れる能力を手に入れたのに男しかいない世界だった
藤いろ
BL
好きなキャラが男の娘でショック死した主人公。転生の時に貰った能力は皆が自分を愛し何でも言う事を喜んで聞く「ハーレム」。しかし転生した異世界は男しかいない世界だった。
毎週水曜に更新予定です。
宜しければご感想など頂けたら参考にも励みにもなりますのでよろしくお願いいたします。
運命を変えるために良い子を目指したら、ハイスペ従者に溺愛されました
十夜 篁
BL
初めて会った家族や使用人に『バケモノ』として扱われ、傷ついたユーリ(5歳)は、階段から落ちたことがきっかけで神様に出会った。
そして、神様から教えてもらった未来はとんでもないものだった…。
「えぇ!僕、16歳で死んじゃうの!?
しかも、死ぬまでずっと1人ぼっちだなんて…」
ユーリは神様からもらったチートスキルを活かして未来を変えることを決意!
「いい子になってみんなに愛してもらえるように頑張ります!」
まずユーリは、1番近くにいてくれる従者のアルバートと仲良くなろうとするが…?
「ユーリ様を害する者は、すべて私が排除しましょう」
「うぇ!?は、排除はしなくていいよ!!」
健気に頑張るご主人様に、ハイスペ従者の溺愛が急成長中!?
そんなユーリの周りにはいつの間にか人が集まり…。
《これは、1人ぼっちになった少年が、温かい居場所を見つけ、運命を変えるまでの物語》
魔界最強に転生した社畜は、イケメン王子に奪い合われることになりました
タタミ
BL
ブラック企業に務める社畜・佐藤流嘉。
クリスマスも残業確定の非リア人生は、トラックの激突により突然終了する。
死後目覚めると、目の前で見目麗しい天使が微笑んでいた。
「ここは天国ではなく魔界です」
天使に会えたと喜んだのもつかの間、そこは天国などではなく魔法が当たり前にある世界・魔界だと知らされる。そして流嘉は、魔界に君臨する最強の支配者『至上様』に転生していたのだった。
「至上様、私に接吻を」
「あっ。ああ、接吻か……って、接吻!?なんだそれ、まさかキスですか!?」
何が起こっているのかわからないうちに、流嘉の前に現れたのは美しい4人の王子。この4王子にキスをして、結婚相手を選ばなければならないと言われて──!?
【BL】婚約破棄で『不能男』認定された公爵に憑依したから、やり返すことにした。~計画で元婚約者の相手を狙ったら溺愛された~
楠ノ木雫
BL
俺が憑依したのは、容姿端麗で由緒正しい公爵家の当主だった。憑依する前日、婚約者に婚約破棄をされ『不能男認定』をされた、クズ公爵に。
これから俺がこの公爵として生きていくことになっしまったが、流石の俺も『不能男』にはキレたため、元婚約者に仕返しをする事を決意する。
計画のために、元婚約者の今の婚約者、第二皇子を狙うが……
※以前作ったものを改稿しBL版にリメイクしました。
※他のサイトにも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる