11 / 15
第3章:白桜夢流~NON ILYOUVE~
Ⅲ
しおりを挟む
◇
最後のシステム解除を終え、夜にわたしは飛沢とシオウを先導して外へ出た。
「ああっ空気がうまいなあ! 何年ぶりかな」
研究所が見えなくなったところで、飛沢が足を止めてのびをした。周りは高級住宅街で、ここを抜けると街の入り口になる。
「お前はどこに行きたいんだ、ユウイ?」
飛沢がこちらを向いた。
「どこでもいいのです。とにかく行ったことがないのですから」
「ああそうか、じゃあホテルでもとってのんびり回るか」
「博士、そんなのんきなこと言っていいんですか」
シオウがくすくす笑う。
───本当に不可解なヒューマノイドだ。声を立てて笑う、ということがプログラムされていること自体、異質だ。
わたしたちはホテルをとり───身元を明らかにできなかったため上等なホテルは選べなかったが───今夜は休むことにした。
休む、といっても正確には飛沢だけが、である。わたしとシオウにその必要はない。
わたしはなんとなく、あの夜からシオウを避けたい気分だった。
わたしがシオウに夢を与えたということがどんなことか戸惑ったし、「戸惑う」こと自体が初めての経験で、どうしたらいいのか分からなかった。
「ユウイ。傍にきてくれませんか」
でもやっぱり、この夜も彼はわたしを呼んだ。隣の部屋で寝ている飛沢を起こさないよう、静かな声で。
わたしは迷ったが、黙っているわけにもいかないので結局シオウに近づいてしまった。
ベッドに腰かけていたシオウは読んでいた新聞を脇に置き、前に立ったわたしの腕を取った。袖をめくり、『怪我』の痕を見る。
「治りましたね。あなたの皮膚はとても強く造られているんですねえ」
「なぜ、笑うの」
にこにこ微笑むシオウの理由が分からなくて、わたしは聞いた。
「感情機能が壊れているんじゃないの」
「はは、違いますよ」
「でもあなたは笑ってばかりいる」
「あなたの前だからです」
───やっぱり、理解不能だ。
しかし戸惑うわたしを見て、さらにシオウは目を細めるのだ。
「ユウイ。あなたも少し笑ってみてはくれませんか」
「───それは、できない」
「どうして?」
「わたしにはそんな機能はつけられていない」
「ぼくにもついてませんよ」
シオウは平然と言う。
「笑うというのは機能じゃないんです。感情が動くと自然とそれができるんですよ。迷うことができるなら笑うこともできるはずです」
シオウの言うことが、わたしには分からない。彼は分からないことばかり言う。
「プログラムに頼らず、ただぼくの言ったことを受け入れてください。───あなたが迷っているのはぼくが分からないことを言うから。違いますか?」
「───違わない」
「ぼくが微笑む理由が分からない?」
「分からない」
「夢という理由が分からない?」
「ええ」
「ぼくがあなたを好きだということも?」
わたしの思考は一瞬、停止した。
好き───?
「……それは、」
わたしはようやくのことで言葉を押し出した。
「わたしに……何か、したいということ───?」
「少し違います」
シオウはわたしの腕を取ったまま、めくりっぱなしだった袖をおろす。
「あなたの言っているのは『好意』です。『好き』というのはね、無償からくるものなんです」
「無償───何も、保障されていないところから?」
「そう。それでもその人を幸せにしたいと思うこと。一緒にいたいと思うこともそうですね」
「それが、『好き』?」
「そうです」
「では、『シオウはわたしを幸せにしたいと思っている』?」
教えられたそのままを、あてはめてみる。言葉にしてみて、わたしはまた混乱する。
この公式は───どの基本に基づいているのだろう?
「基本は、だから『好き』ということですよ。そしてそこから夢が始まる」
「ゆめ───」
「ぼくの夢は、あなたの笑顔を見ることです」
わたしの笑顔がシオウの夢。
混乱が最高潮に達した。
───バチン……!
目の前がはぜたように一瞬明るくなり、突然力が抜けたわたしの身体をシオウが支えた。音を聞きつけた飛沢が、扉を開けて駆け込んでくる。
「どうした!? ───ショートか! 何をやったシオウ!?」
「すみません、一応予想はしていたのですが」
飛沢の手がわたしの額にあてられる。
「シオウ、フロントに言ってメンテナンス室を借りてきてくれ。三流ホテルにもそれくらいはあるだろう」
だめ───!
思わず手をのばしかけたわたしの首の下に、また指の感触。シオウだ。
動かしかけたわたしの手が、床に落ちる。
───今、メンテナンスなどされたら、ばれてしまう。
ショートの修理は頭脳データも覗かれる恐れがある。
わたしが受けた命令も見られてしまう───!
白王博士の冷たい瞳を、わたしは最後に思い出していた。
◇
次に目を覚ましたとき、わたしの頭はぼうっとしていた。記憶はあるのに、意識にもやがかかっているのだ。
「気分はどうですか」
目を開けたわたしに気づき、シオウが近寄ってくる。彼の顔が視界に入ったとたん、胸の内部部品の一部が縮こまるような感触があった。
───こんなことは初めてだ。
ショートしたとき、胸にまで支障をきたしてしまったのだろうか?
いや、そんなことは理論上あり得ない。
「ここはメンテナンス室です。ろくな設備がなくて少々時間がかかりましたけど───飛沢博士が優秀でなかったらあなたの意識は途絶えたままでした」
身体を起こして辺りを見回す。
蛍光灯の光の中、わたしは台に寝かせられていたのだ。壁際でソファに寝転がり、飛沢は眠りこけている。この様子では、白王博士に命令されたデータを覗かれたわけではなさそうだ。
「あれから───どれくらいの時が?」
わたしの問いに、三日、というシオウの返答。「まずい」と思った。
白王博士に命じられてから時間がかかりすぎている。具体的な日程を言われていたわけではないが、明らかに時間を取りすぎていた。
───すぐに、彼らを殺さなくては。
そこまで考え、わたしはふと疑問に思った。
白王博士はシオウがヒューマノイドだと知っていたのだろうか? その上で彼も殺すようにと言っていたのだろうか。
いや、たぶん白王博士は知らないのだ。もしシオウがヒューマノイドだと知っていれば、こんなに危険なやり方はしないだろう。人間だと思っていたからこそ、わたしひとりだけをこんな形でよこしたのだ。
飛沢を殺すのは簡単だ。もし武器を持っていたとしても、所詮わたしの前では無力に近い。
問題は、シオウだ。彼をどうやって「殺す」か……。
「街に行きましょうか。もう動いても大丈夫のようですし」
ふいに、シオウがわたしの手を取った。考えていたことがことだけに、思わずびくりと身を引いてしまった。
───怪しまれただろうか?
しかしシオウは微笑んだだけだった。
「飛沢博士は放っておいて、ふたりで遊んできましょう」
ひとまとめにされた長い金髪。きらきら輝いて、わたしの瞳をまばゆく突いた。
最後のシステム解除を終え、夜にわたしは飛沢とシオウを先導して外へ出た。
「ああっ空気がうまいなあ! 何年ぶりかな」
研究所が見えなくなったところで、飛沢が足を止めてのびをした。周りは高級住宅街で、ここを抜けると街の入り口になる。
「お前はどこに行きたいんだ、ユウイ?」
飛沢がこちらを向いた。
「どこでもいいのです。とにかく行ったことがないのですから」
「ああそうか、じゃあホテルでもとってのんびり回るか」
「博士、そんなのんきなこと言っていいんですか」
シオウがくすくす笑う。
───本当に不可解なヒューマノイドだ。声を立てて笑う、ということがプログラムされていること自体、異質だ。
わたしたちはホテルをとり───身元を明らかにできなかったため上等なホテルは選べなかったが───今夜は休むことにした。
休む、といっても正確には飛沢だけが、である。わたしとシオウにその必要はない。
わたしはなんとなく、あの夜からシオウを避けたい気分だった。
わたしがシオウに夢を与えたということがどんなことか戸惑ったし、「戸惑う」こと自体が初めての経験で、どうしたらいいのか分からなかった。
「ユウイ。傍にきてくれませんか」
でもやっぱり、この夜も彼はわたしを呼んだ。隣の部屋で寝ている飛沢を起こさないよう、静かな声で。
わたしは迷ったが、黙っているわけにもいかないので結局シオウに近づいてしまった。
ベッドに腰かけていたシオウは読んでいた新聞を脇に置き、前に立ったわたしの腕を取った。袖をめくり、『怪我』の痕を見る。
「治りましたね。あなたの皮膚はとても強く造られているんですねえ」
「なぜ、笑うの」
にこにこ微笑むシオウの理由が分からなくて、わたしは聞いた。
「感情機能が壊れているんじゃないの」
「はは、違いますよ」
「でもあなたは笑ってばかりいる」
「あなたの前だからです」
───やっぱり、理解不能だ。
しかし戸惑うわたしを見て、さらにシオウは目を細めるのだ。
「ユウイ。あなたも少し笑ってみてはくれませんか」
「───それは、できない」
「どうして?」
「わたしにはそんな機能はつけられていない」
「ぼくにもついてませんよ」
シオウは平然と言う。
「笑うというのは機能じゃないんです。感情が動くと自然とそれができるんですよ。迷うことができるなら笑うこともできるはずです」
シオウの言うことが、わたしには分からない。彼は分からないことばかり言う。
「プログラムに頼らず、ただぼくの言ったことを受け入れてください。───あなたが迷っているのはぼくが分からないことを言うから。違いますか?」
「───違わない」
「ぼくが微笑む理由が分からない?」
「分からない」
「夢という理由が分からない?」
「ええ」
「ぼくがあなたを好きだということも?」
わたしの思考は一瞬、停止した。
好き───?
「……それは、」
わたしはようやくのことで言葉を押し出した。
「わたしに……何か、したいということ───?」
「少し違います」
シオウはわたしの腕を取ったまま、めくりっぱなしだった袖をおろす。
「あなたの言っているのは『好意』です。『好き』というのはね、無償からくるものなんです」
「無償───何も、保障されていないところから?」
「そう。それでもその人を幸せにしたいと思うこと。一緒にいたいと思うこともそうですね」
「それが、『好き』?」
「そうです」
「では、『シオウはわたしを幸せにしたいと思っている』?」
教えられたそのままを、あてはめてみる。言葉にしてみて、わたしはまた混乱する。
この公式は───どの基本に基づいているのだろう?
「基本は、だから『好き』ということですよ。そしてそこから夢が始まる」
「ゆめ───」
「ぼくの夢は、あなたの笑顔を見ることです」
わたしの笑顔がシオウの夢。
混乱が最高潮に達した。
───バチン……!
目の前がはぜたように一瞬明るくなり、突然力が抜けたわたしの身体をシオウが支えた。音を聞きつけた飛沢が、扉を開けて駆け込んでくる。
「どうした!? ───ショートか! 何をやったシオウ!?」
「すみません、一応予想はしていたのですが」
飛沢の手がわたしの額にあてられる。
「シオウ、フロントに言ってメンテナンス室を借りてきてくれ。三流ホテルにもそれくらいはあるだろう」
だめ───!
思わず手をのばしかけたわたしの首の下に、また指の感触。シオウだ。
動かしかけたわたしの手が、床に落ちる。
───今、メンテナンスなどされたら、ばれてしまう。
ショートの修理は頭脳データも覗かれる恐れがある。
わたしが受けた命令も見られてしまう───!
白王博士の冷たい瞳を、わたしは最後に思い出していた。
◇
次に目を覚ましたとき、わたしの頭はぼうっとしていた。記憶はあるのに、意識にもやがかかっているのだ。
「気分はどうですか」
目を開けたわたしに気づき、シオウが近寄ってくる。彼の顔が視界に入ったとたん、胸の内部部品の一部が縮こまるような感触があった。
───こんなことは初めてだ。
ショートしたとき、胸にまで支障をきたしてしまったのだろうか?
いや、そんなことは理論上あり得ない。
「ここはメンテナンス室です。ろくな設備がなくて少々時間がかかりましたけど───飛沢博士が優秀でなかったらあなたの意識は途絶えたままでした」
身体を起こして辺りを見回す。
蛍光灯の光の中、わたしは台に寝かせられていたのだ。壁際でソファに寝転がり、飛沢は眠りこけている。この様子では、白王博士に命令されたデータを覗かれたわけではなさそうだ。
「あれから───どれくらいの時が?」
わたしの問いに、三日、というシオウの返答。「まずい」と思った。
白王博士に命じられてから時間がかかりすぎている。具体的な日程を言われていたわけではないが、明らかに時間を取りすぎていた。
───すぐに、彼らを殺さなくては。
そこまで考え、わたしはふと疑問に思った。
白王博士はシオウがヒューマノイドだと知っていたのだろうか? その上で彼も殺すようにと言っていたのだろうか。
いや、たぶん白王博士は知らないのだ。もしシオウがヒューマノイドだと知っていれば、こんなに危険なやり方はしないだろう。人間だと思っていたからこそ、わたしひとりだけをこんな形でよこしたのだ。
飛沢を殺すのは簡単だ。もし武器を持っていたとしても、所詮わたしの前では無力に近い。
問題は、シオウだ。彼をどうやって「殺す」か……。
「街に行きましょうか。もう動いても大丈夫のようですし」
ふいに、シオウがわたしの手を取った。考えていたことがことだけに、思わずびくりと身を引いてしまった。
───怪しまれただろうか?
しかしシオウは微笑んだだけだった。
「飛沢博士は放っておいて、ふたりで遊んできましょう」
ひとまとめにされた長い金髪。きらきら輝いて、わたしの瞳をまばゆく突いた。
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
特殊装甲隊 ダグフェロン 『廃帝と永遠の世紀末』 第三部 『暗黒大陸』
橋本 直
SF
遼州司法局も法術特捜の発足とともに実働部隊、機動隊、法術特捜の三部体制が確立することとなった。
それまで東和陸軍教導隊を兼務していた小さな隊長、クバルカ・ラン中佐が実働部隊副隊長として本異動になることが決まった。
彼女の本拠地である東和陸軍教導隊を訪ねた神前誠に法術兵器の実験に任務が課せられた。それは広域にわたり兵士の意識を奪ってしまうという新しい発想の非破壊兵器だった。
実験は成功するがチャージの時間等、運用の難しい兵器と判明する。
一方実働部隊部隊長嵯峨惟基は自分が領邦領主を務めている貴族制国家甲武国へ飛んだ。そこでは彼の両方を西園寺かなめの妹、日野かえでに継がせることに関する会議が行われる予定だった。
一方、南の『魔窟』と呼ばれる大陸ベルルカンの大国、バルキスタンにて総選挙が予定されており、実働部隊も支援部隊を派遣していた。だが選挙に不満を持つ政府軍、反政府軍の駆け引きが続いていた。
嵯峨は万が一の両軍衝突の際アメリカの介入を要請しようとする兄である西園寺義基のシンパである甲武軍部穏健派を牽制しつつ貴族の群れる会議へと向かった。
そしてそんな中、バルキスタンで反政府軍が機動兵器を手に入れ政府軍との全面衝突が発生する。
誠は試験が済んだばかりの非破壊兵器を手に戦線の拡大を防ぐべく出撃するのだった。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
鋼月の軌跡
チョコレ
SF
月が目覚め、地球が揺れる─廃機で挑む熱狂のロボットバトル!
未知の鉱物ルナリウムがもたらした月面開発とムーンギアバトル。廃棄された機体を修復した少年が、謎の少女ルナと出会い、世界を揺るがす戦いへと挑む近未来SFロボットアクション!
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
No One's Glory -もうひとりの物語-
はっくまん2XL
SF
異世界転生も転移もしない異世界物語……(. . `)
よろしくお願い申し上げます
男は過眠症で日々の生活に空白を持っていた。
医師の診断では、睡眠無呼吸から来る睡眠障害とのことであったが、男には疑いがあった。
男は常に、同じ世界、同じ人物の夢を見ていたのだ。それも、非常に生々しく……
手触り感すらあるその世界で、男は別人格として、「採掘師」という仕事を生業としていた。
採掘師とは、遺跡に眠るストレージから、マップや暗号鍵、設計図などの有用な情報を発掘し、マーケットに流す仕事である。
各地に点在する遺跡を巡り、時折マーケットのある都市、集落に訪れる生活の中で、時折感じる自身の中の他者の魂が幻でないと気づいた時、彼らの旅は混迷を増した……
申し訳ございませんm(_ _)m
不定期投稿になります。
本業多忙のため、しばらく連載休止します。
病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない
月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。
人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。
2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事)
。
誰も俺に気付いてはくれない。そう。
2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。
もう、全部どうでもよく感じた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる