4 / 15
第1章:機械還元~SINNERCK RIF~
Ⅳ
しおりを挟む
◇
あたしは射水博士のもとで生まれた。
博士は、とある国の軍隊に提供するため、「人の意識に何らかの影響を及ぼす機能を持った人間兵器」のサンプルとしてあたしを作ったのだ。
あたしの機能は、「人間をはじめとした生物の意識操作」をすることだった。そしてまた身体のどの部分にも、……どんな繊細な部分にも、一級の品が与えられていた。
通常、機能が狂ってしまったヒューマノイドを仕留めるための銃も兵器も、あたしにはまったく通用しない。
でもあたしには、兵器として決定的な欠陥があった。
射水博士はあまりに有能すぎた。
あたしは「感情」を持って生まれてしまったのだ。
破棄するには博士はあたしを気に入りすぎていたから、あたしは博士の姪である、鏡苗に「友達」としてプレゼントされた。
「あたしも半分は機械なの。機械と人間のあいの子よ」
事故にあってそうなったのだという苗は、そうして微笑んだ。
あたしは苗といい友達になった。人間でいうならば、ためらいなく親友と呼べた。
……ある日、苗は少年を連れてきた。彼は一村紫麻といって、苗の恋人だった。
……そしてあたしは、その少年を愛してしまった。
仲の良いふたりを見るたび、微笑ましく思う傍ら、その反面に伴う苦しさに胸がつまりそうだった。
それでもあたしは苗が好きだったから、どうにか気持ちを押し殺して日々を過ごしていた。
そうしているうちに、ストレス、とでもいうのだろうか……あまりにそうして感情を司る機能を使いすぎたため、他のあらゆる機能にも影響を及ぼし、生活に支障が出てきてしまった。
一番大きかった被害は、接触しただけで研究所の中枢コンピュータを爆破してしまったことだ。
研究員が何人か死に、その遺族から、
「欠陥ヒューマノイドを破棄しろ」
との抗議が出た。
当然のこと、だった。
でも、紫麻が苗と一緒にかばってくれたのだ。
「修理してもらえるように、苗と一緒に博士に頼んでやる」
と……。
あたしはもう、紫麻さえいればどうなってもいいと思った。
───あたしはふたりきりになる機会を作り、紫麻の気を失わせ───彼を抱き上げて、研究所から脱走した。
ある高校の寮に潜り込み、そこを中心に結構な範囲に渡って意識操作を行った。
そうしておけば、その範囲内に足を踏み入れたすべての人間の脳に、あたしのつくった「偽りの意識」がプラスされる。それが「日常だった」と脳が認識するようになるのだ。この高校には冬牙泉という男子生徒が在籍している、彼は一村紫麻と親友である……というふうに。
───あたしは自分が演技や嘘が下手だと分かっていたから、もしものことを考えて「自分にも」意識操作をした。
自分は男である、一村紫麻とは無二の親友である、など……実に細かいところまで、あたしは催眠術でもかけるように、そうして自分にも「偽りの記憶」を埋め込んだのだ。
◇
「イスミ」
紫麻があたしを見ている。
やるせない、同情でもなんでもない、不思議な感情の入った瞳で。あたし自身が目醒めてしまったため、意識操作が解けたのだ。
苗が後ろから、声をかけてくる。
「イスミ、わたしと帰りましょう。おばさんがちゃんと修理してくれるって。だからあなたを迎えに、わたしここにきたのよ」
「───苗……あなたは、どうして意識操作にかからなかったの?」
苗は黙って、黒髪をとめているバレッタを示して見せた。
───制御装置だ。あとから博士が作ったのだろう。
「なぜ寮を燃やしたの?」
たずねると、それはあたしの考えすぎだったらしい。正真正銘、あの火事は寮生の不始末だと苗は教えてくれた。
「苗ったら」
うんざりした口調で、博士がハイヒールの音を高く鳴らしながら数歩、歩み寄る。
「わざわざ転入手続きまでして、色々小細工して……イスミ一体のためにこんなに手間かけることなかったのに。まったくあなたは機械思いね」
そして、あたしに手を差し伸べる。
「こっちへいらっしゃい、イスミ。苗の言うとおり、修理してあげるわ。二度と暴走しないよう、感情そのものをなくしてあげる」
驚いて、苗と紫麻が同時に博士を振り返る。
「約束したことと違うわ!」
叫んだ苗にも、博士はしれっとした顔で言う。
「黙りなさい、苗。イスミを作ったのはわたしよ。壊すのもわたしの権利だわ」
紅をひいた真っ赤な唇で、くっと笑う。
「イスミ。あなた何がしたかったの? こんなところで意識操作なんかして、束の間人間のような生活を手に入れても、一日経てばこうして無駄に終わるのよ」
───分からない。
あなたには。
うん、そう。
きっと、……わからない。
「そんなこと、知っていました」
抑揚のないあたしの言葉に、
「あらそう」
と気のない返事。
そのとたん、あたしは強い感情に駆られてかぶりを振った。
「でも感情をなくすのはいや!」
「我侭ねぇ」
ため息をつく博士に向かって、紫麻が口を開く。
「感情が暴走してるわけじゃねえんだ、身体の修理だけで充分だろ!?」
「───気に入ってたんだけど」
博士は紫麻の言うことなど、聞いていない。
元々そういう人だった、博士は。
人の意見になど、自分のメリット以外では決して耳を貸さない。
「欠陥品は、やはり駄目ね」
あたしはとっさに走り出した。
自分でかけた意識操作から目醒めて、初めて感じた、背中を撫でる長い髪。その髪の色が、突然黒から白に変わり始めた。
驚いて、あたしは足を止める。
博士の命令で、用意してあった『あの薬』が、小さな爆弾のように球に詰められて、あたしに向けて投射されていた。
あの薬……『機械還元─シナーク・リフ─』。
身体中が水浸しになる。あちこちが、白くなっていく。
「───認めてください!」
博士に向けて絞り出したあたしの声は、かすれていた。
「あたしの存在を! 欠陥品としてでも、あたしがあたしであるということを!」
薄笑う博士を視界から押しのけるように、苗と紫麻が駆け寄ってくる。
かすみがかる視界のなか、苗は男たちに薬の投射の中止を必死に呼びかけ、紫麻はあたしを抱き上げる。
……ごめんなさい、紫麻。いっときとはいえ、意識を操ってしまうなんて。あなたが好きな苗のことを、忘れさせてしまうなんて。
───何がしたかったの? イスミ。
……それが無駄でも、たった一日しか続かないものでも。
───夢が見たかったんです、博士。
あなたが欠陥品と呼ぶ、その欠陥品にしかみられない、機械(あたし)の夢を。
最愛の人といつからか親友で、同じ高校に通い、同じ場所で眠りにつく。
そんな、人間らしい砂糖菓子のような儚い夢を、あたしは、みたかったんです───。
「……、……、……」
───もう、声も出せなくなっている。
人間は言葉の代わりに、声の代わりに涙を流す。
ではあたしは、機械であるあたしは、どうやって紫麻に伝えればいいのだろう。どうすればいいのだろう。
「イスミ……イスミ!」
紫麻が、あたしの名前を呼んでいる。必死に、呼んでくれている。こんな、ひどいことをしたあたしに話しかけてくれている。
「イスミ、消えるな! おれはお前が好きなんだ……!」
──────。
(───……し、ま)
(紫麻が、あたしを、好き、と)
もしも泣くことができたなら、あたしはこのとき、ただ一度の涙を流しただろう。
……紫麻のその思いが、友達に対してのものだと分かっていたとしても。
指を動かそうとして、もうそれが消えてしまっていることに気づく。紫麻の声も、もう耳に届いてはこなかった。
あたしは目を瞑る。
───伝えられなくても、いい。
この想いは持っていこう。いずれ逝きつくどこかまで。……機械の魂の行き場所が、どこまで許されているか、分からないけれど。
持って、いこう……。
───そして、機械(あたし)は夢を終わらせる。
最愛の人の、
あたたかな腕の中で。
《第1章 機械還元~SINNERCK RIF~:完》
あたしは射水博士のもとで生まれた。
博士は、とある国の軍隊に提供するため、「人の意識に何らかの影響を及ぼす機能を持った人間兵器」のサンプルとしてあたしを作ったのだ。
あたしの機能は、「人間をはじめとした生物の意識操作」をすることだった。そしてまた身体のどの部分にも、……どんな繊細な部分にも、一級の品が与えられていた。
通常、機能が狂ってしまったヒューマノイドを仕留めるための銃も兵器も、あたしにはまったく通用しない。
でもあたしには、兵器として決定的な欠陥があった。
射水博士はあまりに有能すぎた。
あたしは「感情」を持って生まれてしまったのだ。
破棄するには博士はあたしを気に入りすぎていたから、あたしは博士の姪である、鏡苗に「友達」としてプレゼントされた。
「あたしも半分は機械なの。機械と人間のあいの子よ」
事故にあってそうなったのだという苗は、そうして微笑んだ。
あたしは苗といい友達になった。人間でいうならば、ためらいなく親友と呼べた。
……ある日、苗は少年を連れてきた。彼は一村紫麻といって、苗の恋人だった。
……そしてあたしは、その少年を愛してしまった。
仲の良いふたりを見るたび、微笑ましく思う傍ら、その反面に伴う苦しさに胸がつまりそうだった。
それでもあたしは苗が好きだったから、どうにか気持ちを押し殺して日々を過ごしていた。
そうしているうちに、ストレス、とでもいうのだろうか……あまりにそうして感情を司る機能を使いすぎたため、他のあらゆる機能にも影響を及ぼし、生活に支障が出てきてしまった。
一番大きかった被害は、接触しただけで研究所の中枢コンピュータを爆破してしまったことだ。
研究員が何人か死に、その遺族から、
「欠陥ヒューマノイドを破棄しろ」
との抗議が出た。
当然のこと、だった。
でも、紫麻が苗と一緒にかばってくれたのだ。
「修理してもらえるように、苗と一緒に博士に頼んでやる」
と……。
あたしはもう、紫麻さえいればどうなってもいいと思った。
───あたしはふたりきりになる機会を作り、紫麻の気を失わせ───彼を抱き上げて、研究所から脱走した。
ある高校の寮に潜り込み、そこを中心に結構な範囲に渡って意識操作を行った。
そうしておけば、その範囲内に足を踏み入れたすべての人間の脳に、あたしのつくった「偽りの意識」がプラスされる。それが「日常だった」と脳が認識するようになるのだ。この高校には冬牙泉という男子生徒が在籍している、彼は一村紫麻と親友である……というふうに。
───あたしは自分が演技や嘘が下手だと分かっていたから、もしものことを考えて「自分にも」意識操作をした。
自分は男である、一村紫麻とは無二の親友である、など……実に細かいところまで、あたしは催眠術でもかけるように、そうして自分にも「偽りの記憶」を埋め込んだのだ。
◇
「イスミ」
紫麻があたしを見ている。
やるせない、同情でもなんでもない、不思議な感情の入った瞳で。あたし自身が目醒めてしまったため、意識操作が解けたのだ。
苗が後ろから、声をかけてくる。
「イスミ、わたしと帰りましょう。おばさんがちゃんと修理してくれるって。だからあなたを迎えに、わたしここにきたのよ」
「───苗……あなたは、どうして意識操作にかからなかったの?」
苗は黙って、黒髪をとめているバレッタを示して見せた。
───制御装置だ。あとから博士が作ったのだろう。
「なぜ寮を燃やしたの?」
たずねると、それはあたしの考えすぎだったらしい。正真正銘、あの火事は寮生の不始末だと苗は教えてくれた。
「苗ったら」
うんざりした口調で、博士がハイヒールの音を高く鳴らしながら数歩、歩み寄る。
「わざわざ転入手続きまでして、色々小細工して……イスミ一体のためにこんなに手間かけることなかったのに。まったくあなたは機械思いね」
そして、あたしに手を差し伸べる。
「こっちへいらっしゃい、イスミ。苗の言うとおり、修理してあげるわ。二度と暴走しないよう、感情そのものをなくしてあげる」
驚いて、苗と紫麻が同時に博士を振り返る。
「約束したことと違うわ!」
叫んだ苗にも、博士はしれっとした顔で言う。
「黙りなさい、苗。イスミを作ったのはわたしよ。壊すのもわたしの権利だわ」
紅をひいた真っ赤な唇で、くっと笑う。
「イスミ。あなた何がしたかったの? こんなところで意識操作なんかして、束の間人間のような生活を手に入れても、一日経てばこうして無駄に終わるのよ」
───分からない。
あなたには。
うん、そう。
きっと、……わからない。
「そんなこと、知っていました」
抑揚のないあたしの言葉に、
「あらそう」
と気のない返事。
そのとたん、あたしは強い感情に駆られてかぶりを振った。
「でも感情をなくすのはいや!」
「我侭ねぇ」
ため息をつく博士に向かって、紫麻が口を開く。
「感情が暴走してるわけじゃねえんだ、身体の修理だけで充分だろ!?」
「───気に入ってたんだけど」
博士は紫麻の言うことなど、聞いていない。
元々そういう人だった、博士は。
人の意見になど、自分のメリット以外では決して耳を貸さない。
「欠陥品は、やはり駄目ね」
あたしはとっさに走り出した。
自分でかけた意識操作から目醒めて、初めて感じた、背中を撫でる長い髪。その髪の色が、突然黒から白に変わり始めた。
驚いて、あたしは足を止める。
博士の命令で、用意してあった『あの薬』が、小さな爆弾のように球に詰められて、あたしに向けて投射されていた。
あの薬……『機械還元─シナーク・リフ─』。
身体中が水浸しになる。あちこちが、白くなっていく。
「───認めてください!」
博士に向けて絞り出したあたしの声は、かすれていた。
「あたしの存在を! 欠陥品としてでも、あたしがあたしであるということを!」
薄笑う博士を視界から押しのけるように、苗と紫麻が駆け寄ってくる。
かすみがかる視界のなか、苗は男たちに薬の投射の中止を必死に呼びかけ、紫麻はあたしを抱き上げる。
……ごめんなさい、紫麻。いっときとはいえ、意識を操ってしまうなんて。あなたが好きな苗のことを、忘れさせてしまうなんて。
───何がしたかったの? イスミ。
……それが無駄でも、たった一日しか続かないものでも。
───夢が見たかったんです、博士。
あなたが欠陥品と呼ぶ、その欠陥品にしかみられない、機械(あたし)の夢を。
最愛の人といつからか親友で、同じ高校に通い、同じ場所で眠りにつく。
そんな、人間らしい砂糖菓子のような儚い夢を、あたしは、みたかったんです───。
「……、……、……」
───もう、声も出せなくなっている。
人間は言葉の代わりに、声の代わりに涙を流す。
ではあたしは、機械であるあたしは、どうやって紫麻に伝えればいいのだろう。どうすればいいのだろう。
「イスミ……イスミ!」
紫麻が、あたしの名前を呼んでいる。必死に、呼んでくれている。こんな、ひどいことをしたあたしに話しかけてくれている。
「イスミ、消えるな! おれはお前が好きなんだ……!」
──────。
(───……し、ま)
(紫麻が、あたしを、好き、と)
もしも泣くことができたなら、あたしはこのとき、ただ一度の涙を流しただろう。
……紫麻のその思いが、友達に対してのものだと分かっていたとしても。
指を動かそうとして、もうそれが消えてしまっていることに気づく。紫麻の声も、もう耳に届いてはこなかった。
あたしは目を瞑る。
───伝えられなくても、いい。
この想いは持っていこう。いずれ逝きつくどこかまで。……機械の魂の行き場所が、どこまで許されているか、分からないけれど。
持って、いこう……。
───そして、機械(あたし)は夢を終わらせる。
最愛の人の、
あたたかな腕の中で。
《第1章 機械還元~SINNERCK RIF~:完》
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
グラディア(旧作)
壱元
SF
ネオン光る近未来大都市。人々にとっての第一の娯楽は安全なる剣闘:グラディアであった。
恩人の仇を討つ為、そして自らの夢を求めて一人の貧しい少年は恩人の弓を携えてグラディアのリーグで成り上がっていく。少年の行き着く先は天国か地獄か、それとも…
※本作は連載終了しました。
人事部キャリアデザイン課 係長補佐EMA
ブックリーマン
SF
労働力不足解消に向けてヒューマノイド実用化に向けた実証実験が行われる。ネクスト社新入社員育成係に試験的投入された。しかし、その実験は前途多難。ヒューマノイドと新入社員、それを取り巻く人達が繰り広げる物語。
【BIO DEFENSE】 ~終わった世界に作られる都市~
こばん
SF
世界は唐突に終わりを告げる。それはある日突然現れて、平和な日常を過ごす人々に襲い掛かった。それは醜悪な様相に異臭を放ちながら、かつての日常に我が物顔で居座った。
人から人に感染し、感染した人はまだ感染していない人に襲い掛かり、恐るべき加速度で被害は広がって行く。
それに対抗する術は、今は無い。
平和な日常があっという間に非日常の世界に変わり、残った人々は集い、四国でいくつかの都市を形成して反攻の糸口と感染のルーツを探る。
しかしそれに対してか感染者も進化して困難な状況に拍車をかけてくる。
さらにそんな状態のなかでも、権益を求め人の足元をすくうため画策する者、理性をなくし欲望のままに動く者、この状況を利用すらして己の利益のみを求めて動く者らが牙をむき出しにしていきパニックは混迷を極める。
普通の高校生であったカナタもパニックに巻き込まれ、都市の一つに避難した。その都市の守備隊に仲間達と共に入り、第十一番隊として活動していく。様々な人と出会い、別れを繰り返しながら、感染者や都市外の略奪者などと戦い、都市同士の思惑に巻き込まれたりしながら日々を過ごしていた。
そして、やがて一つの真実に辿り着く。
それは大きな選択を迫られるものだった。
bio defence
※物語に出て来るすべての人名及び地名などの固有名詞はすべてフィクションです。作者の頭の中だけに存在するものであり、特定の人物や場所に対して何らかの意味合いを持たせたものではありません。

【完結済み】VRゲームで遊んでいたら、謎の微笑み冒険者に捕獲されましたがイロイロおかしいです。<長編>
BBやっこ
SF
会社に、VRゲーム休があってゲームをしていた私。
自身の店でエンチャント付き魔道具の売れ行きもなかなか好調で。なかなか充実しているゲームライフ。
招待イベで魔術士として、冒険者の仕事を受けていた。『ミッションは王族を守れ』
同僚も招待され、大規模なイベントとなっていた。ランダムで配置された場所で敵を倒すお仕事だったのだが?
電脳神、カプセル。精神を異世界へ送るって映画の話ですか?!
銀河戦国記ノヴァルナ 第3章:銀河布武
潮崎 晶
SF
最大の宿敵であるスルガルム/トーミ宙域星大名、ギィゲルト・ジヴ=イマーガラを討ち果たしたノヴァルナ・ダン=ウォーダは、いよいよシグシーマ銀河系の覇権獲得へ動き出す。だがその先に待ち受けるは数々の敵対勢力。果たしてノヴァルナの運命は?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる