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第1章:機械還元~SINNERCK RIF~
Ⅲ
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ぼくたちが帰途についたころには、もう日も暮れて真っ暗に近い状態になっていた。季節は冬、確かに日は短くなっている。
部員でもない紫麻が野球部の練習に加わったりして遊んでるから、こんな時間になってしまった。……まあ待ってたぼくもぼくだけど……。
「おい、なんか人がたかってる」
急に、紫麻が顎をしゃくった。……せめて人だかりができている、と言ってくれ。
紫麻が言っていたのは、ぼくたちの寮のほうだ。すぐ近くまでくると、本当に火の手が上がってるのが分かった。───寮が燃えているのだ。
「おい一村!」
寮生のひとりが駆け寄ってくる。
「お前んとこ、今日転入生きただろ。その女がさっき、逃げ遅れた寮生を助けに入っていったぜ!」
聞いたとたん紫麻は思い切り眉をしかめ、上着を脱ぐと鞄と一緒にぼくに押しつけた。
「女がでしゃばってんじゃねぇ……!」
歯軋りのような独り言を残して、炎の中に飛び込んでいく。ぼくは慌てて、紫麻にならって上着を脱ぎ、ふたり分のそれと鞄とを寮生のひとりに頼んだ。
「冬牙!?」
紫麻に続いて飛び込むと、寮の中は火の海だった。
真っ赤な視界に目をやられないように、ぼくは手をかざしながらかろうじて踏める床を選んで進む。いくらも行かないうちに、三つの人影が見えた。倒れている寮生と、彼を負ぶおうとしている紫麻と、そしてそれに手を貸している鏡さんだ。
ぼくが近づいていくと、紫麻は一瞬驚いたように動きを止め、それから怒鳴りつけた。
「ばかやろう、手間増やすんじゃねえ! 戻れ!」
「だって、紫麻をひとりにしたくなかったんだ!」
ぼくがこたえたとき、建物のどこかが鈍い音を立てた。見ると、鏡さんのすぐ横の柱が勢いよく火を弾きながら倒れてくるところだった。
鏡さんは避けようとしたけど、右手に一撃を受け、悲鳴を上げてもう片方の手で抱き込んだ。
紫麻は寮生をぼくの背中に無理矢理負ぶわせ、自分は鏡さんを抱き上げる。
「行くぞ泉(いすみ)、心頭を滅却すれば火もまた涼しだ!」
「滅却の仕方、知らない!」
「じゃあ女のことでも考えてろ!」
「紫麻と一緒にするなよ!」
言い合いながらぼくたちは炎の道を戻って、どうにかして外に出ることができた。そのときに到着していた救急隊員に寮生を保護してもらって、ぼくは紫麻のほうに駆け寄った。
「紫麻、額から血が出てる……」
「そんなことより、この女の手を───」
そうだ。鏡さん、もろに柱の一撃を受けてたんだ。
でもどうしたことか鏡さん、右手を押さえてはいるものの、救急隊員のほうに行こうとはしない。
「わたしは大丈夫───ちょっとびっくりして、さっきは悲鳴あげちゃったけど」
「何がだよ」
紫麻が睨みつける。
「何が大丈夫なんだよ。直撃受けてたじゃねえか、余計な気まわしてねえで、さっさと治療受けてこいよ」
「紫麻……もう少し優しく……」
相手は女の子なんだぞ。
ぼくが小声で言っても、紫麻はフンと鼻を鳴らしただけだ。
「大丈夫なの。本当よ……ほら」
鏡さんは右手をあげてみせた。
……彼女の言うとおり、そこには何の痕も残っていない。
驚くぼくと紫麻に、鏡さんはぎこちない笑みを浮かべてみせる。
「わたし、身体の半分だけ機械なの。二年前に爆発事故に巻き込まれて、家族がお金をつぎ込んで機械を買って、今のこの身体をくれたわ。……だから、あの程度の打撃じゃかすり傷ひとつ負わない」
「ふぅ……ん」
紫麻は眉をひそめる。
「それなら科学部に入りたくなかった理由も分かるけど。あんたにとっちゃ、あんな劇薬のそばにいるのは耐えられねえだろうからな」
そこで紫麻は、なにやら意味ありげな視線を鏡さんに送ってから、ふとぼくに声をかけた。
「泉、学校に戻るぞ」
「え?」
「寮がなくなっちまったら学校で寝るしかねえだろ」
……勝手にそんなこと決めて、いいんだろうか。
「夜に少人数で歩くのは危険だわ」
鏡さんが口をはさむ。
「ヒューマノイドがどこに潜んでるか分からないのよ」
紫麻は振り返り、目を細めた。
「───ヒューマノイドってあんたのことじゃないのか」
ぼくは驚いて紫麻を見たが、鏡さんは黙ったままだ。返答は期待していなかったらしい。紫麻は強引にぼくの手を取って歩き出す。人だかりをかいくぐり、学校への道を戻り始める。
「ねえほんとなの? 本当に鏡さんがヒューマノイドなの?」
早足の紫麻の速度についていけず、つんのめりそうになりながらぼくはたずねる。紫麻は自分の考えを説明してくれた。
「女型ヒューマノイドが逃げ出した直後にあいつは転入してきた。こんな時期外れにだ。それに身体が機械なんだと自分で言ってた。薬からも逃げてた、あいつの言葉に間違いはないだろう」
「だけど、それは事故で……!」
「お前って時々常識知らねえよな」
間髪入れず、紫麻は不機嫌そうにぼくを見下ろす。
「身体を半分機械で補うことは確かに技術的には可能だ。けどな、いったいどれだけの金がかかると思う? 火柱の直撃を受けて傷のひとつもつかなけりゃ表面が溶けることもない、あの右腕だけで国がひとつ買えるぜ!」
「だけどそれなら……」
ぼくは必死に、鏡さんの肩を持とうとする。
どうしたんだろう? ぼくは、いったい。
「それなら、鏡さんがヒューマノイドなら、……なおさらどうして学校なんかに入ってくる必要があるんだよ!?」
「何か事情があったんだろうよ、知るかよそこまで!」
苛々する親友にさらに反論しようとして、ぼくは握られたままの手を硬直させた。それに気づいた紫麻は、立ち止まる。
どうした、とたずねかけてぼくの視線をたどる。
いつのまにか、昼間でも普段人通りのあまりない、暗い路地に入っていた。右側には柵で仕切られた川があり、左側には何かの大きな工場がある。
その道の向こうに、男たちが何人か立っていて、ぼくが硬直したわけは彼らの手の中のものにあった。
「なんだよ……お前ら」
紫麻がぼくを後ろにかばう。人影のひとりが、持っていた銃口を上げる。
瞬間、風を切った何かがぼくの頬のすぐ横を走り抜けていった。
「待って!」
紫麻がリアクションを起こす前に、ぼくたちの背後から声が飛んできた。
……鏡さんだ……。
「乱暴なことはしないって、約束だったでしょう!」
男たちは鏡さんの言うことなど聞いている様子はなかった。
殺気すら漂う雰囲気。何かの予感に駆られて、ぼくは紫麻を突き飛ばした。
───一瞬後、ぼくの胸を、何かが貫いた。
「泉!」
紫麻の声。
そして。
「イスミ……!」
鏡さんの、声、
声……?
ぼくは、なんだかぐらぐらする頭で、こんなときだというのに疑問に思った。
どうして鏡さんが、ぼくの「名前」を呼ぶの?
どうしてぼくを「イスミ」と呼ぶの?
まだ、会って一日も経っていないのに。
ぼくは胸ではなく、頭を抱える。……頭にやったぼくの手が、長い何かに触れた。
髪の毛だ。
ぼくの髪の毛───こんなに、長かっただろうか?
ぼくは視線を落とす。
さっき銃弾が貫いていったはずの、ぼくの胸。わずかだけれど、やわらかく膨らんでいる。
……どうして? ぼくは、男なのに。
制服ではなく、女物の服に包まれた、男にしてはあまりに華奢な、ぼくの身体。これではまるで、「女」そのもの。
どうして? 分からない。
なぜ……ぼくは、気づかなかったんだろう。
髪の毛が、腰まであるということに。
腕も足も、真っ白で細くて筋肉なんてほとんど感じられないということに。
……男物の制服ではなく、女の子の服を着ていたということに……。
男たちが、何か叫ぶのが聞こえる。
「駄目だ、この銃でも効かないぞ!」
「だから言ったでしょう。イスミは今までのヒューマノイドとはつくりが違うのよ」
聞き慣れない女性の声がした。
───違う。
『あたし』は、……知っている。この声を知っている。
「どうして……」
震える声で、あたしはつぶやく。
なぜ、……そんな、どうして、……心まで突然のように「女の子」に変わってしまったのだろう。
戸惑ったあたしが顔を上げると、白衣を着た美しい女性が男たちの前に立っている。あたしと目が合うと、にっこり笑った。
「やっと目が醒めたかしら? イスミ。わたしの可愛い娘。可愛いヒューマノイド」
…………あたしは、思い出した。
あたしの「した」、すべてのことを。
部員でもない紫麻が野球部の練習に加わったりして遊んでるから、こんな時間になってしまった。……まあ待ってたぼくもぼくだけど……。
「おい、なんか人がたかってる」
急に、紫麻が顎をしゃくった。……せめて人だかりができている、と言ってくれ。
紫麻が言っていたのは、ぼくたちの寮のほうだ。すぐ近くまでくると、本当に火の手が上がってるのが分かった。───寮が燃えているのだ。
「おい一村!」
寮生のひとりが駆け寄ってくる。
「お前んとこ、今日転入生きただろ。その女がさっき、逃げ遅れた寮生を助けに入っていったぜ!」
聞いたとたん紫麻は思い切り眉をしかめ、上着を脱ぐと鞄と一緒にぼくに押しつけた。
「女がでしゃばってんじゃねぇ……!」
歯軋りのような独り言を残して、炎の中に飛び込んでいく。ぼくは慌てて、紫麻にならって上着を脱ぎ、ふたり分のそれと鞄とを寮生のひとりに頼んだ。
「冬牙!?」
紫麻に続いて飛び込むと、寮の中は火の海だった。
真っ赤な視界に目をやられないように、ぼくは手をかざしながらかろうじて踏める床を選んで進む。いくらも行かないうちに、三つの人影が見えた。倒れている寮生と、彼を負ぶおうとしている紫麻と、そしてそれに手を貸している鏡さんだ。
ぼくが近づいていくと、紫麻は一瞬驚いたように動きを止め、それから怒鳴りつけた。
「ばかやろう、手間増やすんじゃねえ! 戻れ!」
「だって、紫麻をひとりにしたくなかったんだ!」
ぼくがこたえたとき、建物のどこかが鈍い音を立てた。見ると、鏡さんのすぐ横の柱が勢いよく火を弾きながら倒れてくるところだった。
鏡さんは避けようとしたけど、右手に一撃を受け、悲鳴を上げてもう片方の手で抱き込んだ。
紫麻は寮生をぼくの背中に無理矢理負ぶわせ、自分は鏡さんを抱き上げる。
「行くぞ泉(いすみ)、心頭を滅却すれば火もまた涼しだ!」
「滅却の仕方、知らない!」
「じゃあ女のことでも考えてろ!」
「紫麻と一緒にするなよ!」
言い合いながらぼくたちは炎の道を戻って、どうにかして外に出ることができた。そのときに到着していた救急隊員に寮生を保護してもらって、ぼくは紫麻のほうに駆け寄った。
「紫麻、額から血が出てる……」
「そんなことより、この女の手を───」
そうだ。鏡さん、もろに柱の一撃を受けてたんだ。
でもどうしたことか鏡さん、右手を押さえてはいるものの、救急隊員のほうに行こうとはしない。
「わたしは大丈夫───ちょっとびっくりして、さっきは悲鳴あげちゃったけど」
「何がだよ」
紫麻が睨みつける。
「何が大丈夫なんだよ。直撃受けてたじゃねえか、余計な気まわしてねえで、さっさと治療受けてこいよ」
「紫麻……もう少し優しく……」
相手は女の子なんだぞ。
ぼくが小声で言っても、紫麻はフンと鼻を鳴らしただけだ。
「大丈夫なの。本当よ……ほら」
鏡さんは右手をあげてみせた。
……彼女の言うとおり、そこには何の痕も残っていない。
驚くぼくと紫麻に、鏡さんはぎこちない笑みを浮かべてみせる。
「わたし、身体の半分だけ機械なの。二年前に爆発事故に巻き込まれて、家族がお金をつぎ込んで機械を買って、今のこの身体をくれたわ。……だから、あの程度の打撃じゃかすり傷ひとつ負わない」
「ふぅ……ん」
紫麻は眉をひそめる。
「それなら科学部に入りたくなかった理由も分かるけど。あんたにとっちゃ、あんな劇薬のそばにいるのは耐えられねえだろうからな」
そこで紫麻は、なにやら意味ありげな視線を鏡さんに送ってから、ふとぼくに声をかけた。
「泉、学校に戻るぞ」
「え?」
「寮がなくなっちまったら学校で寝るしかねえだろ」
……勝手にそんなこと決めて、いいんだろうか。
「夜に少人数で歩くのは危険だわ」
鏡さんが口をはさむ。
「ヒューマノイドがどこに潜んでるか分からないのよ」
紫麻は振り返り、目を細めた。
「───ヒューマノイドってあんたのことじゃないのか」
ぼくは驚いて紫麻を見たが、鏡さんは黙ったままだ。返答は期待していなかったらしい。紫麻は強引にぼくの手を取って歩き出す。人だかりをかいくぐり、学校への道を戻り始める。
「ねえほんとなの? 本当に鏡さんがヒューマノイドなの?」
早足の紫麻の速度についていけず、つんのめりそうになりながらぼくはたずねる。紫麻は自分の考えを説明してくれた。
「女型ヒューマノイドが逃げ出した直後にあいつは転入してきた。こんな時期外れにだ。それに身体が機械なんだと自分で言ってた。薬からも逃げてた、あいつの言葉に間違いはないだろう」
「だけど、それは事故で……!」
「お前って時々常識知らねえよな」
間髪入れず、紫麻は不機嫌そうにぼくを見下ろす。
「身体を半分機械で補うことは確かに技術的には可能だ。けどな、いったいどれだけの金がかかると思う? 火柱の直撃を受けて傷のひとつもつかなけりゃ表面が溶けることもない、あの右腕だけで国がひとつ買えるぜ!」
「だけどそれなら……」
ぼくは必死に、鏡さんの肩を持とうとする。
どうしたんだろう? ぼくは、いったい。
「それなら、鏡さんがヒューマノイドなら、……なおさらどうして学校なんかに入ってくる必要があるんだよ!?」
「何か事情があったんだろうよ、知るかよそこまで!」
苛々する親友にさらに反論しようとして、ぼくは握られたままの手を硬直させた。それに気づいた紫麻は、立ち止まる。
どうした、とたずねかけてぼくの視線をたどる。
いつのまにか、昼間でも普段人通りのあまりない、暗い路地に入っていた。右側には柵で仕切られた川があり、左側には何かの大きな工場がある。
その道の向こうに、男たちが何人か立っていて、ぼくが硬直したわけは彼らの手の中のものにあった。
「なんだよ……お前ら」
紫麻がぼくを後ろにかばう。人影のひとりが、持っていた銃口を上げる。
瞬間、風を切った何かがぼくの頬のすぐ横を走り抜けていった。
「待って!」
紫麻がリアクションを起こす前に、ぼくたちの背後から声が飛んできた。
……鏡さんだ……。
「乱暴なことはしないって、約束だったでしょう!」
男たちは鏡さんの言うことなど聞いている様子はなかった。
殺気すら漂う雰囲気。何かの予感に駆られて、ぼくは紫麻を突き飛ばした。
───一瞬後、ぼくの胸を、何かが貫いた。
「泉!」
紫麻の声。
そして。
「イスミ……!」
鏡さんの、声、
声……?
ぼくは、なんだかぐらぐらする頭で、こんなときだというのに疑問に思った。
どうして鏡さんが、ぼくの「名前」を呼ぶの?
どうしてぼくを「イスミ」と呼ぶの?
まだ、会って一日も経っていないのに。
ぼくは胸ではなく、頭を抱える。……頭にやったぼくの手が、長い何かに触れた。
髪の毛だ。
ぼくの髪の毛───こんなに、長かっただろうか?
ぼくは視線を落とす。
さっき銃弾が貫いていったはずの、ぼくの胸。わずかだけれど、やわらかく膨らんでいる。
……どうして? ぼくは、男なのに。
制服ではなく、女物の服に包まれた、男にしてはあまりに華奢な、ぼくの身体。これではまるで、「女」そのもの。
どうして? 分からない。
なぜ……ぼくは、気づかなかったんだろう。
髪の毛が、腰まであるということに。
腕も足も、真っ白で細くて筋肉なんてほとんど感じられないということに。
……男物の制服ではなく、女の子の服を着ていたということに……。
男たちが、何か叫ぶのが聞こえる。
「駄目だ、この銃でも効かないぞ!」
「だから言ったでしょう。イスミは今までのヒューマノイドとはつくりが違うのよ」
聞き慣れない女性の声がした。
───違う。
『あたし』は、……知っている。この声を知っている。
「どうして……」
震える声で、あたしはつぶやく。
なぜ、……そんな、どうして、……心まで突然のように「女の子」に変わってしまったのだろう。
戸惑ったあたしが顔を上げると、白衣を着た美しい女性が男たちの前に立っている。あたしと目が合うと、にっこり笑った。
「やっと目が醒めたかしら? イスミ。わたしの可愛い娘。可愛いヒューマノイド」
…………あたしは、思い出した。
あたしの「した」、すべてのことを。
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