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始まりの朝
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偽りのない真実
唯一絶対の存在
五感で触れる、すべてのこと
そんな確かなことと同じように、
あなたは、ここにいた
***
『森の風と葉ずれの音。湖の小さな流れ。いつも変わることのない、自然の理(ことわり)。
恋人達は当たり前のようにそこにいた。自分たちもまた、変わることがないのだと信じて。
「私たち、いつまでもこうして一緒にいたいわ。この時間が永遠に続いたらいいのに」
娘が、青年の胸に頬を寄せる。小鳥のさえずりと、恋人のあたたかな体温。その両方を、目を閉じてうっとりと感じるのが好きだった。』
「愛里子(いりす)。いーりーす!また本にトリップしてんの?」
親友の声に、はっと顔を上げる。
夏の夕暮れは気が長いとはいえ、あたりは既に暗くなりかけていた。
いくら部活がなくても、放課後になってから本に没頭しすぎていた。
「もう、しょうがないなぁ」
典江(のりえ)はそう言って、自分の鞄を振り回す。
その隣から恵亮(めぐる)がわたしの読んでいた本を取り上げた。
「あっ」
「なんだこれ、タイトル書いてないじゃん」
「だめ。返して!」
いつになく切羽詰まったわたしの声に、恵亮は気づいてくれた。
「昨日から変だぞ、お前」
ぽん、とその本でわたしの頭を叩く。
わたしは急いで本を取り返して鞄の中に入れ、立ち上がる。
「典江、恵亮。生徒会は終わったの?」
「うん、さっきね。かえろっか」
典江が言い、わたしたち3人は教室を出た。
典江と恵亮は、生徒会役員。
中学の時から仲がいいわたしたちは、誰かに用があっても必ず待っていて、3人で帰途につく。
高校生になってからは、いつも待つのはわたしひとりだった。
高校になって何が変わったかといえば、カップルを見るのが増えたということ。
中学の時にも、恋バナとかしていたけれど
でも、カップルはそんなに見なかった。
「高校生になったら、みんな恋するものなのかな」
まだ新緑が太陽にまばゆい頃、ぽつんとそうつぶやいたわたしの頭を、典江は撫でたものだ。
「愛里子は初恋もまだだもんね。愛里子はそのままでいいよ、純粋なままでいてほしい」
わたしが純粋だとは、自分では全然思わない。
典江に言わせれば、恋を知ってしまうといろいろと“不純”なのだそうだ。
特別恋がしたいとは思わないけれど、その世界がどんなものかは、ちょっぴり知りたくもある。
みんなみたいに、背伸びがしたいわけでもないけれど。
それでも恋をしている女の子たちは、みんなきらきらと輝いているように見えたから。
「じゃあね、また連絡する!」
十字路のところで、典江は右の道に入りながら手を振る。
手を振り返して、わたしと恵亮は左の道へ入った。
ここから先は家の方向上、いつも恵亮とふたりきりになる。
「お前さ、昨日何かあったのか?」
わたしに歩幅を合わせてくれながら、恵亮は直球で聞いてきた。
恵亮に、隠しごとはできない。
あきらめて、わたしは口を割った。
「特に何があったってわけじゃ、ないけど……森に住んでる科学者の話って知ってる?」
すると恵亮は、鼻にしわを寄せた。
「ここら辺で知らない奴はいないだろ。殺人鬼って噂だぜ。なに、そいつと何か関係があるのか?」
「リリの散歩の時、リリのリードをうっかり離しちゃってね。リリ、森のほうに走っていっちゃって」
わたしは、昨日の明け方に起きたことを恵亮に話した。
わたしの朝の日課のひとつ、愛犬リリの散歩中
リリが突然森のほうへと走り出して、慌てて追いかけたこと。
住宅街の外れのその森には、いつの頃からか「殺人鬼の科学者が住んでいる」と噂で
誰も近寄る人はいなかったんだけど、リリが入ってしまったこと。
その森の入口付近の茂みに、人影が見えたこと。
その人影はすぐに消えてしまって、そこから出てきたリリが本をくわえていたこと──。
「その本が、さっき読んでいた本なの」
「愛里子」
恵亮は立ち止まり、真剣な表情でわたしを見下ろした。
「あの森には二度と近づくなよ。お前にまで変な噂が立つ」
「……うん」
分かっている。分かっているけれど。
元来読書好きなわたしは、その本に魅入ってしまったのだ。
タイトルも作者も書かれていない、明らかに手作りのその本の中身は
とても素敵で哀しい、純愛物語だった。
実はもう昨日のうちに一度読み終えていて、それで気になっていたのだ。
学校に行っても森で見た人影のことで、頭がいっぱいで
授業の内容も、典江や恵亮と話した内容もおぼろげなほどに。
「恵亮って、恋したことある?」
突然のわたしの質問に、恵亮は面食らったようだった。
たちまち顔を真っ赤にし、視線をさまよわせる。
「あるんだ? ね、恋ってどんな感じ?」
「どんなって──その」
いつも歯切れのいい恵亮にしては珍しく、口ごもっている。
かと思うと、ぼそっとつぶやいた。
「……お前が鈍すぎんだよ」
わたしは、むっとする。
「なにそれ。わたしが鈍いから恋愛ができないっていうの?」
「馬鹿違うって」
ああ、とため息をついて、恵亮はわたしの頭にぽんと手を乗せた。
「とにかく、危険なことには首を突っ込むなよ」
──あの森って、そんなに危険なのかな。
だいたい森に住んでいるのだって、科学者じゃないのかもしれないし
科学者だとしても、殺人鬼なのかどうかも分からない。
もしかしたら森に住んでいる人は、外の世界に出たいのかもしれない──昨日あの人影を見た時、そう思ったのだ。
じゃなければ、どうしてあんなに森の入口にいたのだろう。
いつものように家の前まで送ってくれた恵亮に別れを告げ、家の中に入る。
「ただいま」
誰もいないと分かってはいるけれど、こう言ってしまうのは淋しい証拠なのかな、なんて自分で思う。
部屋に入って制服を着替えると、鞄の中からまたあの本を取り出す。
読み返すのは、これで何度目だろう。
『「続くよ」
青年の指が、恋人の髪の毛をそっと撫でる。
「僕たちの時間は永遠(とわ)になる。いつかどちらかが先に死んで、肉体が滅んでしまっても、魂(こころ)はここに戻ってくる。何度でもだ」
だから、いつまでも一緒だ。
「……愛してるわ」
娘は、恋人に身を預ける。あたたかな森の空気が、いつも祝福してくれる。
「ずっとよ」
ならば、この森のあるかぎり、恋人たちの愛もまた変わることはないだろう。
──永遠に、変わることはないだろう。』
そこで文章は一度途切れ
次のページには、一言だけ書かれている。
『神はなぜ、私だけを置き去りにした?』
そこからは愛しい娘が死に至り、青年は狂気に陥る。
けれどその狂気すらも美しく思えてしまうほどに、青年の娘への愛がひしひしと伝わってくる。
この本を書いた人物が、特別文章がうまいとは思わない。
きっとプロの作家ではないだろう。
だけど、なぜだかとても心に訴えてくるものがあるのだ。
永遠に続くと思われたふたりの愛。それは無残にも死という無情に引き裂かれてしまった。
神はなぜ、私だけを置き去りにした? ──それは、青年の命の叫び。
わたしはまだ、恋すらしたことがない。
だから愛がどんなものか、分からない。
けれど
自分が本当に愛した人に先に死なれてしまったら、相当の哀しみだろうということは想像できる。
つん、と足をリリが鼻先でつついてきた。
わたしは本を机の上に置き、リリを抱き上げる。
トイプードルのリリは男の子で、やんちゃで手を焼くけれど、愛嬌があって可愛らしい。
「リリ。森の中で会った人は、どんな人だったの?」
もしかしたらその人が、この本の作者なのかもしれない。
この本の中の青年なのかもしれない。孤独に蝕まれて、人のぬくもりを求めて入口まで出てきてしまったのかもしれない──。
考え出すと、止まらなくなってしまう。
唯一絶対の存在
五感で触れる、すべてのこと
そんな確かなことと同じように、
あなたは、ここにいた
***
『森の風と葉ずれの音。湖の小さな流れ。いつも変わることのない、自然の理(ことわり)。
恋人達は当たり前のようにそこにいた。自分たちもまた、変わることがないのだと信じて。
「私たち、いつまでもこうして一緒にいたいわ。この時間が永遠に続いたらいいのに」
娘が、青年の胸に頬を寄せる。小鳥のさえずりと、恋人のあたたかな体温。その両方を、目を閉じてうっとりと感じるのが好きだった。』
「愛里子(いりす)。いーりーす!また本にトリップしてんの?」
親友の声に、はっと顔を上げる。
夏の夕暮れは気が長いとはいえ、あたりは既に暗くなりかけていた。
いくら部活がなくても、放課後になってから本に没頭しすぎていた。
「もう、しょうがないなぁ」
典江(のりえ)はそう言って、自分の鞄を振り回す。
その隣から恵亮(めぐる)がわたしの読んでいた本を取り上げた。
「あっ」
「なんだこれ、タイトル書いてないじゃん」
「だめ。返して!」
いつになく切羽詰まったわたしの声に、恵亮は気づいてくれた。
「昨日から変だぞ、お前」
ぽん、とその本でわたしの頭を叩く。
わたしは急いで本を取り返して鞄の中に入れ、立ち上がる。
「典江、恵亮。生徒会は終わったの?」
「うん、さっきね。かえろっか」
典江が言い、わたしたち3人は教室を出た。
典江と恵亮は、生徒会役員。
中学の時から仲がいいわたしたちは、誰かに用があっても必ず待っていて、3人で帰途につく。
高校生になってからは、いつも待つのはわたしひとりだった。
高校になって何が変わったかといえば、カップルを見るのが増えたということ。
中学の時にも、恋バナとかしていたけれど
でも、カップルはそんなに見なかった。
「高校生になったら、みんな恋するものなのかな」
まだ新緑が太陽にまばゆい頃、ぽつんとそうつぶやいたわたしの頭を、典江は撫でたものだ。
「愛里子は初恋もまだだもんね。愛里子はそのままでいいよ、純粋なままでいてほしい」
わたしが純粋だとは、自分では全然思わない。
典江に言わせれば、恋を知ってしまうといろいろと“不純”なのだそうだ。
特別恋がしたいとは思わないけれど、その世界がどんなものかは、ちょっぴり知りたくもある。
みんなみたいに、背伸びがしたいわけでもないけれど。
それでも恋をしている女の子たちは、みんなきらきらと輝いているように見えたから。
「じゃあね、また連絡する!」
十字路のところで、典江は右の道に入りながら手を振る。
手を振り返して、わたしと恵亮は左の道へ入った。
ここから先は家の方向上、いつも恵亮とふたりきりになる。
「お前さ、昨日何かあったのか?」
わたしに歩幅を合わせてくれながら、恵亮は直球で聞いてきた。
恵亮に、隠しごとはできない。
あきらめて、わたしは口を割った。
「特に何があったってわけじゃ、ないけど……森に住んでる科学者の話って知ってる?」
すると恵亮は、鼻にしわを寄せた。
「ここら辺で知らない奴はいないだろ。殺人鬼って噂だぜ。なに、そいつと何か関係があるのか?」
「リリの散歩の時、リリのリードをうっかり離しちゃってね。リリ、森のほうに走っていっちゃって」
わたしは、昨日の明け方に起きたことを恵亮に話した。
わたしの朝の日課のひとつ、愛犬リリの散歩中
リリが突然森のほうへと走り出して、慌てて追いかけたこと。
住宅街の外れのその森には、いつの頃からか「殺人鬼の科学者が住んでいる」と噂で
誰も近寄る人はいなかったんだけど、リリが入ってしまったこと。
その森の入口付近の茂みに、人影が見えたこと。
その人影はすぐに消えてしまって、そこから出てきたリリが本をくわえていたこと──。
「その本が、さっき読んでいた本なの」
「愛里子」
恵亮は立ち止まり、真剣な表情でわたしを見下ろした。
「あの森には二度と近づくなよ。お前にまで変な噂が立つ」
「……うん」
分かっている。分かっているけれど。
元来読書好きなわたしは、その本に魅入ってしまったのだ。
タイトルも作者も書かれていない、明らかに手作りのその本の中身は
とても素敵で哀しい、純愛物語だった。
実はもう昨日のうちに一度読み終えていて、それで気になっていたのだ。
学校に行っても森で見た人影のことで、頭がいっぱいで
授業の内容も、典江や恵亮と話した内容もおぼろげなほどに。
「恵亮って、恋したことある?」
突然のわたしの質問に、恵亮は面食らったようだった。
たちまち顔を真っ赤にし、視線をさまよわせる。
「あるんだ? ね、恋ってどんな感じ?」
「どんなって──その」
いつも歯切れのいい恵亮にしては珍しく、口ごもっている。
かと思うと、ぼそっとつぶやいた。
「……お前が鈍すぎんだよ」
わたしは、むっとする。
「なにそれ。わたしが鈍いから恋愛ができないっていうの?」
「馬鹿違うって」
ああ、とため息をついて、恵亮はわたしの頭にぽんと手を乗せた。
「とにかく、危険なことには首を突っ込むなよ」
──あの森って、そんなに危険なのかな。
だいたい森に住んでいるのだって、科学者じゃないのかもしれないし
科学者だとしても、殺人鬼なのかどうかも分からない。
もしかしたら森に住んでいる人は、外の世界に出たいのかもしれない──昨日あの人影を見た時、そう思ったのだ。
じゃなければ、どうしてあんなに森の入口にいたのだろう。
いつものように家の前まで送ってくれた恵亮に別れを告げ、家の中に入る。
「ただいま」
誰もいないと分かってはいるけれど、こう言ってしまうのは淋しい証拠なのかな、なんて自分で思う。
部屋に入って制服を着替えると、鞄の中からまたあの本を取り出す。
読み返すのは、これで何度目だろう。
『「続くよ」
青年の指が、恋人の髪の毛をそっと撫でる。
「僕たちの時間は永遠(とわ)になる。いつかどちらかが先に死んで、肉体が滅んでしまっても、魂(こころ)はここに戻ってくる。何度でもだ」
だから、いつまでも一緒だ。
「……愛してるわ」
娘は、恋人に身を預ける。あたたかな森の空気が、いつも祝福してくれる。
「ずっとよ」
ならば、この森のあるかぎり、恋人たちの愛もまた変わることはないだろう。
──永遠に、変わることはないだろう。』
そこで文章は一度途切れ
次のページには、一言だけ書かれている。
『神はなぜ、私だけを置き去りにした?』
そこからは愛しい娘が死に至り、青年は狂気に陥る。
けれどその狂気すらも美しく思えてしまうほどに、青年の娘への愛がひしひしと伝わってくる。
この本を書いた人物が、特別文章がうまいとは思わない。
きっとプロの作家ではないだろう。
だけど、なぜだかとても心に訴えてくるものがあるのだ。
永遠に続くと思われたふたりの愛。それは無残にも死という無情に引き裂かれてしまった。
神はなぜ、私だけを置き去りにした? ──それは、青年の命の叫び。
わたしはまだ、恋すらしたことがない。
だから愛がどんなものか、分からない。
けれど
自分が本当に愛した人に先に死なれてしまったら、相当の哀しみだろうということは想像できる。
つん、と足をリリが鼻先でつついてきた。
わたしは本を机の上に置き、リリを抱き上げる。
トイプードルのリリは男の子で、やんちゃで手を焼くけれど、愛嬌があって可愛らしい。
「リリ。森の中で会った人は、どんな人だったの?」
もしかしたらその人が、この本の作者なのかもしれない。
この本の中の青年なのかもしれない。孤独に蝕まれて、人のぬくもりを求めて入口まで出てきてしまったのかもしれない──。
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