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第4章 慌ただしい役人生活
25、人殺しの息子
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一通り仕事が終わった後、エシルバはリフ、カヒィと帰りの待ち合わせを決めてから使節団屯所に立ち寄った。事務所を探して歩いていると、棚のほこりを丁寧に払っているパージンゴップの姿を見つけた。
「どうして呼び出されたのかは分かっています」
エシルバは覚悟を決めて詰め寄った。
「おや」
「修理費は払います……分割ですけど」
「修理費? まさか本気で支払おうとしていたのですか? それなら無事解決しましたから、あなたが気にすることはありません。それにしても、ちゃんと忘れないで来てくれて良かった」パージンゴップはニコリと笑った。
彼は渡したい物があると言ってエシルバを事務所まで案内した。
「これですよ、これをあなたにどうしても届けたかった」
「これは?」
「10年前に書かれたあなたへの手紙です」
手紙は所々汚れていたが封は切られていなかった。
「メジィ|ロウサという女性があなたに宛てて書いたものです。使節団に戻ったとき、どうしても渡してほしいと頼まれました。私は一切のぞいていませんからご安心ください」
「誰ですか?」
「あなたを命懸けで守ろうとした、看護師の女性です。反乱当日、彼女は赤ん坊だった双子のあなたとお兄さんを連れて逃げていました」
「お兄ちゃんを……?」
「彼女は無免許の看護師でした。本来、反乱の場にいるはずのない人物だった」
「どうして?」
「あなたの母親であるルダの担当看護師をしていた頃、彼女は免許を持った看護師でした。ところが、ある患者を意図的に殺したという罪で真っ先に疑われ、看護師免許は剝奪。裁判で有罪判決を受けました。私も当時のことはよく覚えていますが、あれはとんでもない免罪です。不運な偶然が折り重なって起こった事件」
あまりにもひどい話だとエシルバは思った。
「ルダとも親交があった方で、2人は親友でした。双子のことが心配だったのでしょう、双子の様子を見に行った彼女は反乱の騒動に巻き込まれてしまった。大樹堂病院は火の海。逃げ切った彼女はこの手紙を私の元に残して姿を消したのです」
「ちょっと待って。お兄ちゃんは、病気で死んだって……」
「私にも詳細は分かりません。ですが、反乱の当日までは――あなたのお兄さんは生きていた。何かが……起こったのです」
とにかく、聞くよりも読んだ方が早いと思い、封を切って手紙を確認した。そこには、こんなことが書かれていた。
【私はメジィ|ロウサ。今こうして手紙を書いているのは、あなたに伝えておきたいことがあるから。
それは、あなたの父親であるゴドランが無実だということ。
彼は恐ろしい呪いにとらわれ、自分の意思とは関係なくこの悲劇を生み出してしまった。ゴドランは私の前に姿を現し、あなたたち2人を大事そうに手で触れ、死んだ片方の兄だけを連れていってしまった。あなたと私の命は助かった。あなたが選ばれた星の遣いであることは聞いているけれど、ゴドランがあなたに手を出さなかったのはそのせいじゃない。最後の良心が働いたからだと思っている。
この話を誰にもできなかった。世の中は、ゴドランを完全な悪者だと思い込んでいるから。ゴドランが無実だと言えば私の命も危ない。でも、これは絶対あなたに伝えるべきことだと思っていた。ゴドランを最後に見た証人として】
衝撃的な内容を読み終えた後、エシルバはパージンゴップに「ありがとう!」と叫んで屯所を猛スピードで抜け出した。兄がなぜ死んだのかは分からない。けれど、「父親が無実かもしれない」という情報はエシルバをまるで別人のように興奮させた。
外の時計台で待っているリフのツンツン頭とカヒィの猫毛を見つけて勢いよく話し掛けた。
「お父さんは無実だったんだ!」
「なんだって?」
カヒィは半信半疑で聞き返した。
「だから、お父さんは無実だったんだ!」
エシルバはもう一度言った。
リフとカヒィはエシルバが握り締める手紙を拝借して目を通し、風で飛ばされないように返すと同じように興奮して鼻の穴を広げた。
「これが本当だとしたら、すごいことになる」
カヒィが言った。
「誰からもらったのさ、こんなものいったい」
リフが聞いた。
「パージンゴップだよ。この手紙を書いた人に渡すよう頼まれていたんだって。ゴドランが無実だと言えば殺されるかもしれないって、恐れて口にできなかったんだ」
「そもそも、君にお兄さんがいたなんて知らなかったよ」
リフの言葉にカヒィもうなずいた。
「でも、どうしてお父さんは死んだ兄さんを連れていったんだ?」
「不思議だよな。とにかくその手紙、大事にとっておけよ」
とリフは念を押した。
「もちろん」
3人はオレンジ一色に染まった街を歩きながら、手紙についての議論を繰り広げた。モンテ=ペグノ大広間の前を通った時だ。小さな男の子と肩がぶつかって彼の持っていた花束が落ちたので、エシルバは反射的に花束を拾って彼に渡した。
男の子は途端に顔をこわばらせ、乱暴に花束を受け取った。しばらく男の子は無口だったがエシルバの顔をジロジロと見た後に「人殺しの息子!」と叫んだ。
エシルバは電光石火のごとく降り注いだ言葉にショックで反論できなかった。人々の視線がエシルバと男の子に集中し、コソコソ話す声が聞こえた。一緒に歩いていたリフが風船ガムを慌てて口の中に引っ込めると、エシルバの前に出て男の子に「そんな態度するなよ」と強く言った。
「なんでここに来たんだよ! お前みたいなやつはずっと暗い洞穴の中で暮らしていればいいんだ!」
「君、そんなことを言ってはいけないよ」
カヒィは言った。
男の子はそれでもエシルバに憎悪の視線を向けていた。
「ゴドランも、その家族も同罪だ!」
「同罪だと? ふざけるな!」
リフが怒鳴りつけた。
「いいんだ」
エシルバが小さな声で言うと、リフとカヒィは戸惑いながら口をつぐんだ。気が付けば男の子は人ごみの中に紛れていなくなっていた。夕日を受けて背中はじんわりと温かかったが、通り過ぎていく人の視線は氷のように冷たかった。
3人はとぼとぼ歩き始め、電車に乗ってシクワ=ロゲン郷に帰った。トロベム屋敷にくる頃には日は暮れていて、遠くの空がかすかに赤みを帯びていた。
「ごめん」
エシルバは前を歩く2人に言った。リフもカヒィも立ち止まって振り向いたが、エシルバは2人の顔をまともに見られなかった。今となっては自分の存在も、父親の無罪を信じていたことも恥ずかしく思えた。
「なんで謝るんだ」
カヒィの声は不服そうだった。
じんわり悲しみが襲い、言葉にならなかった。叔父さんやユリフスたちが楽しそうにほほ笑み掛けてくる、そんな懐かしい記憶が思い出されては消えていった。自分だけならともかく、あんなに心優しい彼らが同罪と言われるのはショックだった。
「僕は一度も……お父さんに会ったことがないから、どこか人ごとだった。でも、あの子に言われてようやく気付いたよ。僕はもっと、お父さんがしたことについてちゃんと向き合わないといけない」
「ちゃんと? 向き合ってるじゃないか」
リフは静かに言った。
カヒィは唇をギュッとかみしめてエシルバに歩み寄った。
「いいか? 君はお父さんの人生を生きているんじゃない。僕の目を見ろ、エシルバ。この瞳に映っているのはゴドランか? 違う、君自身だ」
カヒィはエシルバの肩に手を置いて語り掛けた。「そう、君は自分の人生を生きている。僕だって、君がお父さんの罪で苦しめられているのは見たくない。だからもう謝るな」
それだけ言うと、カヒィはパッと離れて歩きだした。深刻な思いにとらわれていたエシルバにとって、彼の言葉は青天霹靂だった。リフもこれ以上言うことはないと思ったのか「メシだぞ、メシ!」と背伸びして歩いていった。
エシルバは元気を取り戻した。空を見ると星がかすかに光っていて、澄んだ空気にのっておいしそうな晩ご飯のにおいが運ばれてきた。
「どうして呼び出されたのかは分かっています」
エシルバは覚悟を決めて詰め寄った。
「おや」
「修理費は払います……分割ですけど」
「修理費? まさか本気で支払おうとしていたのですか? それなら無事解決しましたから、あなたが気にすることはありません。それにしても、ちゃんと忘れないで来てくれて良かった」パージンゴップはニコリと笑った。
彼は渡したい物があると言ってエシルバを事務所まで案内した。
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「これは?」
「10年前に書かれたあなたへの手紙です」
手紙は所々汚れていたが封は切られていなかった。
「メジィ|ロウサという女性があなたに宛てて書いたものです。使節団に戻ったとき、どうしても渡してほしいと頼まれました。私は一切のぞいていませんからご安心ください」
「誰ですか?」
「あなたを命懸けで守ろうとした、看護師の女性です。反乱当日、彼女は赤ん坊だった双子のあなたとお兄さんを連れて逃げていました」
「お兄ちゃんを……?」
「彼女は無免許の看護師でした。本来、反乱の場にいるはずのない人物だった」
「どうして?」
「あなたの母親であるルダの担当看護師をしていた頃、彼女は免許を持った看護師でした。ところが、ある患者を意図的に殺したという罪で真っ先に疑われ、看護師免許は剝奪。裁判で有罪判決を受けました。私も当時のことはよく覚えていますが、あれはとんでもない免罪です。不運な偶然が折り重なって起こった事件」
あまりにもひどい話だとエシルバは思った。
「ルダとも親交があった方で、2人は親友でした。双子のことが心配だったのでしょう、双子の様子を見に行った彼女は反乱の騒動に巻き込まれてしまった。大樹堂病院は火の海。逃げ切った彼女はこの手紙を私の元に残して姿を消したのです」
「ちょっと待って。お兄ちゃんは、病気で死んだって……」
「私にも詳細は分かりません。ですが、反乱の当日までは――あなたのお兄さんは生きていた。何かが……起こったのです」
とにかく、聞くよりも読んだ方が早いと思い、封を切って手紙を確認した。そこには、こんなことが書かれていた。
【私はメジィ|ロウサ。今こうして手紙を書いているのは、あなたに伝えておきたいことがあるから。
それは、あなたの父親であるゴドランが無実だということ。
彼は恐ろしい呪いにとらわれ、自分の意思とは関係なくこの悲劇を生み出してしまった。ゴドランは私の前に姿を現し、あなたたち2人を大事そうに手で触れ、死んだ片方の兄だけを連れていってしまった。あなたと私の命は助かった。あなたが選ばれた星の遣いであることは聞いているけれど、ゴドランがあなたに手を出さなかったのはそのせいじゃない。最後の良心が働いたからだと思っている。
この話を誰にもできなかった。世の中は、ゴドランを完全な悪者だと思い込んでいるから。ゴドランが無実だと言えば私の命も危ない。でも、これは絶対あなたに伝えるべきことだと思っていた。ゴドランを最後に見た証人として】
衝撃的な内容を読み終えた後、エシルバはパージンゴップに「ありがとう!」と叫んで屯所を猛スピードで抜け出した。兄がなぜ死んだのかは分からない。けれど、「父親が無実かもしれない」という情報はエシルバをまるで別人のように興奮させた。
外の時計台で待っているリフのツンツン頭とカヒィの猫毛を見つけて勢いよく話し掛けた。
「お父さんは無実だったんだ!」
「なんだって?」
カヒィは半信半疑で聞き返した。
「だから、お父さんは無実だったんだ!」
エシルバはもう一度言った。
リフとカヒィはエシルバが握り締める手紙を拝借して目を通し、風で飛ばされないように返すと同じように興奮して鼻の穴を広げた。
「これが本当だとしたら、すごいことになる」
カヒィが言った。
「誰からもらったのさ、こんなものいったい」
リフが聞いた。
「パージンゴップだよ。この手紙を書いた人に渡すよう頼まれていたんだって。ゴドランが無実だと言えば殺されるかもしれないって、恐れて口にできなかったんだ」
「そもそも、君にお兄さんがいたなんて知らなかったよ」
リフの言葉にカヒィもうなずいた。
「でも、どうしてお父さんは死んだ兄さんを連れていったんだ?」
「不思議だよな。とにかくその手紙、大事にとっておけよ」
とリフは念を押した。
「もちろん」
3人はオレンジ一色に染まった街を歩きながら、手紙についての議論を繰り広げた。モンテ=ペグノ大広間の前を通った時だ。小さな男の子と肩がぶつかって彼の持っていた花束が落ちたので、エシルバは反射的に花束を拾って彼に渡した。
男の子は途端に顔をこわばらせ、乱暴に花束を受け取った。しばらく男の子は無口だったがエシルバの顔をジロジロと見た後に「人殺しの息子!」と叫んだ。
エシルバは電光石火のごとく降り注いだ言葉にショックで反論できなかった。人々の視線がエシルバと男の子に集中し、コソコソ話す声が聞こえた。一緒に歩いていたリフが風船ガムを慌てて口の中に引っ込めると、エシルバの前に出て男の子に「そんな態度するなよ」と強く言った。
「なんでここに来たんだよ! お前みたいなやつはずっと暗い洞穴の中で暮らしていればいいんだ!」
「君、そんなことを言ってはいけないよ」
カヒィは言った。
男の子はそれでもエシルバに憎悪の視線を向けていた。
「ゴドランも、その家族も同罪だ!」
「同罪だと? ふざけるな!」
リフが怒鳴りつけた。
「いいんだ」
エシルバが小さな声で言うと、リフとカヒィは戸惑いながら口をつぐんだ。気が付けば男の子は人ごみの中に紛れていなくなっていた。夕日を受けて背中はじんわりと温かかったが、通り過ぎていく人の視線は氷のように冷たかった。
3人はとぼとぼ歩き始め、電車に乗ってシクワ=ロゲン郷に帰った。トロベム屋敷にくる頃には日は暮れていて、遠くの空がかすかに赤みを帯びていた。
「ごめん」
エシルバは前を歩く2人に言った。リフもカヒィも立ち止まって振り向いたが、エシルバは2人の顔をまともに見られなかった。今となっては自分の存在も、父親の無罪を信じていたことも恥ずかしく思えた。
「なんで謝るんだ」
カヒィの声は不服そうだった。
じんわり悲しみが襲い、言葉にならなかった。叔父さんやユリフスたちが楽しそうにほほ笑み掛けてくる、そんな懐かしい記憶が思い出されては消えていった。自分だけならともかく、あんなに心優しい彼らが同罪と言われるのはショックだった。
「僕は一度も……お父さんに会ったことがないから、どこか人ごとだった。でも、あの子に言われてようやく気付いたよ。僕はもっと、お父さんがしたことについてちゃんと向き合わないといけない」
「ちゃんと? 向き合ってるじゃないか」
リフは静かに言った。
カヒィは唇をギュッとかみしめてエシルバに歩み寄った。
「いいか? 君はお父さんの人生を生きているんじゃない。僕の目を見ろ、エシルバ。この瞳に映っているのはゴドランか? 違う、君自身だ」
カヒィはエシルバの肩に手を置いて語り掛けた。「そう、君は自分の人生を生きている。僕だって、君がお父さんの罪で苦しめられているのは見たくない。だからもう謝るな」
それだけ言うと、カヒィはパッと離れて歩きだした。深刻な思いにとらわれていたエシルバにとって、彼の言葉は青天霹靂だった。リフもこれ以上言うことはないと思ったのか「メシだぞ、メシ!」と背伸びして歩いていった。
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