地底少女は虫笛を吹く
巨大昆虫と人間が共存する地底国家「親虫王国」。昆虫師と呼ばれる者たちは、凶暴な昆虫から市民を守るために日々戦っていた。普通科の学校に通う10歳の近江結(おうみゆい)は、極度の虫嫌いで臆病な女の子。そのせいでいじめを受けるも、親友の友子がいるおかげで学校に通うことができた。
ある日、修学旅行で昆虫師協会の見学に訪れた結は、研究所で飼われている飛べない白いガと出合う。「ボクと友達になってよ」その言葉は、結にしか聞こえない”声”だった……
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