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第8話
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お開きになって店の外に出ると、青山&広尾の先達コンビに2次会に誘われた。
だがなんとなく背中に東雲氏の視線を感じて、俺は丁重にその申し出を断った。
雇用主に媚びてヤク漬けにされる気は毛頭ナイが、だからってわざわざ雇用主にカドを立てる必要もない。
とはいえ、東雲氏と一緒に宿泊先に戻るとなると、またしてもヤバげな誘いを受けかねないので、俺は一人でブラブラとホテルに向かって歩き出した。
「は…ハルカ君…」
数分歩き、交差点で信号待ちをしているところで、不意に名を呼ばれた。
振り返ると、後に息を切らせた北沢氏が立っている。
「どうしたんです?」
「こ……このサイフ、ハルカ君の……だよね?」
「えっ?」
差し出された四角い物は、確かに俺のサイフだった。
「ええ、俺のです、どこにありました?」
「お…お店の人が、片付けていて気が付いたからって」
「そうですか、全然気付いてなかったな。あの、わざわざ追いかけてきてくれたんですか?」
北沢氏の様子から、走って俺を追ってきた事が察せられる。
東雲氏はホテルに戻るのにタクシーを頼んでいたから、付き人の北沢氏も同行するはずだったろうし、それならホテルに戻ってから俺に渡してくれても良かっただろう。
というか、その方が簡単に済ませられるだろうに。
「だ、だって…ハルカ君、言ってただろ、ホテルの備え付けの冷蔵庫って、わ…割高だし、好みの銘柄も入ってないって。だからきっと、か…帰りがけに、自販機かコンビニで、ペットボトル…買うつもりだろうと、思って…」
この風貌と少しどもり気味の口調などから、俺は北沢氏をやや愚鈍な人間と思っていたから、その細やかな気遣いと親切心に感嘆してしまった。
こういう人物ならば、東雲2号の暴走を収拾し、なおかつ先手を打って抑制させる事も可能だろう。
今さら多聞氏の評価の意味を納得し、俺は改めて相手を見直してしまった。
「本当にありがとう、ジャックさん。でも悪いコトしちゃいましたね、シノさんと一緒に車で戻る予定だったんでしょう?」
「いいんだ、きょ…今日は昼に、ちょ…ちょっとシノさんの機嫌損ねちゃってるから……後は多聞サンに任せて、に…逃げる口実に、丁度良かったんだよ」
俺と一緒に歩き出した北沢氏は、意外な告白をする。
「へえ~。ジャックさんでもそういうコトってあるんですか?」
「し…シノさんはアーティストだから、せ…繊細なんだよ。お…俺みたいな、鈍くさいのがウロウロしてると、どうしても、イライラさせちゃうんだ」
「そう言っても、あれはちょっと、ねえ……」
「は…ハルカ君は、シノさんの事キライ?」
「う~ん、結構クセのあるヒトですからね。嫌いとは言わないけど、苦手じゃないって言えばウソになりますねぇ………あヤベっ! 付き人のジャックさんにこんなコト言ったら、告げ口されちゃいますね!」
「ヤだな、い…言わないよ」
あははと笑う北沢氏は、やっぱりビンゾコ眼鏡で表情もよく判らなかったけれど、悪い印象は無い。
「ジャックさんはシノさんの付き人をやって、ずいぶんになるんですよねェ?」
「う…うん。シノさんは繊細なヒトだから、身近な顔ぶれが、か、変わるのは、すごく、ストレスになっちゃうから」
「確かにあのヒトのセンスとかパフォーマンスは、カッコイイって思いますけど。ずっとつきっきりでいるのは、俺には出来そうもないなぁ」
「そ…そりゃ、ツアー中は、ほぼ24時間つきっきりっぽく見えるけど、でもい…今だって、こうやって別行動してる訳だし。つ…ツアー以外の時は、それこそ営業時間だけだから、そんなにし…しんどくは、ないよ」
「でも俺、ジャックさんみたいに気が利かないから、年中怒らせそうッスよ?」
「し…シノさんは、ハルカ君の事を絶賛してるよ。前評判通りの、良いプレーヤーだって。だ…だから、ハルカ君がサポートに落ち着いてくれると、お……青山クンたちも、み…みんなスゴク嬉しいと思うんだ」
「ホントにぃ? そう言われちゃうと、おだてにノリやすいからなぁ、俺」
北沢氏って、意外に饒舌だなぁ…なんて思って。
でもよく考えてみたら、北沢氏とこうして話す機会なんて今までほとんど無かったのだ。
北沢氏は東雲氏の付き人だから、基本的に東雲氏にベッタリだ。
特に2号が常に北沢氏を手元に置いていて、東雲氏が単品で動き回っている事はあっても、北沢氏の方は常に東雲氏とセットになっているのが当たり前だった。
会話をしているとやっぱり、北沢氏とは以前どこかで逢っているような気がしてならない。
しかしどんなに考えてもどうしても心当たりが無い。
だからこれは、ただのデジャヴュなんだろうけど……。
「ぜ…ぜひ、おだてにノッて、良い演奏を聴かせて欲しいな。今日のリハーサルで、ハルカ君がアドリブしたリフは、本当に…格好良かった。あんな音、出されたら、シノさんの頭痛だって、いっぺんに吹っ飛んじゃうよ」
褒められてる事は解ってて、嬉しいと思いつつも、俺は思わず苦笑してしまった。
「あ~アレ……あの、ココだけの話ですけどアレってパクなんですよ~」
「えっ、そうなの?」
「先日来日した、ビリーさんの…………ね」
「ああ、解った、解ったよ、アレ……ああそうか…! 俺もその公演見たよ、確かにアレ、アレだね、うん! じゃあハルカ君もあの公演行ったんだ?」
「ジャックさんもビリー好きなんですか?」
「うん、中師サンに無理言ってチケット取ってもらって、レコーディングのスケジュールを調整するのが大変だったンだ」
「あはは、やっぱり結構振り回されてるんじゃないですか」
「え? ……なんのコト?」
「だってスケジュールを調整したって、言ったじゃないですか。ジャックさん居ないと東雲サンなんにも出来ないってコトでしょ?」
「あ…………あ、うん。こ…困っちゃうよね、たかが付き人なのに、さ」
「仕方ないでしょ、あっちが雇用主なんですから」
「で…でも、ハルカ君の音からすると、ビリーは…意外なチョイスっていうか…。勉強の為に行ったの?」
「まさか~。俺は勉強なんて大ッ嫌いですもん。自分が好きじゃなきゃ行きませんよ~」
「お…俺、ハルカ君って、てっきりもっと、パンクとか、ぐ…グラムロック系かと、思ってた…」
「そー思います? こー見えても俺、聴く時はケッコー雑食なんですよ」
北沢氏との会話は殊の外、弾んだ。
青山広尾の先達コンビは、職場の先輩としては上等の部類だ。
人間的に問題なく常識的だし、青山氏は同じ楽器を扱っている分、話題の合う部分も多く、同業者のよしみで有利なシゴト話が回ってくる事も充分に期待出来る。
しかし青山広尾の両者はコンビとして完璧に出来上がっていて、俺が仲間内に加わる事は出来ても、同等の付き合いをするのはムズカシイ。
加えて、両者はどちらも、敢えて友人になりたいと思うような相手じゃなかった。
それに比べて、楽器とは無縁、人脈もほとんど期待は出来そうもない北沢氏との会話は、純粋に趣味が合うのが楽しくて、友人として付き合えそうな手応えがあった。
「公園突っ切った方が近道ッスよ」
ちょっとした公園を挟んでライトアップされたホテルが見えてきた所で、俺はわざわざ迂回するのが面倒で、公園の生け垣を跨いで越えた。
「そこ、い、入り口じゃ、ないよ………」
ちょっとだけ躊躇してから、北沢氏も同じようにしてきた。
自称「鈍くさい」と言う北沢氏が生け垣を越える動作は、さほどの鈍くささを感じさせなかった。
オレンジ色のライトで照らされた公道とは対照的に、公園内は古ぼけた蛍光灯がポツン、ポツンと立っているだけだ。
だが白銀のライトアップで浮かび上がるホテルの壁面の反射で、敷地内はけっこう明るい。
「ほ…ホテルの正面の所、横断歩道がないよ…?」
「渡れますよ。あそこ、車ほとんど通ってないっしょ」
「でも、あ、あっちのい、生け垣は、通れるの?」
「隙間あるから大丈夫でしょ」
ホテル側に植えられている植物はやや背が高くなっていたが、植え込みの密度が薄くて隙間があり、俺はそこを無神経に分け入った。
だがなんとなく背中に東雲氏の視線を感じて、俺は丁重にその申し出を断った。
雇用主に媚びてヤク漬けにされる気は毛頭ナイが、だからってわざわざ雇用主にカドを立てる必要もない。
とはいえ、東雲氏と一緒に宿泊先に戻るとなると、またしてもヤバげな誘いを受けかねないので、俺は一人でブラブラとホテルに向かって歩き出した。
「は…ハルカ君…」
数分歩き、交差点で信号待ちをしているところで、不意に名を呼ばれた。
振り返ると、後に息を切らせた北沢氏が立っている。
「どうしたんです?」
「こ……このサイフ、ハルカ君の……だよね?」
「えっ?」
差し出された四角い物は、確かに俺のサイフだった。
「ええ、俺のです、どこにありました?」
「お…お店の人が、片付けていて気が付いたからって」
「そうですか、全然気付いてなかったな。あの、わざわざ追いかけてきてくれたんですか?」
北沢氏の様子から、走って俺を追ってきた事が察せられる。
東雲氏はホテルに戻るのにタクシーを頼んでいたから、付き人の北沢氏も同行するはずだったろうし、それならホテルに戻ってから俺に渡してくれても良かっただろう。
というか、その方が簡単に済ませられるだろうに。
「だ、だって…ハルカ君、言ってただろ、ホテルの備え付けの冷蔵庫って、わ…割高だし、好みの銘柄も入ってないって。だからきっと、か…帰りがけに、自販機かコンビニで、ペットボトル…買うつもりだろうと、思って…」
この風貌と少しどもり気味の口調などから、俺は北沢氏をやや愚鈍な人間と思っていたから、その細やかな気遣いと親切心に感嘆してしまった。
こういう人物ならば、東雲2号の暴走を収拾し、なおかつ先手を打って抑制させる事も可能だろう。
今さら多聞氏の評価の意味を納得し、俺は改めて相手を見直してしまった。
「本当にありがとう、ジャックさん。でも悪いコトしちゃいましたね、シノさんと一緒に車で戻る予定だったんでしょう?」
「いいんだ、きょ…今日は昼に、ちょ…ちょっとシノさんの機嫌損ねちゃってるから……後は多聞サンに任せて、に…逃げる口実に、丁度良かったんだよ」
俺と一緒に歩き出した北沢氏は、意外な告白をする。
「へえ~。ジャックさんでもそういうコトってあるんですか?」
「し…シノさんはアーティストだから、せ…繊細なんだよ。お…俺みたいな、鈍くさいのがウロウロしてると、どうしても、イライラさせちゃうんだ」
「そう言っても、あれはちょっと、ねえ……」
「は…ハルカ君は、シノさんの事キライ?」
「う~ん、結構クセのあるヒトですからね。嫌いとは言わないけど、苦手じゃないって言えばウソになりますねぇ………あヤベっ! 付き人のジャックさんにこんなコト言ったら、告げ口されちゃいますね!」
「ヤだな、い…言わないよ」
あははと笑う北沢氏は、やっぱりビンゾコ眼鏡で表情もよく判らなかったけれど、悪い印象は無い。
「ジャックさんはシノさんの付き人をやって、ずいぶんになるんですよねェ?」
「う…うん。シノさんは繊細なヒトだから、身近な顔ぶれが、か、変わるのは、すごく、ストレスになっちゃうから」
「確かにあのヒトのセンスとかパフォーマンスは、カッコイイって思いますけど。ずっとつきっきりでいるのは、俺には出来そうもないなぁ」
「そ…そりゃ、ツアー中は、ほぼ24時間つきっきりっぽく見えるけど、でもい…今だって、こうやって別行動してる訳だし。つ…ツアー以外の時は、それこそ営業時間だけだから、そんなにし…しんどくは、ないよ」
「でも俺、ジャックさんみたいに気が利かないから、年中怒らせそうッスよ?」
「し…シノさんは、ハルカ君の事を絶賛してるよ。前評判通りの、良いプレーヤーだって。だ…だから、ハルカ君がサポートに落ち着いてくれると、お……青山クンたちも、み…みんなスゴク嬉しいと思うんだ」
「ホントにぃ? そう言われちゃうと、おだてにノリやすいからなぁ、俺」
北沢氏って、意外に饒舌だなぁ…なんて思って。
でもよく考えてみたら、北沢氏とこうして話す機会なんて今までほとんど無かったのだ。
北沢氏は東雲氏の付き人だから、基本的に東雲氏にベッタリだ。
特に2号が常に北沢氏を手元に置いていて、東雲氏が単品で動き回っている事はあっても、北沢氏の方は常に東雲氏とセットになっているのが当たり前だった。
会話をしているとやっぱり、北沢氏とは以前どこかで逢っているような気がしてならない。
しかしどんなに考えてもどうしても心当たりが無い。
だからこれは、ただのデジャヴュなんだろうけど……。
「ぜ…ぜひ、おだてにノッて、良い演奏を聴かせて欲しいな。今日のリハーサルで、ハルカ君がアドリブしたリフは、本当に…格好良かった。あんな音、出されたら、シノさんの頭痛だって、いっぺんに吹っ飛んじゃうよ」
褒められてる事は解ってて、嬉しいと思いつつも、俺は思わず苦笑してしまった。
「あ~アレ……あの、ココだけの話ですけどアレってパクなんですよ~」
「えっ、そうなの?」
「先日来日した、ビリーさんの…………ね」
「ああ、解った、解ったよ、アレ……ああそうか…! 俺もその公演見たよ、確かにアレ、アレだね、うん! じゃあハルカ君もあの公演行ったんだ?」
「ジャックさんもビリー好きなんですか?」
「うん、中師サンに無理言ってチケット取ってもらって、レコーディングのスケジュールを調整するのが大変だったンだ」
「あはは、やっぱり結構振り回されてるんじゃないですか」
「え? ……なんのコト?」
「だってスケジュールを調整したって、言ったじゃないですか。ジャックさん居ないと東雲サンなんにも出来ないってコトでしょ?」
「あ…………あ、うん。こ…困っちゃうよね、たかが付き人なのに、さ」
「仕方ないでしょ、あっちが雇用主なんですから」
「で…でも、ハルカ君の音からすると、ビリーは…意外なチョイスっていうか…。勉強の為に行ったの?」
「まさか~。俺は勉強なんて大ッ嫌いですもん。自分が好きじゃなきゃ行きませんよ~」
「お…俺、ハルカ君って、てっきりもっと、パンクとか、ぐ…グラムロック系かと、思ってた…」
「そー思います? こー見えても俺、聴く時はケッコー雑食なんですよ」
北沢氏との会話は殊の外、弾んだ。
青山広尾の先達コンビは、職場の先輩としては上等の部類だ。
人間的に問題なく常識的だし、青山氏は同じ楽器を扱っている分、話題の合う部分も多く、同業者のよしみで有利なシゴト話が回ってくる事も充分に期待出来る。
しかし青山広尾の両者はコンビとして完璧に出来上がっていて、俺が仲間内に加わる事は出来ても、同等の付き合いをするのはムズカシイ。
加えて、両者はどちらも、敢えて友人になりたいと思うような相手じゃなかった。
それに比べて、楽器とは無縁、人脈もほとんど期待は出来そうもない北沢氏との会話は、純粋に趣味が合うのが楽しくて、友人として付き合えそうな手応えがあった。
「公園突っ切った方が近道ッスよ」
ちょっとした公園を挟んでライトアップされたホテルが見えてきた所で、俺はわざわざ迂回するのが面倒で、公園の生け垣を跨いで越えた。
「そこ、い、入り口じゃ、ないよ………」
ちょっとだけ躊躇してから、北沢氏も同じようにしてきた。
自称「鈍くさい」と言う北沢氏が生け垣を越える動作は、さほどの鈍くささを感じさせなかった。
オレンジ色のライトで照らされた公道とは対照的に、公園内は古ぼけた蛍光灯がポツン、ポツンと立っているだけだ。
だが白銀のライトアップで浮かび上がるホテルの壁面の反射で、敷地内はけっこう明るい。
「ほ…ホテルの正面の所、横断歩道がないよ…?」
「渡れますよ。あそこ、車ほとんど通ってないっしょ」
「でも、あ、あっちのい、生け垣は、通れるの?」
「隙間あるから大丈夫でしょ」
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