赤い頬と溶けるバニラ味

在宅勤務が選べるようになっても出社し続けているのは、同期の岡野に会うためだった。
毎日会うのが当たり前になっていたある日、風邪をひいてしまい在宅勤務に切り替えた。
わざわざ連絡するのもおかしいかと思ってそのままにしていたけれど……。
   *
岡野はただの同期。それ以上でも以下でもない。
満員電車に乗ってでも出社している理由だって「運動不足になりそうだから」って言ってたし。
岡野に会えるのが嬉しい俺とは違う。
   *
24h.ポイント 0pt
12
小説 192,049 位 / 192,049件 BL 25,368 位 / 25,368件

あなたにおすすめの小説

宇宙の端、みたいな

hamapito
BL
#宇宙の端で待ってるあなた という下の句をいただき、作った短歌を小説にしました 「ソーダ味 ひとくちだけ、と齧りつく 宇宙の端で待ってるあなた」 部活帰り、コンビニでアイスを買い、いざ食べようというところで声をかけられる。 振り返れば中学まで一緒だった幼なじみがいた。 天の川を挟んだあいつらもこんな顔してんのかな、なんて考えて。それなら今の俺もきっと同じなのだろうと気づいてしまう。 (幼なじみBLが好きです!!)

真昼の流れ星

hamapito
BL
「あ、流れ星」 いつもと同じ学校からの帰り道。 よく晴れた真昼の空を見上げて、こぼしてしまった言葉。 それが、胸の中にとどめておくはずの想いを引き出してしまい……。

昔の飼い猫が今日から彼氏になりました。

空々ロク。
BL
來斗が10年前に飼っていたオス猫のリボンが突然人間になって戻ってきて──!? 元猫・リボンと平凡な男の子・來斗のBL話です。

隠れSubは大好きなDomに跪きたい

みー
BL
⚠️Dom/Subユニバース 一部オリジナル表現があります。 ハイランクDom×ハイランクSub

平凡なSubの俺はスパダリDomに愛されて幸せです

おもち
BL
スパダリDom(いつもの)× 平凡Sub(いつもの) BDSM要素はほぼ無し。 甘やかすのが好きなDomが好きなので、安定にイチャイチャ溺愛しています。 順次スケベパートも追加していきます

その空を映して

hamapito
BL
 ――お迎えにあがりました。マイプリンセス。  柔らかな夏前の風に乗って落とされた声。目の前で跪いているのは、俺の手をとっているのは……あの『陸上界のプリンス』――朝見凛だった。 過去のある出来事により走高跳を辞めてしまった遼平。高校でも陸上部に入ったものの、今までのような「上を目指す」空気は感じられない。これでよかったのだと自分を納得させていた遼平だったが、五年前に姿を消したはずの『陸上界のプリンス』朝見凛が現れて――? ※表紙絵ははじめさま(https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/830680097)よりいただいております。

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

もう人気者とは付き合っていられません

花果唯
BL
僕の恋人は頭も良くて、顔も良くておまけに優しい。 モテるのは当然だ。でも――。 『たまには二人だけで過ごしたい』 そう願うのは、贅沢なのだろうか。 いや、そんな人を好きになった僕の方が間違っていたのだ。 「好きなのは君だ」なんて言葉に縋って耐えてきたけど、それが間違いだったってことに、ようやく気がついた。さようなら。 ちょうど生徒会の補佐をしないかと誘われたし、そっちの方に専念します。 生徒会長が格好いいから見ていて癒やされるし、一石二鳥です。 ※ライトBL学園モノ ※2024再公開・改稿中