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バニラのリップクリーム

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 スマートフォンを握りしめたまま迷い続けること三十分。
 しん、と静まり返った家の中、窓の閉められた部屋では風鈴さえ動かない。
 昨日逃げるように飛び出したというのに。
 今日も私は美月センパイの家に行く約束をしていた。
 わずかに抱いていた期待は美月センパイの戸惑うような表情によって見事に砕け散った。続く言葉なんて聞かなくてもわかる。私はきっと振られていた。だから逃げた。自分から踏み出したくせに。応えてほしいと願ったくせに。望まない答えを受け止める覚悟はちっともできていなかった。
「最低だなぁ」
 擦りすぎてヒリヒリと痛む目の下も。不安と後悔に押しつぶされている今の気分も。告白しておきながら返事を待たずに逃げた自分も。最低すぎる。こんな状態で美月センパイに会えるわけがない。会ってとどめを刺されたら、私は再起不能になってしまう。頭では結論が出ている。今日の予定をキャンセルするべきだと。どうせいつもと同じでただ一緒に宿題をするだけの約束だ。今日でないといけない、なんてものでも、ふたりでないと進まない、なんてものでもない。学年だって違うのだから。ふたりで会う必要性なんて初めからなかったのだから。
 それでも。
 会いたい、とどこかで思っている自分がいる。好きな人に会いたい、というごくごく自然な気持ちが私の決心を揺さぶり続ける。振られるのだとしても、傷つくのだとしても、このまま美月センパイに会わずに過ごす一日よりは一瞬でも会って言葉を交わした方が幸せな気がしてしまう。
 私は手の中の画面へと視線を落とし、そこに並んだ数字を確認する。
 美月センパイの家までは歩いて十五分ほどの距離。自転車に乗ってしまえば十分もかからない。約束の時間まではもう五分を切っている。ベッドに腰掛けたまま動けなくなった私の姿をドレッサーの鏡が映し出す。泣きはらした目元はまだ赤く、まぶたの腫れも完全には引いていない。
 ――ブサイクだ。
 会いたいけど。本当はとっても会いたいけど。こんな自分の姿をさらしたくはない。せめて今日だけでも会うべきではないだろう。自分の顔の悲惨な状態にようやく結論が出た。
 その瞬間。
 私の手の中でスマートフォンが震えだした。使い慣れたアプリのメッセージ画面が通話画面へと切り替わる。表示されているのはすっかり見慣れてしまった美月センパイの名前。出ないわけにはいかず、私は擦れた声を隠すように小さく口を開けた。
「もしもし」
「みのり?」
「あ、あの今日なんですけど」
「会いたいの」
 断ろうと出かかった言葉が押し戻される。
「お願い。開けて」
「え?」
 ――開けて?
 私はその時になってようやく家の中に呼び鈴の音が響いていることに気づいた。
 家族はみんな外出していて、今は私しかいない。
 鍵はかかっていない、だろう。
 都会で暮らしていたときは信じられなかったけど。ここでは鍵を閉めるという習慣がない。遠出をするとき、長期で留守にするときはさすがに戸締りをするが。基本的にはしない。近所の人は勝手に玄関まで入ってきて直接声をかけてくる。住居侵入という概念すらきっとない。当たり前に踏み込んで、当たり前にお裾分けだと言って野菜を置いていく。食べきれないから、なんて断る余地はない。まるで血のつながった親戚のような扱いだ。それも私が馴染めないことのひとつだった。
 私はスマートフォンを手にしたまま、部屋を飛び出し廊下を走る。土間と呼ばれる広くて寒い空間の先、すりガラスの引き戸の向こう側。微かに揺れる影が見えた。
 ガラリ、と派手な音とともに真夏の日差しが入り込む。
 つばの広い帽子も、ふわりと風に膨らむワンピースも、日焼けのない肌も、全部が白い。陽炎さえ見える蒸し暑さの中、植物が鮮やかな色を纏う中、真上の空さえはっきりとした青を見せる中、美月センパイの存在だけが儚くて、今にも消えてしまいそうだった。
 ――それほど、美月センパイは異質で、美しかった。
「美月センパイ……」
 私が驚いていると、美月センパイはホッと息を吐き出してから「泣いたの?」と小さく笑った。
「そうですけど」
 こんな顔ではごまかしようもない。
「みのり」
 いつもより優しく響く私の名前。美月センパイがとても丁寧に私のことを呼んだ。
「付き合おっか?」
「え?」
「私もね、みのりのことが好きなの」

 美月センパイから「魔女」のことを打ち明けられたのはそのすぐ後だった。
 私はなぜか不思議と冗談だとは思わなかった。
 むしろとても素直に納得してしまった。
 なるほど。そういうことだったのか、と。
 続けて教えてもらった秘密の方が私にとっては重要だった。
「魔女の魔法はね、好きな人とキスをすると解けちゃうの」
 ――まるでどこかのおとぎ話みたいだ。
 この力はいわば美月センパイ自身が魔法にかかっている状態らしい。
 だからキスはしないでね、って美月センパイは私に言った。

   *

 階段を下りていく足音が遠ざかる。美月センパイが戻ってきたときのために開け放たれている部屋の入口からは、低い温度とともに一階の物音が流れ込む。「お茶淹れ直してくるね」って美月センパイは言ったけど。ローテーブルに直立させた二本のリップクリームを見つめ、私はぎゅっと自分の膝を抱え込んだ。
「……そんなの別にいいのに」
 右側にゆとりを持たせている赤いブランケットから消えてしまった体温を埋めようと冷たい空気が入り込む。視界の真ん中で、細く小さな表面に描かれた白い花とピンク色の蕾がぼやけていく。

 ――コレを買ったのは美月センパイと付き合い始めて一か月が経った頃だった。
 夏休みは終わってしまったけれど、私と美月センパイの習慣は変わらなかった。学校が終わったら下駄箱の前で待ち合わせて、ふたりでコンビニまで一緒に歩く。肌にまとわりつく暑さを店内の冷気で振り払ったら、おやつのアイスを選ぶ。私はシャーベット系だったり、クリーム系だったりその日の気分によっていろいろだけど、美月センパイは水色のソーダ味一択だった。
「いつも同じですけど、飽きないんですか?」
 チョコレートのアイスを手にした私が尋ねると、美月センパイは私の瞳を覗き込んでから小さく笑った。
「みのりが半分くれるからいいの」
 間近で向けられた笑顔に息が止まる。私はそっと視線を逸らしながら「……美月センパイのも半分もらいますからね」と熱くなった頬を手で隠して言った。
「仕方ないなぁ」
 その満足そうな表情に、少し弾んだ声に、私はちょっとだけ悔しくなって、ちょっとだけ胸を弾ませてしまう。そんな私の複雑な感情なんてお構いなしに美月センパイはふわりと視線をほかに向けた。目の前で止まっていた蝶々が手を伸ばした瞬間に飛んでいく。ふわふわと逃げていく。
「これカワイイね」
 美月センパイの声に顔を向ければ、棚には白とピンクを基調としたコスメが並んでいた。柔らかな色に惹かれて蝶々は羽根を休める。化粧品類はドラッグストアで買うのが基本だった私だけど。引っ越してきてからはコンビニで買うことも多くなった。高校生でも気軽に買えるような値段設定。見た目は可愛くておしゃれで。このコンビニの独自ブランドはクラスの女子たちの間でも流行っている。
 美月センパイが手に取ったのは六種類のリップクリームがセットになったものだった。それぞれにお花の絵が入っていて香りが違うらしい。パッケージを裏返して「あ、ジャスミンもある」と美月センパイが声を揺らした。薄いピンク色に染まる唇が丸く引き伸ばされる。小さく動く、柔らかく膨らむ、その場所から私は目が離せなくなる。
 キスはしないでね、って言ったのは美月センパイだ。
 私は美月センパイのことが好きで、ただ一緒にいられればよかった。だから頷いた。「それでもいいです」って。
 でも――。
「美月センパイ」
 私は美月センパイが手にしていたものと同じパッケージを手に取る。
「これ、私がプレゼントします」
「え?」
「だから、あとで私のお願いきいてください」
 突然差し出された私の交換条件に、美月センパイの大きな瞳がくるりと動く。何かを考えているような表情のあと、ふっと息を吐き出してから美月センパイは笑った。
「……いいよ」
 ひらひらと目の前を飛んでいるだけだった蝶々が私の指先に止まる。鮮やかな羽根の色。簡単に壊れてしまいそうな細い体。手で握ってしまったらつぶれてしまうから。私はそっと優しく両手で包み込む。触れないように閉じ込める。
「じゃあ、お会計してきますね」
 スキップでもしそうな勢いで私は二つのアイスとリップクリームの入った透明のケースをレジへと持っていった。

 エアコンの人工的な風が止まり、窓から入った風が部屋の中を回りだした。ひやりと冷たい温度が開けられた窓の外へと逃げていく。代わりに入り込んだ風に白いレースのカーテンが揺れ、外を眺めていた美月センパイの髪も後ろへと泳ぐ。湿気の混ざった風は涼しいと言うには太陽の熱を余分に残していたけれど。吸い込んだ空気に混ぜられた緑の匂いが優しく私の胸の中で膨らむ。それが心地よかったから。今なら言ってもいいかな、なんて思った。
 その細い背中に向かって、私は『お願い』を投げた。
 ――私とキスしてください。
 振り返った美月センパイは「それはダメ」とあっさり答えて軽く眉根を寄せた。
「それがお願いなの?」
 美月センパイが私の方へと白い靴下の先を向ける。足音は聞こえない。制服の衣擦れの音さえわからない。ゆっくりと近づいてくる香りに私の胸はパクパクと駆けていく。
 お願いを断られて悲しかったはずなのに。チクチクと痛かったはずなのに。美月センパイが笑ってくれるだけで。当たり前に私の方に来てくれるだけで。どうでもよくなってしまう。
 ――ずっと、このままでいられたならいいのに。
 本当はキスなんてしてくれなくてもいい。
 ただずっとそばにいてくれるだけでいい。
 だけどそれを口にしてしまったら、美月センパイは私から離れていってしまう気がした。
 それに。
「いいって言ったのに」
 もう少し触れてみたいと思ったのもほんとうで。美月センパイに私と同じように感じてほしいのも。魔法より私を選んでほしいのも。矛盾してるけど、どれも全部ほんとうの私の気持ちだった。
 口の先をとがらせてみせる私の前で美月センパイが足を止める。ひょいっとしゃがみこみ、「みのり」と私の名前を呼んだ。同じ高さに揃えられた目線。覗きこむように傾けられた顔。長い髪がサラリと肩を流れて白い首筋が現れる。
「しない、って約束が先でしょ」
「そうですけど」
「じゃあ、これはみのりが持っていてね」
 私がプレゼントしたはずのリップクリームのセット。美月センパイはそっと私の膝の上にそれを置き、優しい声で言った。
「だって今の私はみのりのお願いをきいてあげられないもの」
「……っ」
 ――美月センパイは本当に私のことが好きなんですか?
 思わず飛び出しそうになった言葉を寸前で飲み込む。グッとおなかに力を入れて唇を小さく噛む。目の奥に集まっていく熱を冷まそうと瞬きを繰り返し、顔を下に向ける。
 答えを見つけるのがこわかった。
 向けられている瞳の奥にある気がして。
 気づいてしまったら終わってしまう気がして。
 ぎゅっと透明のケースの先を掴んだ私の手。
 ――そこに、ふわりと鮮やかな羽根が広がる。
 私のものよりわずかに低い体温。落とされたのは柔らかな声だった。
「それに……どちらが持っていても変わらない気がしない?」
 顔を上げた私に美月センパイは優しく笑った。触れられた両手から流れ込む温度がゆっくりと上がっていく。
「だって私たちいつも一緒にいるでしょ? アイスと同じでふたりで使えばいいかなって」
 テーブルの上に置きっぱなしになっているアイスのパッケージへと美月センパイが視線を向ける。蓋を閉じられ見た目には食べ終わったのかわからないチョコレート色のカップと、すっかり見慣れてしまった水色の袋。口を開けた水色の袋には細い棒が残されていて、何かの抜け殻みたいだった。
 溢れそうだった涙が私の中で形を変える。
「……同じ匂いを選んだらキスしていいってことにしません?」
「え?」
 私は置かれていた白い両手を握り返す。この目の前にいる蝶々はきっと簡単に壊れたりしない。確かな熱をもった、触れたいと願ってくれる、私だけのものだ。
「美月センパイが私と『キスしてもいい』って思ったら、私が付けている香りと同じリップを選ぶっていうのはどうですか?」
「合言葉みたいな?」
 コクン、とうなずいた私に美月センパイは小さく笑いながら言った。
「いいよ」
 それは果たされるかはわからない約束。
 叶うかはわからない願い。
 それでも。
 その存在が私を支えてくれる。痛くて仕方なかった胸の中を温めてくれる。
 するりと片方の蝶々が私の手から抜け出し、形を変える。
 ふふ、といたずらを思いついた子供の表情の先で、指が残される。
「でも、そのときはこっちじゃなくて直接もらうけどね」
 白い指先が柔らかく私の唇を押した。美月センパイの先端に私の香りが移る。
 ――そのとき。
 ――直接。
 放たれた言葉が熱となって私の中に染み込んでいく。不安で固まっていた部分が溶かされる。声はわずかに震えていた。
「……そのときっていつですか?」
「いつか、ね」
 小さく笑った美月センパイの顔には寂しさが薄いベールのように被せられていて、私はまた泣きたくなった。そんなふうに笑うくらいなら手放してしまえばいいのに。私ならどんな美月センパイでも好きでいるのに。そう思いながらも、それを口にすることはできなかった。

 ――付き合って一年以上が経った今でも、美月センパイが私と同じリップクリームを選んだことはない。
 魔法がなくなるのはそんなに怖いことなのだろうか。
 それとも先輩にはどうしても解きたくない魔法でもあるのだろうか。
「あれ? やっぱり寒い?」
 傾けられた声に今度は甘いココアの香りが混ざりこむ。カタン、と置かれたトレーがテーブルの上で音を響かせた。湯気を浮かばせる液体の表面が揺れ、甘い温かさが広がっていく。その空気ごと、膨らみ続ける不安を私はぐっと飲みこんだ。
「美月センパイ」
 丁寧に、撫でるようにそっと、私は美月センパイの名前を呼んだ。
「ん?」
「いつか絶対奪ってみせますからね」
 振り向いた美月センパイの丸くて大きな瞳に私は自分から入っていく。
 その奥に、その内側に、触れてみたいから。
「美月センパイのファーストキス」
 寂しさを隠して笑った私に、その声は季節外れの風鈴みたいに響いた。
「……ごめん」
「え」
「それだけは叶えてあげられない」
 それは私が初めて見る美月センパイの表情だった。
「美月、センパイ……?」
 鮮やかな羽根の裏側に紛れた傷痕。その一端に触れた、気がした。
 だけど、それは一瞬のこと。
「みのり」
 美月センパイはきゅっと唇を持ち上げて笑う。
「ココア、冷めちゃうよ?」
 蝶々はまた羽根を翻し、舞い上がる。
 私の胸の針を震わせたまま。

 ――いつか、美月センパイがジャスミンの香りではなく、バニラの香りを選んでくれる日が来ることを、私はずっと待っている。



「いつかバニラの香りを~美月センパイの秘密~」編*おわり*
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