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09 ユーリ嬢を想う アルフレッドside
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畑を作るなら、北東が望ましいだろう。
領を一回りして、僕はそう判断した。
一緒についてきたクリストは体力がなく、僕の遥か後方でゼイゼイと肩で息をしている。
「ひと休みしようか」
木陰に腰を下ろすと、クリストも倣って隣に座った。
軽く見回るつもりだったのだがアベル領は予想外に広く、こんなことなら馬を使うべきだったと後悔する。
「すみません」
汗だくの顔をタオルに埋めながらクリストが謝る。
「気にするな」
クリストは文官志望で、身体を鍛えることを必要としなかった。
少し移動したくらいですぐに息が切れてしまう。
その所為で時間がかかってしまっているのは事実だが、それでも畑の下見に一緒に行きたいと願い出たその想いを汲んでやりたい。
「…」
「ユーリ嬢は」
息を整えた後のクリストからは、ユーリ嬢の名前が出た。
「ユーリ嬢はどうしてあんなに冷静なのでしょうか」
「…さあ」
昨夜、同室に泊まったクリストとキサラに少しだけ話をした。
ユーリ嬢は実は首席を取るくらい優秀な成績で入学してきたのだと。
それを僅差だったとはいえ『王太子』という僕の肩書で首席挨拶を奪った。
そんな忖度があったのだという裏話を、僕は入学式当日に知ってしまった。
それ以来、僕は申し訳なくてユーリ嬢を意識するようになったのだと。
「彼女は…執着がないように見える」
名誉に、権力に、身分に、執着がない。
本来ならば貴族社会に残る為に、婚姻相手の貴族令息を必死に探す立場なのだ。
なのに寧ろ平民になりたかったのだと言わんばかりの振る舞いで。
「死んでもいいと絶望しているのでしょうか」
「それもちょっと違うような」
「…まったく。彼女が冷静なのにこちらが取り乱すこともできない」
みっともなくて、とぼやきながらクリストは眼鏡についた汗を拭う。
「家を飛び出したのなら平民か…。考えなかったです、それは」
昨夜ユーリ嬢に言われたことが効いているようだ。
クリストはずっとこの調子で元気がない。
「クリスト。…もしも」
「いえ、後悔はしていません。私は絶対に殿下のお傍を離れませんから」
先んじて否定され、僕は「そうか」と空を見上げた。
「…空を舞う、雪の花弁ひらひらと」
「殿下?」
「北国ゼノスの詩の導入だよ。僕はこれが好きでね。雪が深くて植物も育たないそんな不毛の地にも花は咲くのだと。そんな美しく力強い詩なのだけど」
知ってる?と訊ねるがクリストはフルフルと首を横に振った。
「すみません、教養不足で」
「いや、普通は他国の詩なんて覚えてる人はいないよ」
だけど、と黒髪の少女を思い出す。
「僕が口ずさんだ詩の導入を聞いて、ユーリ嬢は続きを全て暗唱してみせた」
――ゼノスの花よ咲き誇れ、人々の心に咲く強かな花。
「僕に聞かせたわけじゃない。知識をひけらかしたわけじゃない。ユーリ嬢は多分、耳にした導入部分で思い出した詩を口にしただけだ。独り言のように。でも、だからこそ」
好きだと思った。
「僕の好きな詩をこの子もきっと好きなんだと、そう思ったんだ。そうしたら途端に、ユーリ嬢をとても身近に感じるようになった。僕の好きなコレはあの子も好きだろうかと、僕の好物全てにユーリ嬢が宿るようになったんだ。わかるか?クリスト」
話している内に熱が篭り、同意を求めるようにクリストを見る。
クリストは、これでもかというくらい困惑の表情をしていた。
「すみません、私にはよくわかりません」
「ぐっ…、そ、そうか」
少々支離滅裂な主張だった自覚はある。
照れ隠しにメイドに渡された水筒の水をグビと喉に流し入れた。
汗をよく吸ってくれる動き易い服にタオルや水筒。
当たり前のように出してくれた朝食も本当に有難かった。
あのメイドが誰で何故此処にいるのか、結局よくわからなかったけれど。
「そろそろ行こうか」
立ち上がり尻の埃を叩き払う。
それを引き留めるように「あの、殿下」とクリストが声を発した。
「先程の話ですがその…、ユーリ嬢は知らないんじゃないでしょうか。殿下のその想い」
「うん?」
「私も今、初めて知りました。昨夜のお話でさえ『ユーリ嬢に対して引け目を感じている』くらいの認識で」
指摘され「え?」と固まる。
「そんなわけないだろう?ちゃんとプロポーズしたのに」
「違います、それは婚姻申し込みではなく強制婚姻です。ユーリ嬢の意思も返答も無視した命令です。圧力です」
「そういえばユーリ嬢の返答は聞いていない…」
「返答どころか、そもそも想いが伝わっていません。殿下は優秀な方ですのに、どうしてそういう肝心な処は抜けていらっしゃるんですか」
物凄く丁寧に皮肉を言われ、グッと口を一文字にする。
「仕方ないだろう、婚約者がいる身で別の女性に想いを伝えることなど出来なかったのだから」
ソフィーナ嬢がいたから、と久しぶりに思い出す。
クリストが眼鏡を外すと似ていると思うのは、やはり兄妹だからか。
「真面目ですね」
「クリストがそれを言うか。僕がそんな真似をしたら一番許さないだろう?君の可愛い妹のことだから」
「ソフィーナが殿下に傍若無人な態度を取っていたことくらい、私だって知っていましたよ」
申し訳ありません、とクリストが頭を下げる。
「謝らないでくれ。僕は結局、彼女を裏切ってしまった」
「自業自得です。性悪のギルバード殿下と結婚して痛い目を見ればいいのです」
ハッと鼻で笑うように吐き捨てられるが、痛い目を見ているのはこっちの方だ。
力なく「ははは」と乾いた笑いが出る。
「善は急げと言います。ユーリ嬢には早々にお伝えください。私も認識を改めます」
クリストも立ち上がって尻や膝をポンポンと叩く。
「認識を改める?」
「そうですよ、当然です。殿下の想い人ならば、私にとっても大切にすべき存在ですから」
「俺も同じく」
突然木の上からキサラが降ってくる。
キサラは華麗に着地したが、驚いた僕とクリストは「うわぁっ」と再び地面に尻をついた。
「魔物かと思ったじゃないか。驚かせないでくれ」
「ごめん」
珍しく素直に謝るキサラ。
不思議に感じたクリストが「今日どうした?」と訝しむ。
「ふふ、攻略方法見つけた」
「???」
ちょっと悪そうな顔をしているが言っている意味はよくわからない。
首を傾げているとキサラは「こっちの話」と目を細めた。
「邸に客が来た。呼びに来たんだ」
それよりも、と要件を述べる。
客と聞いて僕はクリストと顔を見合わせた。
「急いで邸に戻ろう」
「すみません、私のことは置いていっていただいても大丈夫です」
「そういうわけには。魔物が出たら危ない」
「クリストにだよ、客」
主にじゃない、とキサラが首を横に振る。
「ベリア公爵」
その名にグッと胃が重くなった。
領を一回りして、僕はそう判断した。
一緒についてきたクリストは体力がなく、僕の遥か後方でゼイゼイと肩で息をしている。
「ひと休みしようか」
木陰に腰を下ろすと、クリストも倣って隣に座った。
軽く見回るつもりだったのだがアベル領は予想外に広く、こんなことなら馬を使うべきだったと後悔する。
「すみません」
汗だくの顔をタオルに埋めながらクリストが謝る。
「気にするな」
クリストは文官志望で、身体を鍛えることを必要としなかった。
少し移動したくらいですぐに息が切れてしまう。
その所為で時間がかかってしまっているのは事実だが、それでも畑の下見に一緒に行きたいと願い出たその想いを汲んでやりたい。
「…」
「ユーリ嬢は」
息を整えた後のクリストからは、ユーリ嬢の名前が出た。
「ユーリ嬢はどうしてあんなに冷静なのでしょうか」
「…さあ」
昨夜、同室に泊まったクリストとキサラに少しだけ話をした。
ユーリ嬢は実は首席を取るくらい優秀な成績で入学してきたのだと。
それを僅差だったとはいえ『王太子』という僕の肩書で首席挨拶を奪った。
そんな忖度があったのだという裏話を、僕は入学式当日に知ってしまった。
それ以来、僕は申し訳なくてユーリ嬢を意識するようになったのだと。
「彼女は…執着がないように見える」
名誉に、権力に、身分に、執着がない。
本来ならば貴族社会に残る為に、婚姻相手の貴族令息を必死に探す立場なのだ。
なのに寧ろ平民になりたかったのだと言わんばかりの振る舞いで。
「死んでもいいと絶望しているのでしょうか」
「それもちょっと違うような」
「…まったく。彼女が冷静なのにこちらが取り乱すこともできない」
みっともなくて、とぼやきながらクリストは眼鏡についた汗を拭う。
「家を飛び出したのなら平民か…。考えなかったです、それは」
昨夜ユーリ嬢に言われたことが効いているようだ。
クリストはずっとこの調子で元気がない。
「クリスト。…もしも」
「いえ、後悔はしていません。私は絶対に殿下のお傍を離れませんから」
先んじて否定され、僕は「そうか」と空を見上げた。
「…空を舞う、雪の花弁ひらひらと」
「殿下?」
「北国ゼノスの詩の導入だよ。僕はこれが好きでね。雪が深くて植物も育たないそんな不毛の地にも花は咲くのだと。そんな美しく力強い詩なのだけど」
知ってる?と訊ねるがクリストはフルフルと首を横に振った。
「すみません、教養不足で」
「いや、普通は他国の詩なんて覚えてる人はいないよ」
だけど、と黒髪の少女を思い出す。
「僕が口ずさんだ詩の導入を聞いて、ユーリ嬢は続きを全て暗唱してみせた」
――ゼノスの花よ咲き誇れ、人々の心に咲く強かな花。
「僕に聞かせたわけじゃない。知識をひけらかしたわけじゃない。ユーリ嬢は多分、耳にした導入部分で思い出した詩を口にしただけだ。独り言のように。でも、だからこそ」
好きだと思った。
「僕の好きな詩をこの子もきっと好きなんだと、そう思ったんだ。そうしたら途端に、ユーリ嬢をとても身近に感じるようになった。僕の好きなコレはあの子も好きだろうかと、僕の好物全てにユーリ嬢が宿るようになったんだ。わかるか?クリスト」
話している内に熱が篭り、同意を求めるようにクリストを見る。
クリストは、これでもかというくらい困惑の表情をしていた。
「すみません、私にはよくわかりません」
「ぐっ…、そ、そうか」
少々支離滅裂な主張だった自覚はある。
照れ隠しにメイドに渡された水筒の水をグビと喉に流し入れた。
汗をよく吸ってくれる動き易い服にタオルや水筒。
当たり前のように出してくれた朝食も本当に有難かった。
あのメイドが誰で何故此処にいるのか、結局よくわからなかったけれど。
「そろそろ行こうか」
立ち上がり尻の埃を叩き払う。
それを引き留めるように「あの、殿下」とクリストが声を発した。
「先程の話ですがその…、ユーリ嬢は知らないんじゃないでしょうか。殿下のその想い」
「うん?」
「私も今、初めて知りました。昨夜のお話でさえ『ユーリ嬢に対して引け目を感じている』くらいの認識で」
指摘され「え?」と固まる。
「そんなわけないだろう?ちゃんとプロポーズしたのに」
「違います、それは婚姻申し込みではなく強制婚姻です。ユーリ嬢の意思も返答も無視した命令です。圧力です」
「そういえばユーリ嬢の返答は聞いていない…」
「返答どころか、そもそも想いが伝わっていません。殿下は優秀な方ですのに、どうしてそういう肝心な処は抜けていらっしゃるんですか」
物凄く丁寧に皮肉を言われ、グッと口を一文字にする。
「仕方ないだろう、婚約者がいる身で別の女性に想いを伝えることなど出来なかったのだから」
ソフィーナ嬢がいたから、と久しぶりに思い出す。
クリストが眼鏡を外すと似ていると思うのは、やはり兄妹だからか。
「真面目ですね」
「クリストがそれを言うか。僕がそんな真似をしたら一番許さないだろう?君の可愛い妹のことだから」
「ソフィーナが殿下に傍若無人な態度を取っていたことくらい、私だって知っていましたよ」
申し訳ありません、とクリストが頭を下げる。
「謝らないでくれ。僕は結局、彼女を裏切ってしまった」
「自業自得です。性悪のギルバード殿下と結婚して痛い目を見ればいいのです」
ハッと鼻で笑うように吐き捨てられるが、痛い目を見ているのはこっちの方だ。
力なく「ははは」と乾いた笑いが出る。
「善は急げと言います。ユーリ嬢には早々にお伝えください。私も認識を改めます」
クリストも立ち上がって尻や膝をポンポンと叩く。
「認識を改める?」
「そうですよ、当然です。殿下の想い人ならば、私にとっても大切にすべき存在ですから」
「俺も同じく」
突然木の上からキサラが降ってくる。
キサラは華麗に着地したが、驚いた僕とクリストは「うわぁっ」と再び地面に尻をついた。
「魔物かと思ったじゃないか。驚かせないでくれ」
「ごめん」
珍しく素直に謝るキサラ。
不思議に感じたクリストが「今日どうした?」と訝しむ。
「ふふ、攻略方法見つけた」
「???」
ちょっと悪そうな顔をしているが言っている意味はよくわからない。
首を傾げているとキサラは「こっちの話」と目を細めた。
「邸に客が来た。呼びに来たんだ」
それよりも、と要件を述べる。
客と聞いて僕はクリストと顔を見合わせた。
「急いで邸に戻ろう」
「すみません、私のことは置いていっていただいても大丈夫です」
「そういうわけには。魔物が出たら危ない」
「クリストにだよ、客」
主にじゃない、とキサラが首を横に振る。
「ベリア公爵」
その名にグッと胃が重くなった。
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