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08 領を眺めて考える
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アベル領二日目の朝。
ヨツイが着替えを用意してくれた。
「先住民の方のモノ?」
「いいえ、在庫のシーツやカーテンなどで私が作りました」
「作りましたの!?」
驚いて広げてみる。
装飾が少なくてシンプルだがしっかりとした作りで、縫い目もきちんとしてある。
このレベルならば売り物にしても遜色ないように思われた。
「この状況でドレスでは不便なことも多いでしょう。平民のような服で申し訳ありませんが、どうぞお着換えください」
「有難う、助かりますわ」
早速着替えるが、慣れない服装にちょっと恥ずかしくなる。
布地が薄いというのもあるが、それよりも…。
「あの…、ちょっと。あ、足が…」
「申し訳ございません、布が足りなくてショートパンツになってしまいました。気になるならこちらをどうぞ」
予想していたことだったのか、長い靴下を渡される。
履いてみると太ももまで長さがあり、これならばまぁ…という気持ちになった。
「今までスカートの下に隠していたダガーが隠せなくなってしまったわ」
「此処では隠す必要もないかと。大変お似合いですよ」
グッと親指を立てられ、もしかしてショートパンツはわざとではなかろうかと勘繰ってしまう。
いや、まさかそんなわけ…、ないよね?
「有難う。邸の片付けも大変だろうに食事や衣服のことまで。手が足りてないのではない?」
「賢者もトニ婆も手伝ってくださいますので。…それに」
目を伏せていたヨツイは言葉を区切り、真っ直ぐに私の目を見た。
「姫様の見極めが終わるまではこのままの方がよろしいでしょう?」
「…」
よく見ている、と苦笑を返す。
判断は早い方がいい。
彼らと運命を共にするのか、突き放すのか。
突き放せば彼らはきっと…この困難な状況に対処しきれないだろう。
だけど…私が力を貸したなら…?貸したところで?
果たしてどれだけの状況を変えることが出来るだろうか。
「アルフレッドは?」
「ああ、早朝にお会いしましたのでアルフレッド様にもお着替えをお渡し致しました。今は既に朝食を食べて外出していらっしゃいます。畑を作る場所を検討するのだと」
「あら、真面目ですこと」
ならば自分もぐうたらしている場合ではないなとダガーを装着して出掛ける準備をする。
「正午にはニノも到着する頃合いですので、それまでにはお戻りくださいませ」
「わかりましたわ」
いってらっしゃいませとヨツイに見送られ、私は自室に決めた部屋を出る。
アルフレッドもこの邸の一室を見繕い、クリストキサラと一緒に泊まったようだ。
ジークとトーマはそれぞれ街の空き家を見繕い、イチカ達は野営装備があったので邸の前庭で夜を明かしたらしい。
私はまず邸の敷地内にある塔に上り、領の様子を見渡してみることにした。
「お前」
塔の展望台には先客がいた。
挨拶もしないマスク男にイラっとしつつ「おはようございます」と笑顔を作る。
「お前、ふしだらだ!」
顔を真っ赤にし、アワアワと目に見えて動揺するキサラに「ふしだら?」と首を傾げる。
自分の服装を確認するが、ブイネックのティーシャツは大して胸元が開いているわけでもないし袖から脇が見えるような構造でもない。
何なら夜会のドレスの方が露出が多い。私はそういうドレスを好まなかったけれども。
ならばとキサラの視線を追うが、どうやら問題はもっと下のようだ。
ショートパンツとニーソックスの隙間。
そこの太ももの露出が、キサラは許せないらしい。
「何を仰いますの、これは平民の普通の恰好ですわ!冒険者だって、イチカは鎧だけどアーチェやランはこんな感じでしょうっ?」
「お前は平民でも冒険者でもない。貴族令嬢!」
「そんなことを言うキサラさんの方がふしだらですわ!そんなに見ないでくださいまし!」
キサラの言いたいことはわからなくもない。
貴族令嬢が足を出すのは下品だというのが世界の常識ではあるから。
だが、こんな状況下でそれを押し付けてくるのはズルイだろう。
「なっ…!はっ…?」
予想外のカウンターパンチを食らったのがショックだったのか、キサラは私が両手を広げて精一杯隠す太ももからようやく目を逸らした。
「…」
「…何か用?」
暫く気まずい沈黙があったが、冷静さを取り戻したキサラが素っ気なく問う。
「別にキサラさんに用があったわけではありませんわ。領地を見に来ました」
「領地を?」
「広さとか状況を確認しに。魔素を何とかするよう兄様に頼まれてしまいましたから」
改めて一望すると、領地を囲む四方の城壁が遠くに見える。
この邸は領の中央に建てられており、王都側が森なのに対し、西側は砂漠だ。
北の山脈から川が流れており、邸近くまで来て東の森側に抜けている。
住宅は南に多く、農地を広げようとするなら北東が望ましいんじゃないかしらとアルフレッドを思う。
「おい」
「…っ!私は『おい』でも『お前』でもないと何度言えば」
「ユーリ嬢」
指摘を受け、キサラは素直に改めた。
意外だわと私は目を瞬かせる。
「まぁ、私は夫人なのですけれど。『嬢』でもいいですわ」
「主が自ら選んだ伴侶だから。仲間だと認めることにした」
それは昨日アルフレッドがキサラを窘めた台詞だ。
その時は反発したくせにどういう風の吹きまわしだか。
「私は選んでないのですけれど」
「何だと!?」
「選ばれたのだって『近くにいたから都合よく使われた』くらいの認識なんですけれど」
事実だ。
キサラだってその場に居たのだから知っているだろう。
なのにキサラは怒りを込めた眼差しで「違う!」と声を張り上げた。
「主はずっと意識していた。ユーリ嬢を」
「え、知らないですけれど」
「入学式からずっと」
「そんなに前っ?」
だとすれば三年も前からということになる。
入学式の段階ではまだお互いを認識すらしていないのだから、それは流石に盛っているだろうと笑って流す。
「今ならわかる、俺にも。主に必要なのはソフィーナ嬢ではなかったと」
「だからといって、敵に回しちゃ駄目だったと思いますけれどねぇ」
「お前はああ言えばこう言う」
「また『お前』と言いましたわね!」
直す気ないでしょう、と説教モードに入ったのに。
「ごめん、ユーリ嬢」
謝られ、不覚にもキュンとときめいてしまう。
わかるだろうか。絶対に謝らないような奴が素直に謝った時のギャップ萌え。
不良が珍しく善行して物凄く見直されてしまうような、アレだ。
「俺、喋るのが苦手。許してほしい」
「…まぁ、少しくらいの無礼は許しますわよ」
苦手ならば仕方ないですわよね、と何故かこちらが折れてしまっている。
なんて恐ろしい子。
「仲間、ですものね」
ヨツイが着替えを用意してくれた。
「先住民の方のモノ?」
「いいえ、在庫のシーツやカーテンなどで私が作りました」
「作りましたの!?」
驚いて広げてみる。
装飾が少なくてシンプルだがしっかりとした作りで、縫い目もきちんとしてある。
このレベルならば売り物にしても遜色ないように思われた。
「この状況でドレスでは不便なことも多いでしょう。平民のような服で申し訳ありませんが、どうぞお着換えください」
「有難う、助かりますわ」
早速着替えるが、慣れない服装にちょっと恥ずかしくなる。
布地が薄いというのもあるが、それよりも…。
「あの…、ちょっと。あ、足が…」
「申し訳ございません、布が足りなくてショートパンツになってしまいました。気になるならこちらをどうぞ」
予想していたことだったのか、長い靴下を渡される。
履いてみると太ももまで長さがあり、これならばまぁ…という気持ちになった。
「今までスカートの下に隠していたダガーが隠せなくなってしまったわ」
「此処では隠す必要もないかと。大変お似合いですよ」
グッと親指を立てられ、もしかしてショートパンツはわざとではなかろうかと勘繰ってしまう。
いや、まさかそんなわけ…、ないよね?
「有難う。邸の片付けも大変だろうに食事や衣服のことまで。手が足りてないのではない?」
「賢者もトニ婆も手伝ってくださいますので。…それに」
目を伏せていたヨツイは言葉を区切り、真っ直ぐに私の目を見た。
「姫様の見極めが終わるまではこのままの方がよろしいでしょう?」
「…」
よく見ている、と苦笑を返す。
判断は早い方がいい。
彼らと運命を共にするのか、突き放すのか。
突き放せば彼らはきっと…この困難な状況に対処しきれないだろう。
だけど…私が力を貸したなら…?貸したところで?
果たしてどれだけの状況を変えることが出来るだろうか。
「アルフレッドは?」
「ああ、早朝にお会いしましたのでアルフレッド様にもお着替えをお渡し致しました。今は既に朝食を食べて外出していらっしゃいます。畑を作る場所を検討するのだと」
「あら、真面目ですこと」
ならば自分もぐうたらしている場合ではないなとダガーを装着して出掛ける準備をする。
「正午にはニノも到着する頃合いですので、それまでにはお戻りくださいませ」
「わかりましたわ」
いってらっしゃいませとヨツイに見送られ、私は自室に決めた部屋を出る。
アルフレッドもこの邸の一室を見繕い、クリストキサラと一緒に泊まったようだ。
ジークとトーマはそれぞれ街の空き家を見繕い、イチカ達は野営装備があったので邸の前庭で夜を明かしたらしい。
私はまず邸の敷地内にある塔に上り、領の様子を見渡してみることにした。
「お前」
塔の展望台には先客がいた。
挨拶もしないマスク男にイラっとしつつ「おはようございます」と笑顔を作る。
「お前、ふしだらだ!」
顔を真っ赤にし、アワアワと目に見えて動揺するキサラに「ふしだら?」と首を傾げる。
自分の服装を確認するが、ブイネックのティーシャツは大して胸元が開いているわけでもないし袖から脇が見えるような構造でもない。
何なら夜会のドレスの方が露出が多い。私はそういうドレスを好まなかったけれども。
ならばとキサラの視線を追うが、どうやら問題はもっと下のようだ。
ショートパンツとニーソックスの隙間。
そこの太ももの露出が、キサラは許せないらしい。
「何を仰いますの、これは平民の普通の恰好ですわ!冒険者だって、イチカは鎧だけどアーチェやランはこんな感じでしょうっ?」
「お前は平民でも冒険者でもない。貴族令嬢!」
「そんなことを言うキサラさんの方がふしだらですわ!そんなに見ないでくださいまし!」
キサラの言いたいことはわからなくもない。
貴族令嬢が足を出すのは下品だというのが世界の常識ではあるから。
だが、こんな状況下でそれを押し付けてくるのはズルイだろう。
「なっ…!はっ…?」
予想外のカウンターパンチを食らったのがショックだったのか、キサラは私が両手を広げて精一杯隠す太ももからようやく目を逸らした。
「…」
「…何か用?」
暫く気まずい沈黙があったが、冷静さを取り戻したキサラが素っ気なく問う。
「別にキサラさんに用があったわけではありませんわ。領地を見に来ました」
「領地を?」
「広さとか状況を確認しに。魔素を何とかするよう兄様に頼まれてしまいましたから」
改めて一望すると、領地を囲む四方の城壁が遠くに見える。
この邸は領の中央に建てられており、王都側が森なのに対し、西側は砂漠だ。
北の山脈から川が流れており、邸近くまで来て東の森側に抜けている。
住宅は南に多く、農地を広げようとするなら北東が望ましいんじゃないかしらとアルフレッドを思う。
「おい」
「…っ!私は『おい』でも『お前』でもないと何度言えば」
「ユーリ嬢」
指摘を受け、キサラは素直に改めた。
意外だわと私は目を瞬かせる。
「まぁ、私は夫人なのですけれど。『嬢』でもいいですわ」
「主が自ら選んだ伴侶だから。仲間だと認めることにした」
それは昨日アルフレッドがキサラを窘めた台詞だ。
その時は反発したくせにどういう風の吹きまわしだか。
「私は選んでないのですけれど」
「何だと!?」
「選ばれたのだって『近くにいたから都合よく使われた』くらいの認識なんですけれど」
事実だ。
キサラだってその場に居たのだから知っているだろう。
なのにキサラは怒りを込めた眼差しで「違う!」と声を張り上げた。
「主はずっと意識していた。ユーリ嬢を」
「え、知らないですけれど」
「入学式からずっと」
「そんなに前っ?」
だとすれば三年も前からということになる。
入学式の段階ではまだお互いを認識すらしていないのだから、それは流石に盛っているだろうと笑って流す。
「今ならわかる、俺にも。主に必要なのはソフィーナ嬢ではなかったと」
「だからといって、敵に回しちゃ駄目だったと思いますけれどねぇ」
「お前はああ言えばこう言う」
「また『お前』と言いましたわね!」
直す気ないでしょう、と説教モードに入ったのに。
「ごめん、ユーリ嬢」
謝られ、不覚にもキュンとときめいてしまう。
わかるだろうか。絶対に謝らないような奴が素直に謝った時のギャップ萌え。
不良が珍しく善行して物凄く見直されてしまうような、アレだ。
「俺、喋るのが苦手。許してほしい」
「…まぁ、少しくらいの無礼は許しますわよ」
苦手ならば仕方ないですわよね、と何故かこちらが折れてしまっている。
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