1 / 2
1
しおりを挟む
「チッ、つまんね~。たく…本当最近の魔物弱すぎだっつーの。」
そうゴーレムを一撃で倒して彼は言った。
決してゴーレムは弱くない。ゴーレムはAランク級の魔物だから決してゴーレムは弱くない。
彼が強すぎるのだ。
彼はドル・カイル。
ランクA +の冒険者で職業は剣士をしている。
この世界の冒険者のランクは下からF、E、D、C、B、A -、A、A +、S、S +の10段階。
それなら彼はS +級ぐらいなのではと思うかもしれない。
確かに彼は攻撃力や体力だけならS級で彼の右に出るものはいないだろう。
だがこの国では、Sランク以上に上がるには、協調性を必要とするため、ソロで冒険者をやっている彼はまだランクA +状態というわけだ。
これだけ強ければ、パーティに誘われるのではと思うかもしれないが、彼は気性が荒いと国では有名な人物なので、誰もパーティに入れたがらない。それに彼自身、他者に獲物をとられることを嫌ってるため、今までパーティに入りたがらなかった。
そんな彼が強そうな魔物の討伐依頼を探しにギルドに訪れたところ、ちょうど国の端でドラゴンが出たらしい。
(お、おもしろそうなもんがあんじゃねぇか。これなら手ごたえがあんだろう。)
そう思った彼は、この討伐依頼を受けるため、ボードに貼ってある紙を取ろうとしたところで、もう一つの手とぶつかった。
「あ?」
「ひっ…すみません…」
ぶつかった相手は、根暗で内気と国では有名なシエラ・イルカだった。
彼女もドルと同じく、ランクA +のソロ冒険者で職業は魔術士。
彼女の場合、普段は俯いて暗い感じだが、魔物を前にすると、人が変わったようにサクッと大抵の魔物を一撃で倒す。
彼女もドルと同じで、自分の獲物をとられることを嫌うためパーティには入りたがらない。
なので、協調性がないと判断され、ランクA +になっている。
だが、彼女の魔術の素晴らしさでは、右に出るものはいないだろう。
この2人がタッグを組めば世界最強のチームになるだろう。
だが、今まで彼らが組むことはなかった。
なぜなら、彼らがお互いに興味が無かったからだ。
そして今回偶然出会った。
「離せよ、これは、俺様の獲物だ。」
「えっと…何言ってるんですか…?これはぼ…私の獲物ですよ…?」
シエラは内気ではあるが、狙った獲物は逃さない主義だった。
「は?お前こそ何言ってんの。これは俺がやんだよ。」
「でも先にとったのは私です。」
こうして、2人のケン…物語が始まった。
そうゴーレムを一撃で倒して彼は言った。
決してゴーレムは弱くない。ゴーレムはAランク級の魔物だから決してゴーレムは弱くない。
彼が強すぎるのだ。
彼はドル・カイル。
ランクA +の冒険者で職業は剣士をしている。
この世界の冒険者のランクは下からF、E、D、C、B、A -、A、A +、S、S +の10段階。
それなら彼はS +級ぐらいなのではと思うかもしれない。
確かに彼は攻撃力や体力だけならS級で彼の右に出るものはいないだろう。
だがこの国では、Sランク以上に上がるには、協調性を必要とするため、ソロで冒険者をやっている彼はまだランクA +状態というわけだ。
これだけ強ければ、パーティに誘われるのではと思うかもしれないが、彼は気性が荒いと国では有名な人物なので、誰もパーティに入れたがらない。それに彼自身、他者に獲物をとられることを嫌ってるため、今までパーティに入りたがらなかった。
そんな彼が強そうな魔物の討伐依頼を探しにギルドに訪れたところ、ちょうど国の端でドラゴンが出たらしい。
(お、おもしろそうなもんがあんじゃねぇか。これなら手ごたえがあんだろう。)
そう思った彼は、この討伐依頼を受けるため、ボードに貼ってある紙を取ろうとしたところで、もう一つの手とぶつかった。
「あ?」
「ひっ…すみません…」
ぶつかった相手は、根暗で内気と国では有名なシエラ・イルカだった。
彼女もドルと同じく、ランクA +のソロ冒険者で職業は魔術士。
彼女の場合、普段は俯いて暗い感じだが、魔物を前にすると、人が変わったようにサクッと大抵の魔物を一撃で倒す。
彼女もドルと同じで、自分の獲物をとられることを嫌うためパーティには入りたがらない。
なので、協調性がないと判断され、ランクA +になっている。
だが、彼女の魔術の素晴らしさでは、右に出るものはいないだろう。
この2人がタッグを組めば世界最強のチームになるだろう。
だが、今まで彼らが組むことはなかった。
なぜなら、彼らがお互いに興味が無かったからだ。
そして今回偶然出会った。
「離せよ、これは、俺様の獲物だ。」
「えっと…何言ってるんですか…?これはぼ…私の獲物ですよ…?」
シエラは内気ではあるが、狙った獲物は逃さない主義だった。
「は?お前こそ何言ってんの。これは俺がやんだよ。」
「でも先にとったのは私です。」
こうして、2人のケン…物語が始まった。
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説
悪役令嬢は大好きな絵を描いていたら大変な事になった件について!
naturalsoft
ファンタジー
『※タイトル変更するかも知れません』
シオン・バーニングハート公爵令嬢は、婚約破棄され辺境へと追放される。
そして失意の中、悲壮感漂う雰囲気で馬車で向かって─
「うふふ、計画通りですわ♪」
いなかった。
これは悪役令嬢として目覚めた転生少女が無駄に能天気で、好きな絵を描いていたら周囲がとんでもない事になっていったファンタジー(コメディ)小説である!
最初は幼少期から始まります。婚約破棄は後からの話になります。
初夜に「君を愛するつもりはない」と夫から言われた妻のその後
澤谷弥(さわたに わたる)
ファンタジー
結婚式の日の夜。夫のイアンは妻のケイトに向かって「お前を愛するつもりはない」と言い放つ。
ケイトは知っていた。イアンには他に好きな女性がいるのだ。この結婚は家のため。そうわかっていたはずなのに――。
※短いお話です。
※恋愛要素が薄いのでファンタジーです。おまけ程度です。
幼女に転生したらイケメン冒険者パーティーに保護&溺愛されています
ひなた
ファンタジー
死んだと思ったら
目の前に神様がいて、
剣と魔法のファンタジー異世界に転生することに!
魔法のチート能力をもらったものの、
いざ転生したら10歳の幼女だし、草原にぼっちだし、いきなり魔物でるし、
魔力はあって魔法適正もあるのに肝心の使い方はわからないし で転生早々大ピンチ!
そんなピンチを救ってくれたのは
イケメン冒険者3人組。
その3人に保護されつつパーティーメンバーとして冒険者登録することに!
日々の疲労の癒しとしてイケメン3人に可愛いがられる毎日が、始まりました。
妻は異世界人で異世界一位のギルドマスターで世紀末覇王!~けど、ドキドキするのは何故だろう~
udonlevel2
ファンタジー
ブラック会社を辞めて親と一緒に田舎に引っ越して生きたカズマ!
そこには異世界への鏡が納屋の中にあって……異世界に憧れたけど封印することにする!!
しかし、異世界の扉はあちらの世界にもあって!?
突如現れた世紀末王者の風貌の筋肉女子マリリン!!
マリリンの一途な愛情にカズマは――!?
他サイトにも掲載しています。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる