421 / 493
番外編 この世界で唯一前世の記憶を持つダークエルフ編
村の未来 あたしの未来 前編
しおりを挟む
「そうだのう……。まず、肌の色の話からしようか」
「あ……はい……」
あたしとしては、あたしが気を失ってからのことを聞きたかったんだけど。
でも、そんなことはお構いなし。
さすがは長老!
こんな風にはなりたくないっ!
「エルフ族においてはな、どの集落、どの村も問わず、マッキーのように、普通のエルフと違う肌の色の者が時々生まれる。とはいっても十年……いや、二十年に一人、くらいかの?」
他の老エルフ達がうんうんと頷いている。
そうか。
この老エルフ達は、何百年も生きてるから何人か目にしたことはあるのかも。
「肌の色が違うエルフは、これまでに何人かいた。マッキーのように黒っぽい者ばかりじゃない。紫っぽいのもおったし、土色の者もおった。いずれにせよ、普通のエルフとは表面上だけ違う、という話じゃない。特別に強い何らかの力を持った者であった。その力ゆえの、肌の色の違いではなかろうか、と思うておる」
「普通の肌のエルフの中に、あんな力を持つ者はおらなんだでな」
「逆に、普通じゃない肌のエルフ達は、誰もがみな特別な力を持っておった」
老エルフたちは口々にそんなことを言う。
だからあたしも例に漏れず、ってことか。
異質な力と肌の色の違いは、別個の物じゃなく関連があったものなのか……。
あれ?
そう言えば確か転生する時に神とやらが……。
『一つ目の願いを聞き届けるとしたら、人間では難しい』
と言っていた。
一つ目の願いは、周りの人が持っていない、成長する力で、どんなに体が不自由になっても使える、危機を乗り越えられる力が欲しい、だったよね。
そしたら、人間じゃなくエルフに転生するのがいいだろう、みたいなことを言ってた。
……でも、村を出ていけって言われたよ?
前世の時は仲間外れにされた、人間と変わんないんじゃない?
「今回の件を聞いた時、倒木の件と狩り場の洞窟の件も思い出しての。そして、ドラゴンの首を落とした話もな」
うわー。
ドラゴンの件はともかく、隠してたつもりが……。
でもあたしの仕業って結論を出すの、短絡すぎない?
「その行為をしたところは誰も見とらん。が、マッキーが近くにいた、というのもな」
「ドラゴン以外の二件は、もちろん他の子も近くにおったようだの。だが、特別な力を持っておると思われるマッキーがいたからな」
「そこでその肌の色、ということじゃ。そして、ドラゴンの件も合わせて考えればな」
「いずれも、エルフの力では何ともできん。どうしてもマッキーに目が行くのも道理でのお」
最初から怪しまれてたのか。
……まぁ……悪事を企んでたわけじゃないから、別にこそこそする必要はない……と思うんだけど。
「……肌の色が違う、というだけで、警戒するエルフもおった」
「今でこそ言えるが、マッキーが生まれたばかりの頃は、肌の色が違うエルフなんぞ今のうちにどうにかしろ、という声も聞こえておった」
「どこの誰が言い始めたかは分からんし、生まれたばかりの赤ん坊に向かってなんて口を利くんだ、と怒る声の方が大きかったの」
どうにか……。
亡き者にする、という意味なんだろうな。
「何をしでかすか分かったものではない、と警戒する声もあった」
「それが強くなったのは、ドラゴンの首を落としてからだったかの。マッキーとリーモがその現場にいたっちゆー話。マッキーは覚えとるな?」
「それは……もちろん……」
ありますよ。
あるけど、どういう顔をしていいか分からない。
威張り腐った顔をするのも問題だし……。
「そこがな……。マッキーを恐れるエルフが増え始めた」
えっと、どこでしょう?
「どんな力を持っているのか、どれくらいの力を持っているのか、何に対して力を出すのか……。ひょっとして自分に向かってその力が振るわれるんじゃなかろうか……とな」
……そんなこと、一つも思いませんけども?
「そして、今回の、現象から湧き出た魔物を倒した件じゃ。どんな輩でも、こちらが何人いても一体すら倒せぬ現象の魔物。なのにお前さんはたった一人で倒せた。それくらいの力の持ち主であることは知られた」
まぁ……あの魔物を倒せたのはは事実ですけども?
「そんな力の持ち主と、ちょっとしたいざこざを起こして、その力がこちらに向けられたとする。……マッキーのその気がなかったとしても、命を落としかねない事態になりかねなかったりしたら……」
「お前さんに使う気はない、ある、という話じゃない。相手が、お前さんがあの力を使うんじゃなかろうか、と恐れる事態になることが問題での」
相手の立場に立て、という話ですか。
面倒な展開になってきた。
「村の危機を救ってくれた恩人が、同じ村民の手によって害される、というのが問題でな」
……一応あたしの心配はしてくれてるのね……。
「しかし……他種族と比べて、エルフ族は気位が高い。そんな力の持ち主のことをさらに知ろうとするまでもない。こっちの考えが正しい、と思い込む者もいる」
「その気位の高さゆえに、知性も高いはずなんじゃが、低い者が意外に多い。気位が高いのが原因じゃな」
はあ……。
えっと、それが……?
「……マッキー、長老会は知ってるな?」
「え? それはもちろん……。お年を召された、いろんな経験がある老エルフの集まり、ですよね?」
「間違っちゃおらん。じゃがその通りだとすれば……なぜこの五人しかおらんのだろうな?」
言われてみれば確かに。
年齢は二百年、三百年も生きてるエルフがいる。
村というだけあって、その人数は都会とは比べ物にならないほど少ないけど、五人しかいないわけじゃ……あれ?
何で五人だけ?
あたしの曽祖父ちゃんも入ってておかしくないのに。
「マッキー。お前を村から追い出すべき、というエルフは確かにいる。だがその理由は、肌の色が違うから、というだけなのだよ」
えーと……。
そうは言われても、あたしには何とも……。
「そして、さっきも言った通り、今回の件でお前さんの持つ力がいつ村民に向けられるか分からない、という理由で村から出て行ってほしい、と思う者も出始めておる」
勝手に決め付けられても……。
「それが、知性が低い、ということだの」
「ワシらも、マッキーには村を出て行ってほしいと思っておる。だがそんな単純な話じゃあない。長老会に所属している者は五人しかいない。気位が高いせいで、正しい知識を得ることができず、知性が低く、それゆえ、知恵も豊かではないから、だな」
は、はぁ……。
「知性を高める努力はできるのに、しようともしない。これは、我らがエルフ種の衰退にも繋がる」
話が壮大な方向に進みそうなんだけど……。
あたしとどんな繋がりを持ってるの?
「努力せずとも日常を過ごすことができる。これは問題だ」
努力せずに……というところが妙に引っかかってるね。
一体何なの?
「あ……はい……」
あたしとしては、あたしが気を失ってからのことを聞きたかったんだけど。
でも、そんなことはお構いなし。
さすがは長老!
こんな風にはなりたくないっ!
「エルフ族においてはな、どの集落、どの村も問わず、マッキーのように、普通のエルフと違う肌の色の者が時々生まれる。とはいっても十年……いや、二十年に一人、くらいかの?」
他の老エルフ達がうんうんと頷いている。
そうか。
この老エルフ達は、何百年も生きてるから何人か目にしたことはあるのかも。
「肌の色が違うエルフは、これまでに何人かいた。マッキーのように黒っぽい者ばかりじゃない。紫っぽいのもおったし、土色の者もおった。いずれにせよ、普通のエルフとは表面上だけ違う、という話じゃない。特別に強い何らかの力を持った者であった。その力ゆえの、肌の色の違いではなかろうか、と思うておる」
「普通の肌のエルフの中に、あんな力を持つ者はおらなんだでな」
「逆に、普通じゃない肌のエルフ達は、誰もがみな特別な力を持っておった」
老エルフたちは口々にそんなことを言う。
だからあたしも例に漏れず、ってことか。
異質な力と肌の色の違いは、別個の物じゃなく関連があったものなのか……。
あれ?
そう言えば確か転生する時に神とやらが……。
『一つ目の願いを聞き届けるとしたら、人間では難しい』
と言っていた。
一つ目の願いは、周りの人が持っていない、成長する力で、どんなに体が不自由になっても使える、危機を乗り越えられる力が欲しい、だったよね。
そしたら、人間じゃなくエルフに転生するのがいいだろう、みたいなことを言ってた。
……でも、村を出ていけって言われたよ?
前世の時は仲間外れにされた、人間と変わんないんじゃない?
「今回の件を聞いた時、倒木の件と狩り場の洞窟の件も思い出しての。そして、ドラゴンの首を落とした話もな」
うわー。
ドラゴンの件はともかく、隠してたつもりが……。
でもあたしの仕業って結論を出すの、短絡すぎない?
「その行為をしたところは誰も見とらん。が、マッキーが近くにいた、というのもな」
「ドラゴン以外の二件は、もちろん他の子も近くにおったようだの。だが、特別な力を持っておると思われるマッキーがいたからな」
「そこでその肌の色、ということじゃ。そして、ドラゴンの件も合わせて考えればな」
「いずれも、エルフの力では何ともできん。どうしてもマッキーに目が行くのも道理でのお」
最初から怪しまれてたのか。
……まぁ……悪事を企んでたわけじゃないから、別にこそこそする必要はない……と思うんだけど。
「……肌の色が違う、というだけで、警戒するエルフもおった」
「今でこそ言えるが、マッキーが生まれたばかりの頃は、肌の色が違うエルフなんぞ今のうちにどうにかしろ、という声も聞こえておった」
「どこの誰が言い始めたかは分からんし、生まれたばかりの赤ん坊に向かってなんて口を利くんだ、と怒る声の方が大きかったの」
どうにか……。
亡き者にする、という意味なんだろうな。
「何をしでかすか分かったものではない、と警戒する声もあった」
「それが強くなったのは、ドラゴンの首を落としてからだったかの。マッキーとリーモがその現場にいたっちゆー話。マッキーは覚えとるな?」
「それは……もちろん……」
ありますよ。
あるけど、どういう顔をしていいか分からない。
威張り腐った顔をするのも問題だし……。
「そこがな……。マッキーを恐れるエルフが増え始めた」
えっと、どこでしょう?
「どんな力を持っているのか、どれくらいの力を持っているのか、何に対して力を出すのか……。ひょっとして自分に向かってその力が振るわれるんじゃなかろうか……とな」
……そんなこと、一つも思いませんけども?
「そして、今回の、現象から湧き出た魔物を倒した件じゃ。どんな輩でも、こちらが何人いても一体すら倒せぬ現象の魔物。なのにお前さんはたった一人で倒せた。それくらいの力の持ち主であることは知られた」
まぁ……あの魔物を倒せたのはは事実ですけども?
「そんな力の持ち主と、ちょっとしたいざこざを起こして、その力がこちらに向けられたとする。……マッキーのその気がなかったとしても、命を落としかねない事態になりかねなかったりしたら……」
「お前さんに使う気はない、ある、という話じゃない。相手が、お前さんがあの力を使うんじゃなかろうか、と恐れる事態になることが問題での」
相手の立場に立て、という話ですか。
面倒な展開になってきた。
「村の危機を救ってくれた恩人が、同じ村民の手によって害される、というのが問題でな」
……一応あたしの心配はしてくれてるのね……。
「しかし……他種族と比べて、エルフ族は気位が高い。そんな力の持ち主のことをさらに知ろうとするまでもない。こっちの考えが正しい、と思い込む者もいる」
「その気位の高さゆえに、知性も高いはずなんじゃが、低い者が意外に多い。気位が高いのが原因じゃな」
はあ……。
えっと、それが……?
「……マッキー、長老会は知ってるな?」
「え? それはもちろん……。お年を召された、いろんな経験がある老エルフの集まり、ですよね?」
「間違っちゃおらん。じゃがその通りだとすれば……なぜこの五人しかおらんのだろうな?」
言われてみれば確かに。
年齢は二百年、三百年も生きてるエルフがいる。
村というだけあって、その人数は都会とは比べ物にならないほど少ないけど、五人しかいないわけじゃ……あれ?
何で五人だけ?
あたしの曽祖父ちゃんも入ってておかしくないのに。
「マッキー。お前を村から追い出すべき、というエルフは確かにいる。だがその理由は、肌の色が違うから、というだけなのだよ」
えーと……。
そうは言われても、あたしには何とも……。
「そして、さっきも言った通り、今回の件でお前さんの持つ力がいつ村民に向けられるか分からない、という理由で村から出て行ってほしい、と思う者も出始めておる」
勝手に決め付けられても……。
「それが、知性が低い、ということだの」
「ワシらも、マッキーには村を出て行ってほしいと思っておる。だがそんな単純な話じゃあない。長老会に所属している者は五人しかいない。気位が高いせいで、正しい知識を得ることができず、知性が低く、それゆえ、知恵も豊かではないから、だな」
は、はぁ……。
「知性を高める努力はできるのに、しようともしない。これは、我らがエルフ種の衰退にも繋がる」
話が壮大な方向に進みそうなんだけど……。
あたしとどんな繋がりを持ってるの?
「努力せずとも日常を過ごすことができる。これは問題だ」
努力せずに……というところが妙に引っかかってるね。
一体何なの?
0
お気に入りに追加
1,585
あなたにおすすめの小説
異世界でのんびり暮らしてみることにしました
松石 愛弓
ファンタジー
アラサーの社畜OL 湊 瑠香(みなと るか)は、過労で倒れている時に、露店で買った怪しげな花に導かれ異世界に。忙しく辛かった過去を忘れ、異世界でのんびり楽しく暮らしてみることに。優しい人々や可愛い生物との出会い、不思議な植物、コメディ風に突っ込んだり突っ込まれたり。徐々にコメディ路線になっていく予定です。お話の展開など納得のいかないところがあるかもしれませんが、書くことが未熟者の作者ゆえ見逃していただけると助かります。他サイトにも投稿しています。
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
【完結】帝国から追放された最強のチーム、リミッター外して無双する
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
スペイゴール大陸最強の帝国、ユハ帝国。
帝国に仕え、最強の戦力を誇っていたチーム、『デイブレイク』は、突然議会から追放を言い渡される。
しかし帝国は気づいていなかった。彼らの力が帝国を拡大し、恐るべき戦力を誇示していたことに。
自由になった『デイブレイク』のメンバー、エルフのクリス、バランス型のアキラ、強大な魔力を宿すジャック、杖さばきの達人ランラン、絶世の美女シエナは、今まで抑えていた実力を完全開放し、ゼロからユハ帝国を超える国を建国していく。
※この世界では、杖と魔法を使って戦闘を行います。しかし、あの稲妻型の傷を持つメガネの少年のように戦うわけではありません。どうやって戦うのかは、本文を読んでのお楽しみです。杖で戦う戦士のことを、本文では杖士(ブレイカー)と描写しています。
※舞台の雰囲気は中世ヨーロッパ〜近世ヨーロッパに近いです。
〜『デイブレイク』のメンバー紹介〜
・クリス(男・エルフ・570歳)
チームのリーダー。もともとはエルフの貴族の家系だったため、上品で高潔。白く透明感のある肌に、整った顔立ちである。エルフ特有のとがった耳も特徴的。メンバーからも信頼されているが……
・アキラ(男・人間・29歳)
杖術、身体能力、頭脳、魔力など、あらゆる面のバランスが取れたチームの主力。独特なユーモアのセンスがあり、ムードメーカーでもある。唯一の弱点が……
・ジャック(男・人間・34歳)
怪物級の魔力を持つ杖士。その魔力が強大すぎるがゆえに、普段はその魔力を抑え込んでいるため、感情をあまり出さない。チームで唯一の黒人で、ドレッドヘアが特徴的。戦闘で右腕を失って以来義手を装着しているが……
・ランラン(女・人間・25歳)
優れた杖の腕前を持ち、チームを支える杖士。陽気でチャレンジャーな一面もあり、可愛さも武器である。性格の共通点から、アキラと親しく、親友である。しかし実は……
・シエナ(女・人間・28歳)
絶世の美女。とはいっても杖士としての実力も高く、アキラと同じくバランス型である。誰もが羨む美貌をもっているが、本人はあまり自信がないらしく、相手の反応を確認しながら静かに話す。あるメンバーのことが……
はずれスキル『模倣』で廃村スローライフ!
さとう
ファンタジー
異世界にクラス丸ごと召喚され、一人一つずつスキルを与えられたけど……俺、有馬慧(ありまけい)のスキルは『模倣』でした。おかげで、クラスのカースト上位連中が持つ『勇者』や『聖女』や『賢者』をコピーしまくったが……自分たちが活躍できないとの理由でカースト上位連中にハメられ、なんと追放されてしまう。
しかも、追放先はとっくの昔に滅んだ廃村……しかもしかも、せっかくコピーしたスキルは初期化されてしまった。
とりあえず、廃村でしばらく暮らすことを決意したのだが、俺に前に『女神の遣い』とかいう猫が現れこう言った。
『女神様、あんたに頼みたいことあるんだって』
これは……異世界召喚の真実を知った俺、有馬慧が送る廃村スローライフ。そして、魔王討伐とかやってるクラスメイトたちがいかに小さいことで騒いでいるのかを知る物語。
異世界転移したけど、果物食い続けてたら無敵になってた
甘党羊
ファンタジー
唐突に異世界に飛ばされてしまった主人公。
降り立った場所は周囲に生物の居ない不思議な森の中、訳がわからない状況で自身の能力などを確認していく。
森の中で引きこもりながら自身の持っていた能力と、周囲の環境を上手く利用してどんどん成長していく。
その中で試した能力により出会った最愛のわんこと共に、周囲に他の人間が居ない自分の住みやすい地を求めてボヤきながら異世界を旅していく物語。
協力関係となった者とバカをやったり、敵には情け容赦なく立ち回ったり、飯や甘い物に並々ならぬ情熱を見せたりしながら、ゆっくり進んでいきます。
転生無双なんて大層なこと、できるわけないでしょう!〜公爵令息が家族、友達、精霊と送る仲良しスローライフ〜
西園寺若葉
ファンタジー
転生したラインハルトはその際に超説明が適当な女神から、訳も分からず、チートスキルをもらう。
どこに転生するか、どんなスキルを貰ったのか、どんな身分に転生したのか全てを分からず転生したラインハルトが平和な?日常生活を送る話。
- カクヨム様にて、週間総合ランキングにランクインしました!
- アルファポリス様にて、人気ランキング、HOTランキングにランクインしました!
- この話はフィクションです。
神の加護を受けて異世界に
モンド
ファンタジー
親に言われるまま学校や塾に通い、卒業後は親の進める親族の会社に入り、上司や親の進める相手と見合いし、結婚。
その後馬車馬のように働き、特別好きな事をした覚えもないまま定年を迎えようとしている主人公、あとわずか数日の会社員生活でふと、何かに誘われるように会社を無断で休み、海の見える高台にある、神社に立ち寄った。
そこで野良犬に噛み殺されそうになっていた狐を助けたがその際、野良犬に喉笛を噛み切られその命を終えてしまうがその時、神社から不思議な光が放たれ新たな世界に生まれ変わる、そこでは自分の意思で何もかもしなければ生きてはいけない厳しい世界しかし、生きているという実感に震える主人公が、力強く生きるながら信仰と奇跡にに導かれて神に至る物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる