215 / 493
店の日常編
緩衝材なんて真っ平ご免 その8
しおりを挟む
その村の中心の辺りで、地面が突然盛り上がった。
と思ったら、その魔物は地上に現われた。
全身でのたうち回りながら、付近の建物を破壊し始めた。
それを見た村人達は、呆然とする者、逃げ惑う者が入り乱れ、訳も分からず悲鳴があちらこちらから上がる。
破壊された建物のあちらこちらからは火の手が上がり、畑や田んぼなども荒らされるどころじゃなかった。
建物のがれき、地面の土や岩ごと、村人達を手あたり次第飲み込んでいった。
その魔物の口から逃れられた者は、残念ながら助からなかった。
その巨体に漏れなく押し潰され、屋外だというのに辺りは血の臭いで充満しつつあった。
潰れてしまった村人たちの遺体をも、その魔物は飲み込んでいく。
逃げることを諦めた一人の女は、それでも生きることは諦めなかった。
いや、それは正確ではない。
どう動いても結局飲み込まれるのだ。
飲み込まれる恐怖から逃れたい。
しかし逃げている間、その恐怖からだけは逃げられない。
自ら妄想して育っていき大きくなっていく恐怖。
その恐怖から逃げる方法はただ一つ。
その恐怖が大きくなる前に、その魔物に飲み込まれること。
襲われる恐怖の感情が怖い。
その恐怖から逃れるために、魔物には早くこっちに来てほしい。
そんな思いも心の中に湧き上がった。
その複雑な思いは、彼女の心の中に気持ちの余裕も生じさせた。
見渡すと、まだ被害を受けていない馬小屋がある。
嘶く馬達。
彼女は家族や知人に報せることよりも、自らの心の中で生まれた恐怖から逃れるため、死を覚悟しながら暴れている馬に駆け寄って跨り、村の外目がけて走らせた。
何度も後ろを振り向いた。
魔物は反対方向へと移動しながら建物を破壊。
そして、生死問わず人々を飲み込んでいく。
自宅は魔物が動くその先にある。
避難を促すことなど、とても無理だ。
それより、魔物よりもこの恐怖から逃げ切りたくて、一心に馬を走らせた。
もちろん走らせた記憶はない。
気付いたら、見知らぬ小川のほとりで、膝を抱える格好で地面に横になっていた。
突然人が襲われる恐怖。
その恐怖心に負け、愛する家族や知人を助けに行くことができなかった臆病さ。
同じ恐怖を感じていただろう彼らの、その思いを少しでも軽くしてあげられたかもしれなかったのに、助けに行かなかった。
仲の良かった人達誰一人にも手を伸ばさず、我が身可愛さを優先したことで助かったことを実感して得た安堵感。
しかし同時に感じた、誰よりも自分のことを大事にするという心の醜さ。
そして、ずっと平和な毎日を過ごしていたはずだったのに、そのすべてをぶち壊した魔物への怨憎。
悲鳴も轟音も振動も、何もかも消えて静かになったことを知るや、再びその地を訪れた彼女。
村に着いた彼女は直感した。
建物の建材すら見当たらない。
村の地面はすべて泥。
足を踏み入れたらきっと沈んで、二度と上がることはできない。
あの魔物は村人を、そして村を殺した。
あんなでかい魔物は二つといない。
一見、巨大なミミズ。
手足がなく、目も鼻も見当たらなかったあの長い巨体。
視界にはいった、魔物の口の中に吸い込まれていく村人たちの姿。
魔物の体に押しつぶされ、骨や内臓が体からはみ出し、地面にへばりついている村人たちの体。
恐怖、悲しみ、絶望、怒り。
それぞれの感情が重なり、心の中で大きくなっていく。
村人の、家族の仇。
そして、決して消えることのない恥。
その根源である自らの臆病な心を克服するための踏み台となれ!
腸が煮えくり返るとはこのことか。
食いしばる口から、呼吸が次第に荒くなる鼻から、血走る目からも恐らく血が流れ出している。
そんな感覚を感じ取りながらも、その憎悪の炎は心の中で大きくなっていった。
※※※※※ ※※※※※
「みんな……みんな……その日まで……みんな、笑って生活してたのに……。何も悪い事なんかしてなかったのに! なぜあんな目に遭わなきゃならなかったんだ! 貴様らも……貴様らもこのワームと同じか! 村人をただの餌としかみてないのなら……その餌から食らう刃の味を知れ!」
蔦にがんじがらめにされてる奴に言われてもなぁ。
それに、この蔦から解放しろ、とかは言わないんだな。
我が身大事さよりも、相手を傷つけ、倒すことしか考えてない、事情を知らなきゃ危険な奴としか思えんよなぁ。
「勝手な事言わないでよねっ! あたしはあんたがどこの誰だか知らないし、あんたが住んでた村がどこにあるかってことも知らないわよ!」
そうだ。
コーティの毒舌も役に立つことがあるもんだ。
「コーティ、それにンーゴ、ミアーノ。みんな、ちょっと下がっててくれ」
「な、何するの?」
「アラタのあんちゃん。この人は俺とンーゴに来やがったんだぜ? 直接は無関係だろうよ。危ねぇとこに自分から首突っ込むもんじゃ」
ミアーノ、いいんだ。
大丈夫。
だってお前らは……。
「なぁ、ねぇちゃん。あんたは俺らに名前を一度も名乗ってない。名前を名乗るよりも大事なことがあるなら、名乗ることに価値はないだろうな」
「余計な話はもううんざりだ! この拘束を解け!」
ようやく我が身が自由になれないことの意味に気付いたか。
まぁそれよりも、だ。
「余計な話じゃない。必要な話だから話しかけてんだ。一つ聞きたい。あんたはここに、ンーゴに何をしに来たんだ?」
「はぁ?! 今まで私の話を聞いてたか?! 仇を討ちに来たんだよ!」
「嘘だろ? 嘘だよな」
「な……何を勝手に否定してんだ! あたしは、家族や村人の」
嘘だよな?
嘘のはずだ。
「もう一度聞く。あんたはここに何をしに来たんだ?」
「いい加減に」
「答え次第じゃ、解放されずに絶命しかねねぇぞ?」
「何だと?!」
彼女の憎悪の目が、はっきりと俺を捉えている。
「俺にとっても不本意なことはしたくない。だから……頼むから、気持ちを落ち着けて答えてくれ。……あんたは、ここに、何をしに来た?」
しばらくの間が空いた。
俺の懇願に似た思いを受け止めてくれたか?
「……わたしは、家族と、村人達の仇を討つために、十年以上もあのワームを探し、追ってきた。……わたしはお前の言う通り、気持ちを落ち着けて答えたぞ」
「……ちょっと、いいの? アラタ」
マッキー、いいんだ。
大丈夫。
だってお前らは……。
「そうか。……お前の解放してもいいが、それなら、俺は全力でそれを阻止する。ぜってぇンーゴに近寄らせねぇ」
自分でもびっくりするほど、感情が静かじゃないと出ない声が出た。
と思ったら、その魔物は地上に現われた。
全身でのたうち回りながら、付近の建物を破壊し始めた。
それを見た村人達は、呆然とする者、逃げ惑う者が入り乱れ、訳も分からず悲鳴があちらこちらから上がる。
破壊された建物のあちらこちらからは火の手が上がり、畑や田んぼなども荒らされるどころじゃなかった。
建物のがれき、地面の土や岩ごと、村人達を手あたり次第飲み込んでいった。
その魔物の口から逃れられた者は、残念ながら助からなかった。
その巨体に漏れなく押し潰され、屋外だというのに辺りは血の臭いで充満しつつあった。
潰れてしまった村人たちの遺体をも、その魔物は飲み込んでいく。
逃げることを諦めた一人の女は、それでも生きることは諦めなかった。
いや、それは正確ではない。
どう動いても結局飲み込まれるのだ。
飲み込まれる恐怖から逃れたい。
しかし逃げている間、その恐怖からだけは逃げられない。
自ら妄想して育っていき大きくなっていく恐怖。
その恐怖から逃げる方法はただ一つ。
その恐怖が大きくなる前に、その魔物に飲み込まれること。
襲われる恐怖の感情が怖い。
その恐怖から逃れるために、魔物には早くこっちに来てほしい。
そんな思いも心の中に湧き上がった。
その複雑な思いは、彼女の心の中に気持ちの余裕も生じさせた。
見渡すと、まだ被害を受けていない馬小屋がある。
嘶く馬達。
彼女は家族や知人に報せることよりも、自らの心の中で生まれた恐怖から逃れるため、死を覚悟しながら暴れている馬に駆け寄って跨り、村の外目がけて走らせた。
何度も後ろを振り向いた。
魔物は反対方向へと移動しながら建物を破壊。
そして、生死問わず人々を飲み込んでいく。
自宅は魔物が動くその先にある。
避難を促すことなど、とても無理だ。
それより、魔物よりもこの恐怖から逃げ切りたくて、一心に馬を走らせた。
もちろん走らせた記憶はない。
気付いたら、見知らぬ小川のほとりで、膝を抱える格好で地面に横になっていた。
突然人が襲われる恐怖。
その恐怖心に負け、愛する家族や知人を助けに行くことができなかった臆病さ。
同じ恐怖を感じていただろう彼らの、その思いを少しでも軽くしてあげられたかもしれなかったのに、助けに行かなかった。
仲の良かった人達誰一人にも手を伸ばさず、我が身可愛さを優先したことで助かったことを実感して得た安堵感。
しかし同時に感じた、誰よりも自分のことを大事にするという心の醜さ。
そして、ずっと平和な毎日を過ごしていたはずだったのに、そのすべてをぶち壊した魔物への怨憎。
悲鳴も轟音も振動も、何もかも消えて静かになったことを知るや、再びその地を訪れた彼女。
村に着いた彼女は直感した。
建物の建材すら見当たらない。
村の地面はすべて泥。
足を踏み入れたらきっと沈んで、二度と上がることはできない。
あの魔物は村人を、そして村を殺した。
あんなでかい魔物は二つといない。
一見、巨大なミミズ。
手足がなく、目も鼻も見当たらなかったあの長い巨体。
視界にはいった、魔物の口の中に吸い込まれていく村人たちの姿。
魔物の体に押しつぶされ、骨や内臓が体からはみ出し、地面にへばりついている村人たちの体。
恐怖、悲しみ、絶望、怒り。
それぞれの感情が重なり、心の中で大きくなっていく。
村人の、家族の仇。
そして、決して消えることのない恥。
その根源である自らの臆病な心を克服するための踏み台となれ!
腸が煮えくり返るとはこのことか。
食いしばる口から、呼吸が次第に荒くなる鼻から、血走る目からも恐らく血が流れ出している。
そんな感覚を感じ取りながらも、その憎悪の炎は心の中で大きくなっていった。
※※※※※ ※※※※※
「みんな……みんな……その日まで……みんな、笑って生活してたのに……。何も悪い事なんかしてなかったのに! なぜあんな目に遭わなきゃならなかったんだ! 貴様らも……貴様らもこのワームと同じか! 村人をただの餌としかみてないのなら……その餌から食らう刃の味を知れ!」
蔦にがんじがらめにされてる奴に言われてもなぁ。
それに、この蔦から解放しろ、とかは言わないんだな。
我が身大事さよりも、相手を傷つけ、倒すことしか考えてない、事情を知らなきゃ危険な奴としか思えんよなぁ。
「勝手な事言わないでよねっ! あたしはあんたがどこの誰だか知らないし、あんたが住んでた村がどこにあるかってことも知らないわよ!」
そうだ。
コーティの毒舌も役に立つことがあるもんだ。
「コーティ、それにンーゴ、ミアーノ。みんな、ちょっと下がっててくれ」
「な、何するの?」
「アラタのあんちゃん。この人は俺とンーゴに来やがったんだぜ? 直接は無関係だろうよ。危ねぇとこに自分から首突っ込むもんじゃ」
ミアーノ、いいんだ。
大丈夫。
だってお前らは……。
「なぁ、ねぇちゃん。あんたは俺らに名前を一度も名乗ってない。名前を名乗るよりも大事なことがあるなら、名乗ることに価値はないだろうな」
「余計な話はもううんざりだ! この拘束を解け!」
ようやく我が身が自由になれないことの意味に気付いたか。
まぁそれよりも、だ。
「余計な話じゃない。必要な話だから話しかけてんだ。一つ聞きたい。あんたはここに、ンーゴに何をしに来たんだ?」
「はぁ?! 今まで私の話を聞いてたか?! 仇を討ちに来たんだよ!」
「嘘だろ? 嘘だよな」
「な……何を勝手に否定してんだ! あたしは、家族や村人の」
嘘だよな?
嘘のはずだ。
「もう一度聞く。あんたはここに何をしに来たんだ?」
「いい加減に」
「答え次第じゃ、解放されずに絶命しかねねぇぞ?」
「何だと?!」
彼女の憎悪の目が、はっきりと俺を捉えている。
「俺にとっても不本意なことはしたくない。だから……頼むから、気持ちを落ち着けて答えてくれ。……あんたは、ここに、何をしに来た?」
しばらくの間が空いた。
俺の懇願に似た思いを受け止めてくれたか?
「……わたしは、家族と、村人達の仇を討つために、十年以上もあのワームを探し、追ってきた。……わたしはお前の言う通り、気持ちを落ち着けて答えたぞ」
「……ちょっと、いいの? アラタ」
マッキー、いいんだ。
大丈夫。
だってお前らは……。
「そうか。……お前の解放してもいいが、それなら、俺は全力でそれを阻止する。ぜってぇンーゴに近寄らせねぇ」
自分でもびっくりするほど、感情が静かじゃないと出ない声が出た。
0
お気に入りに追加
1,585
あなたにおすすめの小説
異世界でのんびり暮らしてみることにしました
松石 愛弓
ファンタジー
アラサーの社畜OL 湊 瑠香(みなと るか)は、過労で倒れている時に、露店で買った怪しげな花に導かれ異世界に。忙しく辛かった過去を忘れ、異世界でのんびり楽しく暮らしてみることに。優しい人々や可愛い生物との出会い、不思議な植物、コメディ風に突っ込んだり突っ込まれたり。徐々にコメディ路線になっていく予定です。お話の展開など納得のいかないところがあるかもしれませんが、書くことが未熟者の作者ゆえ見逃していただけると助かります。他サイトにも投稿しています。
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
【完結】帝国から追放された最強のチーム、リミッター外して無双する
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
スペイゴール大陸最強の帝国、ユハ帝国。
帝国に仕え、最強の戦力を誇っていたチーム、『デイブレイク』は、突然議会から追放を言い渡される。
しかし帝国は気づいていなかった。彼らの力が帝国を拡大し、恐るべき戦力を誇示していたことに。
自由になった『デイブレイク』のメンバー、エルフのクリス、バランス型のアキラ、強大な魔力を宿すジャック、杖さばきの達人ランラン、絶世の美女シエナは、今まで抑えていた実力を完全開放し、ゼロからユハ帝国を超える国を建国していく。
※この世界では、杖と魔法を使って戦闘を行います。しかし、あの稲妻型の傷を持つメガネの少年のように戦うわけではありません。どうやって戦うのかは、本文を読んでのお楽しみです。杖で戦う戦士のことを、本文では杖士(ブレイカー)と描写しています。
※舞台の雰囲気は中世ヨーロッパ〜近世ヨーロッパに近いです。
〜『デイブレイク』のメンバー紹介〜
・クリス(男・エルフ・570歳)
チームのリーダー。もともとはエルフの貴族の家系だったため、上品で高潔。白く透明感のある肌に、整った顔立ちである。エルフ特有のとがった耳も特徴的。メンバーからも信頼されているが……
・アキラ(男・人間・29歳)
杖術、身体能力、頭脳、魔力など、あらゆる面のバランスが取れたチームの主力。独特なユーモアのセンスがあり、ムードメーカーでもある。唯一の弱点が……
・ジャック(男・人間・34歳)
怪物級の魔力を持つ杖士。その魔力が強大すぎるがゆえに、普段はその魔力を抑え込んでいるため、感情をあまり出さない。チームで唯一の黒人で、ドレッドヘアが特徴的。戦闘で右腕を失って以来義手を装着しているが……
・ランラン(女・人間・25歳)
優れた杖の腕前を持ち、チームを支える杖士。陽気でチャレンジャーな一面もあり、可愛さも武器である。性格の共通点から、アキラと親しく、親友である。しかし実は……
・シエナ(女・人間・28歳)
絶世の美女。とはいっても杖士としての実力も高く、アキラと同じくバランス型である。誰もが羨む美貌をもっているが、本人はあまり自信がないらしく、相手の反応を確認しながら静かに話す。あるメンバーのことが……
はずれスキル『模倣』で廃村スローライフ!
さとう
ファンタジー
異世界にクラス丸ごと召喚され、一人一つずつスキルを与えられたけど……俺、有馬慧(ありまけい)のスキルは『模倣』でした。おかげで、クラスのカースト上位連中が持つ『勇者』や『聖女』や『賢者』をコピーしまくったが……自分たちが活躍できないとの理由でカースト上位連中にハメられ、なんと追放されてしまう。
しかも、追放先はとっくの昔に滅んだ廃村……しかもしかも、せっかくコピーしたスキルは初期化されてしまった。
とりあえず、廃村でしばらく暮らすことを決意したのだが、俺に前に『女神の遣い』とかいう猫が現れこう言った。
『女神様、あんたに頼みたいことあるんだって』
これは……異世界召喚の真実を知った俺、有馬慧が送る廃村スローライフ。そして、魔王討伐とかやってるクラスメイトたちがいかに小さいことで騒いでいるのかを知る物語。
異世界転移したけど、果物食い続けてたら無敵になってた
甘党羊
ファンタジー
唐突に異世界に飛ばされてしまった主人公。
降り立った場所は周囲に生物の居ない不思議な森の中、訳がわからない状況で自身の能力などを確認していく。
森の中で引きこもりながら自身の持っていた能力と、周囲の環境を上手く利用してどんどん成長していく。
その中で試した能力により出会った最愛のわんこと共に、周囲に他の人間が居ない自分の住みやすい地を求めてボヤきながら異世界を旅していく物語。
協力関係となった者とバカをやったり、敵には情け容赦なく立ち回ったり、飯や甘い物に並々ならぬ情熱を見せたりしながら、ゆっくり進んでいきます。
転生無双なんて大層なこと、できるわけないでしょう!〜公爵令息が家族、友達、精霊と送る仲良しスローライフ〜
西園寺若葉
ファンタジー
転生したラインハルトはその際に超説明が適当な女神から、訳も分からず、チートスキルをもらう。
どこに転生するか、どんなスキルを貰ったのか、どんな身分に転生したのか全てを分からず転生したラインハルトが平和な?日常生活を送る話。
- カクヨム様にて、週間総合ランキングにランクインしました!
- アルファポリス様にて、人気ランキング、HOTランキングにランクインしました!
- この話はフィクションです。
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
神の加護を受けて異世界に
モンド
ファンタジー
親に言われるまま学校や塾に通い、卒業後は親の進める親族の会社に入り、上司や親の進める相手と見合いし、結婚。
その後馬車馬のように働き、特別好きな事をした覚えもないまま定年を迎えようとしている主人公、あとわずか数日の会社員生活でふと、何かに誘われるように会社を無断で休み、海の見える高台にある、神社に立ち寄った。
そこで野良犬に噛み殺されそうになっていた狐を助けたがその際、野良犬に喉笛を噛み切られその命を終えてしまうがその時、神社から不思議な光が放たれ新たな世界に生まれ変わる、そこでは自分の意思で何もかもしなければ生きてはいけない厳しい世界しかし、生きているという実感に震える主人公が、力強く生きるながら信仰と奇跡にに導かれて神に至る物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる