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三波新、放浪編
動揺、逆上、激情 その5
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夢を見ていた。
またいつもの、社会人時代の時の夢。
部屋にいるのはいつもの面々。
いや、もう退社時間が過ぎてたから、上司と同僚が二人か?
それと俺。
……俺がいる部署を俺が部屋の天井の隅から見ている、そんな視点だ。
だから当然俺の席には俺が座っているはず……なんだが……。
「おい、新、こっちの仕事も片付けといてくれ。お前の担当と関連性が高い。手分けするよりお前一人でこなした方が能率がいい。じゃ、俺は帰る。明後日まででかしといてくれ」
明後日……。
明日は日曜日。
この三週間、休みなしで働いていた。
毎週の土曜と日曜は休みなんだが。
そして、日曜日も書類作りをしないと月曜まで間に合わない。
丸一か月、休みなしってことになる。
「お、新。これくらいなら明日半日で終われるだろ? 俺の分もやっといてくれ。要領はお前の仕事と同じはずだ。残りの半日でできるだろ」
「あたしのもお願い。その半日丸々全部かかるわけじゃないでしょ? 今までもしっかりやれてたじゃない。よろしくねー」
俺の休みの日は全くなかったんだが?
背伸びする時間すら与えられないってどういうことだよ。
「で、でも、あたし……ずっと休みなしなんですけど……」
「平気平気。お前ならやれるって。頑張れよ、新」
なんだこれ。
返事をしたのは……女性社員?
聞き覚えのある声なんだが、その顔は髪に隠れてよく見えない。
「問題ないわよ。あたしたちは明日大事な用があるから。あなたはないんでしょう?」
「いい加減にしろ!」
思わず声を出してしまった。
が、俺の声に反応したのは、顔がよく見えない女性社員だけ。
他の三人には聞こえてないようだ。
「相手が嫌がってんだろうが! お前らが引き受けてやったらどうだよ! 人の人生を踏み台にするようなふざけた真似は……!」
二人の同僚の肩を後ろから掴む。
だがそれでもこの二人、そして上司からの反応はない。
まるで俺がいないみたいに。
俺が、いない……。
じゃあそこにいるのは……?
?!
二人の間を割って、女性社員が俺にしがみついてきた。
その二人は、やはり何も動じない。
「無理しなくていいの! もういいの!」
何を……。
何を言ってるんだ?
つかこいつ……。
む……周りが次第にカラフルになっていく。
カラフル……何と言うか、虹色に。
そして、暗くなっていく。
上司も、同僚も、女性社員も、そしてこの夢の舞台になっている部屋もすべて暗闇に染まっていく。
その暗闇がしばらく続いた。
やがてその暗闇の一部が橙色に染まっていく。
その中に、丸っぽい影が一つ、二つ……。
大きな丸い影が二つ。
小さい丸い影が、俺の前に三つある。
「何だ、これ? 幽霊か?」
だが、何となく、大きな影は両親で、小さな影は兄弟だと直感した。
だがおかしい。
俺は三人兄弟の末っ子。
四人兄弟じゃない。
けど、大きな二つの影に、そしてその後ろにいる小さな三つの影について行かなきゃならない気がした。
橙色は夕焼けだろうか。
足元は一面砂だらけ。
水平線に日が沈んでいく。
どこかの砂浜だということは分かった。
水際に沿って歩いていく。
どんどん進む五つの影。
前の二つは、ついてくる三つの影を振り返り、追いつくまで待っていた。
俺が追いつく前に、前に進み始めた。
俺は砂に足をとられ、五つの影にどんどん離されていく。
「ま、待ってくれ。思うように、進まない……」
俺のことには気付いてないような、いや、最初からいないようなつもりで歩いている。
「待ってっ。待ってったら! 置いてかないで!」
その五つの影は遠ざかり、次第に小さくなっていく。
夢の中でも、思い出したくない記憶がよみがえっていく。
だが、突然後ろから何者かが覆いかぶさってきた。
その記憶は鮮明になる前に消えていった。
「大丈夫だよ。私がずっとそばにいてあげるから、何の心配もないから、ね?」
優しく包むように俺に触れるそれは、大きな鳥の羽のようなものだった。
そしてオレンジ色の景色は再び虹色に変化して、やがて俺は暗闇の中に沈んでいった。
──────
体中で、いつもの感触を捉えた。
頭は、テンちゃんの腹。
体には、上から翼が掛布団のようにかかっている。
自然に瞼は開いて周りを見る。
隣にはライムが添い寝している。
なんか、体がきしむ。
だが目が覚めたということは、十分体の疲れはとれた……はずなのだが。
「いてっ」
体がきしんでいる。
全身筋肉痛か?
起き上がるのが苦痛だが、だからと言って寝たきりになってるわけにはいかないだろう。
「あ、起きた?」
俺に真っ先に声をかけたのはテンちゃんだった。
「……俺に、何か言うことはないか?」
「……カッコよかったよ」
よくない。
悪いに決まってる。
助けに行きたかった。
けど一人じゃどうにもできなかった。
荷車の番はヨウミに任せてしまった。
早く駆け付けるためにライムの力を借りてしまった。
俺一人が引き起こした事態なのに、俺一人では解決できなかった。
カッコ悪いにも程がある。
「ありがとう」
礼の言葉よりも、どうなったのかは知りたい。
それとだ。
「……ここ、どこだ? 空が見えず、天井があるということは……」
「あそこの近くの町の宿。ここは車庫ね」
だろうな。
宿屋の中に入れるわけがない。
てことは、あいつは?
「ヨウミはどこだ?」
「ここにいるよ。心配かけて真っ先に声をかけたのはテンちゃんで、私には何にもなし?」
「あ、あぁ……悪ィ……。ありがとな」
フンっと不機嫌そうに鼻息を一つ。
普段だったら晩飯抜きくらい言いそうなほどに見える。
いや、待てよ?
ライムもここにいるってことは……。
「宿の車庫っつったな」
「そうよ。それがどうしたの?」
「車庫だけ借りてるってこと?」
「……お客さんがいるの」
「そりゃ宿屋だから客はいるだろうよ」
鼻息の次は大きなため息をつかれた。
事態を把握してないんだからしょうがないだろう。
「私達に来てるの。ここにいさせるわけにいかないから、一部屋とってそこで待っててもらってるの」
部屋を一つ?
あの疫病神どもじゃ……。
いや、それはないか。
あいつらが待つには、一部屋じゃ足りないだろう。
むしろ酒場の方が都合がいい。
ということは……。
心当たりがない。
「動ける? 動けるなら部屋に移動するけど」
「……ちと無理だ。体中ギシギシいうし、痛いし、もう少し休まないと……」
しかし休みすぎも問題だ。
体をほぐす方がいいのか?
「しょうがないわね。……まずはストレッチからかしら?」
お手柔らかにお願いします……。
またいつもの、社会人時代の時の夢。
部屋にいるのはいつもの面々。
いや、もう退社時間が過ぎてたから、上司と同僚が二人か?
それと俺。
……俺がいる部署を俺が部屋の天井の隅から見ている、そんな視点だ。
だから当然俺の席には俺が座っているはず……なんだが……。
「おい、新、こっちの仕事も片付けといてくれ。お前の担当と関連性が高い。手分けするよりお前一人でこなした方が能率がいい。じゃ、俺は帰る。明後日まででかしといてくれ」
明後日……。
明日は日曜日。
この三週間、休みなしで働いていた。
毎週の土曜と日曜は休みなんだが。
そして、日曜日も書類作りをしないと月曜まで間に合わない。
丸一か月、休みなしってことになる。
「お、新。これくらいなら明日半日で終われるだろ? 俺の分もやっといてくれ。要領はお前の仕事と同じはずだ。残りの半日でできるだろ」
「あたしのもお願い。その半日丸々全部かかるわけじゃないでしょ? 今までもしっかりやれてたじゃない。よろしくねー」
俺の休みの日は全くなかったんだが?
背伸びする時間すら与えられないってどういうことだよ。
「で、でも、あたし……ずっと休みなしなんですけど……」
「平気平気。お前ならやれるって。頑張れよ、新」
なんだこれ。
返事をしたのは……女性社員?
聞き覚えのある声なんだが、その顔は髪に隠れてよく見えない。
「問題ないわよ。あたしたちは明日大事な用があるから。あなたはないんでしょう?」
「いい加減にしろ!」
思わず声を出してしまった。
が、俺の声に反応したのは、顔がよく見えない女性社員だけ。
他の三人には聞こえてないようだ。
「相手が嫌がってんだろうが! お前らが引き受けてやったらどうだよ! 人の人生を踏み台にするようなふざけた真似は……!」
二人の同僚の肩を後ろから掴む。
だがそれでもこの二人、そして上司からの反応はない。
まるで俺がいないみたいに。
俺が、いない……。
じゃあそこにいるのは……?
?!
二人の間を割って、女性社員が俺にしがみついてきた。
その二人は、やはり何も動じない。
「無理しなくていいの! もういいの!」
何を……。
何を言ってるんだ?
つかこいつ……。
む……周りが次第にカラフルになっていく。
カラフル……何と言うか、虹色に。
そして、暗くなっていく。
上司も、同僚も、女性社員も、そしてこの夢の舞台になっている部屋もすべて暗闇に染まっていく。
その暗闇がしばらく続いた。
やがてその暗闇の一部が橙色に染まっていく。
その中に、丸っぽい影が一つ、二つ……。
大きな丸い影が二つ。
小さい丸い影が、俺の前に三つある。
「何だ、これ? 幽霊か?」
だが、何となく、大きな影は両親で、小さな影は兄弟だと直感した。
だがおかしい。
俺は三人兄弟の末っ子。
四人兄弟じゃない。
けど、大きな二つの影に、そしてその後ろにいる小さな三つの影について行かなきゃならない気がした。
橙色は夕焼けだろうか。
足元は一面砂だらけ。
水平線に日が沈んでいく。
どこかの砂浜だということは分かった。
水際に沿って歩いていく。
どんどん進む五つの影。
前の二つは、ついてくる三つの影を振り返り、追いつくまで待っていた。
俺が追いつく前に、前に進み始めた。
俺は砂に足をとられ、五つの影にどんどん離されていく。
「ま、待ってくれ。思うように、進まない……」
俺のことには気付いてないような、いや、最初からいないようなつもりで歩いている。
「待ってっ。待ってったら! 置いてかないで!」
その五つの影は遠ざかり、次第に小さくなっていく。
夢の中でも、思い出したくない記憶がよみがえっていく。
だが、突然後ろから何者かが覆いかぶさってきた。
その記憶は鮮明になる前に消えていった。
「大丈夫だよ。私がずっとそばにいてあげるから、何の心配もないから、ね?」
優しく包むように俺に触れるそれは、大きな鳥の羽のようなものだった。
そしてオレンジ色の景色は再び虹色に変化して、やがて俺は暗闇の中に沈んでいった。
──────
体中で、いつもの感触を捉えた。
頭は、テンちゃんの腹。
体には、上から翼が掛布団のようにかかっている。
自然に瞼は開いて周りを見る。
隣にはライムが添い寝している。
なんか、体がきしむ。
だが目が覚めたということは、十分体の疲れはとれた……はずなのだが。
「いてっ」
体がきしんでいる。
全身筋肉痛か?
起き上がるのが苦痛だが、だからと言って寝たきりになってるわけにはいかないだろう。
「あ、起きた?」
俺に真っ先に声をかけたのはテンちゃんだった。
「……俺に、何か言うことはないか?」
「……カッコよかったよ」
よくない。
悪いに決まってる。
助けに行きたかった。
けど一人じゃどうにもできなかった。
荷車の番はヨウミに任せてしまった。
早く駆け付けるためにライムの力を借りてしまった。
俺一人が引き起こした事態なのに、俺一人では解決できなかった。
カッコ悪いにも程がある。
「ありがとう」
礼の言葉よりも、どうなったのかは知りたい。
それとだ。
「……ここ、どこだ? 空が見えず、天井があるということは……」
「あそこの近くの町の宿。ここは車庫ね」
だろうな。
宿屋の中に入れるわけがない。
てことは、あいつは?
「ヨウミはどこだ?」
「ここにいるよ。心配かけて真っ先に声をかけたのはテンちゃんで、私には何にもなし?」
「あ、あぁ……悪ィ……。ありがとな」
フンっと不機嫌そうに鼻息を一つ。
普段だったら晩飯抜きくらい言いそうなほどに見える。
いや、待てよ?
ライムもここにいるってことは……。
「宿の車庫っつったな」
「そうよ。それがどうしたの?」
「車庫だけ借りてるってこと?」
「……お客さんがいるの」
「そりゃ宿屋だから客はいるだろうよ」
鼻息の次は大きなため息をつかれた。
事態を把握してないんだからしょうがないだろう。
「私達に来てるの。ここにいさせるわけにいかないから、一部屋とってそこで待っててもらってるの」
部屋を一つ?
あの疫病神どもじゃ……。
いや、それはないか。
あいつらが待つには、一部屋じゃ足りないだろう。
むしろ酒場の方が都合がいい。
ということは……。
心当たりがない。
「動ける? 動けるなら部屋に移動するけど」
「……ちと無理だ。体中ギシギシいうし、痛いし、もう少し休まないと……」
しかし休みすぎも問題だ。
体をほぐす方がいいのか?
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