10 / 493
三波新、放浪編
昔語りをさせられる俺 聞いてる途中で眠るんじゃねーぞ
しおりを挟む
この日の夜も、近くに町があるのが分かったから宿で一夜を過ごすことにした。
その宿も例によって、冒険者の酒場と併設されている。
そしてこの日も例によって、冒険者達や商人達、そして近所の住民達が酒盛りで盛り上がっている。
「今夜もライムちゃんは荷車と一緒かぁ」
「……お前なぁ」
「分かってるわよ、アラタ。レアモンスターだから、一緒に連れてくると騒ぎが大きくなる、でしょ?」
「俺が名前つけた時、もっといい名前つけたがってたお前がすっかり呼び慣れてるじゃないか」
「そっち?! 私への文句、そっち?!」
俺は体質上、アルコールを受け付けない。
だからといって、その都合をヨウミに押し付ける気はない。
羽目を外さず、嗜む程度なら俺に気を遣わなくていいとは言ったが、少し飲んだだけで妙に絡んでくる。
「いくら周りがうるさいからと言っても、声が大きくなると耳を傾けなくてもそれなりに耳に入るもんだ」
「気にしすぎっ。ほらほら、アラタはお酒飲めないんだから、ご飯しっかり食べて食べて」
お前は俺の母ちゃんか何かか?
まあ確かにヨウミがついてきてくれるお陰で、いろんな物価の相場とか知ることができたし、他の行商からいろいろ買い求めたり、俺達の懐具合とグレードが合う宿を探してくれたり、ライム以上に有り難い。
けど、なんで俺についてくるようになったのかは分からない。
「かれこれ二年と半年くらいかぁ。まぁ私も故郷の村から出て、いろんなことを見聞きできたりしたから楽しかったなー」
「これまでのことを振り返るのって、今までお世話になりましたさようなら、のフラグのような気がするんだが」
「んなわきゃないでしょっ!」
痛っ!
脛を蹴られた。
「バカ言うなっ! って言うか、なんかこう……アラタってあたしには他人行儀な感じするのよねぇ。客にはもっと砕けた物言いするじゃない? あたしよりも親し気にさぁ」
うわぁ。
酔っぱらいがグダってきたぞ。
いつも私って言ってたのに、あたしって言い始めた。
「アラタってさぁ……あたしの村に来る前の話聞いたことないのよねぇ……。旗手の人達と知り合いか何かなわけ?」
「知りたいか?」
「知りたいっ」
「だが断るッ!」
「アラタぁ……あんたふざけてる?」
語ってもいいけどさ。
語ってる途中で眠るパターンだろこれ。
昔語りする分時間の無駄じゃねぇか。
「明日になったら今夜のことはすっかり忘れてるなんて言う酒飲みは割といる」
「あたしはまだ正気よ?」
まだってなんだよ、まだって。
「お酒もこれ以上は飲めないし、この後は普通に食事を……すいませーん。注文いいですかー?」
どんなに飲み食いしても、誰でもどこでも見惚れるって訳じゃないがそれなりのスタイルを維持できてるってのは特異体質だよな。
すでに俺の二倍の料理を平らげてる。
俺だって日中は荷車引っ張る力仕事は欠かさない。
それ以上に飯を食えるって……どんなお腹してるんだか。
「今日はこないだみたいな邪魔者はこないんでしょ? 来たとしても、この宿には用心棒はいるから、顔見知りの冒険者はいなくても大丈夫っ」
部屋に籠ってこいつから逃げる。
そんな手は使えない。
今夜も同室だから。
やれやれ……。
※
「神隠し」って知ってるか?
特に何の問題もなく、何の変哲もなく普通に生活していた人が、自主的ではなく且つ他者からの干渉もなく、突然いなくなることだ。
そして誰もが、そのいなくなる瞬間を目撃したことはないし、いなくなった後どこに行ったのかを知る者もいない。
当然ながら、その体験談を語る者はいないだろうし、聞く者もいないだろう。
だが俺はそれに遭遇した。
この世の物理的法則をすべて無視する現象にだ。
この世での当たり前のその法則があっさりと覆される。
俺はそのあまりの理不尽さに腹が立つわ悲しくなるわ混乱するわ絶望するわで、生涯心の乱れから逃れられないような気がした。
退職するつもりのない職場を、誰からも引き留められることもなく無理やり辞めさせられた。
気持ちの整理をするために、通勤途中でいつも立ち寄る神社の境内に入っていった。
そこにはブランコや滑り台などがあり、子供の遊び場にもなってた。
保護者が付き添いができるように、ベンチも置かれていた。
穏やかな日差しで暖かい昼下がり。
俺はそのベンチでうたた寝をしていた。
その暖かさが急に消えた。
俺はずっと眠っていた。
移動できるはずがない。
なのになんだよ、ここは。
見たことも来たこともない場所だ。
俺の体を勝手に移動させたやつはどこのどいつだ!
自分の体すら自分の思う通りに動かせないってのか?!
……憤る感情が湧きあがる。
けれどどこにもぶつけようがないもどかしさたるや。
しかもいつどのように移動したかも分からない。
そんな俺には、見える景色がすべて白黒でしか感じられなかった。
けれど、元職場の元同僚たちにとっては、普段の毎日の中の一日の出来事でしかないんだろう。
俺がいなくても世の中は回っている。
世の中は自分の思う通りにならない。
それをつくづく思い知らされた。
その宿も例によって、冒険者の酒場と併設されている。
そしてこの日も例によって、冒険者達や商人達、そして近所の住民達が酒盛りで盛り上がっている。
「今夜もライムちゃんは荷車と一緒かぁ」
「……お前なぁ」
「分かってるわよ、アラタ。レアモンスターだから、一緒に連れてくると騒ぎが大きくなる、でしょ?」
「俺が名前つけた時、もっといい名前つけたがってたお前がすっかり呼び慣れてるじゃないか」
「そっち?! 私への文句、そっち?!」
俺は体質上、アルコールを受け付けない。
だからといって、その都合をヨウミに押し付ける気はない。
羽目を外さず、嗜む程度なら俺に気を遣わなくていいとは言ったが、少し飲んだだけで妙に絡んでくる。
「いくら周りがうるさいからと言っても、声が大きくなると耳を傾けなくてもそれなりに耳に入るもんだ」
「気にしすぎっ。ほらほら、アラタはお酒飲めないんだから、ご飯しっかり食べて食べて」
お前は俺の母ちゃんか何かか?
まあ確かにヨウミがついてきてくれるお陰で、いろんな物価の相場とか知ることができたし、他の行商からいろいろ買い求めたり、俺達の懐具合とグレードが合う宿を探してくれたり、ライム以上に有り難い。
けど、なんで俺についてくるようになったのかは分からない。
「かれこれ二年と半年くらいかぁ。まぁ私も故郷の村から出て、いろんなことを見聞きできたりしたから楽しかったなー」
「これまでのことを振り返るのって、今までお世話になりましたさようなら、のフラグのような気がするんだが」
「んなわきゃないでしょっ!」
痛っ!
脛を蹴られた。
「バカ言うなっ! って言うか、なんかこう……アラタってあたしには他人行儀な感じするのよねぇ。客にはもっと砕けた物言いするじゃない? あたしよりも親し気にさぁ」
うわぁ。
酔っぱらいがグダってきたぞ。
いつも私って言ってたのに、あたしって言い始めた。
「アラタってさぁ……あたしの村に来る前の話聞いたことないのよねぇ……。旗手の人達と知り合いか何かなわけ?」
「知りたいか?」
「知りたいっ」
「だが断るッ!」
「アラタぁ……あんたふざけてる?」
語ってもいいけどさ。
語ってる途中で眠るパターンだろこれ。
昔語りする分時間の無駄じゃねぇか。
「明日になったら今夜のことはすっかり忘れてるなんて言う酒飲みは割といる」
「あたしはまだ正気よ?」
まだってなんだよ、まだって。
「お酒もこれ以上は飲めないし、この後は普通に食事を……すいませーん。注文いいですかー?」
どんなに飲み食いしても、誰でもどこでも見惚れるって訳じゃないがそれなりのスタイルを維持できてるってのは特異体質だよな。
すでに俺の二倍の料理を平らげてる。
俺だって日中は荷車引っ張る力仕事は欠かさない。
それ以上に飯を食えるって……どんなお腹してるんだか。
「今日はこないだみたいな邪魔者はこないんでしょ? 来たとしても、この宿には用心棒はいるから、顔見知りの冒険者はいなくても大丈夫っ」
部屋に籠ってこいつから逃げる。
そんな手は使えない。
今夜も同室だから。
やれやれ……。
※
「神隠し」って知ってるか?
特に何の問題もなく、何の変哲もなく普通に生活していた人が、自主的ではなく且つ他者からの干渉もなく、突然いなくなることだ。
そして誰もが、そのいなくなる瞬間を目撃したことはないし、いなくなった後どこに行ったのかを知る者もいない。
当然ながら、その体験談を語る者はいないだろうし、聞く者もいないだろう。
だが俺はそれに遭遇した。
この世の物理的法則をすべて無視する現象にだ。
この世での当たり前のその法則があっさりと覆される。
俺はそのあまりの理不尽さに腹が立つわ悲しくなるわ混乱するわ絶望するわで、生涯心の乱れから逃れられないような気がした。
退職するつもりのない職場を、誰からも引き留められることもなく無理やり辞めさせられた。
気持ちの整理をするために、通勤途中でいつも立ち寄る神社の境内に入っていった。
そこにはブランコや滑り台などがあり、子供の遊び場にもなってた。
保護者が付き添いができるように、ベンチも置かれていた。
穏やかな日差しで暖かい昼下がり。
俺はそのベンチでうたた寝をしていた。
その暖かさが急に消えた。
俺はずっと眠っていた。
移動できるはずがない。
なのになんだよ、ここは。
見たことも来たこともない場所だ。
俺の体を勝手に移動させたやつはどこのどいつだ!
自分の体すら自分の思う通りに動かせないってのか?!
……憤る感情が湧きあがる。
けれどどこにもぶつけようがないもどかしさたるや。
しかもいつどのように移動したかも分からない。
そんな俺には、見える景色がすべて白黒でしか感じられなかった。
けれど、元職場の元同僚たちにとっては、普段の毎日の中の一日の出来事でしかないんだろう。
俺がいなくても世の中は回っている。
世の中は自分の思う通りにならない。
それをつくづく思い知らされた。
0
お気に入りに追加
1,585
あなたにおすすめの小説
【書籍化確定、完結】私だけが知らない
綾雅(要らない悪役令嬢1/7発売)
ファンタジー
書籍化確定です。詳細はしばらくお待ちください(o´-ω-)o)ペコッ
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2024/12/26……書籍化確定、公表
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
チート薬学で成り上がり! 伯爵家から放逐されたけど優しい子爵家の養子になりました!
芽狐@書籍発売中
ファンタジー
⭐️チート薬学3巻発売中⭐️
ブラック企業勤めの37歳の高橋 渉(わたる)は、過労で倒れ会社をクビになる。
嫌なことを忘れようと、異世界のアニメを見ていて、ふと「異世界に行きたい」と口に出したことが、始まりで女神によって死にかけている体に転生させられる!
転生先は、スキルないも魔法も使えないアレクを家族は他人のように扱い、使用人すらも見下した態度で接する伯爵家だった。
新しく生まれ変わったアレク(渉)は、この最悪な現状をどう打破して幸せになっていくのか??
更新予定:なるべく毎日19時にアップします! アップされなければ、多忙とお考え下さい!
家ごと異世界ライフ
ねむたん
ファンタジー
突然、自宅ごと異世界の森へと転移してしまった高校生・紬。電気や水道が使える不思議な家を拠点に、自給自足の生活を始める彼女は、個性豊かな住人たちや妖精たちと出会い、少しずつ村を発展させていく。温泉の発見や宿屋の建築、そして寡黙なドワーフとのほのかな絆――未知の世界で織りなす、笑いと癒しのスローライフファンタジー!
私のバラ色ではない人生
野村にれ
恋愛
ララシャ・ロアンスラー公爵令嬢は、クロンデール王国の王太子殿下の婚約者だった。
だが、隣国であるピデム王国の第二王子に見初められて、婚約が解消になってしまった。
そして、後任にされたのが妹であるソアリス・ロアンスラーである。
ソアリスは王太子妃になりたくもなければ、王太子妃にも相応しくないと自負していた。
だが、ロアンスラー公爵家としても責任を取らなければならず、
既に高位貴族の令嬢たちは婚約者がいたり、結婚している。
ソアリスは不本意ながらも嫁ぐことになってしまう。
『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?
釈 余白(しやく)
ファンタジー
HOT 1位!ファンタジー 3位! ありがとうございます!
父親が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。
その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。
最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。
その他、多数投稿しています!
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394
レジェンド・オブ・ダーク 遼州司法局異聞
橋本 直
SF
地球人類が初めて地球外人類と出会った辺境惑星『遼州』の連合国家群『遼州同盟』。
その有力国のひとつ東和共和国に住むごく普通の大学生だった神前誠(しんぜんまこと)。彼は就職先に困り、母親の剣道場の師範代である嵯峨惟基を頼り軍に人型兵器『アサルト・モジュール』のパイロットの幹部候補生という待遇でなんとか入ることができた。
しかし、基礎訓練を終え、士官候補生として配属されたその嵯峨惟基が部隊長を務める部隊『遼州同盟司法局実働部隊』は巨大工場の中に仮住まいをする肩身の狭い状況の部隊だった。
さらに追い打ちをかけるのは個性的な同僚達。
直属の上司はガラは悪いが家柄が良いサイボーグ西園寺かなめと無口でぶっきらぼうな人造人間のカウラ・ベルガーの二人の女性士官。
他にもオタク趣味で意気投合するがどこか食えない女性人造人間の艦長代理アイシャ・クラウゼ、小さな元気っ子野生農業少女ナンバルゲニア・シャムラード、マイペースで人の話を聞かないサイボーグ吉田俊平、声と態度がでかい幼女にしか見えない指揮官クバルカ・ランなど個性の塊のような面々に振り回される誠。
しかも人に振り回されるばかりと思いきや自分に自分でも自覚のない不思議な力、「法術」が眠っていた。
考えがまとまらないまま初めての宇宙空間での演習に出るが、そして時を同じくして同盟の存在を揺るがしかねない同盟加盟国『胡州帝国』の国権軍権拡大を主張する独自行動派によるクーデターが画策されいるという報が届く。
誠は法術師専用アサルト・モジュール『05式乙型』を駆り戦場で何を見ることになるのか?そして彼の昇進はありうるのか?
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
転生したら捨てられたが、拾われて楽しく生きています。
トロ猫
ファンタジー
2024.7月下旬5巻刊行予定
2024.6月下旬コミックス1巻刊行
2024.1月下旬4巻刊行
2023.12.19 コミカライズ連載スタート
2023.9月下旬三巻刊行
2023.3月30日二巻刊行
2022.11月30日一巻刊行
寺崎美里亜は転生するが、5ヶ月で教会の前に捨てられる。
しかも誰も通らないところに。
あー詰んだ
と思っていたら後に宿屋を営む夫婦に拾われ大好きなお菓子や食べ物のために奮闘する話。
コメント欄を解放しました。
誤字脱字のコメントも受け付けておりますが、必要箇所の修正後コメントは非表示とさせていただきます。また、ストーリーや今後の展開に迫る質問等は返信を控えさせていただきます。
書籍の誤字脱字につきましては近況ボードの『書籍の誤字脱字はここに』にてお願いいたします。
出版社との規約に触れる質問等も基本お答えできない内容が多いですので、ノーコメントまたは非表示にさせていただきます。
よろしくお願いいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる