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四人目の相棒は許嫁
ミュウワとの日常の中で
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ミュウワがここで仕事を始めた初日からそれなりに手際が良かった。
慣れていくにつれ、要領も得ていったため、なんだろうな。
ここでの仕事は掃除と米研ぎ。
あとは食材のチェックと来訪者の観察。
日に日に椅子に座っている時間が長くなっていった。
それだけ仕事が効率的になってきているってことだ。
しかも、笑顔でありながら常に気を引き締めている。
人のメンタルのコンディションなんか、当人でしか分からない。
流石の俺も、いつもそんなに気を張り詰めて大丈夫なのか? と思うこともある。
「問題ありません。平気ですよ」
とにっこり返された。
もちろん部屋の中で見せる無邪気な笑顔じゃない。
だから、感情の揺らぎとかもその笑顔では見抜くことはできないし、過剰に仕事をさせたとしても疲れを見せることもない。
公私の切り替えができる人ってのは、俺には好ましく見えるんだが、ケアの気配りもしなきゃならん時は、これはやっかい。
ということで。
「二時間ここにいたら五分部屋で休んで、五分経ったらまたここで二時間。けど握り飯タイムの時とかは除く」
なんてことを言ってみた。
部屋で何をさせるかというと、言うまでもない。
リラックス。
そのためのグッズを買ってみた。
マッサージ器とかじゃない。
まぁあれだけのパワーがあるんだ。
無いように見えて実はある筋肉をほぐす必要はあるんだとは思うが……。
それについては後でゆっくり考える。
で何を買ったかというと……。
「じゃあ五分ですね」
「うん。それくらい短い時間なら何とかなる」
実際なんとかなりそうな感じ。
部屋を一つ増やしてからは、押し掛けてくる自称何とかさんの数もかなり減った。
誰かの為に部屋を丸々一つ増やした、なんて噂でも流れたんだろう。
本命ができた、横取りできないっ、なんて計算でもされてんだろうな。
しばらくすると部屋の中から、ドタンと何かが落ちる音が聞こえてきた。
まぁ想像できる。
「コウジ、部屋で何かやってんのか?」
心配する冒険者もいるが、それは無用。
何をしていたかは、五分過ぎた後でわかる。
「休憩、終わりました」
「はい、仕事よろしくね……うぇっ」
ミュウワはそのまま俺の前に立ち、両腕を伸ばし、両手で俺の両頬をつまむ。
「ういぃ……。いあいいあい」
ミュウワはパッと手を離す。
そして俺は一言ポツリと。
「俺はあれじゃねぇからな?」
「す、すみません……」
ミュウワはやや顔を赤くして、部屋の様子を見て回る。
俺が買ってやったのはクッション。
しかもアスキーアートの顔文字が印刷されているやつだ。
動物のぬいぐるみとか買ってやろうと思ったりしたが、ミュウワの世界にいない動物だったら、ひょっとしたら不気味に思われるかもしれない。
ならば、ミュウワの想像力に任せてシンプルなそんな絵柄のクッションの方が、枕とかの実用品にもなるし都合がいいんじゃないかと。
まさか俺をクッションと同一視するとは思わなかったがな。
まぁ俺にそんなことをする理由は、俺には分かっていたが周りは分かるわけがない。
「大丈夫か? あの子」
大丈夫だ。
問題ない。
※※※※※ ※※※※※
毎日同じ仕事をする。
その仕事が好きならば、飽きることはないかもしれない。
特に何の感情もなければ、退屈に感じるようになるかもしれない。
何か変化があれば、さらに仕事に身を入れるようになるかもしれない。
今のところ、ミュウワの仕事ぶりに手を抜くようなことは感じられないが。
でも、俺のと同じ効果があるおにぎりを作れたりしたら、ひょっとしたら、さらに多く生産できるかもしれない、なんてことを思ったり。
それを言ってみた。
「流石です」
いや、そこまで褒められる要素がどこにあるのかと。
「自分の仕事が楽になる、とは言いませんでしたから」
物理的、成り行き上楽にはなるだろうよ。
でも、握り飯が必要な連中しか来ないし、来訪者が途切れることはないんだよな。
「じゃあ私も、ちょっとやってみます」
「うん。まずナイロンの手袋はめて、水でぬらして……」
「はい。次は?」
「ご飯を手に乗せて……」
「はい。次は?」
「握って……」
「あれ? 崩れました」
水のつけすぎ。
やり直し。
「……何とか出来ました」
「握るだけだからな。普通は具を入れるからな」
「はい。えっと、まず水でぬらして……ご飯を……そして……」
「具を乗せて、その上にご飯だろ?」
「はい……あれ? はみ出ました」
「出ちゃったね」
「付け足します」
そんなごまかしの仕方初めて見るぞおい。
「おにぎり作り、奥深いですね」
そんな大掛かりなもんじゃないから、これっ!
しかも真顔だよ。
夜の顔知ってるから、下手なツッコミもできねぇよこいつに!
「ミュウワちゃんもおにぎり作るようになるのか。楽しみだな」
効果があるかどうか、まだ分かんないんだけど?!
全くもぉ……。
ま、ミュウワは地道に頑張ろうな。
※※※※※ ※※※※※
頑張った甲斐があった。
夕方の握り飯タイムに間に合った。
おにぎり作りはほぼ完璧。
あとは効果のほどなんだが……。
「ミュウワちゃんのあるか?」
「こっちの女の人の作ったのがほしい!」
「こ、この人のおにぎり、食べたい……」
どいつもこいつも贅沢言うな!
あるもん持ってけ!
つか、見分けは作んだよな。
ややいびつなおにぎりはすべてミュウワが作ったもの。
形が整ってるのは俺のだ。
「ミュウワちゃんのおにぎりの方が、元気が出るような気がする」
「あぁ。あのどでかい敵も一撃で斃せそうなくらいにな!」
パブロフの犬かプラシーボ効果か?
それとも実際にそうなのか?
食ったお前らの評価がこれほど怪しいと思ったことないぞ。
慣れていくにつれ、要領も得ていったため、なんだろうな。
ここでの仕事は掃除と米研ぎ。
あとは食材のチェックと来訪者の観察。
日に日に椅子に座っている時間が長くなっていった。
それだけ仕事が効率的になってきているってことだ。
しかも、笑顔でありながら常に気を引き締めている。
人のメンタルのコンディションなんか、当人でしか分からない。
流石の俺も、いつもそんなに気を張り詰めて大丈夫なのか? と思うこともある。
「問題ありません。平気ですよ」
とにっこり返された。
もちろん部屋の中で見せる無邪気な笑顔じゃない。
だから、感情の揺らぎとかもその笑顔では見抜くことはできないし、過剰に仕事をさせたとしても疲れを見せることもない。
公私の切り替えができる人ってのは、俺には好ましく見えるんだが、ケアの気配りもしなきゃならん時は、これはやっかい。
ということで。
「二時間ここにいたら五分部屋で休んで、五分経ったらまたここで二時間。けど握り飯タイムの時とかは除く」
なんてことを言ってみた。
部屋で何をさせるかというと、言うまでもない。
リラックス。
そのためのグッズを買ってみた。
マッサージ器とかじゃない。
まぁあれだけのパワーがあるんだ。
無いように見えて実はある筋肉をほぐす必要はあるんだとは思うが……。
それについては後でゆっくり考える。
で何を買ったかというと……。
「じゃあ五分ですね」
「うん。それくらい短い時間なら何とかなる」
実際なんとかなりそうな感じ。
部屋を一つ増やしてからは、押し掛けてくる自称何とかさんの数もかなり減った。
誰かの為に部屋を丸々一つ増やした、なんて噂でも流れたんだろう。
本命ができた、横取りできないっ、なんて計算でもされてんだろうな。
しばらくすると部屋の中から、ドタンと何かが落ちる音が聞こえてきた。
まぁ想像できる。
「コウジ、部屋で何かやってんのか?」
心配する冒険者もいるが、それは無用。
何をしていたかは、五分過ぎた後でわかる。
「休憩、終わりました」
「はい、仕事よろしくね……うぇっ」
ミュウワはそのまま俺の前に立ち、両腕を伸ばし、両手で俺の両頬をつまむ。
「ういぃ……。いあいいあい」
ミュウワはパッと手を離す。
そして俺は一言ポツリと。
「俺はあれじゃねぇからな?」
「す、すみません……」
ミュウワはやや顔を赤くして、部屋の様子を見て回る。
俺が買ってやったのはクッション。
しかもアスキーアートの顔文字が印刷されているやつだ。
動物のぬいぐるみとか買ってやろうと思ったりしたが、ミュウワの世界にいない動物だったら、ひょっとしたら不気味に思われるかもしれない。
ならば、ミュウワの想像力に任せてシンプルなそんな絵柄のクッションの方が、枕とかの実用品にもなるし都合がいいんじゃないかと。
まさか俺をクッションと同一視するとは思わなかったがな。
まぁ俺にそんなことをする理由は、俺には分かっていたが周りは分かるわけがない。
「大丈夫か? あの子」
大丈夫だ。
問題ない。
※※※※※ ※※※※※
毎日同じ仕事をする。
その仕事が好きならば、飽きることはないかもしれない。
特に何の感情もなければ、退屈に感じるようになるかもしれない。
何か変化があれば、さらに仕事に身を入れるようになるかもしれない。
今のところ、ミュウワの仕事ぶりに手を抜くようなことは感じられないが。
でも、俺のと同じ効果があるおにぎりを作れたりしたら、ひょっとしたら、さらに多く生産できるかもしれない、なんてことを思ったり。
それを言ってみた。
「流石です」
いや、そこまで褒められる要素がどこにあるのかと。
「自分の仕事が楽になる、とは言いませんでしたから」
物理的、成り行き上楽にはなるだろうよ。
でも、握り飯が必要な連中しか来ないし、来訪者が途切れることはないんだよな。
「じゃあ私も、ちょっとやってみます」
「うん。まずナイロンの手袋はめて、水でぬらして……」
「はい。次は?」
「ご飯を手に乗せて……」
「はい。次は?」
「握って……」
「あれ? 崩れました」
水のつけすぎ。
やり直し。
「……何とか出来ました」
「握るだけだからな。普通は具を入れるからな」
「はい。えっと、まず水でぬらして……ご飯を……そして……」
「具を乗せて、その上にご飯だろ?」
「はい……あれ? はみ出ました」
「出ちゃったね」
「付け足します」
そんなごまかしの仕方初めて見るぞおい。
「おにぎり作り、奥深いですね」
そんな大掛かりなもんじゃないから、これっ!
しかも真顔だよ。
夜の顔知ってるから、下手なツッコミもできねぇよこいつに!
「ミュウワちゃんもおにぎり作るようになるのか。楽しみだな」
効果があるかどうか、まだ分かんないんだけど?!
全くもぉ……。
ま、ミュウワは地道に頑張ろうな。
※※※※※ ※※※※※
頑張った甲斐があった。
夕方の握り飯タイムに間に合った。
おにぎり作りはほぼ完璧。
あとは効果のほどなんだが……。
「ミュウワちゃんのあるか?」
「こっちの女の人の作ったのがほしい!」
「こ、この人のおにぎり、食べたい……」
どいつもこいつも贅沢言うな!
あるもん持ってけ!
つか、見分けは作んだよな。
ややいびつなおにぎりはすべてミュウワが作ったもの。
形が整ってるのは俺のだ。
「ミュウワちゃんのおにぎりの方が、元気が出るような気がする」
「あぁ。あのどでかい敵も一撃で斃せそうなくらいにな!」
パブロフの犬かプラシーボ効果か?
それとも実際にそうなのか?
食ったお前らの評価がこれほど怪しいと思ったことないぞ。
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