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やっぱり付き合いの長い奴には負けるわ
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翌月の月命日も、これまでと変わらず執り行われた。
検診を受けた結果、腫瘍が見つかったとか。
「初期で小さかったってこともあったし、内視鏡で取ってそれで終わり。先月の命日やらなかったらどうなってたか分からなかったのよね。みんなのおかげ」
お勤めを始める前の挨拶で、美香の母親はそんな報告をしてくれた。
それはなにより。
菩提寺としても、一安心。
つか、それって実の娘のおかげなんだよな。
(美香さん。親孝行どころか、お母さんの命を救った命の恩人になっちゃったよ?)
(ホント? すごくうれしい。けど……)
口ではうれしいと言いつつも、表情はぱっとしない。
(まだ、元気が戻ってない気がする……)
(それは……しょうがないんじゃないか?)
(どうして?)
美香は子供の頃に戻ってきつつある。
ただ幽霊の姿が子供の体型になっているだけじゃなく、俺の名前を言えなくなったということはその頃の美香に戻ってきているわけだから、美香の周囲の状況を当時と今を比べなきゃ、今の美香の心境を理解することはできない。
つまり、十年以上昔の頃と比べれば、そりゃあ人は年老いているし、建物は老朽化に向かって進んでいる。
十年以上前の母親と今の母親を比べて、昔と比べて元気がないって言うのは、そりゃ酷というものだ。
(今五十代か? 昔は三十代……いや、二十代か。ひょっとしたら、年齢が倍になってるかもしれない。そんな若い頃の体力が、今もそのまま維持できるなんてあるわけがない。プロスポーツ選手見てみな? 五十代なんて、まず珍しい。ま、高望みするなってとこだな)
(そっかぁ……)
つまんなそうな顔しても困る。
だが、見慣れた顔よりもやや幼い美香の顔は何となく新鮮に感じる。
が、今はまだお勤めの最中。
まぁお経を間違ってお唱えしない限りは問題なし。
※※※※※ ※※※※※
(でも、やっぱり元気がないのは気になるの)
「年のせいなんだから、それはそれで受け止めなきゃ」
「そうね。早期発見なんてすごくラッキーなんじゃない? 先月の様子からしたら、自覚症状なかったっぽかったんだから、あんな風ににこやかな顔見るだけでもありがたいわよね」
美香だけと会話をしてると、池田はその話を聞くことができない。
声を出して返事することで、池田は何となく察してくれる。
もちろん美香はその言葉を聞くことはできないが……。
「ん? どうしたの? 美香……」
玄関先での見送りの場。
例によって、俺たち二人に遅れて、壁からすり抜けて見送りに来た美香。
今までとは違う行動をとった。
「ふむ、まぁ、いいんじゃない?」
美香は池田の隣に来て、服の裾をつまんだ。
もっとも池田には、服をつままれた感触、実感はない。
言葉も相通じなくなってしまった。
それでも、仲良しな事には変わらない。
物理的な効果がなかったとしても、母親に肩もみをするのもその通り。
会話のみが縁を近づける手段とは限らない、ということだ
美香のその動きを見て、池田がその手を掴もうとした。
もちろん幽霊相手に掴むことなんかできはしない。
言葉を交わせない。けど美香は、池田が何をしようとしたか分かったらしい。
その手を服から離し、差し伸べられた手を両手でつかむ。
もちろん美香も、池田の手を掴めない。
そして美香は池田に抱き着き、池田は美香を抱きしめた。
この世とあの世。
住む世界が分かたれても、思いは通じることもある。
このことを、二人にはいつまでも覚えていてもらいたい、と、そっち方面には素人ではあるが、そんな風に思わずにいられない。
タクシーの迎えが来るまで、俺も二人も、一度も声を出さなかった。
そりゃ、そんなことをしながら涙を流し始めた二人に、水を差すことなんかできるわけがない。
むしろ今までそんなスキンシップめいたことをしなかった方が不思議でならない。
※※※※※ ※※※※※
俺には接触することはまったくなかったが、美香は無邪気そうに笑ったり泣いたり、接触したりすることが多くなった。
そして、次第に小学生っぽくなってきた。
マジで若返り……というか……小児化してる。
そのスピードが次第に速くなってる感じがする。
美香のことを気にしながらも、誰にも日常の時間は過ぎて行く。
普段の仕事の中に、三島家の月命日と祥月命日を繰り返す中、美香の母親からその連絡は突然やってきた。
「え? 月命日のご供養を一旦中止?」
『ちょっと入院することになっちゃって。こないだの手術は成功したんだけど、その後でまた別のところに腫瘍が見つかったみたいで』
「となると、何か月も入院されるんですか?」
『今回も初期の段階らしいけど、その手術と、ついでに他のところ検査しようって先生が』
「すると、家には誰もいなくなるってことですよね」
『そうなんです。まぁすぐに退院すると思うんですけどね。それまでは毎月のをお休みしようと思いまして』
「それがいいと思います。いつまで……なんていう見通しは……」
『流石に今は分かりませんね。半年くらい休むと思いますが……あ、お盆の時はお兄ちゃんが帰ってくるので、それは例年通りお願いします』
美香はその間一人きりになるんだろうか?
入院する母親に付き添うんだろうか?
聞きたいところだが、いつも仏壇にいるとは思わない母親に、いきなりそんなことを聞けるわけがない。
会話しかできず、何の力にもなれない俺は、そこまで気に欠けなきゃならない立場だろうか、とも思う。
いずれ、あいつには報せとかなきゃならんだろう。
「……あー、池田か? 実はかくかくしかじか」
『え? それで、おばさんは大丈夫なの?』
「深刻そうな感じじゃなかったから、前回同様自覚症状はないみたいだな。それはそれとして、美香のことも気になるんだけど、俺じゃどうしようもない」
『じゃああたしが直接おばさんに連絡してみるよ。もし行けるなら、おばさんには伝えず、お家の様子を見に行くだけでも、何もしないよりましだと思うし』
会話はできない。
それでも……いや、こないだ、言葉を交わすだけがすべてじゃないって知った。
池田に任せよう。
しかしこの世は諸行無常。
自分も含め、いつ終わると知れぬ人の命。
俺は常にそんなことも思っている。
けど、現実を目の当たりにするのとは心の衝撃は全然違うことを思い知らされた。
検診を受けた結果、腫瘍が見つかったとか。
「初期で小さかったってこともあったし、内視鏡で取ってそれで終わり。先月の命日やらなかったらどうなってたか分からなかったのよね。みんなのおかげ」
お勤めを始める前の挨拶で、美香の母親はそんな報告をしてくれた。
それはなにより。
菩提寺としても、一安心。
つか、それって実の娘のおかげなんだよな。
(美香さん。親孝行どころか、お母さんの命を救った命の恩人になっちゃったよ?)
(ホント? すごくうれしい。けど……)
口ではうれしいと言いつつも、表情はぱっとしない。
(まだ、元気が戻ってない気がする……)
(それは……しょうがないんじゃないか?)
(どうして?)
美香は子供の頃に戻ってきつつある。
ただ幽霊の姿が子供の体型になっているだけじゃなく、俺の名前を言えなくなったということはその頃の美香に戻ってきているわけだから、美香の周囲の状況を当時と今を比べなきゃ、今の美香の心境を理解することはできない。
つまり、十年以上昔の頃と比べれば、そりゃあ人は年老いているし、建物は老朽化に向かって進んでいる。
十年以上前の母親と今の母親を比べて、昔と比べて元気がないって言うのは、そりゃ酷というものだ。
(今五十代か? 昔は三十代……いや、二十代か。ひょっとしたら、年齢が倍になってるかもしれない。そんな若い頃の体力が、今もそのまま維持できるなんてあるわけがない。プロスポーツ選手見てみな? 五十代なんて、まず珍しい。ま、高望みするなってとこだな)
(そっかぁ……)
つまんなそうな顔しても困る。
だが、見慣れた顔よりもやや幼い美香の顔は何となく新鮮に感じる。
が、今はまだお勤めの最中。
まぁお経を間違ってお唱えしない限りは問題なし。
※※※※※ ※※※※※
(でも、やっぱり元気がないのは気になるの)
「年のせいなんだから、それはそれで受け止めなきゃ」
「そうね。早期発見なんてすごくラッキーなんじゃない? 先月の様子からしたら、自覚症状なかったっぽかったんだから、あんな風ににこやかな顔見るだけでもありがたいわよね」
美香だけと会話をしてると、池田はその話を聞くことができない。
声を出して返事することで、池田は何となく察してくれる。
もちろん美香はその言葉を聞くことはできないが……。
「ん? どうしたの? 美香……」
玄関先での見送りの場。
例によって、俺たち二人に遅れて、壁からすり抜けて見送りに来た美香。
今までとは違う行動をとった。
「ふむ、まぁ、いいんじゃない?」
美香は池田の隣に来て、服の裾をつまんだ。
もっとも池田には、服をつままれた感触、実感はない。
言葉も相通じなくなってしまった。
それでも、仲良しな事には変わらない。
物理的な効果がなかったとしても、母親に肩もみをするのもその通り。
会話のみが縁を近づける手段とは限らない、ということだ
美香のその動きを見て、池田がその手を掴もうとした。
もちろん幽霊相手に掴むことなんかできはしない。
言葉を交わせない。けど美香は、池田が何をしようとしたか分かったらしい。
その手を服から離し、差し伸べられた手を両手でつかむ。
もちろん美香も、池田の手を掴めない。
そして美香は池田に抱き着き、池田は美香を抱きしめた。
この世とあの世。
住む世界が分かたれても、思いは通じることもある。
このことを、二人にはいつまでも覚えていてもらいたい、と、そっち方面には素人ではあるが、そんな風に思わずにいられない。
タクシーの迎えが来るまで、俺も二人も、一度も声を出さなかった。
そりゃ、そんなことをしながら涙を流し始めた二人に、水を差すことなんかできるわけがない。
むしろ今までそんなスキンシップめいたことをしなかった方が不思議でならない。
※※※※※ ※※※※※
俺には接触することはまったくなかったが、美香は無邪気そうに笑ったり泣いたり、接触したりすることが多くなった。
そして、次第に小学生っぽくなってきた。
マジで若返り……というか……小児化してる。
そのスピードが次第に速くなってる感じがする。
美香のことを気にしながらも、誰にも日常の時間は過ぎて行く。
普段の仕事の中に、三島家の月命日と祥月命日を繰り返す中、美香の母親からその連絡は突然やってきた。
「え? 月命日のご供養を一旦中止?」
『ちょっと入院することになっちゃって。こないだの手術は成功したんだけど、その後でまた別のところに腫瘍が見つかったみたいで』
「となると、何か月も入院されるんですか?」
『今回も初期の段階らしいけど、その手術と、ついでに他のところ検査しようって先生が』
「すると、家には誰もいなくなるってことですよね」
『そうなんです。まぁすぐに退院すると思うんですけどね。それまでは毎月のをお休みしようと思いまして』
「それがいいと思います。いつまで……なんていう見通しは……」
『流石に今は分かりませんね。半年くらい休むと思いますが……あ、お盆の時はお兄ちゃんが帰ってくるので、それは例年通りお願いします』
美香はその間一人きりになるんだろうか?
入院する母親に付き添うんだろうか?
聞きたいところだが、いつも仏壇にいるとは思わない母親に、いきなりそんなことを聞けるわけがない。
会話しかできず、何の力にもなれない俺は、そこまで気に欠けなきゃならない立場だろうか、とも思う。
いずれ、あいつには報せとかなきゃならんだろう。
「……あー、池田か? 実はかくかくしかじか」
『え? それで、おばさんは大丈夫なの?』
「深刻そうな感じじゃなかったから、前回同様自覚症状はないみたいだな。それはそれとして、美香のことも気になるんだけど、俺じゃどうしようもない」
『じゃああたしが直接おばさんに連絡してみるよ。もし行けるなら、おばさんには伝えず、お家の様子を見に行くだけでも、何もしないよりましだと思うし』
会話はできない。
それでも……いや、こないだ、言葉を交わすだけがすべてじゃないって知った。
池田に任せよう。
しかしこの世は諸行無常。
自分も含め、いつ終わると知れぬ人の命。
俺は常にそんなことも思っている。
けど、現実を目の当たりにするのとは心の衝撃は全然違うことを思い知らされた。
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