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夏休みの過ごし方2【蓮也】
しおりを挟むアイスを頬張る有希くんが、食べ終わるのを待つ。
「蓮也先輩って食べるの早いですよね。」
「あー、俺大食いだし。無駄にでかいし。それでかな。」
「先輩、大きくてかっこいいです。」
「有希くんは小さくて可愛い。」
「それ、褒めてますか…?あんまり嬉しくない…。」
ちょっと拗ねても有希くんは可愛い。
「ごめん、褒めてるんだよ。本当に可愛いから。」
お詫びのつもりで、小さな体を抱きしめる。
「これから大きくなります…。」
「うんうん。きっとなるよ。俺も高2の時に結構身長伸びたし。」
慰めるものの、まだちょっと拗ねている有希くんにキスしてみる。それに応える様にキスを返してくれる。
少し前まで、ぎこちなくキスを受けるだけの有希くんだったが、最近はキスを返してくれる様になった。
「ちょっとだけ、しよ?」
「昨日もしたのに?」
そう。2人きりだと耐えられなくて、殆ど毎日、体を重ねていた。
もちろん、有希くんがキツそうな時はしていない。
「昨日は昨日。今日は今日。」
「もー。」
「したくない?」
わざと、断りずらい様な尋ね方をした。
我ながら意地悪だと思う。
有希くんが戸惑うのが伝わる。
たぶん、まだ恥ずかしいのだ。
「したい…。」
小さい声で呟く。
「うん、しよ。おいで。」
引き寄せて、抱き寄せて、膝の上に乗せる。
もう、すっかりこの重さが体に馴染んだ。
触れるだけのキスだけじゃなくて、深く舌を絡める事の意味を知っているから、有希くんはキスをねだる。
どうしてこんなに、可愛いのだろう。
目を見つめたままで、キスを返す。
舌の柔らかい感触がクセになる。
クーラーが効いた室内なのに、体が中心から火照って、頭に血が上り血液が沸騰してしまいそう。
お互いどこが気持ちがいいのか、何が好きなのか、もう全て知っている。
いつの間にか、心も身体も深く繋がるっていた。
「脱いで。はい、ばんざーい。」
素直に、ばんざいして服を脱がされるのを待つ姿が子供みたいで可愛い。
白い肌に残った傷跡が最近、薄くなっている気がする。
自分も着ていたTシャツを脱いで、生の肌と肌で抱き合う。
密着した人肌が心地よい。
背中に手を回すと、まだ、傷跡はたくさん残っているものの、だいぶ肌が綺麗になったと思う。
「背中の傷とカサカサしてたの、治ってきたね。」
「先輩が毎日クリーム塗ってくれるから。」
「有希くんが頑張って治したんだよ。えらい、えらい。」
抱きしめる後頭部を撫でると猫みたいに額を擦り付けてくる。
キスしながら、お互いの体を撫でる。
有希くんの乳首にさりげなく手を回して撫でると、体がビクビク反応して、息を荒げた。
だんだんとキスが深くなると、今度はお互い下半身も剥き出しにした。
もう、ここまでくると我慢できない。
ローションを下半身につけて、有希くんの竿を触ると、有希くんも俺の竿を握ってきた。
お互い勢いをつけて扱き合う。
「も、いきそ…。」
「いいよ、逝って。」
有希くんの言葉に呼応して、手の動きを早めた。
有希くんが、射精したのを見て、自分も果てた。
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