隠し事にしようよ

本野汐梨 Honno Siori

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続き5 [蓮也]

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 汗をかいたままで、有希くんの隣に寝そべる。
 ちょっとだけ休憩したい。
 有希くんも目が虚で、疲れているみたいだ。


 俺も汗かいたけど、有希くんも珍しく汗をかいているみたい。
 首筋に伝う汗が、なんともエロティックで堪らない。

(喉仏…。)

 少しだけ喉に突き出した喉仏。
 呼吸の度に上下している。

「き、気持ちよかった、です…。」

「ほんと?それならよかった。」

 会話が途切れる代わりにお互い顔を向け合ってキスをする。

 最初は唇が触れるくらいのキス。
 そして、少しずつ深くなる。

 ペロリと唇を舐め上げると、有希くんの体がピクリと波打つ。

(まだ感じちゃうんだ。)

 その姿がまた、エロすぎる。

「あのさ、もう一回、してもいい?すぐ終わらせるからさ…。」

「も、もう一回!?」

「うん、ちょっとだけ…。」

 どうやら困らせてしまったみたいだ。
 でも、もう、我慢できない。
 これが、男子高校生の性欲…。

「うん、ちょっとなら。僕もしたいです。」

「ありがとう。ローション使うから、痛く無い様にするからね。」


 疲れたけど、もう一回だけやりたい。
 だって、好きな人がこんなに近くにいる。

 我慢なんてできない。

 枕の横から、コンドームをもう一つ取り出して、付け直す。
 まだ、果ててから数分しか経ってないのに、もう硬さを取り戻している。コンドームがすんなり入ってしまった。

「後ろ向いて。」

 そう言いながら、こちらに背を向けた形で、有希くんを横向きに寝かせた。

 有希くんの背中。
 傷だらけで痛々しい。

 これまでの人生、たくさんたくさん、頑張って来たんだろうな。

 ローションで、自分の竿を濡らす。
 それから、有希くんの事も。
 指はもうあっさり入る。
 まだほぐれているみたい。
 指で、穴の中を刺激する。

「それ、ダメ///、あっ、あっ…。」

 気持ちよさそうに喘ぐ姿が可愛らしい。
 逝きそうになる寸前で止める。

「あ、や、、やめちゃうの…。」

 惜しそうな瞳でこちらを振り向く。

「指では逝かせないよ。」


 背中から抱きしめる。
 バックハグ。

 コンドームを付けた竿を、有希くんのお尻の割れ目に押しつける。
 ローションをつけているからまた、抵抗なく入っていった。

「入ってるだけで、凄く気持ちいい。」

「俺もだよ。」

 さっきとは違う角度で入っているから、また違った気持ちよさがある。
 それに、有希くんは足を閉じた格好だから、自然と肛門も閉められて、さっきより圧迫感がある。

 ゆっくりゆっくり動いてみる。

 じゅぽ、じゅぽ、じゅぽ、じゅぽ

「痛く無い?」

「うん、痛く無いです。」

 片手で有希くんの竿を握って、しごくと、有希くんの嬌声が大きくなり、部屋に響く。

「あっ///」

 まだちょっとだけ手を上下させただけなのに、俺の手の中で有希くんは果てた。

「俺も、もう逝きそう…」

 ゆっくり、そう言いつつあっさり自分も果ててしまった。
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