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本当にいいの?[有希]
しおりを挟む「逝くっ!逝っちゃう。あっ…!!」
全身に力が入る。
体がビクッ、ビクッ、ビクッと何度も波打つ。
蓮也先輩の手の中で僕は射精してしまった。
蓮也先輩は、すぐに僕が吐き出した液体を僕の臀部の中心に擦り付けた。
(本当に最後までしてくれるんだ。)
射精の余韻で頭がボーッとしている僕は、蓮也先輩の胸に顔を埋めて、抱きついたまま、蓮也先輩の指を臀部の中心に導くために少しだけお尻を持ち上げた。
「この角度、可愛すぎるよ。」
僕を見下ろしながら先輩は言う。
「本当に挿れるつもりだけど、大丈夫?」
「蓮也先輩がいいなら…。」
「もちろん、俺は挿れたいよ?有希くんはどう思ってるのか聞かせて?」
僕のアナルの周辺をほぐす様に撫でながら蓮也先輩は尋ねてくる。
「挿れて欲しいです。蓮也先輩を気持ちよくしたい。」
「じゃあ、俺は有希くんを気持ちよくしたい、かな。」
「挿れてくれると気持ちいいです。」
急に先輩の指が中に入ってきた。
「挿れてくれると、って、挿れてもらって感じたことがあるってこと?」
僕は黙っていた。
蓮也先輩は、僕が処女じゃない理由を知っているから。
「有希くんのお父さんに嫉妬しちゃうよ。俺。なんかイライラしちゃう。」
そう言いながらも蓮也先輩の指は奥に入ってくる。
指が上下に抜き差しされる。
感じる箇所を探しているんだろう。
気持ちいい箇所に触れられると、ギュッと力が入って穴が閉まるのが自分でもわかった。
「ここがいいんだね?」
「ん…。そこが、きもちいです…。あっ!!」
先輩の指が2本に増やされて、感じる箇所をグイグイ責められる。
「あぁっっ!だめ…。いっちゃう…。」
蓮也先輩にしがみついて必死に快感に耐える。
「有希くん。逝くところ、みせて?」
「せんぱい、だめっ。ほんとにいっちゃいますっっ!」
「いいよ。逝って、ほら。気持ちがいいんでしょ?ここ。」
誰も触れていない僕のペニスが硬くなる。
「気持ちいいんだね。」
「うん、気持ちいいです…。」
「硬くなってるよ。」
蓮也先輩も僕のペニスが触れてもいないのに硬くなっていることに気づいたらしい。
「逝くっ…!」
さっき逝ったばかりなのに、いや、さっき逝ったばかりだから、僕はすぐにまた逝ってしまった。
先輩にも僕の精液がかかってしまった。
先輩はそんなことを気にせずに、また精液を掬って、僕の臀部の中心に擦り付ける。
蓮也先輩が座る角度を変える。
僕の精液を潤滑剤にして、僕のアナルにペニスを押し付ける。
(入ってくるっ!!)
いつもの挿入の痛みを思い出して、少しだけ力が入ってしまう。
「大丈夫だよ。優しくするよ。」
「うん…。わかってます…。」
蓮也先輩が僕に乱暴をしないとわかっているのに、力が抜けない。
「大丈夫、大丈夫。」
そう言って、蓮也先輩は僕の頬にキスをしてくれた。
「力抜いて。痛くしないから。」
僕も優しい先輩の声に応えるべく、ふーっ、ふーっと息を吐きながら力を抜くことに努める。
「いい子だね。ゆっくり挿れるから、痛かったら言ってね。すぐ止めるからね。」
僕を安心されるために、蓮也先輩は優しい声かけを続けてくれる。
ゆっくりと蓮也先輩のペニスが僕の中に入ってくる。
ちょっとずつ、ちょっとずつ…。
蓮也先輩は、押し込むことなく、少しずつ挿入してくれている。
(全然痛くない…。)
最初にほぐしてくれたから全然痛みを感じなかった。
こんなこと、初めてだった。
いつもあんなに痛いのに。
「蓮也先輩、僕、痛くない…。」
「本当に?無理してない?」
「うん、気持ちいい。」
気づけば、蓮也先輩のペニスが全部中に入っていた。
「蓮也先輩、大好き。」
僕は蓮也先輩の顔を見上げて言うと、蓮也先輩が微笑んでいた。
「俺もね。大好き。」
そう言って、見上げ僕の顔を見つめながら唇にキスをしてくれた。
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