悪役令嬢シルベチカの献身

 この物語は、気が付かなかった王太子と、ただひたすらに献身を捧げた公爵令嬢の物語。


 王太子、ユリウス・アラウンド・ランフォールドは1年前、下級貴族の子爵令嬢に非道な行いをしたとして、悪役令嬢シルベチカ・ミオソティス・マスティアートに婚約破棄を言い渡し、国外追放の刑を受けた彼女を見送った。

 1年後、新たな婚約者となった子爵令嬢の不調をきっかけに、王太子は真実を知る。


 何も気が付かなかった王太子が
 誰が被害者で、
 誰が加害者で、
 誰が犠牲者だったのかを知る話。


 悲恋でメリバで切なくてしんどいだけ。
 “誰も悪くない”からこそ“誰も救われない”
 たったひとつ、決められた希望を求めた結果、救いがない物語。

 かなり人を選ぶ話なので、色々と許せる方向け。

*なろう、pixivに掲載していたものを再掲載しています。
 既に完結済みの作品です。

*10の編成からなる群像劇です。
 1日に1視点公開予定です。
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