潜入捜査でマフィアのドンの愛人になったのに、正体バレて溺愛監禁された話

あかさたな!

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目が覚めた部屋はコンクリートが打ちぱなしで、暖かさが全く感じられない作りだった。

俺の座っている椅子の周りをルカはくるくると歩き回る。

「ああ、僕悲しいな。まさかユウジに裏切られるなんて…」

そうわざとらしく、問い詰めてくるルカはどこか楽しそうに見えた。

まるで最初から全てわかっていたかのように。


「…悪かった。そんなつもりはなかったんだ…」

「ふーん。じゃあどんな気持ちで僕に体を許していたのさ」

「…っ」

ルカは俺の耳から鎖骨をなぞりながら、
少し寂しそうな目をする。
そんな情緒を思い出させる動きに無意識に体がビクッと反応して、
ぞわぞわと快感を拾う。

「好きも、愛してるも、全部嘘だったの?」

「んンッ…やめっ」

「ユウジ耳弱いもんね、ごめんね」

主導権は自分にあるとばかりに、ルカはまたクスクスと僕を揶揄う。

「僕なしでもう満足できない体になったのに、これからどうするつもりだったの」

「…はぁあっ…」

彼の指はそのまま胸の先の敏感なところをなぞって、
もう固くなり始めたそこを弾いて弄ぶ。

「そんな涙目で睨まれても、誘ってるようにしか見えないよユウジ」

「…ッ…」

少し強めにギュッとそこをつねられて、
そのまま指を少し擦るように動かされるのが堪らなくなって、唇を噛み締めて耐えた。

「ほら、我慢してると苦しいよ。
いつもみたいに声聞かせて」

もう片方の手で唇を破り開かれて、彼の指で邪魔される。

「んはっ…んあぁあっ…」

堪らない、数週間ぶりに彼からもたらされる刺激に体は正直に堕ち始めていた。

でも僅かな理性がまた彼の腕に落ちるのを阻む。

彼の指が舌を愛撫し、口内もいたぶられる。

「まあ、僕は今から少し片付けないといけない仕事があるから、ユウジはまだお預けかな」

「…んんんっ…は…んあ」

やっとこの生殺し状態から解放されると期待していたのに

「じゃあ、僕が帰ってくるまでこの子たちにお仕置きしてもらおうね」

そう言って、彼はいくつかのいわゆる大人のオモチャを取り出した。

「…っ⁉︎やっ」

「だーめ、おしおきだからユウジに拒否権はないんだよ」

一度だけ、彼を怒らせてしまった時にされたお仕置きを思い出した。
おもちゃで放置されて、一晩中温もりのない機械的な快楽で狂いそうだった。


「ゃあ…それだけはっ…ルカ…」

「ユウジは悪い子だから、今日は聞いてあげないよ」

ガチャガチャとベルトを外して、
膝まで脱がされる。

ルカは卵型の小さなおもちゃにたっぷりの潤滑剤を纏わせ、
それを2週間ぶりの後孔の入り口に当てる。

ガチッとスイッチひとつで震え出したそれを、少しずつその中に埋めていく。

「ぁ…ルカッ、だめぇ」

「1人でしなかったの、すごくきついねここ」

小さいおもちゃと一緒にルカの指も入ってくる。

「あっ、そこやぁっ、ぁああっ」

気持ちいいところで震えるその刺激はあまりにも強烈で、
逃げてるのかもっとと強請ってるのか腰が勝手に揺れる。

その強い刺激に体は半強制的に絶頂を迎えた。

「やっ、だめだめだぇええっ…」

少しだけ前から白いものも漏らしてしまったが、
触ってもらえなかったそこに中途半端な絶頂が余計辛く感じた。

「すごいユウジ、もう気持ち良くなっちゃったの」

「んあっ…はぁ…はぁ…」

気持ちよさの余韻の中、おもちゃの震えは止まり、ルカの指が抜かれていくのに安堵する。

「あ、これでお仕置き終わりじゃないからね」

ルカはにっこりとしながら、男性器を模倣した張り型を見せつける。

「…ゃ…あっ」

たっぷり纏わた潤滑剤のおかげで、痛みはなかったが、
無機質なそれはいつも受け入れているルカのものとはあまりに違うものに思えた。

「ちょっと小さいけど、僕のだと思って我慢してね」

ちなみにこれリモコンでどこでも動かせるからね、
と付け加えて
ルカはカチッと中に入ったままの小さいおもちゃのスイッチをいれ、
そして、見せつけるようにリモコンでカチッと張り型のスイッチも入れる。

「あ"ぁっ」

張り型は中を味わい尽くさんとばかりに、頭をくるくると回転させて擦る。
それが時々小さいおもちゃと重なって、
理性が焼き切れそうな快感の波が訪れる。

「じゃあ、また後でね」

再びアイマスクをつけられて、
コンコンとルカの足音が遠のく音がした。

「ゃあっ、ルカっ、いかないでぇ」

暗闇の中、1人取り残される寂しさに勝手に口走る。

彼が部屋からいなくなった後、
張り型の動きが急に早まり、
そのあまりの刺激にまたあっけなく、
2回目の絶頂を迎えた。

そしてまるで見えてるように、
時々弱めたられたり、強められたりして、
ルカの気まぐれに翻弄される。

「や、あ、ルカっ、ルカぁ」








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