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結末は…
しおりを挟む気づいた時にはもう遅かった。
鈍い頭が目を覚まし、
瞳を覆っていた目隠しが外されると、
目の前は逆光で薄暗い表情の中でも、
獲物をとらえた虎のような瞳だけが異様に輝いてる、
あの人に覗き込まれていた。
「ユウジ、僕を欺けるとでも思ってたのか」
「…っ」
顎を掴まれ、瞳の奥まで覗き込まれる。
正直今回はどこか油断していたのかも知れない。
彼を年下だからと、甘くみてしまっていたのも否めない。
白のスーツとハットを纏っている彼は、
実年齢以上の気迫がある。
彼・ルカは最年少でマフィアのドンになった。
俺を右腕として信頼し、順当に成り上がった。
「もう互いに偽るのはやめにしよう」
「…ルカ」
じわじわとまた距離を詰められる。
カチャリ
少したじろいだだけで、手足を縛る鎖がなる。
「ユウジ、もう逃さないよ」
◁◁◁◁◁◁
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