37 / 38
◯11月_文化祭3※【下着なし/メイド服/鏡】
しおりを挟む「湊さんは見られると感じてしまう、変態さんなんですか」
バレていないと思っていた、生理現象を指摘され、恥ずかしさに体温がさらに上がるのを感じた。
「ちが…ッ」
否定しようとしたら、少しずつスカートを焦らすようにたくしあげられるのが、鏡越しにされている自分が見えてしまって、
トロッとその先から何かが溢れたのを感じたが、体が今の恥ずかしい状況といつもされる辱めを混同しているようだった。
ゆっくりたくし上げられた後、そこから引く糸が見えて、その下に隠れていたものも見えてしまって、居た堪れなくなった。
「すごいですね」
そう言う海斗の顔はいつもつけてる後輩の仮面がもうなくて、ニヤニヤと人をいたぶるような、意地悪な男の子の顔をしていた。
「…もう、終わったから、俺着替えるっ」
別に何も触られてないし、スカートをたくし上げられてるだけなのに、
体の熱が勝手に高まり始めていた。
自分だけこんな目にあってるのに、その原因は涼しい顔でこの状況を楽しんでいる。
スカートから手が離れ、それはひらりと重力のまま戻っていくことに安心した。
「…なんっ!?」
そのまま解放されると安堵しているところ、
そのまますこし後ろに腰を引かれ、体勢を崩して姿見を支えにしながら、お尻を彼に突き出してるみたいな体勢になった。
「やっぱり少し丈が短いですね」
そのままわずかに残った布を持ち上げ、抵抗する前に、柔らかくて、ぬるぬるしたものが敏感なところを這った。
目の前の鏡には、垂れたスカートのせいで、彼に何をされてるかも見えないし、
後ろを振り向いて確認したら、頭の位置から察すると、あろうことか、舐められているのだ。
「やめっ」
抵抗して逃げようにも、どうも離す気がないようで、バランスを崩したままの体勢では彼に勝てそうになかった。
時々熱い彼の息がそこにかかり、柔らかい舌はゆっくり解す様に、優しく嬲る。
だんだん思考が快感に染まって、息がさっきより上がり始めた。
指で優しくその入り口を解かされ、
中の気持ちよくなっちゃうところに触れる頃には腰はもう立たなくなっていて、四つん這いみたいな体勢になっていた。
「はぁっ…ゃ…んっ…」
「僕のものでしたら、もっと奥まで気持ちよくさせられると思うのですが、湊さんどうしますか」
程よく熱を焦らされた体は、指では届かないもっと奥の快楽を知ってしまっているせいで、
教え込まれた返事を返してしまう。
「奥に…かいとの…っ…ほしぃ」
「…お望みのままに」
膝立ちに上半身を持ち上げられ、
揺らいでいる体は、簡単に彼に背を預けた。
少しずつ中を満たすように、彼の熱が入ってきた。
「はぁっ、ぁ、ふぅ、」
重力逆らえなくて、腰が勝手に落ちて、自分から彼を迎えてるみたいな形になっても、
海斗はむしろ嬉しそうに
「待てなかったんですか、かわいい」
と軽い口づけを耳元に落とした。
最初はゆっくり馴染ませるように、下から突き上げられていたが、
だんだん海斗も堪えきれなくなったのか、
そのペースは激しく絶頂を導くものへと変わっていった。
「ふっ、はっ、ふぁ、はぁ」
目の前の鏡のせいで、ここが学校であると感じてしまって、
声を抑えなきゃと言う理性が働く。
それなのに、1番たまらない奥も中も気持ちよくされていて、思考は快感に染まりきっていた。
「…あッ、もう…っ」
最高に高められ続けた体から、やっと解放された感覚が全身を包んで、
その締め付けにつられるように、彼も限界を超えたことを感じてしまった。
0
お気に入りに追加
124
あなたにおすすめの小説

成り行き番の溺愛生活
アオ
BL
タイトルそのままです
成り行きで番になってしまったら溺愛生活が待っていたというありきたりな話です
始めて投稿するので変なところが多々あると思いますがそこは勘弁してください
オメガバースで独自の設定があるかもです
27歳×16歳のカップルです
この小説の世界では法律上大丈夫です オメガバの世界だからね
それでもよければ読んでくださるとうれしいです

【完結】ぎゅって抱っこして
かずえ
BL
幼児教育学科の短大に通う村瀬一太。訳あって普通の高校に通えなかったため、働いて貯めたお金で二年間だけでもと大学に入学してみたが、学費と生活費を稼ぎつつ学校に通うのは、考えていたよりも厳しい……。
でも、頼れる者は誰もいない。
自分で頑張らなきゃ。
本気なら何でもできるはず。
でも、ある日、金持ちの坊っちゃんと心の中で呼んでいた松島晃に苦手なピアノの課題で助けてもらってから、どうにも自分の心がコントロールできなくなって……。

上手に啼いて
紺色橙
BL
■聡は10歳の初めての発情期の際、大輝に噛まれ番となった。それ以来関係を継続しているが、愛ではなく都合と情で続いている現状はそろそろ終わりが見えていた。
■注意*独自オメガバース設定。■『それは愛か本能か』と同じ世界設定です。関係は一切なし。


花婿候補は冴えないαでした
いち
BL
バース性がわからないまま育った凪咲は、20歳の年に待ちに待った判定を受けた。会社を経営する父の一人息子として育てられるなか結果はΩ。 父親を困らせることになってしまう。このまま親に従って、政略結婚を進めて行こうとするが、それでいいのかと自分の今後を考え始める。そして、偶然同じ部署にいた25歳の秘書の孝景と出会った。
本番なしなのもたまにはと思って書いてみました!
※pixivに同様の作品を掲載しています
元ベータ後天性オメガ
桜 晴樹
BL
懲りずにオメガバースです。
ベータだった主人公がある日を境にオメガになってしまう。
主人公(受)
17歳男子高校生。黒髪平凡顔。身長170cm。
ベータからオメガに。後天性の性(バース)転換。
藤宮春樹(ふじみやはるき)
友人兼ライバル(攻)
金髪イケメン身長182cm
ベータを偽っているアルファ
名前決まりました(1月26日)
決まるまではナナシくん‥。
大上礼央(おおかみれお)
名前の由来、狼とライオン(レオ)から‥
⭐︎コメント受付中
前作の"番なんて要らない"は、編集作業につき、更新停滞中です。
宜しければ其方も読んで頂ければ喜びます。

孤独を癒して
星屑
BL
運命の番として出会った2人。
「運命」という言葉がピッタリの出会い方をした、
デロデロに甘やかしたいアルファと、守られるだけじゃないオメガの話。
*不定期更新。
*感想などいただけると励みになります。
*完結は絶対させます!
執着攻めと平凡受けの短編集
松本いさ
BL
執着攻めが平凡受けに執着し溺愛する、似たり寄ったりな話ばかり。
疲れたときに、さくっと読める安心安全のハッピーエンド設計です。
基本的に一話完結で、しばらくは毎週金曜の夜または土曜の朝に更新を予定しています(全20作)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる