Ωであることを隠してる先輩を無理やり番にしてしまう、いじめられっ子の話。

あかさたな!

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●8月_一夏のご褒美3※【耳責め/お風呂/目隠し】

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部屋に戻って、少し微睡みながら、お土産がわりに買ったお菓子たちを少しつまむことにした。

「テストで勝った方の願いをなんでも聞く話覚えてますか」

「ああ、覚えてるけど」

言質は獲った。

「せっかく部屋にもお風呂がありますし、よかったら一緒に入りませんか」

そう、今回僕がテストで勝ったご褒美の狙いはこれだった。
絶対湊さん渋りそうだから。

「え~…2人で入ると狭くなるし…先入って来ていいよ」

「僕のお願いでも、入ってくれないんですか」

「ゔ…わかったよ、変なことするなよ」

うーん。それは無理なお願いかもしれない。
湊さんはどんなことを僕に願いたかったのかも気になるが、今回勝ち取ったものは楽しみ尽くすことにしよう。



…………



「じゃあ、僕先に入ってるので、準備できたら来てくださいね」

湊さんは、浴衣を脱ぐのを躊躇しているようで、大浴場ではパッと脱いでパッと入っていたのに、
なんか僕を意識してくれてるのか、少し時間がかかりそうだったので、
先に中で待つことにした。

軽く体を流し、猫足バスタブより少しゆとりのある感じの細長いお風呂にゆったり浸かった。

熱すぎないほど良い温度感が、とても気持ちよかった。


しばらくしてやっと湊さんが入って来た。
体を流したあと、僕の対角線に座ろうとしたから、
有無を言わさず引き寄せて、僕の足の間に湊さんをおさめた。

そのままお腹に手を回して抱きついてると、しばらくはジタバタしていたが、
抜けれないことを悟ると、おとなしくなった。

「これがお前の願い?」

「そうですよ。今すごく幸せです!」

「ふーん」

少し赤い耳が目の前にあったから、悪戯心半分でそこに息を吹きかけた。


「ひッ 、 」

湊さんは身震いをして、また逃げようとした。
へー耳、弱いんだ。

「んーんっ、海斗やめっ、はっ」

ガッツリホールドされてるから、逃げられなくて、僕は好きなだけ湊さんの耳を堪能した。

耳たぶを食べたり、吸ったり、少し舐めたり、
それだけで湊さんは涙目で腰を抜かすほどダメダメになったらしい。

「はぁ…ぁ…ッ…んんんっ…ゃ」

「そろそろ上がりましょうか」

このままではのぼせてしまいそうなので、そろそろお風呂から上がることにした。

解放された湊さんは安堵の色を見せていたが、これはまだ前座に過ぎない。

結局腰が砕けちゃった湊さんは僕のお姫様抱っこに甘んじてくれた。素直で可愛い。


「海斗、その…恥ずかしいから、ヒートの時以外あんまりしたくないんだけど…」

「なるほど…なら目隠ししませんか。僕の姿が見えなければ、1人でしてると思ってもらっていいんで」

うーん、このまま放置しておくのも湊さんは辛いだろうし、
一方的に進めてしまうのは良くないな。近くにあったタオルを仰向けで寝ている湊さんの目元にかけた。名案だ。

少し頭を振れば、外れてしまうけれど、それはそれでいいなと思ってしまった。

そのまま首から肩、胸やお腹まで口づけを落として愛おしむ。
見えないせいか、そんな小さな刺激一つ一つにも湊さんは反応した。


美味しそうな、胸の果実をあえて、触れないように愛撫すると、そこはだんだん固く主張し始めた。

「ぁ……はぁ……っ……」

湊さんの息は浅くなり、でももどかしい感じで体を捩らせていた。

僕も別に意地悪がしたいわけじゃないから、そこを優しく口に含んで、飴玉を転がすように味わった。

「っ…ふっ……はっ……ぁんッ」

たまに甘噛みを堪えれないこともあったけど。

おへそを堪能していた手をそのまま太ももへと滑らせる。

それだけで、湊さんの象徴はピクンとして、トロッと涎をこぼした。
少し押しつぶすように胸の果実をいじめても、そこはまたトロッと涎が溢れた。

「ゔ………ぁ、っ……んやっ……ぁ…」

胸の果実から離れるのは名残惜しかったが、とろとろと涎をこぼしておねだりするそこには抗えなかった。

湊さんの足を割り開いて、いわゆるM字開脚にして、絶景を少し堪能してから、そこへの愛撫も始めた。

「ぁ…かいとぉ…それ、はずかしぃ」

脚を閉じて、湊さんは僕の髪を掴んでやめさせようとする。
でも快感のせいで力があまり入らなくて、それはただただおねだりされてるようにしか見えなかった。


最初は湊さんの象徴ばかりを味わっていたが、その下の方もだんだん濡れ始めたので、誘われるがまま、そこを舐めた。


「やっ、それッ、へんになるっ」

少しそこに舌を入れてみたり、指で湊さんの好きな浅いところも、少し深いところも触ってあげた。

でもまだ一回も前でイカせてないせいか、そこはさっきよりとろとろに湊さんのお腹を汚していた。


「あ、なめちゃ、いやッ」

蟻の門渡りと言われるところを舌で愛撫すると、湊さんはより体を捩って逃げ腰になった。そこは相当快感らしい。


「や、いっしょ、おかしくなるぅ」

そこを舐めながら、中の指を動かすと湊さんの体は弓なりに反ったり、戻ったりを繰り返していた。

「ンッ、もう、イキたいっ、ぁんっ」

「僕のを入れてほしいっておねだりしてくれたら、いかせてあげますよ」

ずっと焦らされてるのに、決定的なものを与えてもらえない体は簡単に湊さんの理性を溶かした。

7割くらいの快感をずっと与え続けて、湊さんを追い込んだ。

「はぁっ、あっ、かいとっ、かいとのでいきたいッ、んん」

「よくできました」

とろとろになった湊さんから指の代わりに、僕のものをあてがった。

そり返ってるところを少しだけ入れて、また出すを繰り返していたら、それだけでさっきより太さがあるものに満たされたそこは喜んでぎゅっぎゅっと絡みついてきた。

湊さんが僕の腰に脚を絡めて、
もっと入れてとねだるのに時間はかからなかった。

その頃には目隠しもどこかへ行ってしまって、涙目でイヤイヤと首を振る湊さんは最高だった。


そのままゆっくり、全部入れて、優しく奥をとんとんとしてたら、
堪えきれなくなった湊さんの体はビクビクッと全身で目一杯に果てていた。


「ッ、や、かいとっ、あん、かいとっ」

「湊さん、最高に可愛いですよ」

「んん、あッ、あッ、あッ」


その晩は、快感に忠実になった湊さんをたっぷり可愛がった。





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