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●6月_秘密の補修2※【水着なし/羞恥/屋外】

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二つのクラスが一斉に入ると狭く感じる更衣室も、2人だけの今はかなり広く感じる。

せっかく久しぶりの湊さんとの2人っきりだし、初めて先輩の水着姿を見れるし楽しみしかなかった。

「あ、これ一応一回も使ってないんで」

そう言って、僕が持ってきていた予備の水着を貸してあげた。
湊さんが僕の水泳の補習を受けることになったのは、
毎回水着を忘れている体で休んでいたから、もちろん今日も持ってるはずはなかった。

「あー。ありがとう」

「そういえば、プールに行ってからタイマースタートするんで、ここに長時間いてもダメですからね」

一応先生から預かった案件だから、そこはちゃんとするつもりだ。


「じゃあ、着替えてくるから絶対見るなよっ」

そのまま湊さんは真ん中のロッカーたちを挟んだ反対側に行って着替え始めた。

着替えるのも見るの楽しみだったけど、仕方ないと諦めて僕はまだ濡れている水着に着替えた。


「まだですか??」

後から着替え始めた僕が荷物を丁寧にまとめても、まだ湊さんがこっちにくることはなかった。

「…ねー、なんかゴムとかクリップとか持ってない??」

「持ってないですよ。なんでですか??」

痺れを切らして湊さんの方に行くと、彼はぶかぶかした水着を困ったように腰のところをつまみながらオロオロしていた。


どうやら少し大きすぎたようだ。
腰紐もないから、ウエストの余りがどうにもならないらしい。


うーん、これはしょうがない。そう仕方なくだ。

「うーん、誰もきませんし、何も着ないで泳ぎますか??」

「はっ??!?えっ、」

バッとゆるゆるなその水着を抵抗される前に脱がせた。

「ほら、もう時間無くなっちゃうんで行きますよ!」

少し強引に彼の手を引いてプールの方に行く。

帽子もゴーグルも貸してあげたけど、
それ以外は何も纏っていない。

そして、その格好のまま青空が眩しい屋上で準備体操をしている。

学校はそもそも山の上にあるし、ここのプールは1番高いところにあるから見られることは絶対にないんだけど。

小さい時はあるかもしれないけど、
流石に記憶が残り始めた頃からは、そんな無防備な格好で出歩くことはないと思う。湊さんはかなりソワソワしていた。


あまりにも準備運動に集中できていなかったから、
彼の背中を押したり、腕を引っ張ったりして補助した。

綺麗ですべすべしてる肌を堪能しつつも、真面目な体裁で補修を進めた。

僕に触れられるたびに、彼の固くなっている象徴がピクピクするのを観察するのも楽しかった。

この光景は一生記憶に刻んでおこう。

「さて、ではまず一本泳いでみてください。そのあと分解練習をしていこうと思うので…」

「ああ。」

ボソボソと返事して、やっと水に入れる安堵感で湊さんは下を向いたまま急いでプールに入った。

一応これで見えなくはなったからね。

すいーすいーと進む白い双峰を堪能した。

時々息継ぎで足をつきながらも湊さんはなんとか泳ぎ切った。


……


1時間半はあっという間に過ぎた。

最初は恥ずかしさも相まって実力を出せていなかった湊さんも、
最後の方は25メートルを足をつかずに泳げるようになって喜んでた。

「おー!すごい!!できた!!」

「すごいです湊さん。」

次背泳ぎ教えましょうかと提案したら、それは全力で拒否された。

まあ、背泳ぎの体勢は今の湊さんには耐え難いらしい。わかるけど、見れなくて少し残念。

仕方なく平泳ぎをちょこっと教えて、終わりのタイマーが鳴った。

「じゃあ戻りましょうか」

「ああ、先行っててくれないか」

「なんでですか?」

「それかタオルを持ってきてくれると助かるんだが…」

なるほど、しばらく水に守られていた下半身を恥ずかしがってるようだ。

「大丈夫ですよ、ほら僕前向いてみないようにしますんで。」

前を向いて、手だけ差し出すと、
港さんがプールから上がる音がして、
そのまま手を握ってついてきてくれた。

「あ、タイマー」

プールのドアに手をかけたとき、わざわざこのタイミングで忘れ物を思い出したふりをして、取りに行こうと自然に振り返ったら、
前を一生懸命握ってない方の手で隠してる湊さんが固まってた。

時間にして3秒ほど時が止まったようだった。

邪魔だなと思い、彼の手を取って、そのままドアにいわゆる壁ドンのような形で湊さんの両手を壁に押さえた。


「ぁ…ゃ…っ変態!!!?、」

「ずっと元気な湊さんに言われたくないんですけど」

「…っ////」

彼の欲を指摘すると、反論の音も返ってこなかった。

「もう大人なのに、こんな外でそんな格好、恥ずかしかったんですか」

そう訊ね、

「…ちがッ」

「それとも、興奮しちゃいました?」

そう耳元で聞くと、耳も性感帯な湊さんの体から少し抵抗の力が弱まった。

「やめッ…」

太ももに当たってる彼のものから蜜が溢れ、素直に答えてくれてる。

「大丈夫ですよ、僕も一緒です」

少し教え込むように、湊さんのお腹に僕のものを擦り付けるとだんだん湊さんの意思が揺らぎ出した。
あと一押しだ。


「後もしてあげましょうか」

そのまま唇を首、肩、鎖骨と落としていくと、
元々少し主張していた胸の果実が固くツーンとなっていた。

迷わずそこを食べてあげると、
湊さんは腰を震わせながら、そのまま力が抜けたようにだんだん足腰が立たなくなり始めた。

「んやッ、、そんに、あ、だめなのにっ」


快感で呂律が回らなくなって、
とろんと快感にとろけた顔が堪らなかった。

もう手を離しても抵抗する力は残ってないようだった。

湊さんの後ろの性感帯も確認すると、そこは準備万端とばかりにとろとろだった。

「すごいっ、一気に2本も食べられましたよ」

「…ぁ…んっ、、」

「もしかして1人でする時もこっちでしてます」

そんなもっとえっちな湊さんを知りたい期待と自分が近くにいるのに求められない嫉妬半々できいた。

「かいとぉ…ぁ…いじわるやぁ」

そうとろとろなかわいい湊さんには抗えなくて、

「わかりましたっ、体支えれます?」

くるっと湊さんを壁に向かせて、少しだけお尻を突き出させる。

「んんッ」

そのまま少しねちっこいくらいに、浅いところで慣らしたり、深くまで入れて短いストロークで優しく奥まで可愛がってあげた。

「ゃ、んアッ」

そんな甘ーい責めに、湊さんはとろとろにとろけてきた

「んんっ…そんなにだめぇ、、、」

決して強い刺激じゃないのに、ずっとそうされ続けると、
不思議と快感が蓄積されて、
湊さんは静かな絶頂を迎えた。

「…ッ 」

そのまま気にせず、続けるとだんだん、彼の締め付けに耐えられなくて、僕も果てた。











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