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部活後輩先輩@夜の部室って(年下視点)
しおりを挟む俺は一つ上の同じ部活のみゆき先輩と付き合っている。
付き合ったのは俺が入学した年のゴールデンウィーク頃。
あれから1年たち、そろそろ先輩達は引退してしまう。
みゆき先輩と奇跡的に付き合えたのは、まあ、先輩が結構推しに弱いところがあるからかもしれない。
そんな引退試合を数日後に控えたある日の話をしよう。
ーーーーーーーーーー
「お疲れ様です~」
「おつかれー」
部活終わり、閉門ギリギリに終わった練習の後
部室は帰宅ラッシュだった。
そういえば、今日の鍵当番はみゆき先輩だ。
ちょっといたずら心が出てきてしまいそうだ。
「あまたつかえらないの⁇」
「ごめん今日先帰ってー俺みゆき先輩待つわー」
「おう、わかった!また明日な~」
どうやら先輩は先生に捕まってしまったらしく、部室に来た頃には俺しか残っていなかった。
「おつかれさま~」
「あっ、先輩お疲れ様です!」
「みんなはやいねー」
「もう時間やばいんで笑」
「ほんとだ!急がないと」
ここの門番さんは閉門前に見回りに来る。めちゃ怖い人だから、みんな割と帰宅時間は守ってる。
パチっと電気を消し、内側から部室の鍵をかけた。
「えっ、待ってあまたつ」
月明かりは入ってくるけれど、部室は半地下だからちょっと薄暗い。
ゴンと座って着替えていた先輩を押し倒してみる。
逃げれないように両手を押さえて馬乗りになる。
「…!?あまたつ…ここでは流石に…」
「先輩、声出しちゃダメですよ」
そう言って先輩の好きな深めのキスをする。
そうすると先輩の目がとろんとしてきて、
そのあとの流れに抗えた試しがない。
「…んんっ…あたまつ~」
「先輩、しー」
そういうと慌てて先輩は唇を噛んだ。
そう、
電気を消して鍵をかけたとはいえ、
見回りの門番に見つかっては怒られるのは目に見えている。
ましてや、部室でこんなことをしているのに
「頑張ってくださいね、みゆき」
そう耳元で言うと先輩はくすぐったそうに震えた。
そのまま首を甘噛みしつつ、胸のキスマークを付け直しつつ
じんわりじんわりと先輩を追い詰める。
「…っ……」
先輩がものすごく肝心なところに触れてほしそうに、目で訴えてくるけどちょっと無視してみる。
どんなおねだりをしてくれるのかな~
「…っ……」
みゆき先輩は俺の手を掴んで自分の中心に導く。
気持ち良くなると声を我慢するのが辛くなるのに、まったく~
みゆき先輩のズボンを脱がして、
優しく、優しく舐めてあげる。
少し物足りなくらいに、じれったく。
…コン…コン…
と見回りに来た足音が近づいてくる。
先輩の体も少し緊張で硬くなった。
「…っ……」
あえて、おれは先輩のを口に咥えて、後ろに指を浅く入れた。
「…!??!っ…」
涙目になってきている先輩に睨まれるけど、全然怖くない。
「…っん……ふっ……んっ……」
足音が近づいてくるのに構わず、指をゆっくり出し入れする手も、先輩のを舐める口も決して弱めなかった。
先輩は必死に息を殺しながら、快感に落ちていた。
どうやら、門番は過ぎてしまったらしく、足音はもう聞こえなくなっていた。
その頃には先輩はもう全身ぐずぐずにとろけていた。
「みゆき、いれてほしい??」
そう耳元で聞くと
「…っ…」
先輩は必死にうなずいて訴えてきた。かわいいな~もう。
「いいですよ、前からでいいですか」
「……っ…」
期待に満ちた目で先輩から見つめられる。
やっぱ、先輩の色気はすごい!
「いれますね」
「…っん……」
「…っ…」
先輩の締まりがすごかった。
そんなにこのシチュに興奮したのかな。
このまま動いたら、流石に先輩の声が出てしまいそうなので、
キスしながらすることにした。
すごく近くで聞こえる先輩の漏れ出る声は破壊力抜群。
「…ん…っあま…たつ…」
そうキスの合間で必死に呼んでくる先輩という生き物はこの世で一番かわいいのかもしれない。
「…っん……」
「…っみゆき…せんぱいっ…」
「…っんん…だめっ…」
そう言って先輩は中だけで果ててしまった。
そして、先輩に釣られて、俺も果てた。
しばらく息を整えたあと、俺たちは帰宅の支度をして、
こっそり校庭へ向かった。
校庭には学校の外に出れる裏道があるからだ。
どうにか無事に学校を抜け出した俺たちは家路に着いた。
色気がダダ漏れの先輩を1人で電車に乗せるのは心配なので、流石に俺は家まで送って行くことにした。
「あまたつ、送ってくれてありがとね~
また明日~」
「はい、みゆき先輩また明日~」
いやー、見つからず帰れてよかった~
でも、
その夜は興奮し過ぎてしまい、
寝れずに遅刻してしまったのは
先輩には秘密にしとく。
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