溺愛前提のちょっといじわるなタイプの短編集

あかさたな!

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囚われのヒーローライバル同士で@見せるのも見られるのも嫌/攻め視点

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男前な実は片想い中なヒーロー×優しすぎるヒーロー


「キャーッ‼︎ブルーペガサスのエメラルド様だ!」

ヒーロー活動を始めてはや数年、俺もパトロール中に声をかけられるくらいには名をあげられている。


「キャーッ‼︎あっちにもレッドシャークのルビー様だ!」

そして俺と同じくらい名をあげているもう1人がルビーだ。
俺とあいつは実力もほぼ互角で、でも勝負を持ちかけてもあいつはいつも平和的な解決に持っていたり、ゲームでもわざと負けてくれたりする!

そんな負けず嫌いをくすぐられて、彼を研究してるうち彼に恋心を少し抱き始めたのは自分でも驚いている。


「「「きゃーーー!!!!」」」

今度の悲鳴は黄色い声援ではなく、助けを求めるところだ。

ちょうど裏道で3人の女子高生が悪の組織の漆黒のスーツに身を包んでいる5人組に囲われていた。


「「やめろ」」

俺と同時に到着したルビーとどうやら考えは同じらしい。

とりあえず俺は戦闘開始し、ルビーは女子高生達を避難させて大通りまで連れてあげてた。

「ハッ!」
飛び蹴りはしっかり決まり、見事に敵が倒れていく。

どうやらこいつらはまだ下っ端かもしれない。

最後の1人と対峙したとき、そいつは煙幕を焚いて視界をくらました。

そしてちょうど戻ってきたルビーが何かに気づき俺の方へ手を伸ばしたが、
後ろから三人の漆黒のスーツに羽交締めにされて、頭にかぶり物をされて視界を奪われ、車の中へ詰め込まれた。

「おい!はなせ!」

「エメラルド!?ちょっ…」


◆◆◆◆◆◆

そしてそのまま俺ら2人は敵アジトの拠点まで連れてこられたらしい。

頭のものを外されたとき、俺たちは天井の高い倉庫のような金属壁の真ん中に転がらされていた。

「お前達やるじゃないか。大物二つも釣ってこれるなんてな」

そう声がする方を見ると、
漆黒のスーツに蝶ネクタイとシルクハットを被った男がそこに立っていた。
悪の組織幹部のピーターだ。
なぜあんな大物が動いてるんだ。

「君たち最近よく活躍してるらしくてね、ちょっとボス直々に懲らしめてきてって命令があったからさ。ごめんね」

全く悪びれた様子もないのに、軽薄そうにそう言う。

「じゃあ、まずこのおもちゃをどっちかに入れるけど、どっちからいく??」

そう言い、彼の手には男性のものの形を模した蛍光ピンクなものを手に持っていた。

何使うか意味がわかってしまい、思わずルビーの方を見たが彼は何に使うかいまいち掴めていない表情をしていた。

「ほら、声出して相談してもいいぞ。醜く争え。どんなに泣き叫ぼうが、外に君達の声は届かない。さあ、早く決めたまえ。」

「エメラルド…」

どうしよう、と言いたそうな目でこちらを見てくるルビーに耳打ちをした。

「あれはな、体の中から性的な快感を促すものだ。つまり、彼らは俺らにそう言うことをさせたいらしい。」

意図を理解した途端、ポッと真っ赤になって目を逸らされた。

ルビーの乱れた姿はこんな男達には見せたくない。
俺のバージンを捧げるか。
いや、それをルビーに見られるのか。カッコ悪い。
なにか、なにか脱出する方法はないか。
戦闘に持ち込めれば逃げるくらいはできるのに、手足をきっちり縛られてて今は寝返りをするのが精一杯だ。

「あの…僕に入れて…でも入れるのはエメラルドがいい/////」

囚われの立場でとんでもない発言をしたルビーに一瞬空気が固まった。
そしてその空気はあの男に破られた。

「ハハハッ!その提案はなかなか傑作だな。よしわかった少し趣旨を変更しよう。きっとボスも喜んでくれるよ。」

そして俺たちは再び頭にかぶり物をされてどこかへ連れてかれた。


◆◆◆◆◆◆

首に何か重いものを取り付けられて、
俺たちの足は解かれた。

ガチャッと何か錠の音が二つ響いた。

そしてドアがロックされる音がしたあと、スピーカー越しにあの男の声が響く。

「互いに手の縛りと頭の目隠しも外せ」

そう命令され、音がする方へ手を伸ばすと柔らかい手に触れ、ビクッと、される。

「ルビー?ごめんびっくりした?」

「ううん、大丈夫。僕先に外してあげるね」

そう言って彼は俺の手を縛るロープを解いてくれた。

自由になった手で頭のかぶりものを取ると俺は言葉を失った。

「エメラルド…?」

「…ああ、ごめん外してやるから待ってろ。」
急いでルビーを縛るものを外してあげる。

「あー壁とかガラスは君たちの力でも壊せないくらい頑丈だし、内側にバリア貼ってるから逃げる事はまず考えないほうがいいね。バリアに触れたら電気流すからね」

そして首の辺りに静電気くらいのピリッとした痛みを感じた。

俺たちのいる部屋からは一面の壁だけ透明で外側から互いに見えるようになっている。

そこにはさっきの男と、部下達が座っていて、マイク越しに話しかけられる。

「お前達を許さない」

そう小さくつぶやいた俺の声もしっかり聴こてるようで

「おーこわいこわい」
とスピーカーから響いてきて俺のイライラをさらに募らせた。

「あ~そうそう、いい子にしてないとこの子達がどうなるかわかるよね」

そう言って、別室で囚われているように見える、先程助けたはずの女子高生達が椅子に縛られていた。

「今日のミッション2人でいい子にこなせたらこの子達は解放してあげるからね」

そうニンマリいわれ、今にも彼に殴りかかりそうな勢いの俺をルビーは俺の袖を掴んで制する。

「従おう。エメラルドになら僕どんなことをされても大丈夫だから。」

「よし、おまえらそのおもちゃで遊びながらいけるようになったら合格だ。さあはじめて」

そう促され、部屋に使えそうなものがないか探す。
真ん中にはベッドが置かれ、その近くに小さなテーブルの上にさっきのおもちゃやら、ローションやら、用途がわかりかねる変わり種のおもちゃまでズラーと並んでいた。

「エメラルドよろしくね」

「あー」

とりあえずベッドに彼を寝かせて、どうしようか試案した。
ルビーの肌なんてあんな奴らに1ミリも見せたくないし、
ましてや、これがもっとすごいところも見られちゃうのか。
てか、ルビーに触れること自体は願ってもない幸運ではあるが、本当ならもっとじっくり関係を深めた上で…

「おいとりあえず2人とも服を脱げ」

「おい!なんでそんな」

「イッ!」

どうやらルビーの首にだけ電気を流したらしい。
「ルビー!大丈夫か!」

彼のところまで飛びつき、無事を確認する。

「うん、平気だよ」

「あのやろ…」

「僕初めてだけどエメラルドなら本当に大丈夫…だから…お願い」

「悪かった。わかった…」

どうせするなら、彼に最高な思い出になれるように…

「キス、してもいいか」

「うん」

触れた唇は柔らかく、少し舌で割って入るとぬるっとしてるのに暖かくて気持ちいい。

「…ん…ふ…んっ…」

ルビーの舌を時々絡めて、吸って、吸わせて、
とても甘くて美味しかった。
ルビーから時々漏れる息も俺を興奮させる材料になる。

「…はぁ…」

口を離すと少しもの惜しそうに、こちらをトロンと見つめる彼と目が合ってしまう。

緊張してしまうと痛いらしいから、ルビーが緊張しないよう、
首にキスを落としながら、
太ももに触れて期待感を高めていく。

「あっ…はぁ…んん…だめぇ…」

そう言葉で抵抗はすれど、体は受け入れてくれいるようだ。
気持ちよさに弛緩して、でも快感を逃すようにシーツを握って縋る。

そのまま下がって、胸の先端を口に含むとより一層呼吸が乱れた。

「…そこ…だめかも…エメラルド…」

甘い声の合間に名前を呼ばれてしまうと、こんな状況でも少し嬉しく感じてしまう。

ルビーの足の間に手で少し温めたローションを垂らす。
そしてその指で少しずつそこを溶かす。

「んあ…なにこれ…エメ…んん」

少し抵抗しそうなルビーをキスで意識させるように少し強引に唇を奪う。

そのままキスをしながら、
少しずつ、少しずつ人差し指の第二関節まで入るようになると、出し入れをして慣れさせる。

「んん…はう…んっ…エメ…あぁ…」

腰の制御を失ったかのように、時々ビクッと痙攣する。

そしてやっと指一本を最後まで入れても慣れてきた頃に唇を離すと、
ルビーはすっかり蕩けていた。
目は涙で潤み、頬は蒸気して紅色に色づく。

「ルビー好き」

「僕も」

そう幸せそうににっこりした彼からチュッと軽い口づけをされる。

優しい彼のことだ。人質を守るために自己犠牲を厭わない。
それでも好きな人くらいは守りたい。
俺はルビーがここがどこか忘れてしまうくらい、気持ちよくさせてやろうと決意した。

「もう一本増やすね」

そう耳打ちし、またキスを再開する。

「ん…んぁ…ふぁ…んん…」

はじめは少し眉間に皺を寄せ、少し苦しそうだったルビー、もうすっかり忘れてた快感に染まっていた。

「ぁん…エメ…エメ…」

しっかり解きほぐすように、
痛くないように、
中をマッサージして広げていく。
時々ローションも、足して痛くならないようにより滑りをよくする。

「んあっあ…」

軽く1箇所を押したとき、腰が激しく震え、声をも抑えれないくらいの様子だった。
ここがもしかしたら…

そのままそこを重点的に、そして時々浅く出し入れを繰り返す。

その頃にはキスもできないくらい、呼吸も全身も乱れていた。

「んあ…だめ…エメ…それ…ぁあ…」

そして指をもう一本増やしても平気そうになってきた頃、スピーカーから声が響いた。

「やっぱり変更で。おもちゃじゃなくて、エメラルドのを入れて2人とも出したら合格とする。」

ルビーを見ると、もう耳に入ってないくらい、息を整えるのに必死そうだった。

俺の首にピリッとした警告程度の電流を流し続きを促す。

「ルビー、俺のを入れていいか」

「…うん…」

そう言って、ルビーは抱きついてきた。
覚悟を決め、ルビーの入り口に俺のものをあてがう。
指で慣らしたとはいえ、少しきつそうだった。
少しずつ押し進める。

「…っ…ルビー平気か」

「…んっ…ゆっくり…お願い…」

そしてキスで紛らわせらながら、ゆっくり一つになっていく。

「…ぁあ…はぁ…はぁ」

「ちゃんと入ったよ」

「…うん…」

「…動くよ」

ルビーの中はとても熱く、
離れようとするともっとと吸い付き、
入ろうとするとギュッと歓迎される。

「んっ…あっ…あっ…」

キスの合間から小さく漏れるルビーの声はとても可愛らしかった。

「……んあっ……」

そして俺は全てを忘れ、精を吐き出したルビーの締め付けに釣られて、達してしまった。

「…ルビー…っ…」



この事件を機にルビーとは結ばれ、あのあと人質は無傷で解放されたらしい…
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