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第十五話 新たな日常
しおりを挟むこの世界に来て、4ヶ月が経った。
朝日が私のことを起こした。
私は背伸びをしてから、ベッドから降りる。
カーテンを開けると、朝日が部屋の中に入り込んできた。
今日はいい天気みたいだ。
顔を洗い、庭に出る。
装衣と発した。
すると、重騎士の鎧が身を包んだ。
私はメイスと盾の動きを鍛錬した。
重騎士の鍛錬を終えると、次は重騎兵だ。
まぁ、重騎兵は剣の鍛錬しかしないけど。
剣の鍛錬を終えると、装衣を解除した。
第一次世界大戦の鎧は鍛錬出来ないからな。
それに、朝から銃声を鳴らしたら、衛兵が飛んでくるからな。
汗を水で濡れた布で拭いてから、家の中に入った。
そして、そのままキッチンに向かった。
キッチンではエノーアと純麗が、朝食を作っていた。
私が来たことにエノーアが気付き、嬉しそうな表情を浮かべた。
「あ、おはようございます、篠井さん」
「おはよう、正樹君」
「おはよう、エノーア、純麗」
朝の挨拶を終えたら、朝食作りを手伝った。
朝食が殆ど完成するぐらいに、サリーサがキッチンにやって来た。
「おはようございます、正樹さん、エノーアさん、純麗さん」
サリーサは少し眠そうにしている。
サリーサは朝弱いからな。
サリーサが顔を洗いに行っている間に、朝食を机に並べた。
サリーサが戻ってきたら、全員席に座り、朝食を食べ始めた。
朝食を食べ終えたら、片付けは3人に任せ、重騎士の装衣を装着した。
3人と別れ、冒険者ギルドに向かった。
そこで、討伐系の依頼をいくつか受けた。
昼の間は冒険者として、お金を稼いでいる。
自立するために。
ハッキリ言って、この世界から帰ることを諦めている。
それもクラスメイトの大半が。
なので自立するために、各々が動いている。
何人かは諦めておらず、旅を続行している。
ちなみに、3人は昼の間は殆ど家の中にいる。
エノーアの件があるからな。
エノーアは花を育てるのが好きなようなので、花の世話をしている。
サリーサは裁縫が昔からの趣味だったようで、裁縫をして過ごしている。
純麗は鍛錬をしたり、家の掃除などの家事をしている。
後は3人でお茶を飲みながら、女子会みたいのをしているみたいだ。
冒険者としては大体夕方まで働く。
家に帰る前に明日分の食材や足りなくなった日用品を購入する。
家に帰ると、3人が出迎えてくれる。
昔も使用人達に出迎えられていたが、こちらの方が温かい。
その後は夕食を食べ、順番に風呂に入り、寝る時間まで会話を交わす。
寝る時間になったら、おやすみと言い合い、自室に戻り、寝ている。
こんな感じで、日常を過ごしている。
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