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第二話 非戦闘員を守る重騎士

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 この世界に来てから、1ヶ月が経った。

 私は、今、王都の近くの森の中にいる。

 汚い声を発しながら、子供ぐらいの身長の醜悪な姿をした人型が、粗末な石ナイフを手に突撃してくる。

 よくファンタジー作品に出てくるゴブリンだ。

 その数、3。

 私はメイスを左上から右下に振り下ろし、先頭のゴブリンの頭をかち割った。
 
 頭をかち割られたゴブリンは、頭から血を出しながら、地面に倒れた。

 残った2匹のゴブリンは、倒れたゴブリンには、目をくれず、私に突撃を続けている。

 残った2匹のゴブリンは、同時に攻めてきた。

 まずは、右側のゴブリンの頭をメイスでかち割った。

 左側のゴブリンは左手の盾で、タックルして吹き飛ばした。

 吹き飛ばされたゴブリンは、地面に倒れ込んだ。

 地面に倒れ込んだゴブリンに近付き、メイスでトドメをさした。

 これで、今日の依頼は終わりだな。

 私は討伐の証拠となるゴブリンの耳を剥ぎ取り、森を後にした。

 戦闘系の装衣を手に入れたクラスメイト達は、帰る手段を探すため、旅に出てしまった。

 その旅は危険が伴うため、非戦闘系の装衣のクラスメイト達は、王城に残ることになった。

 クラスメイトの中で、守りと攻撃が出来る私が非戦闘系の装衣のクラスメイトを守ることになった。

 だから、私は冒険者をやりながら、力をつけている。

 ゴブリンの討伐報酬を貰い、王城に帰った。

 王城に帰ったら、訓練所に向かった。

 訓練所では、王城を守護している者達が訓練をしている。

 私はここの騎士達に、メイスと盾の使い方を習っている。

 私は騎士達の訓練に混ざった。

 訓練は夕方まで続いた。

 訓練が終わる頃には、ヘトヘトになる。

 装衣を解除してから、一緒に訓練した騎士達と一緒に風呂に向かった。

 そこで、訓練でかいた汗を流すのだ。

 風呂に入りながらも戦い方のコツなども聞いたりしている。

 風呂を出たら、残っているクラスメイト達と一緒に食事だ。

 残っているクラスメイト達は、それぞれの分野にあったことをしている。

 鍛治師だった者は鍛治の技術を、裁縫師の者は裁縫の技術を。

 それぞれが、それぞれにあったことをしている。

 夕食を終えたら、旅に出ているクラスメイト達と魔法具を使って、近況の報告をしている。

 ちなみに、この魔法具は王女様が貸し出してくれた。

 本当に有り難い。

 近況の報告を終える頃には、寝る時間になるので解散し、各々与えられた自室に戻る。

 私は明日の身支度を少ししてから、寝ることにしている。

 身支度を終えたら、ベッドの中に入る。

 私は直ぐに眠った。
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