7 / 13
第七話 1人の夜
しおりを挟む無事に詫間駅に到着した私は電車に乗り、約1時間程度で高松駅に到着したのだ。
高松駅に到着したのが、大体16時だった。
少し早いか。
なら、ホテルで少し休憩してから飲みに行くか。
開店は17時だから、30分ぐらい休憩出来るだろう。
そう思い、私はホテルに向かった。
ホテルで30分ぐらい休むと開店の15分前になっていたのだ。
今回行こうとしているお店はホテルから5分ぐらいだから、10分前には到着することが出来るだろう。
私はホテルから出て、お店に向かったが、平日の夕方なのに並んでいたのだ。
これは宛が外れたか?
まぁ、ここまで来たんだ。
並ぶか。
そう思い、私は列に並んだ。
並んでから10分すると列が進み始めた。
私は何とか店内にそのまま入ることが出来た。
席に案内された私は直ぐに注文したのだ。
ここの料理は時間が掛かるから。
先に運ばれてきたのは注文したレモンサワーだ。
レモンサワーを飲みながら、待っているとやってきたのだ。
名物が。
やってきたのは骨付肉。
そして、私は2種類頼んでいる。
ひなどりとおやどりを。
まずはひなどりから食べよう。
ひなどりは柔らかく、食欲を誘う。
次はおやどりだな。
おやどりは噛み応えがあり、黒胡椒が効いてレモンサワーによく合う。
単純に美味い。
私はレモンサワーを飲みながら、食べ進めていたが、飲みきってしまった。
だから、追加でお酒を注文したのだ。
同じお酒だと変化が無いので、今回は巨峰サワーにしてみた。
うん、美味しい。
それに、先程とは違う相性だ。
それから、私は料理を堪能したのだ。
料理を堪能した私はお会計を済ませ、ホテルに戻った。
早く寝よとしたが、何故か寝つけない。
しかも、夜風を浴びたいと感じてしまった。
しょうがない。
夜風を浴びに行こう。
そう思い、私は室内着の上に防寒具を羽織り、ホテルを後にした。
外は寒いな。
息も白い。
逆に目が覚めてしまうな。
さて、何処に行こうか?
色々と考えたが、海の方に行こうか。
ホテルからあそこまでならそこそこ距離があり、良い散歩になる。
それに人も少ないだろう。
そう思い、海に向かっていると面白いものをを見つけた。
それはマンホールだ。
そのマンホールには平家物語の扇の的がカラーで描かれている。
確か、高松から屋島は近い。
だから、こんなマンホールがあるのか。
これは新しい気付きだな。
新しい気付いた私は歩き始めた。
5分も経たずに私は海、いや、港に。
夜の湊の周りに人はいない。
だから、1人の夜だ。
そんなことを思いながら、真っ黒に染まった海を眺めていると一瞬光ったのだ。
ここからそこまで離れてない島が。
そうか、そうか。
何処か納得した私は一瞬光った島を見つめ続けている。
私の魂が言っている。
海を渡れと。
渡ってあそこに行けと。
あの広告を見た時から私は。
行こうか。
あの島に。
そう決心した私は背を向け、歩き始めた。
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説


社長室の蜜月
ゆる
恋愛
内容紹介:
若き社長・西園寺蓮の秘書に抜擢された相沢結衣は、突然の異動に戸惑いながらも、彼の完璧主義に応えるため懸命に働く日々を送る。冷徹で近寄りがたい蓮のもとで奮闘する中、結衣は彼の意外な一面や、秘められた孤独を知り、次第に特別な絆を築いていく。
一方で、同期の嫉妬や社内の噂、さらには会社を揺るがす陰謀に巻き込まれる結衣。それでも、蓮との信頼関係を深めながら、二人は困難を乗り越えようとする。
仕事のパートナーから始まる二人の関係は、やがて揺るぎない愛情へと発展していく――。オフィスラブならではの緊張感と温かさ、そして心揺さぶるロマンティックな展開が詰まった、大人の純愛ストーリー。

甘過ぎるオフィスで塩過ぎる彼と・・・
希花 紀歩
恋愛
24時間二人きりで甘~い💕お仕事!?
『膝の上に座って。』『悪いけど仕事の為だから。』
小さな翻訳会社でアシスタント兼翻訳チェッカーとして働く風永 唯仁子(かざなが ゆにこ)(26)は頼まれると断れない性格。
ある日社長から、急ぎの翻訳案件の為に翻訳者と同じ家に缶詰になり作業を進めるように命令される。気が進まないものの、この案件を無事仕上げることが出来れば憧れていた翻訳コーディネーターになれると言われ、頑張ろうと心を決める。
しかし翻訳者・若泉 透葵(わかいずみ とき)(28)は美青年で優秀な翻訳者であるが何を考えているのかわからない。
彼のベッドが置かれた部屋で二人きりで甘い恋愛シミュレーションゲームの翻訳を進めるが、透葵は翻訳の参考にする為と言って、唯仁子にあれやこれやのスキンシップをしてきて・・・!?
過去の恋愛のトラウマから仕事関係の人と恋愛関係になりたくない唯仁子と、恋愛はくだらないものだと思っている透葵だったが・・・。
*導入部分は説明部分が多く退屈かもしれませんが、この物語に必要な部分なので、こらえて読み進めて頂けると有り難いです。
<表紙イラスト>
男女:わかめサロンパス様
背景:アート宇都宮様
エリート警察官の溺愛は甘く切ない
日下奈緒
恋愛
親が警察官の紗良は、30歳にもなって独身なんてと親に責められる。
両親の勧めで、警察官とお見合いする事になったのだが、それは跡継ぎを産んで欲しいという、政略結婚で⁉

【完結】平凡な私が地獄の神に溺愛されています!ー大聖女に転生予定が、気まぐれに地獄へ堕とされたら、地獄の神の溺愛と断罪が待っていました
碧桜 汐香
恋愛
素直で社畜体質っぽいし、浄化魔法が使えてマッサージ機代わりになるからという理由で、神々の手によって、死者の列から掬い上げられ、神の使い人になったテラス。
神の使いと呼ばれる動物たちの事務処理をするのが仕事だ。ハラスメントに業務を押し付けられる日々だが、テラスはNOと言えずに大量の仕事を抱えてる毎日を送っている。
ある日、そんなテラスに地獄への配置換えが命じられた。地獄の労働環境は最悪で、不浄な空気の中では使い人は長く生きられないとされる。
生きることも諦めて地獄に向かったが、そんなテラスを向かえる地獄は、最高の労働環境で、イケメンな地獄の神に溺愛されることとなった。
途中、元上司が自身の左遷に反乱を起こしたりするが、地獄の神が圧倒的な力で断罪される。
特定の宗教はモデルにしておりません。作者自身の想像でございます。地獄等について、調べてから書いておりますが、宗教観に詳しくありませんので、物語として楽しんでいただけると幸いです。
時々読み返して確認し直しているので、手直しが入っております。物語の本筋には影響は与えないようにしております。
他サイト様にも掲載中です。
ヤンデレエリートの執愛婚で懐妊させられます
沖田弥子
恋愛
職場の後輩に恋人を略奪された澪。終業後に堪えきれず泣いていたところを、営業部のエリート社員、天王寺明夜に見つかってしまう。彼に優しく慰められながら居酒屋で事の顛末を話していたが、なぜか明夜と一夜を過ごすことに――!? 明夜は傷心した自分を慰めてくれただけだ、と考える澪だったが、翌朝「責任をとってほしい」と明夜に迫られ、婚姻届にサインしてしまった。突如始まった新婚生活。明夜は澪の心と身体を幸せで満たしてくれていたが、徐々に明夜のヤンデレな一面が見えてきて――執着強めな旦那様との極上溺愛ラブストーリー!

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる