幼馴染を守る為に死んだ黒騎士は、あの約束を守る為に、転生する

竹桜

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第十五話　女子会

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[ミレイネ視点]

レティアさんが、エドリックさんに退室を促し、エドリックさんは、部屋から出て行ってしまった。

部屋の中には、私とレティアさんと菜月さんだけになった。

「ねぇ、ミレイネさん、１つ聞きたいことがあるだけど？」と、聞いて来た。

「あ、はい、何でしょう？」と、聞き返した。

「ミレイネさん、エドのこと好きでしょ」と、レティアさんが、聞いて来た。

「え、た、確かに、私は、エドリックさんのことが好きです」と、顔を赤くしながら答えた。

「何処が好きなの？」と、菜月さんが、聞いて来た。

「えっと、絶望の中にいた私を救ってくれて、いつでも助けてくれると言ってくれたからです」と、答えた。

「それで、ミレイネさんは、エドの婚約者になりたいの？」と、レティアさんが、聞いて来た。

「な、なりたいです。で、でも、私にそんな資格もありません。それに、エドリックさんには、レティアさんや菜月さんが居ますから」と、答えた。

その言葉を聞いた2人は、私に近づき、レティアさんが私の右手を両手で包み、菜月さんが私の左手を両手で包んだ。

「人を好きになるのに資格なんて必要ないだよ」と、レティアさんが言ってきた。

「そう、それに、ミレイネさんが、エドの婚約者になりたいと望めば、エドは、ミレイネさんを受け入れてくれるよ」と、菜月さんが言ってきた。

「もう一度聞くね。ミレイネさんは、エドの婚約者になりたい？」と、レティアさんが聞いてきた。

「な、なりたいです。なりたいです。私は、エドリックさんのことが好きです。で、でも、こんな、何も無い私でもなって良いんですか？」と、聞き返した。

「良いんだよ。だって、エドのことを本気で好きで居てくれるから」と、レティアさんが、答えてくれた。

「だから、大丈夫です。ミレイネさんの気持ちをエドに伝えれば」と、菜月さんが、言ってくれた。

「みんなさん、ありがとうございます」と言い、少し嬉し泣きをしながら、笑顔を浮かべた。

「じゃあ、作戦会議しましょう」と、レティアさんが言った。

「あ、少し待ってください。私のことは、ミレイネと呼び捨てにして下さい」と、言った。

「分かりました。改めて、宜しくね、ミレイネ」と、菜月さんが、言ってきた。

「はい、宜しくお願いしますね」と言い、笑顔を浮かべた。

そして、私達は、私がエドリックさんに好意を伝える為の作戦会議を夜が深くなるまで、話し合っていた。

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