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第70話 フェリスとのデート

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 フェリスと話し合い、人混みが嫌いということで、湖でデートすることにした。

 「じゃあ、フェリス、行こうか」と言い、手を伸ばした。

 「うん、行こう」と言い、手を取ってくれた。

 僕は、フェリスのことをお姫様抱っこをして、僕の領地から近い、湖に向かった。

 僕達が、湖に着くと、僕は、風壁を湖の周りに張り、モンスターが入ってこれないようにした。

 最初は、昼時だったので、昼食を取ることにした。

 シートを敷いて、持ってきたサンドイッチを食べることにした。

 「うん、美味しい」と、言った。

 「それは、良かったよ。作った甲斐があったよ」と、言った。

 「これ、アレクが、作ったの?」と、聞いてきた。

 「うん、僕が作ったよ。フェリスの好みとか嫌いなものがわかるから」と、答えた。

 「アレク、ありがとう」と言い、微笑んだ。

 サンドイッチも食べ終わり、片付けが終わると、フェリスが僕の横に来た。

 「ど、どうしたの?フェリス」と、聞いた。

 「隣に、居たい、だけ、だめ?」と答え、可愛く首を傾げて、聞いてきた。

 「ううん、全然だめじゃないよ」と、答えた。

 「嬉しい」と言い、嬉しそうな表情をして、僕の隣に来た。

 しばらくの間、2人寄り添って、湖を見ていた。

 今は、湖で足まで水に浸かって話をしていた。

 「アレク、ここの湖、モンスター、いないの?」と、聞いて来た。

 「本当は、居るんだけど、風壁を周りに張って、モンスターがこれないようにしているよ」と、答えた。

 「なら、安心」と、言った。

 フェリスが何かを取ろうとして、立ち上がったが、バランスを崩し、湖の中で転んでしまった。

 「フェリス、大丈夫?」と言い、フェリスに手を貸した。

 「うん、大丈夫、転んだ、だけ」と答え、僕の手を取ってくれた。

 「そっか、それなら良かった」と、言った。

 フェリスに怪我ないか確認しようとしたところ、フェリスが着ていた服が透け、黒い下着が見えていることに気がついた。

 僕は、直ぐに着ていた上着を脱いで、フェリスに羽織らせた。

 「ありがと、アレク」と、礼を言った。どうやらフェリスは、服が透けていることに気がついてないようだ。

 「フェリス、その、服が透けて、下着が見れているよ」と、言った。

 「あ、本当だ」と言い、服を脱ぎ始めた。

 僕は、フェリスから顔逸らし、「な、なんで服を脱いでいるの?」と、聞いた。

 「だって、風邪、引くかも、しれないし。あ、あと、アレク、服乾かして」と、答えた。

 僕は、火を起こし、フェリスの服を暖かい風で乾かした。

 今のフェリスは、僕の上着と下着しか付けてない。

 それなのに、僕の背中に抱き、顔を僕の右側から出している。
 
 「どうして、恥ずかしくないの?フェリス」と、聞いた。

 「アレク、なら、恥ずかしく、無い、だって、好きだから」と、答えた。

 「ありがとう、フェリス」と答え、左手でフェリスの頭を撫でた。

 撫でられたフェリスは、嬉しそうな笑顔を浮かべた。

 服も乾き、フェリスが服を着たのを確認してから、フェリスのことをお姫様抱っこして、領地の屋敷に戻った。

 フェリスと解散し、今回のデートを終えた。
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