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第16話 領地の現状
しおりを挟むテレスとアリアが婚約者になって、一週間が立った。
僕は、王宮に来ていた。
「フレック子爵、これが貴殿に与えられる領地です」と、宰相が言ってきた。
その領地は、王都から馬車で2日ほど掛かる位置にあった。瞬足を使えば、5分ぐらいで着く距離だ。
僕は、宰相からこの領地のことを粗方聞き、自分の屋敷に帰った。
[自分の書斎]
「うーん、一応調べておきたいけど、今週は、テレスとアリアとデートする約束があるからどうしよう」と、1人で悩んでいた。
「あ、そうだ」と、僕は思いつき。風神の騎士を唱えた。
風神の騎士に、街の情報を集めるように指示を出した。あと、無いと思うが不正があった場合の証拠の押収も。
[一週間後]
僕は、風神の騎士から得た情報に頭を抱えていた。
街の代官と教会の司教とギルドの副ギルド長と暗殺ギルドが、繋がっていたのだ。さらには、金の横領の証拠も出てきたのだ。
街の状態も良くなく、スラムがあり、犯罪の数も多いという報告がきた。
これらの情報を知り、自分の領地の改革が必要と考えた。
その為、最初はゴミ掃除からやろうと思った。
まずは、王宮に行き、謁見の申し出をした。そして、宰相が対応してくれた。
「フレック子爵、本日はどうなされたのですか」と、僕に聞いてきた。
「私に与えられた領地を運営している代官が、横領している証拠が出てきました」と、返した。
宰相は、その言葉をする聞き、驚いた。「そ、それは、本当のことですか?」と、聞いてきた。
「ええ、これが証拠です」と言い、風神の騎士で集めた証拠を出した。
宰相は、その証拠を読み、頭を抱えた。
「フレック子爵、私について来てください。陛下にこのことをお伝えしなけば」と言い、一緒に移動した。
応接室の前に着くと、宰相は、扉をノックした。そしたら、部屋の中から、誰だという声が聞こえた。宰相は、私ですと答えた。宰相か、どうしたのだ。という陛下の声が聞こえて来た。至急確認していただきたいことが、焦った声で宰相が言った。
少し間が空き、「入ってくれ、宰相」と陛下の声が聞こえた。
その声を聞き、宰相と僕は部屋の中に入っていった。
部屋の中には、陛下と初老の男男がいた。
陛下が僕に気付き、驚いたが、すぐに「宰相、至急確認してほしいことは、フレック子爵に関係していることか」と、宰相に聞いた。
「ええ、まずはこちらの資料をお読みください」と、僕が持って来た証拠を出した。
その資料を読み、陛下は頭を抱えた。そして、その資料を隣にいた初老の男にも見せ、初老の男も頭を抱えた。
何故頭を下げたかわからなかったが、聞けば、初老の男はこの国の司祭だという。3人からとても謝れたが、僕は気にしていなかった。そして、捕縛のために騎士団を借りることができた。
そしてギルドは、国から独立しているため捕縛が難しかったが。だけど、僕は旅しているころに出会った、総ギルド長に手紙を書き、今回のことを伝えた。
3日後に返答が帰ってきた。その手紙には、謝罪とそちらに向かい、一緒に捕縛したいからあと4日待ってくれていう内容だった。
これで、ゴミ掃除の準備が整った。
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